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神戸市立医療センター中央市民病院は4月、耳に特化した最先端医療や研究を行う「総合聴覚センター」を新設するそうです。難聴者の脳の働きを分析し、患者それぞれに合った治療を探る全国初の機関になるそうです。人工内耳の子どもや聞こえに悩む高齢者ら年間延べ2千人以上の治療を見込んでいます。先天性の難聴者は人口約千人に1人の割合でいるそうです。この病院では全国から千人近くの先天性難聴者が治療を受けており、うち約800人が人工内耳を使う患者だそうです。先天的な聴覚障害の治療は、3歳ごろまでに人工内耳手術を受けることが多いそうですが、手術を受けた約2割に音声トレーニングだけでは言語能力が十分発達しないケースがあるそうです。そこで、脳内のどこが活性化しているかを血流の変化で調べたところ、本来は音声情報を処理する「側頭葉」が、音ではなく視覚情報で活性化している人がいることが分かったそうです。センターでは、こうした患者らに対し、効果が高いことが分かってきた、手話や指文字も併用するトレーニングなどを試みるとしています。
2021.02.28
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理化学研究所などの研究グループが毛髪を作る器官「毛包」を繰り返し再生させる細胞を、能力を保ったまま体外で大量に増やす方法を開発したそうです。マウスの実験で効果や安全性を確認しており、臨床研究を準備済みで共同研究企業を探しているそうです。脱毛症治療への応用が実現すれば世界初の、複数種の細胞からなる器官丸ごとの再生医療となります。
2021.02.27
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小惑星リュウグウの石を地球へ届けた探査機「はやぶさ2」のカプセルが3月12~16日、相模原市の市立博物館で初めて一般公開されます。新型コロナウイルス対策のため、事前予約制で人数を限定するとしています。はやぶさ2は同博物館の近くにある宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所が開発・運用を担当しました。先代「はやぶさ」のカプセルは全国を巡回し、計約90万人が見学し、最初に公開された相模原市では2日間に3万人が詰めかけたそうです。今回は新型コロナ感染予防のため、見学時間を40分ずつに区切り、各回の入場者を150人までとするそうです。
2021.02.26
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岡山大中性子医療研究センターの研究グループは、最先端のがん放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」に使う新しい薬剤を開発しました。従来の薬剤に比べ、がん細胞に取り込まれる量が多く、高い治療効果が見込めるとしています。5年後の臨床試験(治験)着手を目指しているそうです。
2021.02.25
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大阪府立大と室蘭工業大の学生が共同開発した超小型人工衛星「ひろがり」を載せた民間ロケットが21日未明、米航空宇宙局(NASA)の米国東部バージニア州のワロップス飛行施設から打ち上げられました。衛星は、縦横10センチ、高さ20センチで、重さは約2.4キロで、新型コロナウイルスの感染拡大による大学閉鎖などを乗り越えて、2020年10月に完成しました。宇宙空間では、「ミウラ折り」という方法で折りたたまれた厚さ2ミリの板(12センチ四方)を広げる実証実験や、地球上との高効率の無線通信などのミッションを担うそうです。
2021.02.24
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兵庫県姫路市は、尿検査で新型コロナウイルスの重症化予測をする国立国際医療研究センターなどの研究グループの臨床研究に協力すると発表しました。尿中タンパク質の量で重症化リスクを判断できるとしており、実用化すれば施設療養者や自宅待機者の素早い入院調整につなげられるとみられています。尿中のタンパク質「L-FABP」は低酸素状態になると現れます。正常値より多いと、重症化リスクは通常の8倍程度に上昇するそうです。
2021.02.23
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津波の浸水を瞬時に高解像度で予測する人工知能(AI)の開発に、性能世界一のスーパーコンピューター「富岳」を活用して成功した、と東北大学災害科学国際研究所などが発表しました。一方、理化学研究所は富岳の本格運用を前倒しし、3月9日に開始すると発表しました。AIを開発したのはこのほか東京大学地震研究所、富士通研究所で、2月16日に発表しました。津波のシミュレーションを富岳で2万パターン行い、それぞれの沖合での津波の波形と沿岸の浸水の関係を基にAIを構築したそうです。地震発生時にこのモデルに沖合の津波の観測情報を入力すれば、津波の到達前に浸水状況を3メートルの解像度で予測可能だとしています。建物や道路の影響による津波の高まりも地域ごとに予測でき、適切な避難に役立つとみられています。富岳の本格運用に先立ち、計算能力の一部を使う試験利用で開発したものです。
2021.02.22
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遺伝子の発現を高めるようにしてイネの収量を30%以上増加させることに成功した、と名古屋大学などの研究グループが発表しました。イネの根が栄養分を吸収する際に働くタンパク質の量を増やすことで光合成や栄養分吸収を活発にできた結果としています。研究グループはこの方法を実用化できれば肥料などを削減することにより環境問題にも貢献できるとみています。名古屋大学などの研究グループは、植物の葉がCO2を取り込んだり、根が窒素やリンなどを吸収したりする際に「細胞膜プロトンポンプ」と呼ばれるタンパク質が重要な働きをすることを既に明らかにしていました。今回この細胞膜プロトンポンプに着目し、遺伝子組み換え技術を利用し、このタンパク質の遺伝子の発現を高めてタンパク質量が多いイネを作ったそうです。その結果、根の窒素養分の吸収が20%以上、光合成活性が25%以上高まっていたとしています。実験室内の水耕栽培ではイネの収量(乾燥重量)が18~33%増加しました。この研究成果を受けて2年にわたり4カ所の野外試験用水田で収量評価試験を行ったところ、収量が30%以上増加することを確認したとしています。また細胞膜プロトンポンプの遺伝子発現を高めたイネは、肥料の窒素量を半減しても通常の窒素量の野生株より収量が多いことも分かったそうです。
2021.02.21
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新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野太郎行革担当相は記者会見し、国民のワクチン接種記録について「新しく開発するナショナルデータベースで、クラウドを活用するので災害にも強く、また個人の情報を区分されたデータベースの中でそれぞれ自治体に管理してもらうことになるので、引っ越して2回目の接種を別の自治体で受ける、あるいは接種券を紛失した場合などの時に対応ができるようになると期待している」とコメントしました。河野担当相は「自治体の接種会場で、バーコードを読みとっていただいたり一手間かかるが、住民からの問い合わせの対応が迅速化、効率化されることになるので全体として自治体の負担は軽減されると期待している」としています。自治体に対しシステムに関する説明会を開く予定だそうです。
2021.02.20
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新型コロナウイルスの患者を受け入れた病院の4割超が冬のボーナスを減らしたことが、病院関連3団体の調査でわかったそうです。2020年4~12月の病院経営は前年比で赤字幅が拡大しており、厳しい経営状況が最前線の医療従事者の待遇にも響いています。日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の3団体が全国4410病院を対象に調査し、1475病院から回答を得たものです。1475病院のうち、冬のボーナスを「減額した」のは38.1%。「支給なし」も0.3%あったそうです。「満額」は60.7%でした。新型コロナの患者を受け入れる614病院に絞ると、減額は43.3%、支給なしが0.2%、満額は56.0%だったとしています。
2021.02.19
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13日深夜に起きた地震は震度6強を最大に東日本の広い範囲で大きな揺れが観測されました。東日本大震災からあと1カ月足らずで10年を迎えようとしていた2月13日深夜、宮城県南部、福島県の中通りと浜通りで震度6強の大きな地震がありました。首都圏も揺れて10年前の巨大地震(東北地方太平洋沖地震)の時のような恐怖を感じた人も多かったと思われます。気象庁によると13日の地震は「超」巨大だった東北地方太平洋沖地震の余震とみられ、専門家は「10年前の巨大地震の影響はまだ続いている」と警告しています。
2021.02.18
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ダートマス大学の研究グループは、エリダヌス座の方向およそ400光年先にある恒星「TOI 451」を公転する複数の太陽系外惑星が見つかったとする研究成果を発表しました。いずれも恒星に近すぎるために表面温度は摂氏数百~1000度以上とみられていますが、研究グループでは惑星の大気に関する有望な観測対象と考えています。TOI 451は太陽と比べて直径と質量が約9割と一回り小さな恒星(G型星)です。研究グループが発見した系外惑星は内側から順に「TOI 451b」(公転周期約1.9日、直径は地球の約1.9倍)、「TOI 451c」(同約9.2日、約3.0倍)、「TOI 451d」(同約16日、約4.0倍)の3つで、研究にはアメリカ航空宇宙局(NASA)の系外惑星探査衛星「TESS」の観測データが利用されました。今回発見された3つの系外惑星は、公転周期の短さからもわかるように主星のTOI 451からそれぞれ約0.03、約0.08、約0.12天文単位(※)しか離れておらず、表面温度も摂氏約1200度、約600度、約450度と推定されているそうです。
2021.02.17
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長崎地方気象台は、春先に長崎湾などで発生しやすくなる海面現象「あびき」(副振動)への注意を呼びかけています。数十分の周期で海面が昇降を繰り返し、大潮の満潮時に発生すると、小さな振幅でも低地での浸水や冠水、係留中の船舶の流失など被害が予想されます。2019年3月のあびきでは長崎市中心部の沿岸域の広範囲が冠水し、一部道路が通行止めになったほか、JR長崎線も一時運転を見合わせました。気象台によると次の大潮期間は10~16日で「あびきは予測するのが難しく、発生の情報に注意してほしい」とコメントしています。
2021.02.16
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藤田医科大学は、川崎重工業が開発した国内初のロボット自動PCR検査システムの本格運用を近く始めるそうです。藤田医科大が2月4日にこのシステムを搭載したコンテナを報道陣に公開しました。検体を投入してから80分程度で新型コロナウイルス感染の有無が判明し、1日最大2500件の高速処理ができるそうです。
2021.02.15
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自分が出した音が物に当たって跳ね返ってくる反響を利用して、距離や物の大きさを知る動物がいます。自然が編み出したソナーシステムの「反響定位(エコーロケーション)」といえます。コウモリの大半の種、ハクジラ全種、小型哺乳類など、1000種以上の動物が反響定位を用いるそうです。多くが夜行性か、地中に掘った穴や海中にすむ動物で、光が乏しい環境で餌を見つけるために反響定位を利用しています。音波を発する方法は、のどを振動させる、羽ばたきをするなど、いくつか存在するそうです。ところが、人間でも舌打ちの音を利用して反響定位ができる人がいるそうです。びっくりですね。
2021.02.14
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政府が推進する大型研究開発プログラム「ムーンショット型研究開発制度」の新たな目標を検討する21チームを、科学技術振興機構(JST)が決定しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で変容する社会像を明確化し情勢の変化に対応すべく、設定済みの7つに加え、新たな目標を設けるためのものです。一方、既存の7目標は全ての研究開発プロジェクトが決まり、推進体制が整ったそうです。
2021.02.13
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欧州宇宙機関(ESA)は1月28日、ドイツ人工知能研究センター(DFKI)とともに「ESA_Lab@DFKI」を創設し、宇宙開発分野での人工知能(以下、AI)研究を共同で行うと発表しました。ESAによると、大量の「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」に衝突することなく人工衛星を安全に運行させるためにはAIで自動化する必要があるといいます。
2021.02.12
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東日本大震災の震源域北側に広がる海底に、巨大地震のエネルギーとなる「ひずみ」がたまっている恐れがあるとして、東北大と海洋研究開発機構の研究チームが、地殻変動の集中観測に乗り出すそうです。過去には、巨大地震の震源域に隣接する地域で時間をおいて同程度の地震が発生した例があり、研究チームは海底の動きを把握し、地震発生リスクの推定につなげたい考えです。観測対象は、岩手県沖の日本海溝沿いで、震災時に海底の断層がずれなかった「滑り残り域」とされています。計画では、海面を自律航行する無人観測装置「ウェーブグライダー」を利用し、海底に設置した観測点(6基)の位置情報を取得し、人工衛星を介して地上に中継します。4月から新システムの運用を始め、数年間は年2、3回ずつ集中観測するそうです。観測回数を増やすことで海底の動きをつぶさに捉え、巨大地震の前触れとなる異常現象の検知を目指したいとしています。従来は研究者が船で沖合に向かって調べる必要があったため、調査費が1回数千万円もかかり、年1回前後の観測にとどまっていました。今回の手法ならコストが10分の1以下で済むそうです。
2021.02.11
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アフリカ大陸の東に浮かぶマダガスカル島北部の熱帯雨林で、新種のカメレオンが見つかったそうです。頭部と胴を合わせた長さはオスが13.5ミリ、メスが19.2ミリで、ヒマワリの種ほどの大きさです。この新種はBrookesia nanaと命名されました。あまりに小さいので、落ち葉の中に潜むダニやトビムシなどをエサにしているのではないかと考えられています。ここまで小さい爬虫類が見つかったことで、脊椎動物はいったいどこまで小さくなれるのかという疑問も浮上しています。また、マダガスカルの生物多様性は有名ですが、その生態系は脅かされており、Brookesia nanaがまもなく近絶滅種(critically endangered)に指定されるのではないかとの危惧もあります。他のカメレオンと同じく、この超小型カメレオンも舌をのばして獲物を捕まえるそうです。熱帯雨林にうまく適応しており、昼間は林床でエサを探し、夜は安全な草むらに隠れるという生活を送っています。今のところ、Brookesia nanaはまだオス1体、メス1体の合計2体しか見つかっていないそうです。どちらも、2012年にソラタ山塊と呼ばれる雨が多く涼しい山地で捕獲されたものです。
2021.02.10
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PM2.5(微小粒子状物質)といった大気汚染物質を取り込んだマウスの肺は、新型コロナウイルスに感染しやすい状態になることを、京都大などの研究チームが突き止めたとしています。大気汚染が感染や重症化のリスクになることを、細胞レベルで示しました。欧米や中国の研究では、新型コロナウイルス感染症の重症率や死亡率は、大気汚染が深刻な地域ほど高いと報告されています。こうした報告は患者数や大気環境の測定値を統計的に分析したもので、実際に大気汚染物質が細胞にどのような影響を及ぼすかはわかっていませんでした。チームは大気中のPM2.5などの粒子を採集し、500マイクログラムをマウスの肺に注入し、1日後の細胞の変化を調べました。その結果、肺の表面の細胞では、ウイルスがくっつくタンパク質の量と、ウイルスが細胞に入り込むのに使われる酵素の量が、数十倍に増えていることがわかったとしています。PM2.5などを取り込むことで、肺の細胞が、ウイルスが侵入しやすい状態になることが示されました。
2021.02.09
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大阪市立大などの研究チームが、農作物の汁を吸うカメムシや、人の血を吸うトコジラミの仲間の昆虫が成長に関わる独自のホルモンを持つことを発見しました。これらの害虫だけに効く農薬の開発につながる可能性があるとみられています。カメムシの一部は米に斑点を生じさせたり、果実の表面をでこぼこにしたりして、商品価値を落とします。トコジラミは寝具などに発生して人に腫れやかゆみなどの被害をもたらします。これらの昆虫はカメムシ亜目に分類されます。これまで、昆虫の多くに同じ構造の「幼若ホルモン」が見つかっています。このホルモンは成長や脱皮に関係します。カメムシの一部は構造が異なる独自の幼若ホルモンをもつことがわかっていましたが、カメムシ亜目に共通する特徴かどうかはわかっていなかったそうです。研究チームは、ヒゲナガカメムシやトコジラミなどカメムシ亜目のうち31種類の虫のホルモン分泌器官を取り出し、それぞれ培養することで、解析に必要な大量のホルモンを抽出することに成功し、ほかの昆虫のホルモンとは異なる、独自の構造のホルモンを持つことを見つけました。
2021.02.08
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ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社は、開発したワクチン候補が、1回の接種でCOVID-19に対し強力な予防効果を発揮したというデータを公表しました。接種者の発症を予防する割合である有効率は全体で66%で、重症疾患の予防効果は85%にのぼるとしています。ただし、留意すべき点が2つあるそうです。このワクチン候補の有効率は米国内で72%であり、ファイザー・ビオンテック社およびモデルナ社の2回接種ワクチンの有効率95%には及びません。また、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン候補は、南アフリカの治験では有効率がわずか57%と、免疫を付与する効果が低かったそうです。南アフリカで発見されている一連の変異株は、世界のパンデミックによる死者数の増加を加速させる恐れがあります。ファイザー・ビオンテックとモデルナも、自社のワクチンについて同様の懸念を報告しており、コロナウイルスの新たな変異株が自社のワクチンを出し抜いた場合に備えて、異なる投与方法や処方戦略の研究を進めているそうです。
2021.02.07
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ラファエロはレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロとともにルネサンスを代表する芸術家の一人です。ラファエロは多くの傑作を残しましたが、「聖母子像」(聖母マリアと幼児のイエス・キリストをモチーフとした図像)をいくつも描いたことでも知られています。冒頭の「聖母子像」は教皇レオ10世の依頼でバチカンに飾られ、フランス王室やナポレオンの手を経るなどして、現在は個人のコレクションとなっています。しかし、この作品が本当にラファエロの手によるものであるかどうかは疑念が持たれてきました。2020年10月20日付けのESA(欧州宇宙機関)の記事よると、チェコの新興企業であるInsightARTが、ロボットX線スキャナーを使用して、本物のラファエロの作品として識別されました。InsightARTのロボットX線スキャナーは、以前フィンセント・ファン・ゴッホのこれまで知られていなかった絵画を識別するためにも使用されたそうです。
2021.02.06
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大阪大学などの研究チームが、精子の運動にかかわる重要な遺伝子をマウスで見つけたと発表しました。この遺伝子が働かないと、精子がうまく泳げなくなるとしています。ヒトにもこの遺伝子はあり、男性側の不妊の原因究明や、男性が使う避妊薬の開発に役立つと期待されています。研究チームは精巣で特異的に働く遺伝子の一つ「Armc12」を働かなくした雄マウスは、子どもを作れないことを発見しました。この遺伝子が働かないマウスの精子では、精子がオタマジャクシの尻尾のようにして泳ぐのに使う「べん毛」の付け根に、異常があることを突き止めました。通常なら付け根にぴっちり並んでくっつくはずの「ミトコンドリア」がうまくつかず、前に向かって泳げなくなっていたそうです。ミトコンドリアは一般的な細胞の中にもある小器官で、遺伝子はミトコンドリア同士をくっつける接着剤の役割に関係しているようです。
2021.02.05
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米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省が12日に専門部会を開き、承認の可否を判断することを軸に調整しているそうです。専門部会は承認を了承し、厚労省が審査を簡略化できる特例承認を実施する見通しだそうです。承認されれば、医療従事者への先行接種を今月中旬から始めたい考えだそうです。ファイザーは昨年12月、厚労省に薬事承認を申請し、年内に約7200万人分を日本に供給することで契約を締結していて、1月末には日本で実施した160人分の臨床試験(治験)データを追加提出しました。厚労省は海外の治験データと合わせ、ワクチンの有効性や安全性を審査しています。12日に専門家を交えた部会を非公開で開き、承認の可否を判断することになります。ワクチン接種は無料で、対象年齢は16歳以上になる見通しです。政府は医療従事者の後、高齢者への接種を4月から進める考えです。その後、基礎疾患のある人らに接種され、一般国民へと続きます。
2021.02.04
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新型コロナウイルスのワクチンについて、英製薬大手のアストラゼネカが最大9千万回分を日本国内で生産する方針だと発表しました。今春にも出荷の準備が整う見込みだとしています。ワクチンの供給に限りがあり各国で争奪戦となるなか、多くを国内生産することで安定供給を目指す方針だそうです。アストラゼネカは日本政府と1億2千万回分の供給で契約しています。関係者によると、このうち3千万回分は3月までに輸入される予定で、残りの9千万回分は日本国内での生産を目指すとしています。ワクチンの原液はJCRファーマ(兵庫)がつくり、容器への充填などの製品化は第一三共やKMバイオロジクスなどが担うとしています。ワクチンはアストラゼネカと英オックスフォード大が共同開発しました。英国では昨年12月に承認され、今年1月には接種も始まっています。臨床試験(治験)では、発症を防ぐ効果は平均70%と報告されています。日本でも、昨年8月末から256人を対象に治験を実施し、アストラゼネカは近く、厚生労働省に製造販売の承認を申請する方針だそうです。日本政府は、米ファイザーや米モデルナともワクチンの供給契約を結んでいます。ファイザーのワクチンは零下70度、モデルナは零下20度での保存が必要ですが、アストラゼネカのワクチンは通常の冷蔵庫と同程度の2~8度で保存でき、接種を大規模に広めやすいとされています。
2021.02.03
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今日は、節分です。節分とは、立春の前日です。立春とは、冬至と春分の中間点にあたります。太陽の見かけ上の通り道黄道において、春分点を0度とし夏至、秋分、冬至と90度ずつ進む黄経がありますが、この黄経で315度になったときが立春です。本来はその瞬間が立春だそうですが、通常はその瞬間を含む日を立春と呼んでします。
2021.02.02
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静岡県沖駿河湾の水深2000メートルを超える深海で見つかった巨大魚が新種であることが分かった、と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が発表しました。この新種は深海に生息するセキトリイワシ科の魚の中でも全長1メートルを超え、重さは最大約25キロに及ぶ“横綱級"であることから「ヨコヅナイワシ」と命名されました。駿河湾深海における食物連鎖の頂点に立っている可能性が高いという。
2021.02.01
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