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2015/10/16 東洋経済オンライン
橋爪 健人という人のお話。
( 前半から続く )
少し不穏な響きですが、
「奥さん犯人説」
というのもあります。
保険をやめようと考えている夫たちに対して、
奥さんがブレーキをかけて止めてしまうのです。
実際のところ、
「妻に反対されたので、保険はそのままにしてある」
と言う人を多く知っています。
奥さんたちの心理は、
せっかく頑張って保険を続けてきたのに、
ここでやめたらもったいない、というものです。
※おバカさんです。(失礼!)
病気やガンになりやすくなってきたのに、
なぜ保険をやめるのか分からない、と考えるのです。
※おバカさんです。(失礼!)
ギャンブルで言えば、
ようやくツキがまわってきたその時に、
自分からゲームを降りるなんて考えられない、
といった感覚なのでしょう。
そのうえ、
保険料を払っているのは自分ではなく夫の方だ、
と勘違いしている節もあります。
※おバカさんです。(失礼!)
会社員の場合、夫の給与から保険料が
支払われていることが多いので負担感が薄く、
その感覚が「保険をやめたらもったいない」気持ちを
助長しています。
※おバカさんです。(失礼!)
こう見てくると「奥さん犯人説」も、サラリーマン家庭の
夫と妻の関係ではそれなりにあてはまりそうです。
いくつか思いつくところを挙げてみましたが、
どうも、ピタリと当てはまる理由は見つかりません。
おそらく、いくつもの理由が錯綜しているのでしょう。
しかし、保険に詳しい人の中には、
その理由は簡単明瞭だ、と断定的に答える人がいます。
「まだまだ日本人には
経済的余裕があるということだよ」
というのです。
家計が本当に困窮すれば、「お守り」だの「後悔」だの、
そんなことを言っている余裕はないはずだ。
1円を切り詰める状況に追い込まれれば、
誰だって必要のない保険など
躊躇することなくやめてしまう、というわけです。
たしかにそれはそのとおりでしょう。
増税や社会保険料アップなどで本格化する
「大負担時代」では、
保険の見直しが一気に進み始めると思われます。
※「見直し」などと中途半端な
ことをしていてはいけない。
生命保険は清算!
・・しなきゃ。
ただここでの疑問は、なぜそこまで追い込まれないと、
保険はやめられないのか、ということです。
最終的な答えは、
「まだ多くの人たちが保険に入っている」
という現状にあるようです。
思い切った保険リストラを先延ばししている、
その心理的根拠は、
「他の人たちもまだ保険に入っている」
という厳然たる事実にあるのです。
「他人と同じである」
ことに大きな安心感を覚えるのは、
日本だけでなく世界共通です。
※おバカさんです。(失礼!)
ただ、日本人はその度合いが特に高いと言われます。
そして保険についても、その傾向が端的に表れています。
戦後の経済復興から高度経済成長、
そしてバブル崩壊までの右肩上がりの経済環境のなかで、
日本は実質的に世界一の保険大国となりました
※おバカさんです。(失礼!)
(保険料規模では米国がトップですが、
保障系の保険の加入実態では
日本が群を抜いて世界第一位です)。
この期間、誰も彼もが保険に入り、
「保険は入るのが当たり前」との意識が醸成され、
※おバカさんです。(失礼!)
それが保険加入ブームを支えました。
「入るのが当たり前」の保険感は
「他人と同じでありたい」という気質と表裏一体のものでした。
他人と同じように保険に入ることで、
自分も安心したかったのです。
※おバカさんです。(失礼!)
バブル崩壊で保険ブームは終わりましたが、
人々の意識のなかにはまだ
「みんなと一緒の保険」感が残っています。
※おバカさんです。(失礼!)
この意識はもうしばらく続くかもしれません。
しかし、日本人のこの気質がいずれ逆の作用をし始め、
「一緒に保険をやめればこわくない」
という流れを一気に出現させてしまう可能性も
否定できません。
※それでも・・
そのころまでお金をたれ流すか?
日本の保険ブームは、
結局のところバブルのようなものでした。
だから、いずれどこかでしぼんで、
正常化されていくものでしょう。
まだ少々時間はかかりそうですが、
中高年世代はともかく、
若い世代にはその兆候がはっきりと出始めています。
※自分の頭で考えよう。
自分の人生の一部を
保険屋にプレゼントし続けるのは、
もう・・いいかげんにしよう。
人は物を買う時は、
お金で買っていないのです。
そのお金を貯めるための人生の
裂いた時間で買っている
のですよ
ホセ・ムヒカ
1935年5月20日 -
ウルグアイ第40代大統領。
※自分の人生の一部を、
生命保険業者に
奪い取られないように、
しっかり考えて生きていきたい。

自分の人生の一部 ・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇
しがらみを持たない。
真に消費者サイドに立つ、15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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