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2009.04.23

23日の日経平均　 8847.01 (+119.71)・東1部売買高 24.20 (億株)

カテゴリ：カテゴリ未分類

マーケット概況

・日経平均 8847.01 (+119.71)・東1部売買高 24.20 (億株)
・同先物 8830 (+80) ・同売買代金 15,055 (億円)
・TOPIX 839.5 (+9.54) ・同時価総額 273 (兆円)
・東証2部 1894.13 (+9.59) ・値上がり 1075
・日経JQ 1030.1 (-3.01) ・値下がり 510
======================================================================

　23日の東京市場は続伸。後場先物主導で切り返した。日経平均は朝方の

大引けにかけて上げ幅を拡大。ほぼ高値圏で取引を終えた。

　この日相場を牽引したのは自動車株。ゴールドマンの投資判断引き上げを
手掛かりに、大手3社が商いを伴って上昇し、日産は2週間ぶりに年初来高値
を更新した。各国で広がる自動車販売支援策を背景に、業績改善期待が根強
いようだ。確かに在庫調整の一巡などで最悪期は脱しつつあると思われるが、
各社の2009年度業績は大幅赤字が続く見通し。株価は業績悪化が明るみとな
った昨秋の水準まで戻し、バリュエーション面でもトヨタ、ホンダがPBR1倍
台を回復していることを勘案すると、これ以上の戻りは期待しくい。日経平
均のPBRは現時点で0.98倍だが、今後の純資産減少（株式評価損の計上、固定
資産の減損損失、繰延税金資産の取り崩し）を勘案すると、割安感はないと
みられる。

Ｇ、農林中央金庫と巨額の赤字計上が相次いでおり、資本不足を解消すべく
増資懸念が台頭しそう。米国では、市場予想を上回る決算が続いたが、時価
会計の基準緩和に伴う不良資産の損失計上が減った効果が大きい。むしろ、
銀行業務で住宅ローンなどの消費者向け部門で損失が拡大するなど不安が残
る状況。主要19金融機関を対象とするストレステストは、決算方法などの概

っており、予断を許さない状況が続きそうだ。

新興市場動向　　　
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

謄落幅出来高値上り値下り変わらず
日経ジャスダック平均 1030.10 -3.01 2661万株 236社 236社 118社
マザーズ指数 338.80 +16.96 714万株 102社 67社 18社
ヘラクレス総合指数 504.42 +11.25 224万株 88社 49社 12社
======================================================================

　23日の新興市場は、日経ジャスダック平均が3日続落、マザーズ指数とヘラ
クレス指数は反発。ネット関連銘柄を中心に、マザーズ市場とヘラクレス市場
の主力銘柄が軒並み人気化する一方、ジャスダック市場は値を飛ばすものも見
られたが、騰落銘柄数は値上がり/値下がりが拮抗しており、3市場で強弱感が
鮮明となった。

　ジャスダック市場では、楽天やセブン銀、フェローテック、ＭＴＩ、フィー
ルズ、デジタルガレージ、メッセージ、スパークスなどが上昇。大和の格上げ
が好感されたミライアルはストップ高となった。ＪＣＯＭやマクドナルド、竹
内製、東和フード、マニーなどが下落した。

　マザーズ市場では、ミクシィやサイバーＡ、ＡＣＣＥＳＳ、フリービット、
グリー、Ｖテク、ｎｇｉ、ＮＰＣ、日本風力開発、アクロディアなどが指数を
けん引。ＵＳＪは変わらず、アーティストハウスが大きく値を崩した。

　ヘラクレス市場では、大証やダヴィンチ、日本通信、マネパ、ベリトランス、
デジタルアーツ、ハドソン、アールテックなどが買われたが、ソフトウェアＳ
や燦キャピタル、プレステージ、澤田ＨＤ、アパマンなどがさえない。

≪ＮＹ株式相場はダウ反落・モルガン大幅安、ハイテク買われナスダック小高い≫

□ダウ平均　　　：７８８６.５７（▼８２.９９）
□ナスダック　　：１６４６.１２（△　２.２７）
□日経２２５先物：８７９５　　　(△４５：大証比）
□為　替　　　　：　　.－
□金価格　　　　：　８９２.５０（△９.８０）
□ＷＴＩ原油先物：　　４８.８５（△０.３０）

□売り　：1440万株
□買い　：1430万株
□売越し：　10万株

市場からは「投信の買いも観測され、好業績が見込まれる企業を中心に買い戻し
が入った。また、自力で資金をかき集めようと努力する企業よりも、国の支援が濃
厚な企業が買いを集めるという流れは興味深かった。業績改善が見込まれるかどう
かはともかく、５－８割を国が出資する可能性のある企業のカラ売りはできない。
高値警戒感も聞かれるが、週足でみればいまだに０８年１０月２８日のザラバ安値
６９９４円に近い水準。売買代金が膨らめば終値９０００円乗せも近い」（準大手
証券

・値上がり率上位10傑
|コード|銘柄 |現値| 前日比| 前比率|
1| 5721|S・サイエンス | 3| 1| 50.00|
2| 6796|クラリオン | 107| 25| 30.49|
3| 6773|パイオニア | 397| 75| 23.29|
4| 7246|プレス工 | 171| 25| 17.12|
5| 9715|トランスコスモ | 695| 100| 16.81|
6| 9742|アイネス | 572| 79| 16.02|
7| 9449|GMO | 328| 41| 14.29|
8| 9737|CSKHD | 571| 70| 13.97|
9| 5204|石塚硝 | 171| 20| 13.25|
10| 2432|DENA | 375000| 43000| 12.95|

・値下がり率上位10傑
1| 8918|ランド | 8250| -580| -6.57|
2| 1919|エスバイエル | 43| -3| -6.52|
3| 3521|エコナック | 43| -3| -6.52|
4| 9962|ミスミG | 1289| -85| -6.19|
5| 8020|兼松 | 80| -5| -5.88|
6| 1805|飛島建 | 33| -2| -5.71|
7| 6675|サクサ | 126| -7| -5.26|
8| 2726|パル | 1449| -80| -5.23|
9| 4326|インテージ | 1425| -74| -4.94|
10| 8260|井筒屋 | 58| -3| -4.92|

6762 TDK 4310 +290
大幅続伸で年初来高値更新。CSでは投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目
標株価を4200円から4500円に引き上げており、本日の買い材料につながっている。
HDDヘッドのシェア回復を織り込んで、今・来期の業績予想を上方修正、今期は
営業損益の黒字転換を予想としている。

2432 DeNA 375000 +43000
大幅続伸で年初来高値を更新。本日はマザーズ市場の上昇もあって、同社のほか、
ぐるなび、カカクコム、ドワンゴなどネット関連の成長株が高い。週初に日興シテ
ィが同社を含めてネット関連各社の投資判断を格上げており、関連銘柄への注目度
は高まっていた。本日はマザーズ市場で有料サービス開始が伝わったミクシィが寄
り付きから急伸、日興シティの強気レポートでサイバーAGなども急騰、1部市場に
おけるネット関連株の一段の刺激材料にもつながる形へ。

7246 プレス工業 171 +25
急伸。CSが投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」、目標株価
を110円から155円に引き上げていることが、手掛かり材料とされている。リストラ
効果を織り込んで今期業績予想を上方修正、本格的な回復には時間を要するが、短
期的には更なるアップサイドの可能性ともしている。ちなみに、CSでは日野自動
車やいすゞも同様に投資判断を格上げしている。

7751 キヤノン 2975 +90
しっかり。1-3月期の営業損益が300億円程度の黒字になった模様と報じられてい
る。会社側では期初に赤字の可能性を示唆していたとの見方もあったため、ポジテ
ィブに受け止められている格好。円安反転に加えて、好採算のデジタル一眼レフな
どが順調だったもよう。なお、通期予想は従来予想を200億円程度上方修正する公算
とされているが、こちらに関しては、為替が前提よりも円安に進んでいることもあ
ってインパクトは小さい。

7203 トヨタ 3890 +130
買い気配スタート。GSでは自動車業界のカバレッジ・ビューを「コーシャース」
から「アトラクティブ」まで格上げ、同社に関しても、投資判断を「中立」から
「買い」に格上げでコンビクション・リストに採用、目標株価も4400円まで引き上
げている。米国市場における日本車メーカーのシェア拡大期待などを評価材料とし
ているもよう。同社の2010.3期営業損益は黒字化を予想しているが、先の観測報道
では5000億円超の赤字の公算などとも伝わっていたため、インパクトは大きくもな
っている。

・ウェルズ・ファーゴ最高益、モルガン・スタンレー赤字　１―３月
・０９年世界経済、マイナス１.３％成長　ＩＭＦ見通し下方修正
・企業支援へ官民ファンド、改正産業再生法が成立　今夏立ち上げ
・主要小売り７社、ＰＢ商品販売３５％増　今年度計画、日経調査
・原油・穀物など８品目、底値から１―６割上昇　中国への期待先行
・円借款、中東向け倍増　政府がＯＤＡ配分方針、テロ撲滅に重点
・万能細胞活用へ規制緩和　ＥＳ細胞研究、国の審査撤廃へ
・株式投信、個人マネー回帰の兆し　１―３月、再び資金流入に
・野村の前期、最終赤字7000億円　評価損や人件費膨らむ
・ホンダ、パイオニアに出資　数十億円で最終調整、再建を支援
・高速通信、利便性競う　ウィルコム、次世代ＰＨＳ１０月開始
・民生用電子機器の国内出荷額、７年ぶり前年割れ　昨年度２.８兆円
・古河電、自動車部品製造で米合弁の経営権取得
・富士通やＮＥＣ、ネット経由でソフト提供強化　需要拡大見込む
・３月の世界粗鋼生産２３％減　中国も減少、底打ち感なく
・ミクシィ、ゲーム配信など有料サービス　脱「広告依存」急ぐ　　
・キリン、「麦」使う第３のビール　アサヒに対抗、６月に発売
・キヤノンの１―３月、営業益300億円　想定以上の円安下支え
・セブン＆アイなど主要小売り10社、自主企画商品で値下げ検討　09年度計画
・大成建、二酸化炭素（ＣＯ2）地中埋蔵に参入
・博報堂ＤＹの09年3月期、初の最終赤字　広告減、特損膨らむ
・日本高純度、10年3月期の単独営業益2％増
・松屋フーズの10年3月期、営業益25億円弱
・丸全運、10年３月期営業益15％減　機械輸出・国内輸送が減少
・極洋の10年３月期、経常利益１割増の33億円
・エプソンの09年3月期、経常益8割減の120億円
・東芝系の米ＷＨ、中国に合弁　原発素材の生産能力を倍増
・兼松、３期ぶり最終赤字　09年3月期145億円、不動産で評価損
・郵船の10年3月期、６割以上の経常減益　運賃低迷や荷動き悪化
・ＩＨＩの09年3月期、最終赤字75億円　円安で赤字幅縮小
・アイシンの前期、連結最終赤字250億円に拡大　設備の減損で
・新明和、０９年３月期業績は売上減額・営業益増額へ
・中部電の前期、連結営業益８％増　燃料価格下落で一転増益に
・ジェコス、０９年３月期の利益予想を下方修正、レンタル市価低下と特損が響く
・豊田織、前期連結営業赤字70億円に上方修正　円安などで
・三井物の前期、連結純利益56％減に下方修正　期末配当はゼロに
・日本鋳造、１０年３月期は減収減益予想に
・岩谷産業の09年3月期、純利益52％減
・川重の09年3月期、純利益67％減　円安で上方修正

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