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2011年08月28日
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安岡正廣先生著書
東洋倫理概論ーいかに生くべきか 」致知出版社
の中に
”読書尚友”
という項があります。
その最初の節の題目は
人と滓 (かす)”



TVドラマなどで
どうしようもない人のことを

と呼ばれているのを見たことがありますが、
”くず”と”かす”ではもともと違う意味をなす言葉なので
”人と滓”とはいったいどんなことなのだろう?
という風な疑問でした。


個人を友とし、その深厚な思索体験を記せる書を心読すること、すなわち
読書尚友である。早年の倫理に肝腎な師友に対する敬慕、英雄哲人に対す
る私淑を春の花とすれば、中年における読書尚友は正しく秋の果実である。
もはや華やかな、明るい、しかしどこか浮き浮きした、いらただしい気分、
空なところはなくなって、そこには深い寂びが支配し、道の渋味に富んで
いる。自然との深契も実は読書尚友を離れることができない。
 人は成長するに従って、肉体的にも新陳代謝の機能を活発にして、疲労
物質を滌除し、血液を純浄にせねば、健康を害し、ついには夭死するよう
に、人格的にも早年から中年に進んで、家庭生活社会生活等の経験を積ん
でくるほど、滓(かす)が溜まる。修養してこれを滌除せねば、人格的に
病人、あるいは亡者である俗物小人となってしまう。

(「東洋倫理概論ーいかに生くべきか」より引用)



今朝ほどしびれておりました。





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最終更新日  2011年08月28日 11時05分47秒


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