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2007年01月25日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

★ちゃんは、冬の柔らかな日差しを浴びながら初めて☆君の病室に入りました。

★「思ったより、広めのお部屋ですね」

※女性に対して「顔色が悪いわ」「大丈夫」と労わるのは、あなたの優しさがそのまま伝って有効です。

ところが男性に同じ言葉を言うと「俺は、弱っちく見えるんだ」と落ち込みの原因になる事が多いのです。

悪い例「へぇぇ。随分、痩せちゃったわねー。寝巻きから、肋骨が見えてるわよ」

良い例「思ったより、元気そうみたい」

☆「馬鹿な真似をして、計り知れないご迷惑をかけました」

★ちゃんは、微笑するとそれには返事をせずに物珍しげな表情でそっとベッドに近寄るとこう問いかけました。

★「あの、このテーブルをお出しして良いですか」

※この場合、☆君の“謝罪”は ★ちゃんがどう受け止めても2人の為になりません。

否定しても肯定しても、☆君の将来に“制限”を設けてしまうのです。

だから彼女は、受け取りませんでした。


※女の子は、ちょっぴり“仔猫っぽく”振舞うとSEXYです。

起き上がった☆君の鼻先に、使った事が無かったスライド式の台が伸びて来ました。

★「★ね。今日は、☆哉さんに召し上がって頂きたくて頑張ってお料理しちゃったの」

☆「うわぁー」(←すでに、泣いている・・・)

★「えっとぉ。此方のサンドウィッチは、★が作ったの。此方の海苔巻きは、母がこしらえました。なぁんて、言わなくても判っちゃうね」

☆「あははー・・・あははは」

確かに、★ちゃんのサンドウィッチは切り口も不揃いでバランスが悪く倒れています(爆)
一方、★子さんの海苔巻きはラップで丁寧に捲かれて主婦暦の実力を物語っていました。

☆「さぁてー。★ちゃんは、俺にどれを食わせたいんですか」

★ちゃんは、指先を華麗にくるくるくるくると回すと自分のを指しました(爆)

★「じゃじゃじゃーん」

☆「あははははー」

※ここ最近の本来の☆君だったら、さっき口にしたお水を戻す為にお手洗いに走る時分です。
でも、彼は言い聞かせました。

☆「愛するヒトが、俺の為に現在ここにいてくれている。俺は、この愛を受け取る・・・」

★「はい。あーん」

★ちゃんは、にっこりと彼を覗き込みながら一際不恰好な一切れを摘み上げると彼の口に運びました。

☆「あーん」

後は、お2人でどうぞご勝手に(爆)

その頃、(株)☆泉衣料の会議室で○部長・△崎主任の両名が同席して☆子さんから◆堂課長に宛てられた荷物の開封が行われました。

※“カフェオレ”の新店長に決定して以来、本社での会議には必ず★ちゃんも出ていました。
でも、☆君の入院が思いの外長引いた為に彼女は休暇を取り出社していなかったのです。

△崎「品物は、俺のと同じですね」

◆堂「手紙も、読み上げます」

○部長「うむ」

◆堂「あなたは、あの夜☆子を目で犯したの。☆子は、たちまちにして夫を裏切ってしまったわ。この罪は、必ず償って下さい・・・」

△崎「馬鹿馬鹿しい!!こんなものを、奥様が目にされていたらと思うと背筋が凍ります!!」

○部長「営業第一課の◇西君は、1人で抱え込んで奥さんがあんな事になってしまったが君等は我々が付いているから安心しなさい」

△崎・◆堂「はい」

○部長「一応、弁護士の○市先生にも報告済みだ。いざとなったら、何処も動く」

△崎「◇西さんのご家族は、大丈夫ですか」

○部長「ああ。夫の浮気が濡れ衣だと判り落ち着かれたよ。営業第一課から、ウチで預かる事にしたし携帯電話も変えたそうだ」

3人のオトコ達は、やっかいな荷物を一応“証拠保全”して置きました。



「この前は、素敵なスカーフをありがとうございました。お返しに、私達からの“聖バレンタインディ”の贈りものを受け取って下さい。●幼稚園事務員一同」

そこには、時刻と最寄のファミレスの予約席が記載されています。

彼が出かけてみると、女の子達はおらず初老の上品な男性が座っていました。

父兄会長「初めまして、(株)☆泉衣料の△崎◎樹君ですね」

△崎「はい・・・」

父兄会長「●幼稚園及び●学園の父兄会を管理監督している、◎宮と申します」

彼は、席を立つとまず深々と頭を下げました。

父兄会長「実は、○野夫人が園長補佐に納まる前とても優秀な秘書がいました。彼女が先代を助けていた頃からこつこつと書き溜めた重要なメモがあったのです。その中には、お宅様との取引状況も入っておりました。◆堂さんが、直接園にまで営業に来られていた頃の細かい情報も残されていたのです」

△崎「そ、そのメモが○野夫人の手元に渡ってしまったんですね!!」

(株)☆泉衣料が“セキリュティ・レベル”を強化しても、盲点があったのです。

父兄会長「はい!!申し訳ありませんでした。制服の件で、☆泉衣料さんの資料が欲しいと言い出されて・・・。私が、迂闊だったんです」

△崎「○野夫人は、それを使って僕や◆堂課長に嫌がらせを続けています!!」

父兄会長「はい。事務員の女の子達から、○野夫人の日々の挙動がおかしいと秘密裏に相談を受けました」

その頃、赤ちゃんを連れてお買いものから戻った△崎君のお姉さんは異様な悲鳴をあげていました。

姉「き、きゃあああ」

ドア・ノブには、缶ミルクやおしめが詰まった紙袋が数個も置かれていました。
さらに、窓の向こうには室内にファックスが散乱している光景が映っていたのです。

姉「い、いったい何なの」

ファックスには、こんな文面が踊っていました。

☆子「◎樹、元気!!“隠し子と妻”のお世話も大変ね。☆泉の給料じゃ満足なものも買えないんでしょ。援助が欲しいなら、もっと私に頭を下げなさい」

姉「・・・」

意味も判らない文面に、お姉さんはただ赤ちゃんを抱きしめて立ち尽くしていました。

※これも、ほぼ実話です。

ある“オドモ”女性が、自分が勝手に片想いした男性を「妻子持ち」と勘違いして嫌がらせをした事例がありました。

どんなに携帯電話・パソコン・ファックスを駆使しても、自分自身のエゴばかり肥大させ視野狭窄を起こしていたら単なる迷惑行動に終始するのみなのです。

◎宮父兄会長と懇談中の△崎君に、姉から“写メール”が発信されたと思ったら続けて電話が入りました。

仕事中には、みだりにかけないはずなので、嫌な予感が走ります。

△崎「!!」

姉「怖いわ!!私・・・外からよく見えるお部屋の真ん中で赤ちゃんを抱いて震えているのよ」

△崎「判りました!!すぐ、帰ります」

彼は、正面の父兄会長にその画像を提示しました。

父兄会長は、抑えていた感情が迸りました。

父兄会長「く、くそ!!あのオンナは、●幼稚園を殺す死神だ!!我々は、○野園長から頼まれて辛抱して来たがもう黙っとれん!!園の児童数は、38%も落ちたんです!!△崎君、心配しないで下さい」

彼は、紙袋を手渡しました。

その中には、△崎君や◆堂課長に贈った小荷物の領収書や書き損じの手紙が入っていました。

△崎「これは?」

父兄会長「あの娘達が、機転を利かせてゴミ箱から選り分けてくれています。あのオンナは、オトコへの下着を園の費用で買い漁る破廉恥ぶりですよ。絶対に、定例会議に上げます」

△崎「ありがとうございました!!俺は、姉の所へ行きます」

父兄会長「何かあったら、何でも申し付けて下さい。私は、子供達の将来を守る為に捧げた生命ですから」

△崎君は、「営業第二課」に報告の電話を入れました。

◆堂課長は留守でしたが、同僚が出ました。

先輩「お前の家、○町◎ヶ丘だったな!!」

△崎「はい。実は、義兄の実家が△市の中央にあります。あのオンナは、義兄の存在には気付かなかったみたいなので姉を匿って貰うつもりですが」

先輩「判った!!お前の車より、早く着くから俺がこっそりガードして送ってやるよ」

△崎「ありがとうございます!!」






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最終更新日  2007年01月25日 20時32分52秒
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