手当たり次第読書日記!

手当たり次第読書日記!

PR

Profile

scratch

scratch

Calendar

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:4/4 ふらふらな読書日記(04/04) free cialis 2018 jelsoft enterprises lt…
http://buycialisky.com/@ Re:1/14 ブルーレイな読書日記(02/14) viagra cialis precosbuy cialis onli nef…
http://buycialisky.com/@ Re:9/11 妄想する読書日記(09/11) american cialiscialis generiquecan i ta…
http://buycialisky.com/@ Re:10/7 ジョブスを偲ぶ読書日記(10/07) cialis levitra und viagrapotenzmittel v…
http://buycialisky.com/@ Re:3/15 勉強出来なくても・・・読書日記(03/15) cialis ja viagra yhteiskayttodescriptio…
2012年04月11日
XML
カテゴリ: 紹介した本すべて
4/11(水)


おはようございます。
ん~、眠い。睡眠時間6時間で眠いっていうのも何なんだけど。
「春眠暁を覚えず」なり。

水曜日、まだまだ頑張りましょう!



湊かなえ『境遇』双葉社


生まれてすぐに児童養護施設「朝陽学園」の前に捨てられた晴美は高校卒業まで18年間、そこで過ごしていた。
奨学金をもらい地元公立大学へと入学した晴美は、2年生になって「朝陽学園」のボランティアを手伝っていた陽子と知り合った。

やがて、陽子が「ゆうあい園」という施設の出身であることを知り、同じ境遇の二人は親友となっていった。



お互いを励まし合いながら友情を育んでいった二人だったが、そんな中、陽子が県議会議員・高倉正憲の長男である正紀に見初められプロポーズされた。
躊躇する陽子に、捨てられたときに残されていた青いリボンが唯一母親と繋がっているものだと、晴美はそのリボンの半分を陽子の右手に巻いて、いつも見守っていると励ました。

数年が経ち、正紀は県議会議員となり、陽子はその妻となり、裕太をもうけていた。

一方晴美は新聞記者として働いていた。

県議会議員選挙が近づいたある日、陽子の描いた絵本「あおぞらリボン」が第五回日本絵本大賞新人賞に入賞し、それを女優・崎谷ユキがブログで紹介したことから、一躍陽子は時の人となった。

しかし、この絵本の出版は選挙に有利になるよう正紀の後援会長である後藤良隆の妻・道代が勝手に賞に応募したものであり、陽子が望んだものではなかった。
陽子は晴美から青いリボンを腕に巻いてもらった時に聞いたことを裕太に教えたくて描いただけだったのだ。

晴美に陽子は謝ったが、晴美は逆に心配して近況を聞くと、陽子は不審な女性を最近見かけるようになったといった。

それから間をほとんど置かずして、裕太が誘拐されたのだ。

迎えにいくはずの正紀の秘書である後藤亜紀が遅刻し、裕太が通うスイミングスクールに着いたときには既にいなかったというのだった。
そして事務所にFaxが入り、その文面は、「ムスコハ アズカッタ ブジ カエシテホシケレバ セケンニ シンジツヲ コウヒョウシロ ムダナコトハスルナ シラカワケイコクジケンヲ オモイダセ」というものだった。



陽子は警察へ連絡しようとするが、韓国へ出張中で正紀がいない中、後援会長の後藤良隆はそれを止めた。

半年前に俎上に上って消えた高倉家の不正献金疑惑こそが、犯人のいう「真実」であると考えていたからだった。

陽子から相談を受けた晴美が不正献金疑惑の告発者を追う。っていくと、告発者は正紀の親友であり、講演会にも所属する岩崎であった。

翌日、また脅迫状が事務所に届き、「ムスコハブジダ シラカワケイコクニイクヨテイハマダナイ ハヤクシンジツヲコウヒョウデキルヨウ ヒントヲダソウ 樅の木町殺人事件」とあった。

樅の木町殺人事件とは、36年前にK市で発生した殺人事件で、下田俊幸が心臓病の妻の手術費を同僚の高松秀夫に借りようとして、断られ包丁で刺殺したという事件だった。


樅の木町殺人事件は、高倉家との関係を疑う事実は無く、陽子に関わりがある可能性が高かった。

陽子は自分の周囲に現れる不審な女性を探すことにした。

やがてわかった女性の名は橋本弥生といい、「どんぐりクラブ」というボランティアサークルで絵本の読み聞かせをしていた。

そして事件を調べていた晴美によると、下田の妻は事件当時妊娠しており、子どもが生まれたらしく、またその妻の名前が下田弥生であるらしかった。

陽子は今はっきりと自分の出自を知る事となった・・・。


巧いですね~。
淡々と進む物語ながら、きっちり最後は締めてくるという感じでしょうか。
「告白」のインパクトが強すぎたので、その後はやや迫力に欠ける感がありますが、そんなことは全然なく、レベルの高い作品を書かれていると思います。
「告白」以外、この著者の作品を読んだことが無い方は、他の作品を読まれてみてはいかがでしょうか?

【送料無...

【送料無...
価格:1,470円(税込、送料別)






もしかしてオカマ・・・大笑い
オカマ



こういう授業いいね・・・
blackboard



胴長過ぎ・・・大笑い
胴



いつもありがとうございます。
励みになるので応援頂ければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年04月11日 05時51分11秒
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: