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本当は昨日なんだけど、混んでるのでこっちで。ギャラリーゑいじうのカレンダー展に今年も参加する。で、作品を作って11/27の夜、やっと納品してきた。去年と同じく、FDサイズと蛇腹ミニサイズの二種類。ヘンテコ牛シリーズ。冬の祭典のカタログに載せたデザインからは、思い切り変更になってしまった。蛇腹は、今年はロクタ紙がなかったので包装紙をくるみに使ったら、かなり違う雰囲気になった。スタイリッシュというか……でもそのスタイリッシュさをヘンテコ牛が全部ぶち壊しているというか……。しまった、原価が少し下がったんだから、蛇腹も300円に値下げすればよかったかな。でもあの手間を考えると値下げに踏み切れない………。蛇腹、来年はもう作らないかも。不器用な私にはけっこーめんどい(笑)。だいたい工作は苦手なんだ、私ゃ。もっと得意分野で勝負すべきだよね!?(得意分野って、何だ? あるのか?)まぁ、いろいろあるけど(?)よかったら観に行ってやってください。他に、もっとアーティスティックなカレンダーがいっぱい!(ほとんどが本職のアーティストの作品だから)中には「これって、カレンダー…?」と思うようなフシギなものもあるかも。佳いものからどんどん売れていくので、早めのご来場をオススメ。★カレンダー展は12/2~12/13開催。ギャラリーゑいじうにて。 →http://www.eijiu.net/
2008.11.28
「二食騒動」、4本目掲載(まだ終わってなかったんだ、びっくり)。「距離が二倍になったら、賃金も二倍になるだろうと云う勘定でやって来た。」↑グアテマラ移民のハナシ。二食騒動はもうあんまり出てこない。▼天野芳太郎氏の中南米随筆―遙かなる国々はこちら「二食騒動-4」http://www.geocities.jp/peruamano/haruka11-4.htm
2008.11.27

クスコからチチカカ湖湖畔の都市プーノまで、バスから見る風景、第二弾。道路を走っていると、ところどころにこうした料金所が設けられていて、そのたびに止まって通行料を支払う。別にこの道路に限らず、どこでも同じシステムらしい。なだらか~な風景だが、この地面がすでに標高3800m。だから向こうに見える低い丘の上までハイキングすれば「4000メートル級の登山」になるにちがいない(笑)。同じく、標高3800メートルあたり。5000メートル級の雪山も低く見えるし、何より雲がすごく近くに見える。(残念ながらこの写真には雪山はないけど)すんごい広々しているが、全部標高3800メートル…。ちなみに中央少し下に見える黒い横線は、線路である。チチカカ湖湖畔の都市、プーノ。ここも標高3800。言ってみれば、富士山の頂上に、琵琶湖の12倍の大きさの湖が乗っかってるようなもんである。いや、冗談じゃなくって本当にそうなのよ(笑)。そして湖は広くて、向こう岸なんか全然見えん。写真でつづる旅日記、これにておしまい。あとは、来年の夏に、旅行記を出すかも(出さないかも)。興味のある方は、ここの日記をこまめにチェックするか、トップページ一番左下の「メッセージを送る」を使ってご一報ください(本を出すことになったらご連絡します)。
2008.11.26

クスコからチチカカ湖湖畔の都市プーノまでバスで移動。どこの町か忘れた。わりと手前じゃないかな?バスの中からなんとなく撮った一枚。実は前日の16時半まで、クスコ~プーノ間の道路はストライキにより封鎖されていたらしい。だから、直前まで、プーノへは飛行機で移動すると言われてみんなちょっぴりがっかりしていたのだが、運良く(すごいタイミングで)ストライキが解除され、高原の道を走れることになったのだった。で、そのバリケードの残骸がこれ(これはかわいい方)。クスコから何キロにもわたって点々と残骸があった。もっとひどいところは、土砂の山が残されていて、車一台がやっとこさ通れるようにしてあるだけだった。特に、コンセルバラ(?)の橋が中心だったそうだ。橋を渡ったあとも、シクアニあたりまで続いていた。ストライキの理由は、このあたり一帯にダムを作って、さらに鉱山会社を作ろうとして、農民や放牧民たちを政府が強制立ち退きさせようとしていることだ。10月20日に始まり、一日で終わるはずが十日間の長きにわたって続いたのは、それだけ問題が大きいからだろう。都会の一握りの人間のために農牧の地が犠牲になるのは、どこの国でも同じ構図だね、とは、ツアー仲間の言葉。
2008.11.25
これはよかった!!(なんかもう年越してますが(現在2009年1月20日)、とにかくよかったので記録だけ残しておこうと(笑))音楽はプロコフィエフ版(録音テープ)。あとでナチョ・ドゥアト本人が語っていたが、バレエ組曲の中で最も美しい音楽と言っていい(私も以前からそう思っている)。その美しい音楽に合わせて、実に詩的な踊りが繰り広げられる。見ていて全然飽きない。とにかくダンサーたちの動きが流れるように美しく、わかりやすい。なんだろう、あの、初めてイサム・ノグチの作品を見たときの感じに似ているかも。これまでの型にはまった様式ではないのに、作品を見てタイトルを見ると「ああ本当だ」と思う、そういったわかりやすさがこの舞台にはある。ジュリエットが踊っているときも、パリスと組んで踊るときと、ロミオと組んで踊るときとでは、まるで違う。顔の表情からわかるんじゃない、踊りそのもの、身体の動きそのものから、「あ、嫌がってるな」といったことがわかってしまうのだ。なんという表現力。そして何より美しい。叙情的とは、こういう舞台のためにある言葉なんだなー………(しみじみ)。イタリアのヴェローナというよりは、スペインのどこかの港町のような明るさがあって、ちょっと不思議だった。ドゥアトはスペインの人だけれど、ダンサーたちは国籍ばらばらなのにね。演出って、すごい力だ。もちろん、ダンサーたちもすばらしかった。こうして書いていても「バレリーナ」という形容が出てこないのは、バレエを母体としながらも決してその枠内に留まらない、自由な表現を体現しているからだろう。これだったら、古典バレエの苦手な人でも、きっと見て「楽しい」と思えるんじゃないかな。公演後にナチョ・ドゥアトのトークがあって、これまた面白かった。インタビュアーは今みっつくらいだったけど(長たらしい質問ばかりしおって、通訳の手間とか考えろっての。質問内容も「観客を代表する」というよりは「自分が訊きたいことを訊く」感じだったし)、ドゥアト本人の答えがいちいち面白いのだ。下手な質問にまともに答えれば3秒で終わるところを、どんどんそこから世界を広げてくれる。面白かったなあぁ。実は、いつもはこういうストーリー形式のバレエはやらないんだって。ちょと残念。でも何か機会があったら、「いつもやってる抽象的なバレエ」でもいいから、観に行ってみようかな。と、思わされるくらい、魅力的だったのだった。
2008.11.24

「龍の瞳」というお米をちょっぴり食べた。なんでも日本一(?)美味しいお米だそうで、生産量も少なく、市販されていない。お値段もいいらしい?確かに、つやっつやで、もちもちで、とても美味しかった。お米自体を味わって食べられる。でも、どうして「龍の瞳」って名前なのかな。
2008.11.22
「二食騒動」、3本目掲載。「偶々本邦人が一日三食の話をすれば、いづれも不思議の顔色して其の大食に驚き、又健康を害せんことを恐るるものの如し。」↑「大食」といえば、向こうさんのほうがよほど「大食」じゃないかと思うけど、おかしなものだ(笑)。▼天野芳太郎氏の中南米随筆―遙かなる国々はこちら「二食騒動-3」http://www.geocities.jp/peruamano/haruka11-3.htm
2008.11.20
20時過ぎにお店に行ったら、まだボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)しか来ていなかった。早速シングルス対戦して、負け続ける……。その後、Iさんとクラッシャーが続けて来店、そちらもシングルスで遊んでいたが、一区切りついたところでダブルスに変更になった。ボーゲンメーカーvsIさん&私で5ボードくらいやったかな?結果は全敗。5ボード目にとうとう25点目を取られ、完全に負けました。(そう、ちょっと点数数えてみたのさ。もっともその役はクラッシャーにお任せしたけど)22時ごろにようやく事務局のおねえさんが来た。Iさんとバトンタッチ(Iさんはこの時点で帰ってしまった。最近遅くまで遊んでくれるのに、今日は美味しい食べ物がなかったのがいけないんだろうかー)。いつもの男組vs女組にでダブルス対戦。おねえさんは、仕事で疲れて集中できないとかなんとか言いながら、スパスパとコインを落としていく。それは見事に。………。仕事で疲れているほうが、力が抜けていいんじゃないの?(笑)などと、周りから言われちゃったり。おかげで4戦くらい連勝したかな。5ボードくらいやって、残念ながら25点には至らなかったが、勝敗数は女組の勝ち。40分で5ボードとして……やっぱり早いにゃー、この組み合わせだと(笑)。来週は、11月26日(水)がキャロムデー。私はカレンダー展の〆切直前で行けないかもしれませんが、他のメンバーがおりますので(店員さんもできるし)、キャロムに興味のある方はぜひ一度どうぞ。▼日本キャロム連盟のサイトはこちらhttp://www.carromjapan.com/
2008.11.19

マチュピチュからクスコへ戻る途中に寄ったマラスの塩田。携帯メールで送ったのとは違う写真。対岸の道路から撮影。まだ遠い。これが近づくと……こうなる。いかに広いかおわかりいただけるだろう。ここの塩田はなんとかいう村の持ち物で、棚田を所有したかったらまず村の一員にならねばならないそうだ。いい感じでコミュニティが続いてるのかな。(それよりも、こんな沢山ある中でどうやって「この田は私の」って見分けてるのかにゃ~)クスコには夜到着。夕飯を食べる前にアルマス広場へもう一度。夜は夜で違う顔。同じくクスコにて、夜の大聖堂。しかしこの携帯電話のカメラ、夜景はだめだな~。(昼間の写真は結構美しいのに……)
2008.11.18

二日目のマチュピチュ遺跡。前日の夜からひどい雨で、朝になっても降っていた。遺跡までバスで登ったらちょっと小降りになってたけど、一日目とはまるで違う顔つきだった。(雨でイヤだ~とか思ってたけど、考えてみたら一度に両方の顔つきを見られて、得したのかも)ほら。昨日の日記にアップした写真と比べてください。顔つきがまるで違うでしょ。階段畑(アンデネス)ももやもや。しかも人が少ない(まぁこれは天気より時間帯のせいだけど)。ちなみに右端の赤っぽいのはニンゲンね。石垣がどんなスケールかわかるよね(笑)。この角度からすると背景には緑の山が写っているべきだが、霧で真っ白です(笑)。こういう霧が見られるのは、雨季だけみたい。(10月末はまだ雨季ではないものの、入り始めだった)下方にウルバンバ川の渓谷がぼんやり見える。(川は右端の中央にちょっぴりしか写ってない)途中の山肌を白い雲か霧が覆っていて、幻想的。雲も霧もよく動いていた。
2008.11.17

マチュピチュ遺跡、追加の写真。携帯でアップしたのとは違うところから撮っている。階段畑(アンデネス)は実はもっと下まで続いているらしい。今はこんもりした木々に埋もれている。太陽の門(インティ・プンク)へと続くインカ道の途中から撮影。ジグザグに見えるのは、麓からバスがあがってくる道路で、マチュピチュ遺跡の発見者の名を取って「ハイラム・ビンガム・ロード」と呼ばれる。実際にはビンガムより先に数名の発見者がいたらしいのだが、発表しても注目されなかったり、発表する前に死んじゃったりして、結局「マチュピチュ発見」の栄誉に与ったのはビンガムだった。
2008.11.16

今日は夕方から王子様(甥っ子ちゃん)に会いに行った。いや~、でかくなっちゃった。もうハイハイするし。どんどん大きくなる~。まだ半年になるかならないかなのに、もう8キロ近くある。抱っこすると重いの重くないのって。でもって、こっちが座ったりするとゴキゲン斜めになるし(なんで?)。しょうがないので抱っこしたまま、ほとんど立ちっぱなし。たいへんだこりゃ。(そして3時間ほとんどずっと抱っこしていたので翌日から両腕が筋肉痛に……)写真は離乳食お食事中の王子様。もーパクパク食べますよ。台所に連れて行くとゴキゲンだし、食いしん坊なんだよなぁ(笑)。まぁ、食べないよりはたくさん食べてくれるほうが嬉しいけど。
2008.11.15
「二食騒動」、2本目掲載。「駆けてみるといやに遠い。遠いも道理、日本里程で四百里もある。」↑朝メシ抜きに耐えかねて、グアテマラからメキシコまで駆け抜けた男の物語(?)。▼天野芳太郎氏の中南米随筆―遙かなる国々はこちら「二食騒動-2」http://www.geocities.jp/peruamano/haruka11-2.htm
2008.11.13
今日は20時に店へ。そしたらまだだれも来ていなかった。遅いなぁ(他人のこと言えないけど)。一人で練習を始めたら、事務局のおねえさんがやってきて、さらに少ししてボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)もやってきた。こちらが練習する間に隣のボードで、おねえさんとボーゲンメーカーは久々に(?)シングルス対戦していた。なんかまた暴言が吐かれていたような気もするが、練習に集中していたので思い出せない(笑)。毎度のことだし(笑)。その後、おねえさんとバトンタッチしてもらって、今度は私がボーゲンメーカーとシングルス対戦した。2ボードやったけど、2ボードとも負けちゃった。特に2ボードめはボロボロ。嗚呼。もうちょっとなんとか……なんとか……強くなりたいなぁ(下手の横好きのくせに)。クラッシャーもやってきたので、シングルス対戦のあとはダブルスに突入。例によって男組vs女組となった。全部で3巡、12ボードの対戦となったが、ええと、どっちがどうだったかな。黒・黒・黒・白・白・白・白・白・黒・黒・白・白、だったかな?(ちょっと曖昧……特に後半は怪しい)これを組別に書き換えると、女・男・女・女・男・女・男・女・女・男・男・女、となる。わーい、勝ち越しだー♪時間はさほど長くなかったけど、久しぶりに濃密なボード時間を過ごせた。(90~100分で12ボードを回した気がする……平均 8min/board くらい?)面白かった。さらなる研鑽のために、本当は点数も付けてみるべきなんだろうな……。今度考えようっと。来週は、11月19日(水)がキャロムデー。私は仕事で行くのが遅くなりそうですが、他のメンバーがおりますので(店員さんもできるし)、キャロムに興味のある方はぜひ一度どうぞ。▼日本キャロム連盟のサイトはこちらhttp://www.carromjapan.com/
2008.11.12

クスコからマチュピチュへ向かう途中。オリャンタイタンボの遺跡。残念ながら遺跡の中には入らなかったけど、見られただけでもよかった。すごいスケール。ここの町はインカ時代の街並みをよく残していて、周囲の町や村からも「生きた博物館」と呼ばれるそうな。オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスまで電車で。ビスタドームと言って、天井にも窓のあるやつ。観光客専用で、お高い(軽食サービスもあるけど)。うちの両親がずっと前にマチュピチュ行ったときは、こんなものはなくて地元の人たちとローカル電車に乗ったって。電車の窓から携帯を出して撮ってるので、水平がおかしいです(笑)。
2008.11.10

ナスカへ行くドライブ途中、リマ郊外の景色も見たが、ほとんど砂漠というか砂の山だった。このへんはまだ家らしい家が建ってるほうかな。ここらへんは新たにできつつあるスラム。「どこに家が?」遠くに、石ころみたいにして見えるやつが全部家です。2~3メートル四方のゴザみたいなものを一枚500円で買ってきて、4枚立てて壁にして、余裕があれば1枚天井に使ってお家のできあがりなんだそうだ。雨の降らないリマならでは。ナスカで遊覧飛行したときのもう一枚の写真。右下に三角形なんかが見える。それにしても、もうセスナはいいや。つーか、しばらく飛行機は乗りたくないな(笑)。
2008.11.09

サイズが全部アメリカサイズになります(笑)。空港のターミナルにあるお菓子屋。りんごにチョコとかいろいろかけて売っている。かなりの大きさで、一人だと怖くて買えない(笑)。スムージーが飲みたくて買ってみたが、コップが均一サイズでこれしかない(笑)。左にボールペンを立ててあるのでそれでサイズを想像してね。中身はこんな。マンゴーの入ってるやつだったかな?美味しいんだけど、量が多すぎるよー。実は写真に撮ってないけど、帰りのアトランタ空港でもフローズンモカみたいな飲み物を買った。当然スモールサイズを頼んだが、日本で言うM~Lサイズのコップに生クリームとチョコチップを山のようにかけてくれた。飲むのが大変だった……(買わなきゃいいのに(笑))。
2008.11.08
いやー………。こんなに活気のないセッションは久々かも。まずキャロム人口が6人しかいない(!)。なんじゃこの少なさは……。私がお店に行ったのは20時くらいで、お一人様練習をしたあとクラッシャーとシングルスを4~5ボード対戦。全部負けた。おーい。結構いいところまで行くのだが、最後の数個が入らず、追いつかれて負けちゃうという……。あきまへん。その後、ティータイムに。ボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)のお手製のチーズケーキと、店員H子さんのお手製のパンプキンタルト。なんだか食料だけは潤沢だ(苦笑)。嗚呼、これでもう少し人数がいれば、もっと美味しくてもっと楽しいのになぁ……………。その後はキャロム連もなんとなくおしゃべりモードに入っていたので(クラッシャーは別卓で狂牛病ゲームで遊んでるし)、キャロムやらないんならいいやと思って、先に帰った。次回はもーちょっとマシでありますよーに。来週は、11月12日(水)がキャロムデー。キャロムに興味のある方はぜひどうぞ。▼日本キャロム連盟のサイトはこちらhttp://www.carromjapan.com/
2008.11.07

浅草寺境内に小屋を建てての二ヶ月の巡業。先月は仮名手本忠臣蔵(行かなかった)、今月は法界坊というので行ってみた。仕事で遅れて最初が見られなかったが、法界坊の出だしには間に合った。芝居小屋はなんだか昔ながらの小屋ってカンジ。役者さんとの距離がすごく近くてイイ。もう二ヶ月目に入っているのにきれいでこざっぱりしているし。そして演目は圧巻だった。すごい。(ちなみに、「すみだがわごにちのおもかげ」と読むんだって)あらすじとしては、ベースに吉田家の騒動があるらしい。吉田家の嫡男松若は、家宝の「鯉魚の一軸」がないために家督を継げず、吉田家乗っ取りをたくらむ叔父の目をあざむくために奉公人・要助に身をやつしている。奉公先の主人は、「鯉魚の一軸」を持つ山崎勘十郎に娘のお組を嫁がせるかわりに「一軸」を取り返そうとしてくれるが、あろうことか要助はお組と相思相愛の仲。お組には、山崎勘十郎のほか、番頭の正八も、なまぐさ坊主の法界坊も岡惚れしており、これに、松若(要助)を追ってきた野分姫や、道具屋(実は吉田家忠臣)甚三郎などが絡んで、大騒動。最初はただひたすらおかしくて笑い通しだが、要助が山崎勘十郎を殺してしまったあたりから話はドロドロとしてくる。その後、法界坊はお組の父親を切り苛んで殺し、野分姫も「要助に頼まれた」と嘘をついて殺す。そして自らは甚三郎に殺されてしまう。ここで幕間。まぁなんつーか、ストーリー的にはもう終わったも同然(笑)。ここからどうやって次の幕を見せるかとゆーと、そのへんは歌舞伎の真骨頂というか……。野分姫の亡霊を取り込んだ法界坊の亡霊は、要助とお組に仇をなそうとする。あわや、というところで駆けつけたる道具屋甚三郎、浅草寺のご本尊(?)の霊力をもって亡霊を鎮めようとする。いやまぁ、本来鎮められてるはずなんだけど。あの終わりかただとどうも決着がついてないようにも見える(笑)。この2幕目では、踊りと長唄がたくさん披露されて、ものすごい桜吹雪のうえに、最後にはくもの糸まで降り注ぐ。なんだか見ていて、能を見ているような気がした。法界坊の亡霊は、最初は野分姫の着物を着ているんだけど、次にはお組そっくりに化けており、その後だんだんボロが出て、最後には怨霊そのものの格好になっていく。それらをほぼすべて踊りと型で表すのだが、これが全然飽きない。むしろいつまでも見ていたいような気にさせる。とにかく派手。そして文句なく面白い。歌舞伎と言いながら、表現の新しさ、当世のいろんな風味を取り入れていく役者の貪欲さには脱帽だ。黒衣や、役名のない縁の下の力持ちを、演出家(串田和美)が上手く活用していたところも、よかった。本当に面白かった。終幕は、スタンディングオベーションと拍手の嵐。嗚呼、これでもうちょっとお安いようなら、もう一度観に行くんでござんすけどねぇ(笑)。▼平成中村座 十一月大歌舞伎の紹介ページはこちらhttp://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2008/11/post_26.html浅草寺境内も江戸っぽい出店が建ち並んでいて魅力的。こちらは11月25日までらしい。
2008.11.06
「黒人皇帝」、2本目掲載。「下層にはアフリカ伝来の奴隷が四十萬から六十萬いた。数では絶対優勢だが、権利の上では無力であった。」↑ハイチの歴史をちょっぴりお勉強。▼天野芳太郎氏の中南米随筆―遙かなる国々はこちら「黒人皇帝-2」http://www.geocities.jp/peruamano/haruka10-2.htm「二食騒動」、掲載。「日本で朝食を四五杯も掻込み、味噌汁を二三杯も平げた豪傑が、こちらへ来て最も困らされるのは、此の朝飯抜きである。」↑昔から二食がメインなんだって。ヨーロッパの影響かな?▼天野芳太郎氏の中南米随筆―遙かなる国々はこちら「二食騒動-1」http://www.geocities.jp/peruamano/haruka11-1.htm
2008.11.06
ジョニー・トー監督のフィルム「EXILE 絆」の試写会に行ってきた。主演俳優二人の挨拶付きということで、試写会には珍しく早い時間から超満員。主演のお二人の話は、なんだか何もかもふざけていて、おかしかった。「ジョニー・トー監督の素晴らしいところは?」と訊かれて「声の大きいところ」と答えたり。映画はなんとゆーか、頭の悪い男たちが頭の悪いことをして追い詰められて、頭の悪い最後を選ぶという……。いや、本当にそういう話ですって(笑)。いわゆる香港ノワールの系譜で、かっこいいっちゃかっこいい。舞台は返還目前のマカオ。かつて組織のボスの命を狙った男、ウーが帰ってくる。それにあわせて、同期の桜(同じときに「この世界」に入った)が四人、集まってくる。二人はウーを守るため、二人はボスの命令で彼を殺すためだ。ウーの「妻子に金を残したい」という希望に従い、四人はともかくもウーとともに実入りのいい暗殺を引き受ける。だがその暗殺は、組織のボスがある人間(暗殺の依頼人)を嵌めるために仕掛けた罠だった。銃撃戦の末、ウーは死に、四人は組織の追跡を逃れて放浪し始めるが………。というような内容。そして最後は「お約束」だ。名前を出してないけど、個人名がほとんど出ない(ないし意味を成さない)映画だった。主演二人の役名も、チラシを見るまで全然わかりません(笑)。ウーの奥さんも重要な役どころだけど結局名前はないし(チラシにも「ウーの妻」としか書かれてなかったよーな……)。特別客演のリッチー・レンも、チラシを見たら「チェン軍曹」と書いてあって、「名前があるんだ!」とびっくりしたくらいで(笑)。いやぁ、この「チェン軍曹」がよかった(笑)。かっこよすぎ。なんかこの軍曹にはまったヒトは多いんじゃないかなー(笑)。ちょっと出てくるだけなんだけどねぇ。ちなみに原題は「放逐」。すごいタイトルだ。よくぞ「絆」に変換したな、配給会社(笑)。偉いわ。頭は悪いけど(笑)、映画には勢いがある。ハリウッドなんかよりずっとね。それだけでいいんじゃないかな。
2008.11.03
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