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宮城谷昌光氏の初の日本歴史小説
『 風は山河より
』新潮文庫 全6巻
を読了しました。
日本史は子供の頃より興味があり、
特に戦国時代についてはそこそこ詳しいつもりでしたが、
この小説によって
菅沼定盈(すがぬまさだみつ)という戦国武将を知りました。
三河を舞台に
菅沼定盈の祖父から父、そして定盈までの菅沼三代が
生き延び、子孫へ繋いでく姿が克明に描かれていました。
あとがきには
連載小説(週刊新潮)開始前の調査の様子や
連載開始後には
毎日資料と文献を5時間ほど読んで原稿用紙に向かい
1枚書き上げるのがやっとであったとありました。
1日1枚
6巻にも及ぶ長編小説が
そこまで手間暇をかけて出来上がっているのかと
改めてこの小説の凄さを感じた次第です。
黒澤明監督の映画「 影武者 」で
武田信玄が籠城中の徳川方を取り囲み
あと数日で落城という時に
城中より毎夜笛の音色が聞こえ
それを聴くために城に近づいた所を狙撃された場面がありました。
同じような場面が小説にもあり、
映画では分からなかった背景が書かれており
その場面を夢中になって読みました。
その時の城が野田城で城主が菅沼定盈であったのです。
長編小説を読み終えて
満足感と共に楽しみが無くなってしまった寂しさを感じています。
さて、しばらく中断している
山岡荘八著の「 徳川家康
」を読む事を再開しようかと思います。
16巻目からとなります。
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