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の新入荷の棚で見つけました。
「おおー、シェイクスピア解説か!?」 とか、なんとかで、借り出してきました。
少女小説「赤毛のアン」ルーシー・モンゴメリの「赤毛のアン」(1908)は、男の子を養子にしたいと考えたマシューとマリラ兄妹の家へ、孤児のアンが間違って連れてこられるところから始まる。我が家ができると大喜びだったのに、翌日自分が返されると知った少女は、がっかりする。「名前は?」とマリラに尋ねられたとき、彼女は「私をコーデリアと呼んでいただけませんか?」と熱心に頼む。本当の名前を尋ねられて「アン・シャーリー」としぶしぶ答えたあと、彼女は言う。「でも、どうかコーデリアと呼んでください。ここにちょっとの間しかいないんですもの」「私はいつも、自分の名前がコーデリアだと想像してきたんです」「アンという名を呼ぶなら、せめて”e”のついた綴りのアンで呼んでください」という有名なくだりである。本好きで、物語の空想の中で生きてきたアンが、「このうえなく優雅な名前」だと思っているコーデリアとは、シェイクスピアの「リア王」の末娘のことを指しているようだ。父央に誤解されて悲劇的な人生を歩んだ、この心美しい女性のイメージから、アンはこれまで孤児として苦労してきた自分の不運を重ねつつ、空想の中でコーデリアを演じたいと思っていたのだろう。(P36)
「シェイクスピア! 読んでみませんか。」 と声をかけていらっしゃるのが 廣野由美子さん というわけですね(笑)。
「シェイクスピア物語(上・下」 (岩波文庫)上巻 =あらし・真夏の夜の夢・冬物語・から騒ぎ・お気に召すまま・ベローナの二紳士・ベニスの商人・シンベリーン・リア王・マクベス下巻 =終わりよければすべてよし・じゃじゃ馬ならし・まちがいの喜劇・しっぺい返し・十二夜・アテネのタイモン・ロメオとジュリエット・ハムレット・オセロー・ペリクリーズ
目次序章 小説の中のシェイクスピア―『高慢と偏見』『大いなる遺産』『赤毛のアン』ほか1 小説に現れたシェイクスピア2 シェイクスピア、二〇世紀の小説世界へ第1章 劇場の中のシェイクスピア―『ロミオとジュリエット』1シェイクスピアの台詞と劇場2シェイクスピアの台詞とライブ上演の感覚3シェイクスピアの作品の重層性第2章子供の世界のシェイクスピア― ラム姉弟の『シェイクスピア物語』1ラム姉弟の人生と文学活動2 劇から物語へ3メアリの喜劇とチャールズの悲劇
第3章映画の中のシェイクスピア―『ヘンリー五世』『蜘蛛巣城』1 ローレンス・オリヴィエの『ヘンリー五世』2 黒澤明の『蜘蛛巣城』)
追記
ところで、このブログをご覧いただいた皆様で 楽天ID
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