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2006年03月30日
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カテゴリ: 沖縄関係
明日は旧暦3月3日『浜下り』ですね。
旧3月3日、浜におりて身を清めるという行事があります。
海岸は、女性や家族が集まります。
またこの日、各家庭ではフーチバー(よもぎの葉)を入れた草餅を作ります。
『浜下り』とは、
「浜の白砂を踏むことによって体が清められる」
という信仰に基づいています。
又、旧3月3日だけではなく、家に鳥が迷い込む〔不吉な知らせと解釈〕時など、
浜下りをすれば災厄を払い解消されるという言い伝えの残る地域もあります。


例えば、山間部の集落より伝播したとされる『流し雛』も「穢れや恨みを雛に託して水に流す」とされていますね。


沖縄の民話『浜下り』由来

昔々、
アカマター(ハブをも食べるが無毒の蛇)が、若い麗人に化けて、ある家の娘の部屋に忍んできました。
丁度その時、家の前を物知り爺さんが通りかかりました。
「見なれない男だな」
と思い、悪いとは知りつつ戸板の節穴から家の中を覗いてみました。
その男は、娘をたぶらかし虚ろにした挙句、口からは長い舌をチョロチョロと出しながら、体をグルグルと娘に取り巻いていました。
「やはりな。アカマターの仕業か」
爺さんは、次の日その娘に、
「お前の所に毎晩来る男は人間ではないよ。あれはアカマターだ。」

「今晩あの男が来たら、その糸を針に通して、あの男の着物の後ろの襟元に刺し留めなさい。」
と、言い聞かせました。

その日の晩、
いつもの様に男がやって来ました。
娘は、爺さんが言うとおりに、糸を通 した針を襟元に刺し留めました。

その糸を手繰って行くと、海辺の洞穴まで続いていました。
手繰っていた娘は、怖いながらも洞穴に忍び込みました。
すると、沢山の蛇がトグロを巻いていました。
その中の一匹が、仲間に自慢げに言いました。
「あの娘はもう、ワシらアカマターの子を孕んでいる。人間との間に子孫ができたぞ」
そう話しているのは、紛れもなく首に針が刺さり、糸が伝っているアカマターでした。
娘は怖くなり、ここから早く出たいのですが体がうまく動きません。
すると、そのアカマターは、こうも言いました。
「だがな、困った事がる」
「三月に浜下りをされては、この霊力も洗い流されてしまう」
「白浜を素足で歩いたり、潮水が足にかかったり、潮だまりを跳べば、ワシの子は流産してしまう」
娘は、腰が抜けるほど恐れおののきましたが、なんとか洞穴から出る事ができました。
その後、三月三日に浜下りをするとアカマターの子は流れていきました。

三月の節句には、女の子には浜下りと言い、
必ずご馳走を持って潮干狩りに行きます。
持ってきたご馳走の中のヨモギ餅だけは、女の子が先に食べます。
その後、潮だまりを跳ぶ遊びをする事になっていると言われています。


アカマタ 〔Dinodon semicarinatum〕は、
爬虫類トカゲ目(有鱗目)ヘビ亜目ヘビ(ナミヘビ)科マダラヘビ属に分類されるヘビの一種です。
日本特産種であり、南西諸島でも奄美諸島および沖縄諸島に生息します。
無毒。
食性は、カエル・トカゲ・ウミガメの卵・小鳥などを食べ、
時にはリュウキュウアオヘビ・ハブなども食べることがあります。
気性が激しく、人を噛む事もあります。
オスは、繁殖期にコンバットダンスという儀式的な戦いをします。
コンバットダンスとは、繁殖期に縄張りやメスを争って行われるものですが、傷つくまでは戦いません。片方が引き下がることで決着がつくようです。









結構怖いですね。





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最終更新日  2006年03月30日 10時25分36秒
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