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2007年12月02日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

△崎君は、携帯電話を手に静かに立ち上がりました。
△崎「あの。ご歓談中に中座する事になり、大変失礼いたします。僕は、これから○野氏に一言だけご挨拶をして参ります」

※この席は、元々は◆堂課長が○田夫妻をお迎えしたものです。

その場所に、△崎君が“乱入”し飲み食いし今度は退室したいと言い出したのですから本来なら無礼の極みなのです。

でも、△崎君には常日頃の“信用と実績”があります。

△崎君は、専門学校卒でありながら(株)☆泉衣料で異例の出世を遂げた青年です。
上司の◆堂課長もまた板前長として大勢の人間を見て来た★雄さんも、それは認めていました。

男性は、プライドの塊です。
相手より“上”を行こうとしましてや年下には負けたくありません。

◆堂課長・★雄さんは、それぞれ彼より知恵と勇気を絞ろうとするのです。

つまり、△崎君に対する安心感が“出来る夫達”の間で梃子の様な役割を果たしているのです。

★雄「◆堂さん。お願いがあります。△崎君。宜しければ、●幼稚園の○野様をこの部屋までお連れ頂けないでしょうか。私共夫婦も、ご挨拶いたしたいと存じます」

★雄さんは、◆堂課長と△崎君に一礼した後に妻を振り返りました。

★雄「★子。良いな」

★子さんは、☆君の遺書を読んで以来彼の実母☆子さんに“恐怖心”を抱いています。

本心では、☆子さんの親族なんか顔も見たくありません。

でも、彼女は一連の“流れ”を心の奥で静かに振り返りました。

★子「◆堂課長も△崎君も、これまで★を大切にして下さった方々だわ。それに、このお2人が大変思慮深いとお聞きしているし。夫は、勘の鋭い人だもの。何等かの不安を感じ取っていたら、きっと静観するはずだわ。それなのに、私が自分の不安感ばっかりぎゃーぎゃーぶつけたら皆のバランスが壊れてしまうでしょう。これまでの出来事の積み重なりを、私なりに受け止めてみます」

そして、夫の判断力を信じる事にしました。

「はい」

△崎君は、★子さんに言葉を掛けました。

△崎「★子ちゃん。○野氏は、立派な紳士です。どうか、ご安心下さい」

★雄さんが、お茶を噴き出しそうになりながら声がひっくり返りました。

★雄「なっ・・・★子ちゃん!?」

★子「だってぇ。△崎君から“お母さん”って呼ばれる筋合いはないし“おばさん”なんて言われたくないし“奥さん”も変だしぃ。私は、気に入ってるの」

△崎君は、青くなったり黄色くなったりしている★雄さんに悪戯っぽく報告しました。

△崎「他所の奥様に対して、申し訳ありません。でも、僕は○田★さんの後輩としてお邪魔する様になりました。“お友達”として、“★子ちゃん”で良いですよね。何なら、★雄ちゃん・・・」

★雄「馬鹿野郎!!無駄口を訊いていないで、とっとと行け!!」

△崎「はいはいはーい!!」





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最終更新日  2007年12月02日 20時27分38秒
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