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数ヶ月前から地元の新聞でその制作過程を見せながら話題になっていた、巨大な象のロボット。この日土曜日の夕方にその「始めの一歩」がお披露目されると言うことで出かけてきました。人の流れに乗って大きな倉庫の反対側へと回ると、ちょうど象がこちらへやってくるところに遭遇~象の頭の上に人が乗っているのが見えますか?顔のアップ。まばたきをする表情を見せたりとよく造られています。頭の下には操縦席が。横から見た図。胴体部分にも人が乗っています。全部で35人乗れるそう。逆光でちょっと見づらいですが、後ろも何やら機械仕掛けになっていてブランコに乗ってユラユラ揺れている人もいます。これはフランス西部のロワール=アトランティック県ナント市で現在開発中の地域の目玉として出てきたアトラクションです。象の高さは12m、幅は8m、重さ45トン。50前後の男性2人が長年思い描いていたアイデアが、ここSF作家ジュール・ヴェルヌ生誕の街で実現したということだそう。加えてこのナント市にはフランスで数少ない(唯一?)木(を造形加工する為)の高等技術学校(Ecole Sup?rieure du Bois)があるのと、就任時から都市開発と芸術分野のイベントに力を入れて街の活性化に貢献してきた、ナント現市長の協力もあったのだと思います。象に乗る料金は20分間で、大人6ユーロ、18歳以下や学生・失業者の割引料金が4ユーロ50、3歳以下は無料。私達は乗りませんでしたが、傍から見ているだけで楽しかったです。マプッペは目を丸くして見つめていました。近々同じ場所に、4mのマンタをはじめ、巨大な海の生物達がお目見えするとか。他にもナント市では夏限定で野外彫刻展が行われているので、こちらも出かけたらレポートする予定。もうちょっと夏らしくカラッと晴れてくれるといいんですけどね!今のところ涼しくて天候も不安定な北フランスの夏です。Les Machines de l’IleLes ChantiersBd L?on Bureau - 44 200 Nantesトラム一番線のChantiers Navalsで下車してすぐ。
2007.06.30
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ご無沙汰しております。ちょっと前からネット接続は出来ていたのですが、引越し後はどうも腰を落ち着けてPCに向かう時間が取れず、更新をサボり続けてしまいました。さて、引越し当日は旦那と友人O君が頑張ってくれたお蔭で、全てが滞りなく無事に終わりました。私はと言えば、次々に運ばれる荷物を横目に我が家の豆台風(マプッペ)の相手をしていただけ・・・引越し翌日は私の誕生日だったこともあって、まだダンボールだらけの新居の中でも辛うじてリビングだけを片付け、O君と彼女(にも少し手伝ってもらった)を呼んでケーキを食べました。このケーキがメレンゲとスポンジをミックスさせた様な生地(たぶん製菓用語では何か名前があるのだろうけれど・・・)に、プラリネとカカオを併せたクリームが挟まっていて、その両者のバランスの絶妙さに一同しばし感動^^見た目は四角い形のケーキに粉砂糖で斜めに模様を描き、上にイチゴとフランボワーズをトッピングしただけのシンプルなデコレーションだったのですが、さすがはプロの仕事♪と思わせてくれる味で、満足感が大きかったです。話は引越し話に戻りますが、今回は初めての家具付き引越しでした(パリではずっと家具付き物件に住んでいたため)。家具ってきちんと梱包しない限り、やっぱり運搬中に傷が簡単に付きますね。イケアの家具がメインでよかったかな、と。ちょっといい家具はもう永久的に住む家まで我慢しようと誓い・・・(って今は買う予定もないけれど。まぁいつかは)あと前回の家は家具無しだったけれど、台所は完備されていたので、今回の引越しで新たに冷蔵庫が加わりました。これは次の引越し(引っ越したばかりだけどもう次の引越しのことを考えている)がまた大変だぞーと思っていたのだけれど(冷蔵庫結構大きいので)。でも昨夜この映画をDVDでみて、私はなんて小さいことで頭を悩ませていたんだいっと思い直しました。ペドロ・アロモドバルの「Volver」 ←オフィシャルサイト(英・仏・西語)劇中で女3人が冷蔵庫を運ぶシーンがあるのですが、そうよ、エレベーターがあれば、冷蔵庫の上げ下ろしなんて楽勝!と思わざるを得ない女3人の奮闘っぷり。ついでにどでかい冷凍庫を車に積むのも女4人でやってしまうんですよね、、男の力なんて借りないよとばかりに。因みにこの映画でのペネロペ・クルスのファッションはかなり今時流行のスタイルですが、どれも似合っていて可愛いです。彼女は母国語(スペイン語)での演技だととてもいい女優だなぁと思います。話をまた引越し関連に戻しますと。その後は新居に移って足りないもの(例・カーテン)などを求めてあちこち買いに走ったり、公共機関への住所変更届けとか(面倒だなと思っていたけど、今は殆どの機関への変更届がサイト上で出来るんですね~)、前のアパートの掃除だとかいろいろやっていました。一番頭が痛かったのが県庁への住所変更届(外国人なので、滞在許可証が発行される県庁で※直接住所変更をしてもらう必要がある。こればかりはサイト上ではできないので)だったんですが・・・※パリ市は各区にあるCommissariat(警察)が管轄になっています。手続きはこちら→参照というのもうちの管轄の県庁は窓口がきちんとオーガナイズされていないので、予約ひとつ取るにもいつも混み合っていてえらく時間が掛かるんです。しかしこれがいつの間にか外国人窓口の営業時間が以前より延長されており、そのせいなのか運が良かっただけなのかガラッと空いていて、新しい住所の住居証明(電気料金明細とか契約書など)のコピーを渡しただけで、ものの見事15分ほどで終了~待っている間に読もうと思って持参していた書類たちの出番もなし!これは嬉しい誤算でした。とりとめもない近況報告でしたが、また折をみて更新していきます。
2007.06.29
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どうやらマプッペがここ2週間くらいの間に第一次反抗期(イヤイヤ期)に突入した模様です。まだ特定のこだわり(気に入った洋服でないと着たがらないとか、自分の考えたとおりの遊び方でないと機嫌を損ねるとか)はないのですが、スムーズに事を運ぶのが大変な時期であります。それが顕著にでるのが食事時。遊び食べとも言うのかもしれませんが、食の好みが結構はっきりしてきて、気に召さないものはなかなか食べようとしません。それでも食事の順序が逆になったり(デザートのヨーグルトなどを先に欲しがる)、多少残すことはあっても、最終的にはバランスよく食べてくれるので、偏食は今のところなさそう。しかし、私が「~しないのっ」と否定語を使った時は必ずといっていいほど反抗してきて、その後はNon、Non!と何に対しても首を振るようになってしまいます。しかもNon!のあとにニッコリ微笑んできたりもするので、これが出てきた当初は対処法が分からなくてグッタリしていたのですが、「この時期のNonはゲームの一種でもある」というのをどこかで読んで、こちらもゲーム感覚で臨むことにしたらだいぶ気が楽になりました。ゲームというのは、例えばそこに書かれていたのは、《服を着替えたがらない子供に(窓の外を見ながら)「あれ~カッコいい車が停まっているね」とか「可愛い猫が通った!」などと話しかけて、子供が他に気を取られている間に服を着せてしまう》という、他の事に気を向かせて誤魔化す?!作戦。あとはこちらに来て欲しい時に、「じゃあね、バイバイ」と言ってみるとか。まぁこの先は相手のゲームレベルも上がってくるでしょうから、また作戦練りが必要になってくるかもしれません^^とにかくお互いがフラストレーションを溜めないような方法を見つけていくしかないです。躾も大事だけど、食事の時間を辛いものにもしてほしくないので、今はじっと我慢。またもや親の忍耐力が求められているような・・・でもその反面、どんどん人間らしくなっていて楽しいことも多い時期ですね。この前、私が持っていたおもちゃに手をのばしながら「Donne!(ちょうだい)」と言った後に、「ちょだい!」と言い直したのには笑いました。バイリンガル道、第一歩か?・・・・・・・気が早すぎ・・・・・・?引越しまでにもう少し更新できるかと思っていましたが、これが引越し前最後の更新となりそうです。引越し先で接続できるまでどのくらい掛かるか、なにせフランスのことなのでハッキリとは分からないのですが、落ち着いたらまた近況報告させていただきますので、今後ともよろしくお願いします♪
2007.06.13
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引越し前でPCに向かう時間がなくなりつつあるこの頃ですが、おかげさまで準備は順調に進んでいます。ところで今度の引越しに伴っていくつか電化製品を購入することになり、久しぶりに大型店のチラシ広告などに目を通していて、あることに気が付きました。それは、「料金何ユーロ」と書いてある横に「Eco-part 何ユーロ」と必ず書かれていること。Eco-partはEco-participation、エコロジー協力(もしくは参加)の意味です。2006年11月以降に新品で購入される、全ての電化製品および電子機器が対象になっています。(プラスチック製品も対象になっているものがあるとか)日本では近年大型電化製品を廃棄する際、引き取り料が掛かったと思います。そしてフランスでは引取りを有料にしない代わりに、購入時に先に払わせてしまおうというのが、Eco-participationです。大型製品のみならず、デジカメなどの小型電子機器も対象です。で一体どのくらい掛かるのかというと、数サンチーム(もしくはセント。通貨がフランだった頃の名残でフランスではまだユーロの下の単位をこう呼ぶ。1ユーロは100サンチーム)のものから最大で13ユーロ(1ユーロ160円計算だと2080円。結構しますね)掛かるものまで。どうやって割合が決まるのかといえば、例えば500ユーロの冷蔵庫は13ユーロ、1000ユーロのコンピュータが30サンチームといった具合に、Eco-partは料金に比例したものではなく、重さや大きさが関係してくるのだそう。こうやって強制的に有料にしないとリサイクルに協力してくれない国民なんでしょう^^他にもフランスのリサイクル事情を少しご紹介。これはフランス赤十字が街角に置いている、いらなくなった洋服を回収する箱です。うちも引越しの片付けで着なくなった洋服をまとめて持っていきました。ちょうど衣替えの季節だからか、同時に何組も見かけました。高さは2メートル近くある大きな箱が一箇所に3つも並んでいます。上のくぼんでいる部分に洋服を入れ、真ん中のレバーを持ち上げると箱の中に納まるという仕組み。引越しを機に持ってくる人が多いのでしょう、「ここに洋服以外のもの、家具などは置いていかないでください」という貼り紙がありました(でも横に小さいチェストが捨てられているのを見ましたが・・・)。↑こちらちょっと分かりにくい写真ですが、市が街中に設置しているリサイクルボックス。左からペットボトルなどのプラスチック類、真ん中がガラス瓶、右が新聞紙やダンボール類を回収する箱です。ここにも「(回収箱が一杯になっている時に)箱に入れずに横に放置することを禁止します。見つかった場合は38から3000ユーロの罰金です」と書かれていました。リサイクル対する国民の意識は、まだまだ教育され中といった印象のフランスです。
2007.06.04
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すっかり6月になっているというのに、5月のカンヌ映画祭関連の話題です。今年は(も?)私の好きな監督がたくさんコンペに参加していたので、5月27日の受賞結果をそれは楽しみにしていたのですけど、河瀬直美監督の日仏合作映画「殯(もがり)の森」の受賞は想像外に嬉しかったです。とはいっても私はまだこの監督の作品を観たことがありません。なんとなく予告編から作風を想像することはできますが・・・日本でよりも海外ウケ、とりわけ欧州でウケる作品なんだろうと思います。コンペで上映された時も、その1カット毎の絵の美しさが絶賛されていましたし。特に監督の出身地、奈良の自然風景を映し出すシーンなど、こちらの人達(欧州文化で生まれ育った人達)にとって「神々しく」映ったのだとある批評を読みました。あらゆる事物に神が宿るという神道の考えは、日本で生まれ育った私達の中に知らず知らずのうちに根付いているものですが、日本で日々忙しく過ごしていると、神道のことなどあまり意識する機会はないと思います。しかし、例えば日常的に使う「いただきます」という挨拶。これは食事を用意してくれた人への感謝の気持ちでもあるけれど、畑の作物だったり、魚や動物などへの感謝の表明でもあります(よね?!)。フランス語でも食事の前にいう「Bon app?tit!(ボナペティ)」という言葉があります。英語だと「Enjoy your meal!」ですが、どちらも食事をする人に対して「どうぞ食事を楽しんでください!」とか「召し上がれ」という意味合いです。で、日本語で食事の前にいう言葉はあるのかと聞かれて、あるけど意味合いが違うと上記のように説明しますと妙に感心されたりするわけです。そして同時に私も気づくわけです、そうか、私達は日頃から自然への感謝の気持ちを養っているのかと!かなりこじつけてしまいましたが、この作品のテーマはもっと他のところ(家族との別れだったり、認知症だったり)にあるのは承知の上で、日本ではウケないかもしれなけど、日本人にこそ観てもらいたい作品ではないかという気がしました。私も機会を見つけて観ます、前作も併せて。奈良は修学旅行も入れて数回訪れましたが、そのうち1回は大学のゼミで石舞台などの古墳巡りを自転車でしたことがあります。その時の印象が強くて、フランス留学が終わったらちょっと奈良に住んでみようかなんて考えていた時期があったことをふと思い出しました。そして河瀬監督はその作風ゆえ、日本での資金集めに苦労しているとのことですが、これからもフランスを味方に付けて映画を撮り続けて欲しいなと思います。って、作品を一本も観ていないのにこんな風に思うのも変な話ですが。
2007.06.03
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