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旅行から戻っています。戻って直ぐに、昨日は温水タンクの交換があって家の中がなかなか片付かずバタバタしていました。一昨日の日曜には大統領選挙の第1回投票に3人で行って来ました。私は選挙権が無いので実際に投票したのは夫だけですが・・・結局意外性も何もない結果でした。この日の日曜は5年前の大統領選第1回投票日と同じく、雲ひとつない快晴ですがすがしい天気。5年前のこの日は夜の結果を聞くまで本当に気持ちの良い1日を過ごしたのに、極右の決選進出という事態になって、それまでの爽快さが台無しになって最悪な気分になったことをよく憶えています。その時のことがちょっとトラウマになっていて一昨日はあまり期待せずに結果を待っていたのですが、やっぱり世の中は右よりなんだな~と感じざるを得ませんでしたね。因みにうちのほうの地域は左派の社会党候補がトップでした。さて、旅行話。まだ記憶が鮮明なうちに旅行記をアップしていく予定ですが、基本的には一箇所に留まってダラダラしていました。バカンス自体はとても楽しかったですが、フランス国内を車で縦横断していったので帰宅してから疲れがドドッと激しく出てしまいました。マプッペは旅行中も楽しそうでしたが、家に戻ってからのはしゃぎっぷりがすごくて、帰宅した夜も自分の部屋に入った途端に転げまわってキャッキャと嬉しそうに興奮していました。やはり我が家が一番なのね~ではまた追々旅行記をアップしつつ、皆さまのところにもお邪魔しますので宜しくお願いします。 ↑車窓からの景色その1。詳しくは旅行記にて!
2007.04.24
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もういい加減これで終わりにします、グラース滞在記の最終章です。今回はまとめということで、家族向け※のバカンス村を利用した感想を書いてみようかと・・・※「家族向け」というのは子供用設備が整っているという意味で、シニア世代の団体さんなど(孫の代も既に成人していそうな、シニア中のシニアな方々)友達同士のグループも来ていました。では幼児を連れていても安心して滞在できた点など。★折りたたみ式のベビーベッドや、うちはもう必要なかったけれどベビーバスの貸し出し、そして食事用ハイチェア、及び大人の椅子に取り付けられる補助椅子も十分な数が揃っていたこと★これもうちは必要なかったけれどベビーフードの用意、あとは夜のミルクも準備してもらえる毎昼と夜はパスタビュッフェがあったので、取り分けが出来ない食事の時でも(子どもの分も一人前用意されている)マプッペにとって常に食べられるものがあったこと★平日は託児所が利用できることまぁ3つめは・・・我が家にとっては無意味だったけれど (ボソッ)やはり3食付というのは楽でよかったです。口に合わなかったら大変でしたが、美味しかったし、マプッペも問題なかったし。食事に関して唯一の問題点・・・と言えるのか分からないけれど、「毎食が外食」状態だったのは我々親にとって大変いい勉強になったと言えるでしょう。ここに来ているマプッペより上の世代の子供たちに関しては、よく躾けられているなぁという子が本当に多くて。そしてマプッペ世代(2歳以下)は殆どの子が大家族(少なくとも兄弟が3人以上)の末っ子で、彼らも上のお兄さんお姉さんを見習っておとなしく座っている。なかには0歳児もいるので、もちろんたまに泣き声が聞こえたりはするのですけど。でも食事中はあくまでも大人のペースで、子どもがそれに合わせているという感じです。我が家の場合は平日の、特に夜は食事時間を一緒にするのが難しい上に、毎日ではないけど(←ここ強調)晩酌が入ることが多いので、大人のペースなんかに合わせていたら大変・・・でも日頃から家で訓練できていれば、外でも困らないのかしらね~と考えさせられました。いずれにしてもこういう施設を最大限に利用できるのは、もう少し子供が大きくなってからかなとも思いました。体力的に小学生以上から遊びの幅がぐんと広がるし、小学校高学年にもなると子供達だけでカンヌまで遠足にも行ってましたし。(ちなみにこの時4月19日時点で、もう5月中旬から始まる映画祭の準備=赤絨毯と長い階段が出来ていたようです)でも「プールサイドでのんびりする」という当初からの私たちの目的は果たせました。久しぶりにクロールでも泳げたし(まだ忘れていなくてよかった・・・)。それからアクアビクスに数回参加した結果、トレイナーから私の歩きかたの悪い癖を指摘されました。水中で足がつかないような状態でも癖が出ているんですね~気をつけなくては。あと来ている人達から聞いたのですけど、「バカンス村」とひと口に言ってもいろいろある様なので、またここも含めて他のところも利用してみたいです。全体的にフランスにしては全ての事がスムーズに運んで、ちょっと驚きでした^^写真左◆滞在最後の夜、プチ・キャバレーの音楽とダンスに合わせて手拍子をとる1歳半児写真右◆毎日殆どの時間をここで過ごしました
2007.04.20
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この日はグラースに来て初めての曇り空&ちょっと風が冷たかったので、午前中はプールサイドで過ごすのを諦め、再び街中へとベビーカーと徒歩で繰り出しました。まず向かったのが、この街一番の観光スポット、フラゴナール博物館※です。※フラゴナールはパリのオペラ地区と南仏エズにも博物館を所有していますが、生産工場を持っているのはここだけのはずルーブル美術館にもデッサンが所蔵されている18世紀のグラース出身画家、ジャン=オノレ・フラゴナールに因んで命名されたのが、グラースきっての香水メーカー、フラゴナール。いまや自他共に認める「香水の首都」グラースで、一番手のブランドになっています。香水の首都といえば、日本でも最近公開された映画「パフューム」の中で、主人公が香水を作りに向かうのはこの街です(って原作も読んでいないし、映画も観ていないのに言うのもなんですが)。この小説の映画化にティム・バートンも名乗りをあげていたらしいですね!・・・全然関係ない話で失礼しました。ここのフラゴナール工場兼博物館、素晴らしいことにガイド案内があるのに入場無料です。ではさっそく・・・と受付に行ったら、ちょうどフランス語の案内が始まるところだったので工場内に入ることに。ガイドの言語はプチ・トランが英・仏・伊語だったのに対し、ここは英・仏・独語でした。し・か・し!見学に集まっていた中で、唯一の子連れだった私達。1歳半児がここでおとなしくガイドの案内など聞いているわけがありません(涙)後ろ髪をひかれつつも工場及び博物館見学を諦めてお土産探しにブティックへ寄り、パッケージのきれいな石鹸などをいくつか買った後は再び街を歩きました。上の写真はフラゴナール博物館のメインの建物から横にはいった道、Amiral de Grasse通りです。ご覧のようにこんな坂道だらけのグラースの町並み。この通りにはコンラ○ショップ縮小版、みたいなフラゴナール・メゾンあり、南フランスのモチーフであるセミの図柄を施した可愛らしい食器を売る店や、同じく南仏モチーフのソレイヤード柄テキスタイルを扱う店などもありました。しばらくウィンドウショッピングを楽しんだ後はソレイヤード柄の子供用ワンピースなどをちょっと真剣に見ていたのですが、大量生産的な大雑把感がある割りに結構な値段がするので結局買わずじまい。同じ南仏でもプロヴァンス地方のアルル辺りへ行った時はテキスタイルの店が多く、品質も良くて種類も豊富だったので、この手の買い物はまたそちら方面へ行ったときにしようと思いました。もうしばらく歩くと子ども用品のリサイクルショップをみつけたのでしばしそこで洋服・本・おもちゃなどを物色し、木製のパズルをひとつ買って街歩きは終了、宿泊先へと戻ります。↑この日の収穫品。左はフラゴナールの石鹸。10種類くらいある香りはそれぞれパッケージが違って、どれもきれいで薫り高い石鹸です。お土産で既に配り終えてしまったので、うち用に残ったのはハーブティで御馴染みのヴェルヴェンヌ(くまつづら)の香りの石鹸ひとつ。右がリサイクル用品店で手に入れたパズル。左上にいるレトロなナースの雰囲気が気に入りました。1歳半でも赤いつまみを持って外したり戻したりが可能な、低年齢用パズルです。
2007.04.19
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グラース滞在、中日の水曜にはバカンス村にやってきたプチ・トラン(Petit train 小さい電車)に乗って街中を見学してきました。↑これがプチ・トラン。配色は違えど、フランスの主要観光都市ではどこでも見られます。パリだと確かモンマルトルの丘辺りを走っていたと思います。グラースは丘の上にある街だけあってどこも坂道だらけなので、これで手っ取り早く周れて正解でした。因みに大人5ユーロ、3歳以上の子ども料金は2,5ユーロで、車内に流れる観光案内のアナウンスは英語・フランス語・イタリア語の3つ。街中を見学といっても、見所は次の日の日記にでてくる予定のフラゴナール博物館、カジノ、あとは旧市街くらいで、本当にこじんまりとした街です。このプチ・トランは、幅の狭い急勾配な道でもズンズンと進んでいきます。曲がり角などでかつてこのプチ・トランが擦っていったとみられる痕跡、というか塗料の痕が付いているのをあちこちで発見、周りのお客さんたちと顔を見合わせて思わず苦笑いでした。しかしこの日は幸い擦ることもぶつけることもなく、車両が急カーブを曲がるたびに、車内からは歓声と拍手の嵐^^屋根は付いているけれどガラス張りのサンルーフなので、開放感あって気分良かったです。マプッペは電車の揺れとそよ風にあたったのが心地よかったのか、全部で2時間ほどの走行中の残り1時間はウトウトと半分眠っておりました。こうして午前中に観光を終え、午後はまたプールで過ごすことになります。食っちゃ寝の日々はまだ続く・・・
2007.04.18
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グラース滞在記、この先は短くまとめられるように努めます。さて昨日の続きです。私たちがとったある強硬手段とは、、「慣らし保育1日にして、ひとり保育デビューさせてしまう!」でした。この際付き添わずに一人っきりになったほうが、吹っ切れて他の子供達やシッターさんと遊ぼうとするのではないか?と。結論から言えば、この読みは甘すぎました・・・・・まだまだ新米両親です。この日は夫が託児所へ連れて行ったのですが、離れてから15分も経たないうちに泣き声の合唱がまた始まっていました(汗)私たちのいたプールサイドまでよく聞こえるのです。その中でもひときわ声量があるマプッペの泣き声・・・バカンスに来たのに、こんなに泣かせちゃいけませんね~ということで早々に引き取り、当初の予定通り3人で、そして夫と交代で子の世話をしながらまったりと過ごすことに。昨日は夫だったので、今日は私。プールではアクアビクスにも参加しました。敷地内にたくさん咲いていたジャスミン。いい香りです。話題を変えて、バカンス村での食事の話など。滞在費には1日3回の食事代も含まれます。あと遠出をする人用にはピクニックランチを持たせてくれるサービスもあり。この食事なんですが、フランスでの3食付滞在はスキー場などで経験済みで、そう大して期待していなかったのに、ここのはとてもよかった♪朝はパリパリに焼けたクロワッサンが出てくるし、新鮮な野菜で作った前菜(昼はビュッフェ形式でサラダが何種類も並び、夜は各テーブルにサーブされる)も、メインも飽きがこない様に毎回工夫されていました。量は日本人にちょうどよいくらいのボリュームで、味付けはプロヴァンス流(主ににんにく、バジル、オリーブオイル、トマトなど)が多かったので、私の好みでした。夜はデザートにケーキが毎日出てきたけれど、これも美味しくて、でも全部食べても食べ過ぎた感がなく、翌朝の胃も軽かったです。←これ大事!あとワインもロゼと赤が飲み放題なので、南仏にいると冷えたロゼが飲みたくなる私は毎食これでした。北フランスの生活でロゼワインを飲むことってあまりないけれど、南は産地だからか、気候の関係か、ロゼがとても美味しく感じます。明日はいよいよ観光に出掛けます。
2007.04.17
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まだまだ続きます、南フランスのグラース滞在記。バカンス村からみた、グラース中心部の町並みというわけで月曜の朝にさっそく、顔合わせも兼ねてマプッペを託児所へと連れて行きました。そこには0歳児(生後3ヶ月から預かってもらえる)から5歳くらいの子どもまで、全部で20人は集まっていたと思います。程なくして2歳半以上と未満のグループに分けられて、うちの子も含めて未満の子達は庭園から室内へと案内されました。この時点で付き添いの親達はとっくにこの場を去っているのですが、初日だし、マプッペが慣れるまで私は残ることに。今までも親子の育児サークルや公園、もしくはスポーツクラブの託児スペースなどで他の子供達に混ざって遊んでいたし、ここに来る前も年上のいとこ達と楽しそうにしていたので、私が付き添っていれば問題なく遊べるだろうと思っていたのだけれど・・・この日はなかなか遊ぼうとしなかったマプッペ。私がいろんなおもちゃを取り出してみても振り向きもせず、他の子たちが興味を示して私の側に寄ってくるとやきもちを焼く^^仕舞いには、園庭にいたときからずっと泣いていた男の子につられて次々に子供達が泣き出し、託児所内全体のムードが怪しくなってきました。そのピークを迎えたのが、なんとうちの旦那が登場した時(汗)まるで火がついたかのようにマプッペが泣き始めたのです。その声の大きさに周りの子がビックリして連鎖反応を起こし、10人中8人が同時に、もしくは交代に泣くという、泣き声の大合唱状態になってしまいました・・・その時その場にはシッターさんひとりと私がいたのですが、「このひときわ大きい泣き声は誰~?!」と、もうひとりのシッターさんであるソフィー(昨日の受付時に話した人)が驚いた様子で飛び込んでくるほどの凄まじさ。すみません、うちの子です・・・・・・・母親が付いていてもこれというのは一体?でも夫の登場によって、マプッペがずっと不機嫌だった理由がはっきりしました。「父親(旦那)が近くにいるのは分かっているのに、自分と遊んでくれない。」うちでも、週末になるとこの傾向が見られるのですよ。分かってはいたけど、つくづくパパっ子なんだね、君は・・・結局この日は2時間足らずで託児所を去り、お昼を食べた後は予定通り3人でプールで泳いでのんびりと過ごしました。この日は気温もあがって、まさにプール日和でした。しかし、これを機に集団生活にも慣れてもらえればいいな~という親心から、翌日私達はある強硬手段を実行してしまいます。(しつこく)つづく
2007.04.16
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旅行記第3弾。 第2弾もよろしかったらどうぞ~ここからようやくバカンス1日目です。やってきました、南仏コート・ダジュール地方の「内陸」、グラースGrasse(前回のリンク先と同じページ)のバカンス村。リンク先のページにもありますが、コート・ダジュールは海だけでなく、内陸部にも様々な観光地が点在しています。グラースはそのひとつで、香水の生産地として知られている所です。海岸は一番近い所でも10kmくらいは離れているのではないかと。カンヌまでは20km弱くらい距離があります。バカンス村(Villages Vacances)というのは、日本でもクラブメッドなどが知られていますが、フランスもバカンス大国なだけあって同じようなコンセプトで運営しているバカンス村が何社か存在します。そのコンセプトのひとつが、「子供達を他人に任せて」、「親達が楽をする」「子供達は楽しみ」、「大人たちはのんびりする」施設であるということ。つまり子供が引率者付きで同じ年頃の子供達と一緒に遊んでいる間、大人は自分達の好きなように過ごせるということです。そのために用意されている大人用と子供用の数々のリクリエーションも、全て滞在費に含まれています(一部の遠出をするものは別料金)。もちろん家族が皆で一緒に過ごすのも自由。3回目とか4回目なんていうリピーターの家族も何組かいて、その人達はもう大体周辺も、そこでの活動も知り尽くしているので、家族揃ってプールサイドでノンビリしていることが多かったと思います。プールといえば、ここには4月からオープンしている屋外温水プールがあって、私たちの滞在中の一番の楽しみはそれでした。観光は二の次で、とにかくここで泳いで日に当たってノンビリしようと。で、この日早速プールに入ったのですが、翌日からの夏日と違い、この日は比較的まだ暑くなかったので、結構水温は冷たく感じました・・・本当に温水なの?これー?と私は早くもリタイア。寒がりなのは私だけかと思ったら、周りにいた子供達も「きゃー、つめたーい!」と叫び、入っている人はあまりいませんでした。この日はプールに入る程の気温ではなかったのでしょう。マプッペは足をバシャバシャとつけるだけに留めておきました。その日の夜はウェルカムパーティーがあって、年齢別にClub d'enfants(キッズクラブ)の登録を受け付けていました。私達は当初、マプッペを預けて自分達はどこかへ行こうとかは考えていなかったのですが、1日数時間くらい同じ年頃の子達と遊べるのならそれもいいのではないか、という気持ちで一応登録してみることに。登録の際担当者(彼女がシッターさんでもある)に、「うちの娘はまだ託児所などの集団生活は未体験なんです」と伝えました。「それなら少しずつ始めましょう」と彼女も了解してくれ、こうしてマプッペ、ようやく託児所初体験~のお膳たてが整った♪とこの時は思えたのです・・・が。つづく施設内バーのテラスからプールを眺めた図。向こうの丘のほうにグラースの家並みも臨めます・・・ってちっちゃ過ぎますね・・・
2007.04.15
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旅行記第2弾。 第1弾はこちらからどうぞ!アンブランの叔父宅から次の目的地まではちょっと距離があるので、昨夜は叔父の家に宿泊。翌朝の目覚めとともに目に飛び込んできたのは、うっすらと雪を被ったアルプスの山々~それはもう「雄大」だなんてひとことでは言い表せないくらい、清々しくどーんと構えていました。やっぱりアルプス山脈はいい!うっとりと眺めすぎていて写真を撮り忘れてしまったのが残念。次に行く時は忘れずに写真に残しておこうと思います。ここにある湖は、絵の具をひっくり返したかのような「水色」できれいなんですよ♪そして朝食後早々、次へ向かったのは、これは外せない夫の実家家族宅へ。ここで昼食をとりつつ、マプッペはいとこ達にたくさん遊んでもらって最終目的地へと向かうのでした。ところで、いとこ達の中にマプッペと同じ2005年度生まれの姪(姪は1月、マプッペは9月生まれ)がいるのですが、2歳と3ヶ月のこの姪がもう普通に大人と会話していてビックリ。彼女は1歳半くらいから舌足らずながらも、大人との会話が成立しはじめていたのだとか。フランスだと生まれた年度別で学校の学年が振り分けられる(例えば2005年1月から12月生まれという風に)ので、来年9月からの幼稚園では同じ学年になるふたり。個人差もあるけれど、約10ヵ月近く(1月初旬生まれと9月下旬生まれ)の違いって大きいなぁ・・・閑話休題。いつもながら長い前置きですみません。夫の実家家族宅を出発して、私たちがこれから1週間のバカンスを過ごす滞在先へ向かうのに、高速道路A8号線、通称ラ・プロヴァンサル(La Proven?ale)を利用しました。「A8」のAは高速道路、AutorouteのAだと思います・・・たぶん。ラ・プロヴァンサルは画家セザンヌの出身地として知られるエクサンプロヴァンスから、イタリア国境の街でレモン祭りが有名なマントンまでと、南仏のプロヴァンス・コート・ダジュール地域を繋ぐ道路です。エクサンプロヴァンスからこの道路に乗って直ぐ、左側にデカデカと表れるのが、セザンヌがシリーズで描いたサントヴィクトワール山。こちらもアルプスに劣らず、見応えのある山です。ちょっと曇っていて見えにくいですね・・・肉眼ではもっとはっきり見えたのですけれど。この山の白いのは石灰岩の白で、雪ではありません。目の前に広がるのは菜の花畑。この季節はあちこちに黄色い絨毯が敷き詰められているかのように度々見かけました。因みにセザンヌのサントヴィクトワール山のひとつはこれ。ポール・セザンヌ 「サント・ビクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺め」 1878-1879年 油彩、キャンパス プーシキン美術館コレクションよりこのサントビクトワール山から少し走ると、今度は右側にこんな山の光景が延々と続きます。(写真は帰り道に撮ったものなので、方向が反対になっています)この近くにフランスでハイキング、というかトレッキング(ランドネ Randonn?e)のスポットとして名高い、Les Gorges du Verdonがあります。以前夫がトレッキング経験も無いのに↑ここのランドネに参加して、「5時間も休憩なしで歩かされた」とボヤいてました。でも景色はそれはそれは素晴らしかったようです。話がズレましたが、このA8号線はこの後も「サントロペ」だの、「カンヌまで何km、ニースまで何km」などとバカンス気分を高めてくれる地名がたくさん出てきて、単純な私はワクワクしっ放しでした。同じ南仏でもプロヴァンスとコート・ダジュールは太陽の照りつき方が違うし、ニース方面へ近づくにつれてどんどんリッチなスポーツカーが増えてきて、ミーハー心はくすぐられる一方。一台だけ、スポーツカーをオープン状態にして長い髪をブンブンなびかせて走っている車があったな・・・あの涙ぐましい?!努力には感服致しました。私たちが利用している間にこの道路から海が見えたのは1回だけ、それもほんの一瞬でした。あれがどの辺りだったのか・・・カンヌより手前だったような(曖昧)。そしてこの高速道路を降りてから数km走った所で、今回滞在するバカンス村があるグラースへと辿りつくのでした。第3弾へと続きます
2007.04.14
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旅行記第1弾です。昨年末からこの時期に家族で休暇を過ごすことを考えていた私達は、行き先を南フランスのバカンス村に決めて計画をたてました。夫の家族は南仏方面のあちこちに住んでいるので、普段は遠くてなかなか顔を会わせるのが難しい状況です。が、全員を訪問するのは物理的にも時間的にも無理なので、今回は前から「行くよー」とずっと言ってあった、南東フランスはオート=アルプ県に昨年家を建てた夫の叔父の所へとまず寄ることに。という訳で最初の目的地は上の地図で黒文字になっているアンブラン(Embrun←フランス語サイト)市。地図はリンク先のサイトより拝借うちからここへ行くにはパリを経由するルートになります。地図中の北の地点にParisの文字が見えるかと思いますが、我が家はこのパリよりさらに左、というか西の地点にあるので、走行距離は片道1000km強となります。パリからブルゴーニュ地方へと下り、リヨンを通ってグルノーブルを抜けるまでは高速道路で、1歳半児を連れているためにこの間途中のお昼休憩も入れて計4回サービスエリアを利用。サービスエリアはトイレ、屋外のテーブルにベンチのセットだけのものから、ガソリンスタンドとカフェテリア、ファストフード店を付設したものまであって、日本のそれとほぼ一緒です。後者のタイプには大抵ナーサリールームがあって、オムツ替え台や子供用の小さなトイレ、哺乳瓶を温める器械などが揃っており、どこもきれいに掃除されていました。因みに前者のタイプには滑り台などの子供用遊具があるので(これは車の中から走行中に確認)、1回はそこでピクニックをしながらマプッペをしばらく遊ばせました(この時点でまだ後500kmくらい行程は残っていた)。最後1時間くらいは延々と山道の国道を抜けていくため、停車する場所もなくて1歳半児はちょっと大変そうだったけれど、夕方6時過ぎになんとか山と湖のきれいな街アンブランまで辿りつきました。休憩もいれて計13時間のドライブでした。アンブランは街の中心街には学校や商店、カフェにスーパーなどひと通りのものは揃っていますが、そこから車で5分も走ればたちまち山と動物しかいない「ハイジの世界」となります。そんなハイジの世界の中でもいくつか集落があって、義理の叔父の家はそれぞれが思い思いに建てた新築の家ばかりが並ぶ地域にありました。庭に子供用遊具を置いている家が多かったけど、若い家族が結構いるのか、それとも孫が遊びに来たとき用か?日頃から多忙な義理の叔母ですが、ちゃんと手を掛けた料理と、デザートに出てきた果物のタルトレットのビスキュイに至るまで手作りで用意してくれていて(クリームも手作りカスタードと生クリームをあわせたものでした)、お客さんが来てもデザートを手抜きしていた自分を反省しました。と言いつつも、「やっぱりオーブンは料理用と製菓用、2台必要よね~」と彼らの近代的なシステムキッチンを見ながらつぶやいたりもして、まるで自分の手抜きが環境や道具のせいかのような抵抗も忘れませんでした。旅行記第2弾へとつづく
2007.04.13
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相変わらず接写に失敗してピントがずれていますが、近所の八重桜も満開まであともうひと息です(2007年4月9日撮影)。春を告げるカーニバルが終わり(パレード中はビデオを回すのに一生懸命で写真は殆ど撮れず)、今年も4月8日の日曜日にキリストのご復活を祝う復活祭(パック P?ques)を迎えました。そして翌日の月曜日も毎年「Lundi de P?ques(復活祭の月曜日?)」の祝日となっているフランスです。この週末の連休を境に2週間の春休み、俗に言うイースター休暇(Vacances de P?ques)に入ります。学校はもちろんお休み、子供達の休みにあわせて休暇をとる人達が多いのも通常のバカンスどおり。復活祭の週末、7日土曜日の夜は9時過ぎに教会の鐘が街中に鳴り響いていました。夜のミサで鐘を鳴らすのは、クリスマスイヴとこのご復活前夜くらいだと思います。翌日曜のご復活当日の夕方も教会の復活祭ミサ帰りらしき家族連れをたくさん見かけましたが、皆いつもよりもおしゃれをしていたような印象を受けました。普段のミサ参列時の質素な装いと、結婚式参列時の装いの中間くらいの感じ・・・。こうしたかつてのカトリック大国の名残を見せながらも、近年はますます政教分離(ライシテ La?cit?)化が進んでいるフランス。現代のフランスでこの復活祭を象徴するものは「春の到来」だったり、「卵やうさぎを模ったチョコレートを贈る」など、宗教性の薄いものへと変わってきています※※卵は「誕生」を、うさぎは「多産」を象徴するモチーフだと言われています。チョコレートを贈りあう習慣は19世紀末からのものだそうですが、宗教的な意味合いはないのだとか。チョコレートは主に子供達へと贈られます。庭や家の中に卵型やうさぎの形をしたチョコレートの包みを隠しておき、それを子供達が探し当てるというゲームをする習慣は広く浸透しているので、この時期はあちこちのお店で華やかなパッケージのチョコレートが見られます。さて、そんな時期に私がハマっていたのは、イースターブレンドの紅茶。 M?lange de th?s de Chine et de Ceylan, ar?mes de vanille, marasquin, chocolat et naranquilla, agr?ment? de p?tales de rose rouge et de bleuet.「中国茶(フランスでth? noir、つまり黒茶と呼ばれるもの)とセイロン茶をミックスした茶葉に、バニラ・マラスカン(マラスカ種のさくらんぼから作られるリキュール、芳香酒)・チョコレート・ナランキア(南米でとれる小さいオレンジ)の香りをつけ、赤いバラと矢車菊の花びらで飾り立てたもの」 イースターティーの説明書きより。因みにパッケージもフランス語でなく、「Easter tea」と書かれています。が、イースターブレンド↓ 左写真のブレンドティーの中に見える青いものは、矢車菊(bleuet)の花です。お茶の蓋を開けた瞬間にチョコレートなどの甘い香りがプーンと漂いますが、口当たりは柔らかくてしつこさがなく、それでいて食後やお茶の時間に楽しみたいようなコクのある美味しさがあります。期間限定品なのでそろそろ見かけなくなるかもしれませんが、来年も見つけたらまた楽しみたいと思います。因みに右写真はイースターエッグを模したチョコレートで、プラリネ入りでした。以前はこういう甘いブレンドティーやチョコレートは、どちらかというと酒飲みなためにあまり口にする習慣はなかったのですが、フランスで生活するようになって年々頻度が高くなっているような気がします。マプッペにもまだチョコレートを解禁していないのに、自分ばかり楽しんでいるという罪悪感が無きにしも非ず・・・マプッペにはチョコレート、いつ解禁してあげようかしら。そんな春真っ盛り、世間のバカンスモードに便乗して我が家もちょっと遠出をしてきます。方角は南♪マプッペとは初のロングドライブ。そして両実家以外の場所に宿泊するはじめての家族バカンスにちょっとドキドキしていますが、夫にとっては年始から指折り数えてきた春の休暇を思い切り楽しんで来たいと思います。次の更新時には仏大統領選挙第1回投票が済んで、決戦に進む2人が決まっていることでしょう。それに未だに壊れたままの温水タンク問題もバカンス中に解決する筈なのですが・・・どうなることやらです。
2007.04.09
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東京は昨日雪が降ったんですか?一昨日実家とも話したんですが、関東地方は寒いようですね。こちらは日中20度近くなってまぁ過ごしやすい春になっています。風がなければ半袖でも外を歩けるくらい(←実際歩いた人)。家の前の桜並木も週末には七分咲きくらいになりそうな勢いです。昨日は早朝から「温水タンク破裂事件」が起きまして、現在お湯が溜められない状態になっている我が家。この詳細と続きはまた改めてご報告致します。さて先週末はベビースイミングで仲良くなったR(父)・V(娘)親子宅へ夕飯に招待されて行って来ました。そもそも始めはこのスイミング仲間であるVちゃんが3月中旬に4歳の誕生日を迎えるので、その誕生会という名目での誘いだったのですが、結局は大人同士がゆっくり話す会・・・というより、飲み会となりました。郊外にある一軒家で、スイミングに参加していない向こうの奥さんに会うのは初めて。奥さんの友達もひとり来ているとのことで行く前はやや緊張していたのですが、シャンパンもワインも美味しくてついつい飲みすぎてしまうほど途中からリラックスしてしまい、翌日は久しぶりに二日酔いでした(恥)そして本題になりますが、今回の招待時に頭を悩ませたのはVちゃんへの誕生日プレゼントです。おもちゃや本などの対象年齢を見たところで4歳の女の子の普段の生活環境や、興味を持つものなどがまるで分からなかった私は、同じ年頃のお嬢さんがいらっしゃる、リンク仲間のpanda_parisさんとMIMImamaさんに助けを求めてしまいました。(お二方ともその節はお忙しいところ突然申し訳ございませんでした。そしてご丁寧なお返事を頂き、本当にありがとうございます。)お2人にはかなり具体的なアドバイスをいただきまして、そのご意見を参考にしながら選んだのがこれです↓右下に見えるのは、「人形の家具、手作りキット」。MIMImamaさんから粘土などの工作キットをお薦めいただので、なにか手で作って遊べるものをと考えたのと、人形をたくさん持っているようだったので(実際彼女の部屋には溢れんばかりの人形達がいた)、一緒に遊べるかと思って選びました。木でできたパーツを枠から抜き取って組み立て、色をつけるだけという手軽なものです。お庭もある家なので、晴れた暖かい日に外で絵の具を使えば、家の中も汚れないかなと・・・左上は、「La Belle et la B?te(美女と野獣)のCD付き絵本」。Rから「Vの部屋はトイ○ラスのようだ」と聞いていたので、おもちゃは間に合っているだろうと考えた私達は4歳の子向けの本を選ぶことにしました。そこでpanda_parisさんからこの年頃の女の子はプリンセスもの(シンデレラとか、眠れる森の美女とか)が好きだと伺っていたことを思い出し、他にもピノキオとかあったけれど迷わずこれに。絵本表紙の真ん中にある写真のMarl?ne Jobert(ゴダールの「男性・女性」※で銀幕デビューした女優で、最新の007シリーズでボンドガールを演じたエヴァ・グリーンのお母さん)がテキストを読んでくれます。Vちゃん本人はまだテキストが読めないと言っていたので、このCDも読む練習材料になってくれればいいなと思っています。※頂いたコメントで気づいたのですが、日本でも有名なフランス映画「男と女 Un homme et une femme」はクロード・ルルーシュ監督作品で、ゴダールのほうは「男性・女性 Masculin Feminin」でした。タイトルも似ているし、製作年も同じ!なのでちょっと混同してしまいました。といってもVちゃん、私にこの絵本の挿絵を見ながら自分で作ったお話を聞かせてくれましたけどね^^子どもの想像力ってすごいです。Vちゃんと一緒に、マプッペもこの日は特別に夜更かしさせました。Vちゃんの持っているたくさんのおもちゃで飽きずに遊んでくれていて助かりました。そのお蔭で二日酔いにもなったわけですが・・・因みに夫は運転があるので、Rと私が殆ど飲んでいたという・・・←小さい子の母親がこれでいいんでしょうかねぇ、もう。 ↑これは同じく先週懲りずに映画館で観てきた映画、「Alpha dog アルファドッグ」のひとコマです。現在も裁判中の実話を元にしたシナリオもさることながら、監督(往年の名監督J・カサヴェデスと名女優ジーナ・ロランズの息子、ニック・カサヴェデス)も一部の出演者(冒頭から「パリ・テキサス」のトラヴィス!)も映画ファンにとって十分に話題性のある映画なんですが、一押しはなんといってもこのジャスティン・ティンバーレイク(写真右)。この人、キャメロン・ディアスの元彼で歌手ということしか情報のなかった(それに彼の歌に共感できる若さはもう持ち合わせていない・・・)のですが、これで一気にファンになった私です。彼も実在の人物を演じているのですが、これは彼のために用意された人物像だろう、、ってくらいハマリ役でした。なんだかとりとめのない日記になってしまってすみません。フランスはまたイースターの、春のバカンスの時期に入っています。この地域は今週から(また3地域交代制)。バカンス時期で温水タンク問題が無事早く解決できるのか、それが今一番の気がかりになっています。
2007.04.05
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