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2007年12月01日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

☆君は、○田家近くのファミレスにバイクを停めました。
そして、其処から数日振りに恋人である★ちゃんに電話を掛けました。

☆「もしもし。◎山です」

※☆君&★ちゃんは、“クドかない男&クドかれない女”の組み合わせです。
なので、お互いが譲り合い“心地良い距離感”を築いています。

ところが、★ちゃんはいつもとは様子が違っていました。
上ずった声で、彼に助けを求めて来たのです。

★「も、もしもし!!☆君!!私・・・私どうしよう!!カフェオレが、ぐったりしているの。父と母も出掛けているし、このままで良いのか判らなくなって」

☆「待っていて下さい!!」

※女性が、何等かのパニックを起こしている際には“一刻も早い対応”が基本中の基本です。

男性から見ると、“大した事が無い”問題に思えてもリアクションのタイミングがずれると恋愛には“致命傷”になる場合が多いのです。

もし、男性側が「ああ。犬が、病気なんだ。病院に行ったら」なんて答えたら、その恋は終了です。

☆君は、力強くエンジンを吹かして出発しました。

和やかな食卓を囲んでいた○田夫妻に、◆堂課長が切り出しました。

◆堂「実は、お願いがございまして」

★雄「ええ」

◆堂課長は、★ちゃんが店長を務める“カフェオレ”で心身障害者・高齢者・ペット、そしてその関係者を集めてのイベント企画を打ち明けました。

◆堂「その際に、当然パーティ用の食事も必要になります。私達は、大人数の食事の用意には慣れておりませんし。お祭りの性質上、ケータリング等のプロにお願いするのでは面白くありません。もう有志の皆様が集まっておりますし○田様に調理のご指導を願えればと思い付きました」

★雄さんは、快諾しました。

★雄「はい。この私で、お役に立てるなら一肌脱がせて貰います」

◆堂「ありがとうございます!!」

★子さんは、安心した様子で漸くお箸を持ち上げました。

★子「ああ。私、内心では心配していました。あの子も、何も申しませんし。わざわざのお呼び出しの意味が判らなかったものですから。これでやっと、肩の荷が下りましたわ」

※女性は、男性と違い“自分を中心とした世界観”を持っています。
なので、出来る限り明確な役割を与えた方が有効です。

◆堂「どうも。申し訳ございませんでした。今後もお付き合いさせて頂くためにも、是非一度奥様にお会いしたかったものですから。さぁ。どうぞ、お召し上がり下さい」

この遣り取りを、微笑を浮かべながら見守っていた△崎君の腰から携帯電話の発信音が響きました。
軽く、応対していた後で彼は一同に告げました。

△崎「あの。この料理店に、●幼稚園の○野氏が来ています」

◆堂「あ、ああ。そうか。そうだったのか」

この瞬間★雄さんは、◆堂課長の顔に緊張感が走るのを見逃しませんでした。

◆堂課長は、一呼吸置くと何事も無かったかの様に○田夫妻の方に向き直りました。

◆堂「○田さん。突然で、驚かれるかもしれませんが」

★雄「ええ」

△崎君が、説明しました。

△崎「●幼稚園は、学習塾も経営している○野氏が手掛けたこの辺りでは有名な私立幼稚園です」

※此処で、△崎君が口を開いた事により☆子さんに関する問題は(株)☆泉衣料とは分けて彼の個人的な領域に引き取られているのです。

万が一、○田夫妻が不快感を生じさせた場合でもこれなら格下の△崎君だけが遠ざかれば問題を収められるからです。

※最近の“オドモ社員”は、この様なリスクの分担をこなす知恵がありません。

★雄「はい」

◆堂「その方が、数年前に後妻として迎えた女性が◎山☆哉さんの実母☆子さんらしいです」

★子「ま、まぁ!!」

★子さんの手から、お箸が滑り落ちました。





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最終更新日  2007年12月01日 23時24分52秒
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