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2007年01月07日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

●鷹君は、くるりと振り返ると魅力的な笑顔を見せました。

●鷹「それは、ありがとうございます!!そうまでおっしゃって頂けるなんて、男冥利に尽きます!!ただ、俺はちょっと気分を変えてみたいんですよ」

そう言って、彼はおどけた仕草でバス・ルームを指差しました。

※「オトコから、その場ちやほやされる事=恋愛」と思い込んでいる、幼稚で単純な“オドモ”の☆子さんは一変して有頂天になりました。

☆子「本当ぉ!!☆子、嬉しい!!じゃあ、バス・ルームでイイ子にして待ってるわぁ!!」

※☆子さんは、●鷹君の瞳の奥でナイフの様に燃え上がった冷たく白い光にも苦々しく噛み潰した表情にも全く気付きません。

それは、“感受性”の問題です。

“オドモ”達は、自らの短絡的な欲求のみを即席に充たそうとして他者を“道具扱い”します。

☆子「ねぇ!!●鷹ぁ!!初めっから、素直にそう頼めば良かったのよ!!私といるのに、あんたの女が棄てていった子供の話なんかどーしたこーしたって聞かせるなんて凄く失礼じゃない!!」

●鷹「・・・」

彼は、この女性の中に母性の欠片も無い事を感じ取りました。

☆子「私を喜ばせれば、お小遣いを上げてもイイのよ!!そのお金で、私にプレゼントしなさい!!」

暴言を言い放った彼女が、鼻歌交じりにシャワーを浴び始めました。
●鷹君は、彼女が背中を向けるタイミングまで微笑を残したまま黙って見守っていました。

●鷹「エロ婆ぁ!!それなら、俺がお前の望む“気持ち良さ”を与えてやろう。その快楽で、好きなだけのた打ち回れ!!」

この“薬”は、長い間彼の奥深くで仕舞われていました。

中学時代、彼は非行に走りました。
そして、好奇心から薬物に手を出し無間地獄を這い回ったのです。

結果は、お定まりの少年院・精神病院のコースでした。

ところが、せっかく出所した後もすぐに全く同じ転落を繰り返しては若くして死んで行った多くの“仲間”達を彼は見ました。

そして、自分は同じ轍を踏まない様に厳しい戒めとしてこの“薬”を持ち続けていたのです。

一方、上機嫌の☆子さんは52歳の肉体を磨き上げました。

☆子「うふふ。NO1ホストと言われた●鷹も、この私には勝てないのね!!」

“似非フェミニズム”に漬かった彼女は、“オトコを言い負かす”優越感に酔い痴れました。

☆子「うふふ。オトコが、私に言い返したくても出来なかった時のあの悔しそうな顔!!あー、胸がすっきりしたわ!!やっぱり、SEXをけなして凹ましてやるのが一番だわー!!」

☆子さんは、彼の“従順さ”とこってりしたSEXサービスを待ち切れない気持ちで裸のまま飛び出しました。

ところが、お部屋はとっくに蛻の殻になっていたのです。

☆子「こ、これはどう言う事よ!!」

地団太を踏みながら見渡すと、テーブルの端に小さな白い包みが置かれていました。

その側には「マダムへ。あなたの目くるめくエクスタシーの入り口・・・」と書かれたメモがありました。

☆子「こ、こんなもん!!」

さすがに、それが一般に売られているものでは無いと彼女も察知しました。
一旦は、本能的にゴミ箱に棄てようとしましたが結局それをまたポーチに収めたのです。

☆子「目くるめく、エクスタシーかぁ。●鷹みたいな、そこら辺のガキだって持ってるんだもの。私だって、1回位味わわせて貰ったってバチは当たらないかもねぇ!!」

ホテルから出た●鷹君は、○浪さんに“報告”の電話をかけていました。

●鷹「俺、この役は降りるわ」

○浪「そっか。んじゃ、今日の“取り分”はお前が持っとけや」

●鷹「Thank You!!」

一匹狼でもあり、組織の元締めである○浪さんはこんな時は決して"深追い"をしませんでした。

●鷹君も、それが永久の“手切れ金”だと暗黙のうちに了解しています。

●鷹「さぁてと。この金で、子供にウマいもんかおもちゃでも買って帰るとするかぁ!!」

彼は、繁華街を棄ててかつて世話になった先輩のいる街に娘を連れて戻ろうと決心しました。
そうすれば、逃げた女とも再会出来るかも知れません。

だから、あの“薬”はもういらなくなったのです。

その頃、☆子さんは電話帳の中から適当に決めたインチキ臭い“男性出張サービス”に新しい依頼を入れていました。

☆子「顔さえ良けりゃ、イイってもんじゃないの!!本当に誠実なコを、寄越して頂戴!!」

彼女は、延々と自分の“好み”を顔から身体から性器の形状まで“注文”してぐったりしました。

☆子「ったくぅ、世の中ってどうしてこんなに馬鹿なオトコばーっかりなのかしら。私を、デート一つ満足させられないなんて!!」

そして、殆ど日課になっている“不良主婦仲間”に“オトコ自慢”のメールを送信しました。

☆子「●鷹君は、彼の至らないところをはっきり指摘してあげた私の優しさに感動したと思うわ。☆子って、他の無自覚なオンナ達と違って自主性があるんだもん。ねぇねぇ、あいつったら私に“もう1回抱きたい”って頼んだのよ!!おまけに、他のオンナには絶対に見せられない様な秘密の“素敵な贈りもの”まで残してくたんだー。それで、またまた次のイケメンと浮気しちゃう魔性のオンナ☆子ちゃーん!!」

“快楽”に歯止めを持たない彼女は、すぐに“薬”を試したかったのです。





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最終更新日  2007年01月07日 17時36分26秒
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