体をまっすぐ水平にする孔雀のポーズ
古典のヨガバイブル”ハタヨーガプラディーピカー”に、
書いてあるんですから、
体をまっすぐにするのが、 本来の孔雀のポーズのようです。
以下に同様の意味の資料をあげます。
・「全身を空中に棒のように浮かす。」
ゲーランダサンヒター「続ヨーガ根本教典」
佐保田鶴治 平河出版社
・「頭から足までを、まっすぐ一直線にする。」
インドヨガ教典 ジバナンダ・ゴーシュ
評言社刊
(ポーズ写真も水平です。169ページ)
・「全身を床と平行にする。」
ハタヨガの真髄
BSKアイアンガー
白揚社刊
足を上に上げた孔雀のポーズ資料
を
探すほうが、大変でした。
沖ヨガの先生で、
大阪の数珠泰夫・宏子ご夫妻が書かれた本のなかに
下半身の方を高くあげる、孔雀のポーズの写真がありました。
・「ヨガによる心身改造法」
タイムス社刊 71ページ
それと、佐保田鶴治先生のお弟子さん
番場一雄先生の孔雀のポーズの写真は
足を高く上げています。
・「一億人のヨガ」
番場一雄 人文書院
227ページ
孔雀のポーズの上半身と下半身のバランスの意味
を
考えました。
アイアンガー先生は、頭を下げない姿勢から
下半身を伸ばしていきますね。
これは、体を引き締める力、” ヨガバンダ
”が強いので
できるのだと思います。
バンダ力でポーズを完成させています。
リラクゼーション、ヨガポーズ
とは反対極にある、
コンセントレーション、ヨガポーズ
としての
孔雀のポーズを表現されています。
(concentration:集中)
普通、肘を軸にし、
頭を下げ(床についてもいい)
上半身を下げることによって、
下半身を持ち上げるようです。
回転力(トルク)を利用
しています。
シーソーの動きですね。
そこから、下半身にバランスを戻してやるのが
本来の孔雀のポーズ、古典でいう宙に浮くまっすぐな棒。
下半身を高くしたままのマユラーアサナは、
「戻しきれない」のか?
孔雀のバリエーションか?
孔雀の練習法?として伝わっているのが、
konomiさんの見る、
下半身を高くした、孔雀のポーズだと 思われます。
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