PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
さすがのぼくでも リュミエール兄弟
が何者かぐらいの知識はあります。映画の父たちだ、とまあ、その程度なんだけれど。 1890年代のフランス、リヨンで始まった映画
というものがどんなものだったのかという興味もあります。というわけで、パルシネマしんこうえんの前列3列目、中央で待ち構える事態とあいなったわけです。
「なるほど、これが、あの有名な‥‥」 と、変なことで満足しています。
「50秒で、次々と、こんなに面白くていいんですかね。映像があるだけなのに・・・」 世界の町が、次々と映っています。ニューヨークも、ロンドンも、パリも、エッフェル塔もあります。
「パリの博覧会の頃やな。漱石もこれを見上げたんか、いや、登った?」 そんなことを考えていると、カメラは垂直に上昇して、やがて俯瞰します。今では当たり前のこの視界の変化が、新しい世界の見方を作り出したんじゃないか、そんな感じが確かに実感できます。
「スゴイ。これは日本のどこなんやろう。それにしても、やっぱり日本人や。なんでやろう。シーンの雰囲気が「ニホン」やなあ。ヨーロッパ目線か?そうか、そうなんや。」 植民地ベトナムのシーンがあります。ヨーロッパ人の女性が二人、小銭をまいている。ベトナムの子どもたちが、我先に、夢中になって拾っています。 「アーロン収容所」(中公新書) の 会田雄次 を思い出しました。
「これって、まあ、映画が始まってるよな。どういうことなのかなあ?音楽とか、セリフとか、ストーリーとかないのになあ。今これだと、寝ちゃうけど。」 結構、お客さんが入っている パルシネマ の午後でした。
リュック・ベッソン「DOGMANドッグマン」… 2024.04.04
ジャック・ロジエ「フィフィ・マルタンガ… 2024.01.04
ジャン=ピエール・アメリス「ショータイ… 2023.12.21