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2007年01月06日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

息が続かずにへたり込んだ☆君は、看護婦さんに発見され病室に引き戻されました。

ベッドの上で、彼は☆婆ちゃんから1通の封筒を手渡されました。

★「このお手紙を、お読みになられているという事は意識が戻られたのですね。本当に、良かったです。

★も、○美さんからお知らせを受けて父と3人で参りましたが肉親の方以外は面会謝絶との事で一旦帰ります。また、○日にはたとえ会わせて頂けなくてもお見舞いに伺います」

☆婆「○日って、今日だよ」

知らせを受けた医師が、入室しました。

医師「意識が戻った途端、無理しちゃ駄目じゃないか」

☆「あの!!入院しているのは、僕だけですよね!!同じサークルで、□村■広が来ています!!皆は、もう帰りましたよね!!」

身体を捩って、唾を飛ばす勢いで必死に話す☆君を担当医は困惑の表情で見つめました。

その時、大きな怒鳴り声が響いたのです。

ボス「帰って無ぇよ!!お前は、とんでもない事をしでかしたんだ!!」

☆「・・・」

ボス「お前と同室だったチビは、仕事があるから帰らせた。だが、あいつから俺が聞かされた話を教えてやろう!!お前の遺書を見るなり、あのタコ(←■君)は駆け出したそうだ。しかも、河川の管理人の忠告も聞かないままあの闇夜にお前を追いかけて行ってしまった」

警官「◎山さん、あなたのボートは随分と下流まで下っていました。□村さんはまずあなたを自分が乗ってきた作業船に移して、その後体力を消耗されボートごと転覆した模様です」

☆「うぅぅ・・・」

医師「そこが浅瀬になっていた事もあり、彼の身体が君の乗った作業船を“止めて”くれていたんだよ」

☆「か、身体が!!」

ボス「お前の乗ったボートがあいつに乗り上げてお前は滝になっている川下にまで落ちずに済んだんだよ!!」

☆君は、両手で頭を抱えて突っ伏しました。

☆「う、うわぁぁぁぁん」

医師「もう、これ以上は・・・。皆さん、ご退室になって下さい」



☆「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・どうか、■を助けて下さい!!」

ところが、ボスさんはベッドまで駆け寄ると☆君の胸倉を掴みました。

ボス「もし、お前が死んでいたら■がお前の気持ちにさせられていたんだ!!どうだよ!!現在のご気分は!!お前は、自分のせいで親友が死んで良い気分か?」

☆「俺の生命は・・・もう、どうなっても構いません。どうか、どうか・・・■を、あいつを」

医師「僕は、3ヶ月前まで都心の病院にいました。そこで、嬰児の遺体を扱った事があります。その子は、臍の緒もそのまま産湯も漬からず一滴の水もミルクも与えられてはいませんでした」

☆婆「それは、酷い・・・」

医師「でも、その子にもやがて逮捕された母親と相手だった父親がいたのです。僕自身も他の事件関係者も、亡くなった赤ちゃんを手厚く送りました。本当に“独りぼっち”の人間なんかこの世にはいないと僕は思います」

☆「・・・」

皆がいなくなると、☆婆ちゃんは興奮状態の☆君にそっと胸元まで布団を被せました。

☆婆「○田さん達と会わせて貰えるか判らんけんど、お医者様に頼んでみるでな」

その頃、☆婆ちゃんの娘であり☆君の母親である☆子さんはラブ・ホテルで元ホストの●鷹君とSEXしていました。

☆子「ねぇ!!あんたって、若いんでしょ!!もっと、馬力は無いの!!」

そう叫んで、彼の身体から下りると彼女は薄ら笑いを浮かべながら言いました。

☆子「さっき、あんたが風呂入ってる時にあんたの携帯を見ちゃったんだけどさー。あんたって“浪曲子守唄”だったんだねー」

●鷹「何だ、それ」

☆子「♪逃げた女房に未練は無いが~お乳欲しがるこの子が可愛い~」

●鷹「ちぃ!!そうだよ!!付き合ってた女が、子供を押し付けて消えやがった!!知っているんなら、話が早いや。実は今日は、その子の誕生日なんだ。もう、一仕事してやったんだしさっさと帰らせてくれよ」

彼は、壁に掛けてあった衣服を早々に取り上げました。

☆子「そんな!!ご冗談でしょう」

※“似非フェミニズム”に染まった☆子さんは、彼に“勝たなければ”気が済まなかったのです。

☆子「こっちは、あんたなんかに幾ら払ったと思ってるのよ!!そんな子供が、飢えようが死のうが私とは無関係だわ!!それより、私をもっともっと“イイ気持ち”にさせなさい!!」

※悲しいですが、この“☆子”さんにも現実のモデルがいます。

この遣り取りも、ほぼ実話です。

“似非フェミニズム”に踊らされ、「1回でも多くSEXしたものの勝ち」と言う無意味なスローガンにひたすら生涯追い立てられその為なら親子の愛も友情も夫との愛も全てを犠牲にする人生があります。

●鷹「・・・・何だと・・・何を言いやがる・・・この、糞女・・・」

帰り支度を仕掛けていた●鷹君は、☆子さんを鏡越しに見据えながら低い声で呟きました。

ホスト界さえ放逐された“負け組・底辺”の彼でしたが、自らと幼い娘への侮辱は許し難い怒りを巻き起こしたのです。

そして、胸元のポケットに隠していたある"薬"にそっと手をやりました。





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最終更新日  2007年01月07日 10時38分29秒
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