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マプッペが満9ヶ月を迎えたので、サッカー話を書きたい気持ちを抑え^^、生後6ヶ月から始めて丸3ヶ月を過ぎた離乳食について触れます。この3ヶ月間、離乳食はこちらの小児科医や保健士にもらった月齢別食品リストや量の目安などを参考に、1日2回食(昼と夕方)を続けてきました。食品目や量は少しずつ増えていても、基本は「緑黄色野菜のピュレ(ポタージュ)」と「果物のコンポート」。これらにプレーンヨーグルトなどの乳製品が加わる形です。詳細は改めてフリーページの「フランスで離乳食」の離乳食中期にまとめる予定ですが、ここまでは特に問題も無く、順調に進んできました。マプッペは常によく食べていましたが、特にブロッコリー+にんじん+じゃがいも、またはブロッコリーの部分がポロねぎやセロリに代わったもの(にんじんは無い時もある)の組み合わせが気に入った様子。それから作り置きを解凍したものより、出来立てのほうが食いつきがよい・・・でも新たに加える野菜・果物の品目や、組み合わせなどを考える離乳食作りはなかなか楽しかったです。組み合わせの分量にも毎回変化をつけて、強調する野菜を変えてみたりとか。こんな風に楽しんでこられたのも「生後7-8ヶ月までは母乳やミルクで栄養は十分摂れている」というどこからともなく言われてきた説を頭の片隅におき、食べてくれなかったら仕方ない、くらいののんびりした構えで取り組んできたせいかもしれません。しかし、問題はこれから。9ヶ月ともなると、タンパク質の導入も考えなくてはならない時期です。日本では白身魚やしらす、じゃこなど、魚からはじめるケースが多いかと思います。ところがフランスではまずは肉から。魚を取り入れるのはもっとずっとあと(10-11ヶ月とか、1歳まであげなくていいとか、いろいろ)になってからでよい、と言われることが殆どです。例えばこちらの育児本に載っている、9ヶ月児~の離乳食メニュー一例。【月曜】昼 七面鳥の薄切り肉、ズッキーニとじゃがいものピュレ、カマンベール またはロックフォールチーズ夜 乳児用シリアル入りミルク、桃のコンポート【木曜】昼 牛ひき肉のステーキ(ハンバーグ)、じゃがいものピュレと細切りの グリュエールチーズ、りんごとプルーンのコンポート夜 かぼちゃのスープと砕いたビスコット(硬いパン)、フレッシュチーズ (フロマージュブラン)【土曜】昼 子羊肉、カリフラワーのピュレ、洋梨夜 バターで味をつけたショートパスタ、ゴーダチーズ9ヶ月児くらいだとまだ歯があまりないので、肉にしてもパスタやチーズにしてももちろんよく砕くのだと思いますが、もう立派な食事ですね。そして我が家はといえば、満9ヶ月現在、まだ歯が1本も生えていない状態。まずは野菜と肉を茹でて、一緒にピュレするところからはじめてみるつもりです。どちらかといえば魚のほうが取っ掛かりやすいですが、その土地の食材にあった進め方があるかと思い、当分はフランス式で。まだ米粥も3ヶ月間のうち2度しかあげていないのです。魚も導入するようになったら、やはり味付けは慣れている和式で進める予定ではいますが。それからミルクに混ぜるシリアルも最近取り入れ始めました。現在ミルクは朝晩の2回、シリアルを混ぜるのは夜のミルクのみの1日1回です。飲んでいるのは穀物キヌアの入った、バニラ味のシリアル。健康食品として注目されているキヌアに多く含まれているというタンパク質も、考えてみたらこれで多少は摂れていたのですね。それから、今まで触れていなかった卒乳についてですが。卒乳はあまりにもあっけなかったので特記することもなくそのまま日記に採り上げていなかったのですが、最後にマプッペに母乳をあげたのは、彼女が7ヵ月半だった頃。それ以前の離乳食を始めた6ヶ月頃から、少しずつ母乳をあげる回数を減らしていき(1日3回→2回→1回といった具合)、徐々に「離乳」作戦は始まっていました。詳しくはここ(フランス式離乳食初期)をご参照ください。4月末の旅行時には、環境が変わってなかなか寝付けないマプッペ(当時生後6ヶ月後半~7ヶ月)を落ち着かせるのにも役に立ったんですがね、母乳。でも必要とされなければ分泌されないのも母乳、みるみるうちに出なくなっていました。ここに至るまでの心境はこの日の日記にも書いています。元々母乳の分泌がよければ今も続けていたかもしれませんが、当初の目標だった、「離乳食が始まる4-5ヶ月までは母乳で育てること」が達成できたので、もう自分なりに十分やったと納得して・・・マプッペもこちらが寂しくなるくらい、抵抗なく受け入れてくれて今に至ります。こうもスムーズに卒乳できたのは、まず添い乳をして寝かしつける習慣を生後2ヶ月過ぎくらいでやめたこと(その後も時々はしていましたが)と、母乳生産が需要に追いつかずの混合育児で、マプッペが早いうちから哺乳瓶にも慣れていたこと、この2点が大きかったと思っています。完全母乳のお母さまにはあまり参考にならないかもしれませんね(汗)。とはいっても赤ちゃんは順応性があるので、最初は止めるのが大変でもすぐにケロッと忘れてしまいそうですが。という訳で「離乳」食はずっとフランス式でやってきたことになりますが、日本式ももっと調べて、いいところはどんどん取り入れていきたいと思っています。
2006.06.28
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という訳で、またサッカーネタです(期間中はどうしても、、)。でも今回は試合とは関係ない話で、W杯がより楽しめる(?)3つのサイトをご紹介。無事に決勝トーナメント進出が決まったフランス♪これで来週火曜日に行われる次の対スペイン戦までなんとかフランスの首が繋がった、、という感じでしょうか、とりあえずめでたし、めでたし。フランスが決勝Tに残ったことでこちらのCMが少なくとも火曜までは見られるので、ちょっと喜んでいます。と、ここでCMが見られるURLをリンクしようとしましたが、楽天ブログでは使用不可能なタグがあるとのこと。そこで急遽別室を設けました。【コカコーラ・フランスのCM】↑このページを開けば自動的に映像が流れる予定なのですが、もし動かない場合は「こちらのオフィシャルサイト」の上をクリックすると表示されるCMのサイトからご覧ください。(このURLも楽天にはリンクできないのですー) 人形アニメ好きにはたまらないフィルムでして^^登場人物はといえば、料理人と料理される鶏、博士と実験に使われているネズミ、きこりと切られる木、サボテンと風船、などなど普段は敵対する相手同士。彼らが揃ってテレビやラジオでフランス代表の試合を視聴。フランスチームがゴールを決めると、互いに抱き合って喜ぶシーンと共に「コカコーラがあれば(敵対同士でも)サッカーでひとつになれる!」というメッセージが流れます。そして笑わせてくれるのが、ベッドの上で仲良く観戦していた男女カップルの男性と実はクローゼットの中に潜んでいた、女性の浮気相手(男性)というシチュエーション。彼らも最後には一緒になって大喜び☆フランスが敗退してしまったら、「やりました~フランス!」なんてコメントが流れるCMはシラけてしまいますから・・・フランスのCMで好きなものってあまりないのですが(でも仏ルノー社のはちょっと例外)、これは好きです。ふたつめは、これ。 kahn.designkabine上のサイトURLをクリックすると、Tシャツの写真と共に各国の国旗がでてきます。日本の国旗の上をクリックすれば日本語で説明が表示され、シャツのデザイン、色、プリントするマークと色も自分の好みで決められるというもの。これ、ドイツ代表のゴールキーパー(控え・・涙)、オリヴァー・カーンのオフィシャルサイト内に設置されているTシャツ販売のページなんです。値段は20ユーロ~45ユーロほど。デザインもTシャツのみでなく、ノースリーブのトップスからパーカーまでいろいろ。子供用サイズもあるので、サッカー好きな子へのプレゼントにもいいかも?!最後に、各国の国歌が聞けて日本語訳詞が読めるサイト こちらワールドカップ参加国の国歌は大体ここで聞けるのではないでしょうか。先日ブラジルの国歌がオペラ調でいいと書きましたが、このメロディーは凱旋マーチが基になっているのでそうです。あとドイツのはオーストリア人、ハイドンの作曲なんですね。これも聞くたびにいい曲だなと思います。このサイトでフランス国歌の日本語訳詞も読めますが、改めてすごい歌詞だと思い知らされました。これをマプッペがそのうち学校で習ってきて歌うことになるのかと思うと、ちょっと複雑・・・それからこのサイトには「君が代」の英語訳詞も出ています。英語で読むと日本の国歌の歌詞もちょっと新鮮かもしれませんよ♪
2006.06.24
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出だしはまたサッカー話なんですが、、(避けられないもので・・・)中田とネドヴェドにとって最後のワールドカップが終わったんですね。あとで得た情報によりますと、中田はまだ噂に過ぎなかったんですね、すみません。両者ともチームの結果は残念でしたが、またそれぞれの所属クラブで頑張ってもらいたいです。ネドヴェドは栄誉あるバロンドール賞も受賞していて世界的に評価されていますが、中田ももっと認められていいはずなので特に応援しています。次元は全く違いますが、私が日本を離れてヨーロッパにやってきたのが彼と同じく1998年、以降彼の活躍には随分と励まされてきたものです。詳しくは読んでいませんが、W杯前、彼とチームとの間に確執もあったと伝えられました。しかし!誰の目にも明らか、もしくは単なる偏見なのかもしれませんが、W杯のような世界舞台でも見劣りしないのは、やっぱり中田です。技術云々の問題ではなく、気迫というか集中力が違う~~!!あとは今大会で株を上げたのがやはり川口でしょうね。大会後に欧州クラブからいいオファーが来るかもしれませんね☆今夜はフランスの試合がありますが、キリがないのでこの辺でやめておきます。さあ、本題のマプッペ成長録。タイトルで既に書いていますが、昨日のチェコ×イタリア戦をソファーの上でイライラしながら途中で観るのをやめようかと思っていたときのこと。床に敷いたプレイマットの上で遊んでいたマプッペが、突如ニコニコとこちらに寄ってきてソファーをガシッと掴んだかと思うと、大股開きながらも自力で立ち上がり、そのまま掴まり立ちしていました。思えばベビーベッドの柵に掴まって立ち上がろうとはずっとしていたものの、膝まづくか、立てひざ状態から進歩がないまま早1ヶ月近く。今までもこちらからマプッペを柵に掴まらせて立たせ、支えていた手を離したことはありましたが、その時もそのまましばらく立っていたので、足腰は強くなっているようでした。しかし、自ら立ち上がるまでにはちょっと時間が掛かりましたね~でも気をつけていないと後ろにひっくり返ったりするので、ますます目が離せません。という訳で、この日がつかまりだち記念日です。(そういえば俵万智さんはお元気なのでしょうか)他にも転がっている手のひらサイズのボールをつかんで拾い上げたり、先日買ったおもちゃの遊び方を理解し始めたり(ボールをのせる場所を把握した)、とちょっとした成長も。母がサッカーに夢中になっている横でも、子供はどんどん育っているんですね。(嘘です、常に子供第一です)夕方には紫陽花が綺麗に咲いている近くの公園をベビーカーで散歩(カメラ忘れました)。この公園内は犬を鎖で繋いでおく決まりになっているのですが、前から歩いてくるおばさまグループの飼い犬は繋がれておらず、キャンキャンと飛び回っていました。私がちょっと警戒心を示したのと同時に、マプッペに気づいたおばさま集団のひとりから、、「ほら!赤ちゃんが来るわよ!早く犬を繋がなきゃ!!」と飼い主に促す声。(この時はまだ我々の距離は結構離れていたのですが)なぜお互いがこんなに過敏になっているかというと、先日フランスで立て続けに乳・幼児が犬に襲われて命を落とす、または重傷を負う事件が起こったからなのです。これらは大型犬によるもので、どの犬も危険というわけではないのですがどうしても神経質になってしまいます。この事件の前にも、散歩帰りに出くわしたうちの集合住宅の住人の飼い犬がまず私に飛び掛ってきたと思ったら、今度は横のベビーカーにいたマプッペにも飛び掛ろうとしたので、「ギャーーーー!@#$&””」と声にならない変な叫び声を出しながらベビーカーに抱きついてしまいました。飼い主は「ごめんなさい、この子(犬)はこんにちは~って言いたいだけなのよー」と言ってましたが、私は犬を飼った経験がないので、どう対処してよいのかわかりません。子供を動物のいる環境で育てるのは心身の育成に役立つとも聞いていますが、マプッペの月齢だとまだ守ってやらなきゃならないのでしょうね。さ、あっという間に週末です。週明けにはほんの僅かな時間ですが、私の妹夫婦がマプッペに会いに来ます。妹達にもつかまりだちを披露できるかな。楽しみです。そしてもう1ヶ月以上書いていない離乳食についても、満9ヶ月を迎える前のおさらいのために来週明けには書きます。卒乳についてもその時触れる予定ですので、また読んでくださいね!>卒乳がテーマのお母様がたへ
2006.06.22
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今週は日中の気温も下がって過ごしやすくなっています。そしてこの日のうちのやんちゃ娘、ろくに昼寝もせず1日中絶好調に動き回り、夕方には愚図り娘と化していました。この愚図りがかなりエスカレートしそうだったので、ここで母の威厳を!と思い、ビシッと叱ったつもりが、驚いた本人はますます号泣・・・そのままふて寝してしまいましたが、夜にはすっかり機嫌が戻っていました(ホッ)。そんな娘相手に疲れきって作った料理が「羊のあばら肉タジン風煮込み」。夏になると羊肉などちょっとクセのあるものが食べたくなります。一番好きな調理法はグリルですが、フランスに来てから覚えたこの「タジン Tajine」という料理も羊肉が美味しく食べられるので、好きなメニューのひとつです。タジンはモロッコをはじめとする北アフリカの伝統料理で、そもそもこの料理に使う陶器製の器のことをタジンということから、この名前が付いています(因みに同じ北アフリカでも、チュニジアではオムレツのことをタジンというのだそう)。 タジン鍋とその調理例。この円錐状の蓋が水蒸気を上手く料理に戻してくれるとかだったと思います。調理そのものは煮込みというよりも蒸し焼きに近い感じですが、肉も野菜もしっとりと仕上がってとっても美味しい。北アフリカ系のレストランには必ずあるメニューで、フランスでも代表料理のクスクスと並んでポピュラーな存在です。エスニック街に行けばこのタジン鍋を買うこともできますが、我が家にはないので蒸し焼きなら任せて☆のル・クルーゼの登場。にんにく、エシャロットをよく炒め、羊のあばら肉に焼き目をつけてから、にんじん、ズッキーニ、じゃがいも、セロリの葉とグリーンオリーブの実を入れて、少々の白ワインと野菜の水分のみで煮込みました。ちょっと分かりにくいですがこんな感じです。味付けは塩・胡椒とタイムなどのプロヴァンスハーブのみ。オリーブの塩気もいいアクセントになっています。あとはそれぞれの素材が旨味を出してくれました。ただ今回は入れなかったのですが、タジンにはやはり「シトロン・コンフィ」が欠かせないと悟りました。早い話がレモンの塩漬けです。これを上記の材料に加えるとグッと味もよくなったかもしれません。他にも鶏肉でも代用できますし、上の写真の調理例にもあるように、牛肉とグリンピースの組み合わせもポピュラーです。一昔前日本で食べられる羊肉の料理といえばジンギスカン(大好きです)でしたが、昨今は羊肉も市民権を得つつあるようですし、そのうち日本でこのタジン鍋を見ることもあるかもしれませんね(なんて言ってとっくにメジャーだったら恥ずかしー)。さ、今日のW杯、ポルトガル×メキシコ、アルゼンチン×オランダとまたもや熱いカードが揃っていますよ~。もうどの国が勝とうといいんです(非国民発言)。面白いゲームが観たい!日本だって決勝トーナメント前にW杯で世界王者相手に戦えるチャンスですよ♪フランスのジダンなんて次の対トーゴ戦の金曜日に34回目の誕生日を迎えますが、試合出場停止ですから!仲間から決勝進出という素晴らしいバースデープレゼントがもらえるといいのですけどね・・・ふぅ。
2006.06.20
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とは言ってもいつもと変わりない1日を過ごしましたが、、私の誕生日でした。カテゴリーが「マプッペ通信」なのは、娘と共に過ごしたはじめての誕生日ということで。3月から行き始めたベビースイミングも7月いっぱいで今シーズン終了なので、この日も朝から早起きして行ってきました。ひと月前くらいから水中での足かきを覚え始めたマプッペ。先週からは両腕に浮き袋をつけていれば、ひとりで立ち泳ぎも出来るようになっています。それからたまに飲んでしまうこともあるけれど、水が口に入ったときには顎を上にあげてピュッと吐き出すことも。ベビースイミング本来の目的「子供を水難事故から守る」という観点からいえば、いい感じで成長しているようです。あとはどんどん水中で自らバランスをとれるよう体で覚えさせてください、とはインストラクター談。それからノリでマプッペを私の背中に乗せて「亀の親子」もしてみました。これには予想以上に本人大喜びだったようで(私からは見えない)、周りからも歓声が♪私の肩にしっかりと掴まる手の感触と背中への密着性が思ったよりも心地よく、おんぶに目覚めてしまいそうです(陸地でするのとは訳が違いますけれども・・・)。その後は普段の買い物のほかに、マプッペに久しぶりにおもちゃを買ってあげようと、その名も「おもちゃランド」という大型ショップへ。対象年齢にはまだ早いのですが、買ったのはこれです。今のところハンマーを片手に、もう片方の手でパーツを持ち上げてコツコツと叩いて遊んだり、扉の開け閉めをして楽しんでいるだけですが、この時のように徐々に自発的に遊んでくれることを期待して・・・因みにこの時のおもちゃはもう随分前に完全にマスター。今でも遊んでいます。そして旦那から私へのプレゼントですが、好きなものを買っていいそうなので(やったー^^)、いい機会だから夏用の外出着か小物(私のですよ)を新調するつもりですが、以前に買おうか迷っていたウォン・カーウァイのDVDコレクションも欲しいな~でもまたつい娘の服などを買ってしまいそうな予感・・・夕方はマプッペとふたりでW杯のチェコ×ガーナ戦を観戦(またサッカー話)。ガーナの出来が抜群だったのか、チェコの調子が最悪だったのか、チェコに全くといっていい場面が見られないまま試合は終了~~あぁ、全くとんだ誕生日プレゼントです(涙)。「どうして君の応援しているところはこうそろいも揃って、、」とジムから帰ってきた家人に嫌味を言われつつ(うるさいーーーーっ!!!)、夜は夕食後に友人カップルも呼んでシャンパンといちごムースケーキ(写真撮り忘れ)で軽く誕生会なども☆この時既にイタリア×アメリカ戦が始まっていましたが、このチェコと同グループの結果が気になるのは私ひとり。カップルの彼女のほうはサッカー全く興味なし、彼のほうはW杯よりも、この週末にあったル・マン24時間耐久レースの結果のほうが気になる人、旦那は観ても観なくてもどっちでもいい、ということで、あの熱いゲームを横目で見つつ、ひとりで密かに悶々としておりました。うぅ、ぜひアメリカに勝ってもらって、全チームが勝ち点で並んで欲しかった!!これを書いている今は翌日の日本とフランスの結果も知っていますが、まったくもって消化不良です。でもフランスはW杯8年ぶりのゴールを決めて、ほんの一瞬盛り上がりましたねー。こんなにもサッカーの結果に影響を受ける週末になるとは思いも寄りませんでした(真剣顔)。でもチェコをやっつけてくれてしまったけど、ガーナのプレーは立派でした。こういう無名(でもないのかもしれないけれど)チームが勝ち進むことに異議はないです。韓国も底力ありますね。クロアチアにもチャンスがたくさんあって、ヒヤヒヤしました。18日の夕方は日本戦のあと、3人でカフェのテラスで一杯(私の場合はヤケ酒)。卒乳して早くも1ヶ月、以前よりだいぶ控えめながら、もうすっかりアルコールを飲める身分です。この帰りの道中にブラジルが1点をマークして、道行く車同士がクラクションを鳴らしてお祝いするなど、ちょっとしたお祭りムードも楽しみました。関係ないけど、ブラジルの国歌ってちょっとしたオペラ調でいいですね。また最後はサッカー話で終わってしまって、すみません。
2006.06.17
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昨日で出場国全ての第一試合が終了しました。おとといはフランス初戦(対スイス)がはじまる30分前の夕方5時半頃から、うちの集合住宅の隣人達が慌しくバタバタと帰ってくる音が聞こえ(5時に仕事場を離れて帰ってきたと思われます)、気のせいか通りを走る車やバスも普段よりスピードを上げているように見えて、家にいながらにして試合開始前の盛り上がりを感じました。フランス人の実に97%がワールドカップを自宅観戦するようです。そして隣国ですから、サポーターもたくさん集まりました。 ドヴィルパン仏首相も観戦 サポーターも気合入ってます【それぞれAFPより写真拝借】まぁ試合結果は既に報道されているとおりで、試合中は周囲から歓喜の声も聞こえず、いまいち盛り上がりに欠けていたのですが、、私は最近夕方になると愚図りだす(夕暮れ泣き?)娘の相手があったせいもありますがこの試合に釘付けにはなりませんでした。いい場面がたくさんあっても、得点が決まらないとフラストレーション溜まってしまって観ているほうもつらいですね。昨夜のドイツの第2試合、対ポーランド戦もそうでした。途中までは・・・ドイツの選手も観客も、既に1敗しているポーランド相手にここまで苦戦するとは思っていなかったのでしょう。ポーランドも善戦だったのですが、この日のドイツは初戦でコスタリカ相手に4ゴールを決めた時とは違うチームのようにも見えました。ドイツの選手達は果敢にゴールを攻めるのですが、ポーランドの厚いディフェンスに遮られてなかなか決まらず。不満最高潮に達したドイツ側のサポーターが、国を代表して戦っている選手達にかけたプレッシャーは相当なものでしたよ。その重たい空気は画面を通してしっかりこちらにも伝わってきましたから。。なので残り時間3分でやっとドイツがゴールを決めた時は一際盛り上がりました。選手達はあの重たいプレッシャーにも負けず、自分達に課せられた任務を果たして本当に立派でしたね~ドイツ代表といえば前回の日韓ワールドカップで準優勝したあと、チーム編成の入れ代わりがあって若い選手が増えました。そしてそのチームで臨んだ2年前のユーロ2004(欧州選手権。やはり4年毎に行われる)では決勝トーナメントに進めず、フェラー前代表監督辞任後は後任監督の選出も難航し、当時は次回ワールドカップのホスト国としての将来が危ぶまれたものです。でもこの試合で決勝進出はほぼ確定、最悪でもベスト4までは行くであろう勢いですね(ってこの後の対戦カードも見ずに言っていますが)。今日まで各チームの第一試合をひと通り観てきましたが、対戦相手に明らかに力の違いがあり過ぎる!というゲームはなかったように思います。小国のチームも強豪相手に善戦しているからでしょう。さすがは各チーム、地区予選を勝ち抜いてきただけあります。意外だったのは、昨日のスペイン×ウクライナ戦。スペインチームの調子もよかったのでしょうが、シェフチェンコというスター選手がいるにも関わらず、ウクライナは全くといって良いほどいいところがありませんでした。このグループHは、スペインが余裕で決勝へ1位通過となるでしょう。しかし、前フランス代表監督ロジェ・ルメール率いるチュニジア代表も、サウジアラビア代表も非常に粘り強い試合をしていたので油断はできませんけれども。今日14日は、ブラジル、アルゼンチンを除く中南米の4カ国が勢ぞろい。こうした「小国」の無名選手達にとっては、世界に自分をアピールするチャンスですから、頑張ってもらいたいですね。それから例え有名になっても、ハングリーさを持ち続けている選手はやはり強いし、こういう選手がいるとチームのムードも高まるなと思う今日この頃です。アルゼンチンに負けちゃったけどドログバのいるコートジボワールとか、ネドヴェドのいるチェコとか。ジダンのいるフランスもかつてはそうだったのに(ボソリ)。次回、アン・ジョンファンのいる韓国にコテンパンにやっつけられなければいいのですが、、ね。フランス第2戦は日本と同じ、18日の日曜日です。
2006.06.15
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えぇ、昨日の対豪戦後は私も皆さまと同様放心状態でしたよ・・・でも過去を悔やんでも仕方ないので、次行きましょ~、次~。しかし、昨夜はそんなショックを和らげてくれる結果もありました。♪♪♪チェコの勝利です♪♪♪チェコは私にとって、フランスに次いで長期滞在経験のある国(といっても夏の間だけですが)。ちょっとした思い入れもあるので、応援せずにはいられません。昨夜の対アメリカ戦では、ユーロ2004杯で得点王に輝いたミラン・バロシュ選手を欠いたにも関わらず、素晴らしいチームプレーで見事なゴールを決めていました☆そんなチェコのスター選手が、パヴェル・ネドヴェド(パベル・ネドベド)です。向かって右手にいるのがネドヴェド。FIFAのオフィシャルサイトより拝借昨夜も3得点のうち、2点をアシスト(1点めは試合開始5分後で、見逃してしまいました)!サッカー選手としては小柄(175cm)、でも存在感は十分過ぎるほどある人です。今年で34歳になる彼、一度は代表の座を引退しましたが、ワールドカップ地区予選での母国の予選敗退危機を受け、監督に説き伏せられて復活しました。・・・この経緯はなんだかフランスのジダン選手とほとんど一緒ですね。年齢も同じだし、ポジションも同じ。そしてネドヴェドはジダンの抜けたイタリアリーグの名門クラブ、ユヴェントスに迎えられて現在もプレーしていますから、選手としてのキャラクターは違えど、どこかで繋がっている(気のする)両者です。さて、チェコにとっては、92年にチェコスロバキアから独立した後、初めて参加資格を得たFIFAワールドカップ。来週の対イタリア戦は熱戦が予想されますが、是非とも予選を通過してほしいものです。その美しい白髪姿に思わず「おじいちゃん」と呼んでしまいそうなブルックナー代表監督もいい味だしています。監督のキャラクターがいいといえば、ポルトガルの代表監督もそうですね(得点時に彼が喜ぶ姿は見もの♪)。両者ともユーロ2004杯でそれぞれチームを準決勝、決勝まで率いた実力ある監督なので、単なるキャラクターの愛らしさ(?)だけでは片付けられない方達ですが。代表監督といえば、日本がジーコ監督の後任として現在、元フランス代表監督のエメ・ジャケ氏にオファー中だと一部で報道されたと聞きましたが、本当でしょうか。彼はチームがワールドカップ優勝、という最高の形で代表監督を辞めているので、ここで再び挑戦するのかどうか注目ですね。因みにフランスでも当然ジーコ監督の選手時代は有名ですが、フランス人には彼の名前を「ズィッコ」と言わないと通じません。アルファベットではZicoなのだから、「ジーコ」と表記するほうが無理があるのですけれども。。あと監督話でもうひとつ。今日スイスとの初戦を迎えるフランス代表ですが、フランスの民放局M6でワールドカップ報道番組のプレゼンターを務めているのは、現フランス代表監督、レイモン・ドメニク氏の私生活でのパートナー(彼女)なんです。写真真ん中の女性がそうですどうするんでしょう、もしフランス代表がボロボロだったら・・・キックオフは本日の現地時間午後6時。今夜このあたりではあちこちで「ウォー!」といった歓声が聞こえてくることでしょう。何が起こるか分からないのがワールドカップ。最後まで楽しんで観戦しましょう~
2006.06.13
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フランスの高校卒業資格および大学入学資格を得るための国家試験、バカロレアが今週の月曜12日から始まりました。初日の受験者総数は51万6975人だったそう。このバカロレア試験はナポレオン1世(ナポレオン・ボナパルト)が1808年につくったものです。その後何度か形が変わっていますが、現在は大きく一般、技術、職業バカロレアの3つに分類され、その中でも一般バカロレアはセリーL(哲学・文学)、セリーES(経済・社会)、セリーS(科学)という3つに分かれています。日本で言う「文系」はセリーL、「理系」はセリーSになるでしょうか(今はこう言わないかな?)。また、さらにセリーSの中でも数学、物理・化学、地学、工学の選択肢があったり、セリーESでも数学やセリーLに分類されている言語学が選べたり、といろいろ。こうした分類も時代によってどんどん変わっていくのでしょう。そして日本のセンター試験同様、バカロレアの試験問題も翌日に公表されます。初日は職業バカロレアを除く全科共通の「哲学」が実施され、その試験内容がフランス雑波さんに掲載されていたので、ここでご紹介。まずセリーL(文学)が*財産に関するジョン・ロックの文章を説明せよ。*「時間から逃れることに意味はあるか?(Cela a-t-il un sens de vouloir ?chapper au temps ?)」*「身の回りの人間以外に対する義務は存在するか?(N'avons-nous de devoirs qu'envers autrui ?)」セリーES(経済・社会)が*社会組織にとって経済は必ずしも最初に必要なものではない、とするS.アランの文章を説明せよ。*「真実よりも幸福を優先すべきか?(Faut-il pr?f?rer le bonheur ? la v?rit??)」*「文化は普遍的価値を伝えることが出来るか?(Une culture peut-elle ?tre porteuse de valeurs universelles ?)」セリーS(科学)が*信頼を社会関係の基礎とするジョン・スチュワート・ミルの文章を説明せよ。*「文化の価値を客観的に証明することは出来るだろうか?(Peut-on juger objectivement la valeur d'une culture ?)」*「実験によって何かを証明することは出来るのだろうか?(l'exp?rience peut-elle d?montrer quelque chose ?)」・・・これらの各問題を4時間掛けて文章にするのです。小論文テストですね。フランスの筆記試験はこの小論文スタイルがほとんどです。フランス人学生はずっとこの方式で教育を受けてきて慣れているので、ものすごい勢いで書きまくります。答えるほうも大変ですが採点するほうも大変でしょうね~。うちの子がバカロレアを受験するのなんて当分先の話ですが、幼稚園から落第のあるこの国では、親が子供の勉強を見るのは必然的。一緒に勉強すればいいんだと今は気楽に構えていますが、すぐに面倒見切れないレベルになってしまうのでしょう・・・頑張ってね、マプッペ(え、オチはそれ?)。
2006.06.12
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今までも決してマメな更新をするブログではありませんでしたが、これからますます滞りそうな予感がしてなりません。その理由はといいますと、、マプッペの動きが激しくなってきて、どんどん目が離せなくなってきているためです!先週半ばから週末にかけて、それまでの後進ハイハイからほふく前進も交えつつも前へと進みだしていたのですが、そのスピードとバリエーションの幅(途中でおすわりが入るかと思うと、バタッと倒れて方向転換したりする)が日に日に増えています。成長は嬉しいけれど、いたずらも増えそうで私の気力と体力が持つだろうか心配・・・そんなやんちゃ娘と今回、聖霊降臨祭の月曜日に行ってきた場所は、フランス北大西洋海岸沿いにあるポルニシェ(Pornichet)です。今回は天気にも恵まれました!(↑この観光案内所のサイト、英語ページに直リンクしたのですが、URLが「UK」ですね。英語ページを読むのはイギリス人だけじゃないだろうに、イギリスからの観光客が多い故なんでしょうか?) フランスの地図で位置を確認しますと、上の図の赤い部分がポルニシェ。前回行ったル・プリゲン(Le Pouligen)の海とも繋がっていて近いです。繋がっていない連続写真(すみません)は、ポルニシェの海岸からラ・ボール(La Baule)へと続く海岸線で、これは前回のル・プリゲン方面を見たところ。写真では分かりにくいですが、かなり長い海岸線です。これは海岸の反対側を見たところ。向こう側に見えるのはヨットハーバーです。ここで今年の8月2日から6日にかけて国際ヨットレーシングが行われる模様。海岸にもこうしてヨットが停泊していて、ヨット乗りも結構見かけました。海岸にはテラス席を備えたレストランやクレープ屋などもちらほらあります。今回私達は家族のみだったので、ピクニックにしましたが。海岸沿いの道は、大きなホテル型レジデンスやカジノなどの建物が多いですが、こうした別荘タイプの一軒家もたまにあります。この場所はたまたま駐車禁止ゾーンですが、この道路沿いの殆どは終日駐車が可能。時間帯によっては駐車スペースを見つけるのが難しいかもしれませんが、荷物の多い家族連れには海岸からすぐの場所に車が停められるのは有難いこと。お隣ラ・ボールの道路脇の駐車スペースは、全て時間制のパーキングメーターになっていた記憶があります(前回のル・プリゲンもこんな近くに駐車スペースはなかったような)。道路から海岸へもスロープがあって、ベビーカーでも楽々降りることができました。さて、うちのベビーカーはAB兼用型(A型は赤ちゃんとの対面式、B型は赤ちゃんが進行方向を向いているもの)のごつくて大きいものです。新生児期から使えてベビーシートも付いていたのでこれにしたのですが、バリアフリーでない場所で使うには大きくて重くて不便なこと極まりない。うちはおすわりも安定してきたのでそろそろ軽量でコンパクトなバギーが欲しいなーと思っていたのですが、今回は海岸でもこのフルフラットになるベビーカーが大活躍でした。うちと同じものではないですが、イメージとして。このタイプのベビーカーは、外出時に子供が眠くて愚図りだした時などにシートをフルフラットに倒して揺りかごのように揺らせて置くと、ちょっとの間でも寝てくれてベッド代わりになります。少しでも眠るとニコニコと機嫌がよくなって大助かり^^前日の日曜日も友人宅の庭でパーティーがあったのですが、同じ様に側で眠らせておけて私達も会食を楽しめました。他にも赤ちゃん連れのご夫婦がいましたが、ベビーカーがコンパクトタイプで子供を眠らせておける場所がなく、彼らから「いいねぇ、それ」と。ベビーカーの選択には私達も散々悩みましたが、この2日間は一番「これにしてよかったのだ」と思えたかもしれません。新生児期は抱っこ紐を使うことがほとんどで、ベビーシートを車で使うことは多くてもベビーカーとしての出番はそう多くなく、「フルフラットなどにならなくても、もっと小回りの利くコンパクトタイプでよかったのではないか?」と考え始めていたので。というわけで、まだこのベビーカーには当分お世話になりそうです。あ、あとポルニシェの海岸ですが、子供用の遊具などもいろいろあって、遊び盛りのお子さんにもとても良さそうでした。かなりお転婆素質がありそうな我が娘がこういう所で遊び始めたら、もう「海岸でのんびり」なんて当分無理でしょうね(泣)。今のうちに存分に「ゆっくり」を楽しんでおこうと、次はどこへ行こうか考えています。
2006.06.05
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5月中は冴えない天気が続いた北フランスも、6月に入るにつれ、だんだんと回復の兆しを見せています。来週サッカーのワールドカップが開幕するお隣の国、ドイツも同じだったようですね。このままの調子で、ヨーロッパにとって最良の季節6月を過ごせたらいいのですが。さて、今日は料理のお話など。実は以前から見かけて気になっていた魚がありました。これです。Le Saint-Pierre、サン=ピエール。学名はZeus faber, Zeid?sですって。このはっきり言って不細工な顔をした魚、その名もサン=ピエールは、年間を通してフランスの朝市(マルシェ)や魚屋に並んでいます。特に私の住むところから近い大西洋側に最も多い魚で、その生息範囲はノルウェーから南アフリカまでと広い!他、地中海、インド洋、太平洋、オーストラリア、ニュージーランド…と、要するに世界中に生息している魚なんですね。太平洋側では、特に日本近辺で見かけるのだそう。はて、こんな魚いたかな?と思ったら、日本では「マトウダイ」と呼ばれる品種でした。マトウダイの画像しかしこの画像のサイトにも書いてあるように、日本の魚屋で見かける機会はなかなかありません。なんでも白身の締まった、やや淡白ながらも味わいのある魚らしい…とちょっと調べたところ、どうやらカワハギに似た味の魚であるようだ、ということが分かりました。カワハギの画像私は日本の首都圏育ちですが、海に近い環境にいましたので新鮮な魚を食べる機会は多く、特にカワハギは身内にこの品種を釣り上げる名人がおり、釣りたてを刺身にしてこの魚の肝を溶いた醤油につけながら食べるなんてこともしばしばありました。あとは醤油と生姜で甘辛く煮付けたものなども。この魚は相模湾及び駿河湾でもよく釣れるのです。ということで、カワハギの味ならよく知っています。そして、大変そうだな~と思いながらこの魚をおろす様子も見ていてなんとなく覚えていました。前置きが長くなりましたが、それなら今度たくさん水揚げされて新鮮なものが手に入ったときにでも挑戦しようと、偶然地方紙で見つけたレシピの切り抜きも取っておいてから過ぎること早2ヶ月。昨日ようやく週末に買って直ぐに冷凍しておいた、このマトウダイ、及びサン=ピエールを調理しました。その名も「マトウダイ(サン=ピエール)のシードル煮、カマンベールソース」、材料はこちらです。まずはりんごの発泡酒、シードル。ブリュットと呼ばれる辛口を使用。それから、味の決め手となるのはこのエシャロット。肉のソースなどによく使いますが、白身魚ともよく合います。そして生クリームと一緒に仕上げに使うのが、カマンベールチーズ。どこのメーカーのものでもOK。 レシピではオーブンを使っていましたが、レシピ名に「とろ火煮(brais?)」とありましたので、独断でル・クルーゼ鍋を使用することに。うちはこれの赤色です。結婚祝いに頂きましたまず始めに鍋にバターを溶かしてエシャロットを炒め、皮を剥いで身だけになったマトウダイ、サン=ピエールを入れて両面を焼いたあと、シードル酒を身が浸るまで注いでから軽く煮ること6-7分。魚を取り出してから鍋に残ったこのソースに生クリームを少し加え、周りの白い皮をとって小さく切ったカマンベールチーズを入れて弱火でゆっくり溶かします。チーズが溶けたら、このソースに先程の魚を再び戻し、薄切りにしてバターで両面を焼いたりんごなどを付け合せにして出来上がり。私はりんごのほか、薄切りにした新じゃがも一緒に煮込んでみました。このソースはよく炒めて煮込まれたエシャロットと、シードル酒が決め手です。カマンベールや生クリーム、バターはあくまでもアクセント程度で軽く、ほんの少し。煮込まれた魚は身崩れもせず、ソースの味をたっぷり含んでいて美味しかったです。でもこの魚、周りについているエラがトゲトゲと凶暴で、おろすのがやはり大変でした。可能なら魚屋に頼んだほうがいいかもしれません。フランス料理では結構ポピュラーな魚のようなので、フランスの魚屋さんでもおろせるのではないかと…(あまり期待しないほうがよさそうな気もしますが)新聞の切抜きによると、ビタミンとカルシウムがたくさんある魚のようですね。魚屋に行ってもついいつも同じものばかり頼んでしまうので、新種を開拓できてちょっと嬉しいです。次は和風の煮つけにも挑戦しようかと思っています。
2006.06.01
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