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2008年04月20日
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だから同じ家族であるともの問題を何とかしようとするのは
二人にとって当然の事だろうと思った。

愛していたはずのともを何故母親は捨ててしまったのか
・・というのを皆知りたいと思った。
誰よりもともが好きな先輩は当然だ。

だからあたし達は母親を探すのに協力した
あたし達はともの母親・・三島有子の居る場所をついに見つける。

あたしは同行することにした。

今度はあたしが助けたかった。
今まで与えてもらった事を今度はともに・・と。


そしてある村に辿り着いた。

それは希望も・・未来もない。
本当に何も無い村とそれを受け入れた人たちが住む村だった。

そんな村で、ともの母親に会い事実を告げられる。
自分が残りわずかな命だという事を。
わずかな時間をこの何も無い静かな村で過ごす決意をした事。
そしてそんな何も無い村にあの子をつれてくるわけには行かない。
だからともを置いていった事・・。


運命は残酷だ。


母親と会えても、再びまた悲しい別れをしなくちゃいけなくなる。

そんな事実に先輩は、二度もともに悲しい目にあわせたくないと
自分が育てると決心した。
だが、あいつは悲しい未来であってもも母親と暮らすべきだと考えた。

以前のあたしだったら迷うことなく先輩の意見に賛成していただろう。

でも、あいつをずっと見てきたあたしはあいつの言う事を信じた。


それからあいつはあたしが考えも無く提案した
『学校をつくる』という事を一人で始めた。
ともがこの村で過ごすため必要な学校を。
そしてこの村に未来と呼ばれるものをつくるために

小さい村とはいえひとりだけで学校をつくるなんて無謀だ。
例え出来たってともが母親と暮らしていける保障もない。
村人だけでなく、先輩も自分の考えから手伝う事を拒否していた

でもあたしは思っていた。
それでもこいつはやりとげてしまうんだろうと。
今までのように。


だがある雨の日、
あいつは学校を作るための材料がある廃棄場で転落して倒れた。
たまたまあいつを探していて倒れているあいつを発見した。
何とか連れて帰って、ようやく気がついたあいつにあたしは叫ぶ

「先輩も鷹文もとももあたしもみんなあんたの事大切に思ってるんだから。
驚かせるなっ!!」

「心配したんだぞ・・ほんとに・・もう・・」

・・今思い出すとやっぱ告白みたいだなこの台詞・・恥ずかしい。


ともあれその出来事があって以来状況は変化した。
他人の事には無関心だった村の人たちが手伝うようになった。

あいつからはそれは可南子のおかげだと言われた。
確かにあたしは、村人達にいつもどおり接した。
あたしは自分がやりたい事をしていただけだからよくわからない。
でもあいつの役に立てた事は嬉しかった。

先輩も結局手伝う事となり学校は完成し、
そのころにはともの母親の説得も成功していた。


そしてともがこの村に来る日が来た。

再会した母親を目の前にしたともにあいつは事実を隠さずに伝えた。
ともが母親と暮らせる時間はわずかなんだと。
それでも、母親と一緒にいたいか?と聞く。
ともは涙を流しながらもその問いにうなずく。

そしてあいつや鷹文あたし、そして智代に別れを告げて、
ともはその先の未来を恐れずに母親のもとに帰っていった・・。

別れはつらかったけど、これがあたし達『家族』が出した答えだったから・・


帰り道あたしは一言あいつに気がつかないようにつぶやく。

「あんたは本当にすごいよ」と。

そして今度はあんた達の番だと思った。

今まで他人の分まで頑張ってきたのだから

その分幸せになるべきだと思った。

ガラじゃないけど・・。



だけど物語は始まってもいなかった・・・





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最終更新日  2008年04月21日 01時40分13秒 コメントを書く


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