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2007年04月21日
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少し前に、私の中で気になるCMが流れていた頃がありました。

恋人同士がデートに出かけて、帰り道に彼氏さんがお土産に縫いぐるみを買います。
彼女は喜びますが、実はそれは“郷里に住む小さな妹さんに贈るものだった”との宅配便のPRでした。

物語の最後に、この彼女さんが彼氏さんに怒りの表情で「ねぇ。私にも、買って」と強請って買わせる場面がありました。

我が国では、「平等」の概念とはいつからかこんな風に何でもかんでも「他人の扱いと、同じにして貰う」事になったのでしょうか。

この場合、この女性は1日“彼氏さんと楽しいデートを出来て”います。

一方、妹さんは幼少で遠方に住む仲良しのお兄さんとは好きなだけ逢う力量がありません。

つまり、普段滅多に逢えないであろう幼女はこの縫いぐるみをプレゼントして貰って初めて“平等”になると言えます。

この恋人は、ご自分がすでに彼氏さんから“平等”に扱われている事に気が付いていません。

少し前の日本人なら、この位の事は説明しなくても察しました。

むしろ、この彼女さんが彼氏さんに「私も、何か贈ってあげたいわ」と申し出るCMになっていたでしょう。

私は、ふとこのCM製作者も視聴者もそれが“判らない”時代なのだと思うと慄然としてしまったのでした。





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最終更新日  2007年04月21日 20時01分16秒
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