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2004年10月15日
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カテゴリ: 沖縄関係
西表島産 一口黒糖 3袋セット

 崎山村の「村番所」役所の新築工事の際、地均し作業中の「ゆんた」(作業歌)を、波照間島からの強制移住者の「加勢家の本家筋の姥(うば)」が望郷心・懐かしさを即興で歌っていたのを、当時の作業人は全員泣き出し、監督の役人ももらい泣きして作業は一時中断せざるお得なかった。
 役人はこの即興詩の作者「加勢本家の姥」に質問し、
「私の親兄弟は島に残されている父母の国、波照間にはもう二度と帰ることが出来ないでしょう。この封建社会ご時世の故、郷愁の想いが尚一層募り、心中の思いのたぎりが溢れたもの」
(石垣・与那国以外の各離島には、人頭税を払う為の田畑は無く、西表島の一番島から近い処まで丸木舟で開墾に出かけていた。西表は高い山や谷があり、森もあり、強制移住地からはあまりにも遠い。)
 役人達は、この姥の悲しみを聞き、協議の末、特別に帰郷を許した。1755年、崎山村の初代与人役(村長)「与那国寛紹」が「崎山ゆんた」を改作して「工工四」に発表。

 崎山ゆんた 意訳

 西表の崎山と言う所に、新しい村を創建したのは。

 如何なる訳で、如何なる理由で、新しい村を創建したのだろう。



 波照間島は、八重山諸島の最南端から。

 女性100人・男性80人に、強制移住を命じられた。「道切り強制移住を断行」

 だれだれが、何がしかと、思って心配していたら。

 私も移住者の一人で、彼これの人々も、強制移住を命ぜられてしまった。

 どうか御願い致します、首里王庁御願い致します、御役人様御願い致します。

 許して下さい、可哀相だと思って同情してください、御役人様御願い致します。

 これは私の一存ではない、私の心からの考えでもない。

 国王の命令で、王様の御声で、絶対的であるから。

 免除事も、同情して許す事も出来ない。

 天からの「命令的」に降る雨、数えられない程の「命令的」な雨粒であるから。

 笠を取り、蓑を着けても「命令的」に降る雨はふせげない。




 悪税であった「人頭税」に縛られながら、その上、「道切り」と言う強制移住を命令されながらも、「ゆんた・ジラバ」に想いを託し謡い、日々生活していた。八重山人(ヤイマプィトゥ)の計り知れない想い。

 沖縄本島出身者は、宮古・八重山・与那国等の離島に行く事は、現在も殆どいない。

 離島ファンの方々にも、この事実を明確に理解の必要性があるのではないだろうか。

 尚、崎山村は、昭和23年に廃村。





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最終更新日  2004年10月20日 18時29分10秒
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