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先週出張で家を空けていた間に、色んなことが起こった。まずは、荒川選手の金メダル。チラッと、テレビで見ても流石に綺麗で流れるような演技。全てを見ることは出来ていないが、ニュースでの片鱗は見えた。おまけに、音楽との調和。トウーランドットという選曲も当たり。氷の心の姫君の心を溶かせるのが主題のオペラだから、一層ピタリとはまった感じ。私は日本人の体形では、あのバレーのような競技種目での不利は大きく、メダルは無理に違いないと信じ込んできた。そのパラダイムがばっさりと打ち切られた。偏見が壊れて、これほど嬉しいことはない。思えば、今の世代の日本人は、随分体形が変わってきたからねえ。それにしても、素晴らしいことだ。表彰台で、荒川さんが国歌を口ずさんでいる絵が見えたとき、これも素直に喜ばしいと思った。これで良いんですよね。自然が何よりです。他方、民主党のメール疑惑事件のお粗末さ。あんなくだらないことは、早めに手を打っておしまいにすべき。引きずれば、引きずるほど、損害は大きくなる。早く謝ってしまうのが国民へのせめてもの誠意だろう。それにしても、バカじゃないかと思う。最後に、NYタイムスにエンロンのCEOだったレイ氏の話が載っていた。一時資産500-600億円相当といわれたレイさん。今や、エンロンの株は紙切れになるし、刑事・民事の裁判への弁護費用も莫大。おまけに、借金は昔の額面どおり残っている。と言う事で、目下の資産は一億円を切るところまで下がったと報じられていた。これについて、検察の幹部の見解は分かりやすい。「あれほどの事件を起こした犯人は、経済的にも罰せられ、資産を大きく失うことは社会的にも当然の事だ」との見解。そりゃそうだわね、と思わず納得。でも、創業者のレイ氏だからそうなっているので、COOのスキリング氏をはじめ、サラリーマンとして経営に携わった人たちは、高い株価のときに(事件が発覚する前)株を売っていたので、そのときの資産が単なる評価額でなく、キャッシュとして資産となったケースが多く、結果としてレイ氏などよりよっぽど資産状況は恵まれているとか。こう見ると、レイ氏って、結局悪人じゃなかったのか。悪い奴は、それ以外の奴らかもしれない、なんて思ってしまう。それにつけても、色々と考えさせられることではある。ところで、今日から一週間出張で日本にいません。暫くご無沙汰になるかもしれません。
2006.02.26
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先週の新聞に載っていた話。ハーバード大学の学長(総長というべきか?)のサマーズ氏に不信任投票の危機が、再度訪れているらしい。思えば一年ほど前、「女性は科学・数学に、生得的に優れていない」と発言し、総スカン。女性差別だと言われて、これには反論のしようもなく、「ごめんなさい」と謝って、解任を逃れた。今回は、Faculty of Arts and Sciences (教養学部と訳すのか、4年生の学部と訳すのか、ちょっと自信ありませんが)の学部長の解任に端を発しているらしい。その人は、それなりの業績を残したと思っているのに、サマーズ氏との面談で首になったとされる。それで、その学部の教授連がそれはおかしいと、立ち上がって不信任の投票に持ち込んだ。まるで、日本のどこかの市町村の首長解任の住民投票の赴き。世界のリーダーや、金融事業家を大向こうに、丁々発止の大活躍をしたことで知られるサマーズ氏だが、どうも学会は波長が合っていないのかもしれない。財務長官時代、世界の金融市場の安定の為に色んな国と調整を図っていた時も、複雑な利害関係の中で旨くマネージしていた。どうやら、あの時は国家間の利害云々とはいえ、それなりの共通目標がハッキリしていて、且つ、アメリカの主導権が明確だったから、まだやりやすかったのだろう。対して、ハーバード大学とは、もっと徹底した「民主主義」で、民の声がより大きな力を持っているのだろう。げに、デモクラシーとは扱い難いものだと、困り果てている様子が手にとって見えるようだ。若干、ご同情申し上げる。今JALで起こっている騒動と、どちらが程度が高いのか、よく分かりません。
2006.02.21
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昨日のサッカー、全日本対フィンランド戦は見事に日本が勝って、日本人ファンとしてとても楽しかったし、嬉しい。特に、あのながーーいシュート。何と55メートルもの距離からのシュートだったそうで、見ていて拍手喝采した。あんなことが出来るんだー、とびっくりした。それも、冷静に観察していたから出来ることで、そんな余裕を持って、全日本の選手が試合に臨んでいた証なんだろう。そもそも、前半からフィンランドの選手は自陣に篭って、余り攻撃を仕掛けてこなかった。一方的な日本の攻めで、その割りに前半で点が入らず0-0で終わったとき、「大丈夫かな?また、一瞬の隙が出来て、その後焦りから空回りなんかして・・・・」と不安になった。でも、終わってみれば2-0.ホントは3点とか4点取って欲しかったと思うのだが、まあOK.あのながーーいシュートを見せてもらっただけで十分です。そして、今朝確認してみると、世界順位は日本の16位に対し、フィンランドは40位だそうな。そりゃあ、一方的に守る展開をフィンランド側はとるわなあ、と納得。この間のアメリカ戦は日本の負けだったが、アメリカは確か8位あたりの成績だったはず。こうしてみると、如何に世界順位なるものが、キチンと実力を反映しているかが如実に分かる。結構しっかりした序列付けなんだなあ、と改めて感心。事情に詳しい方からは、「そんなの当たり前じゃろうが」と叱責を食らうだろうが、素人の私にとっては素直な感想。とすると、試合の展開から、勝利まで、「実力どおり」だったのだろう。理論値どおりのサッカーを楽しませてもらったということになる。こんな試合を挟むのも、ジーコ監督をはじめ、ひょっとすると川渕キャプテンの深謀遠慮なのかも知らんなあ、と想像を逞しくしている。
2006.02.19
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オリンピックが始まっている。私個人は、初めから左程注目もしていなかったし、メダルに期待もしていなかった。だって、どの新聞・雑誌を見ても、取れそうな種目は殆どないと見えていた筈だから。その割りに、毎日新聞・テレビ・雑誌で「期待はずれ」との報道の連続。率直な印象は、「そんなん、当たり前やん」と言う程度のこと。はじめから分かりきっているものを、今更、やれ残念だとか、連取不足だとか、基礎体力に欠けるとか、いざという時の勝負根性が足らないだとか、何をかいわんやである。そもそも、オリンピックというと、視聴率が稼げると盲信して、高い金を出して放映権を買っちゃったから、熱を入れて報道せざるを得ないだけなんじゃないか、そんな勘繰りをしたくなる。それって、究極の空回り。それに付き合わされるのも、本当にバカらしい。他にもっと大事なニュースがあるだろうに。付け足すなら、選手の皆さんに、自分の金で(あるいは所属の団体の金で)行く分には、楽しんできてくださいというだけのこと。もし、何らかの形で税金が掛かっているなら、どのくらいの選手を送り出すのか、もうちょっと真面目に審査して欲しい。金持ち日本だから、多少のことは良い、と鷹揚に構えられる時代は、そろそろ終わってしまうのだから。
2006.02.14
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先週は、親しい友人との気の措けない対話を随分楽しませてもらった。一度は夕食をしながら、色んな話が百出し、最近の世の中の動きや、企業の動向の比較分析をしたり、批評したり。勿論自己批判も含めて率直な対話。この手の話は、結構自分の反省にもつながり、役に立ちます。週末は、下手な棒振り。Aさん、Yさんと一緒に、フィールドを回りながら、色んな四方山話。いつも参加のJさんがインフルエンザで倒れて欠席となったのが残念だが、今年のインフルエンザは熱が出て大変らしい。とても寒い原っぱで棒を振ることは出来ない相談だろう。愚痴のいいあいにもならず、諦めの心境にもならず、客観的に情勢を見ながらの分析・対応の検討。他人の話でも、随分参考になるものです。それにつけても、友は有り難いものです。で、スコア?いつもどおり、というか、いつもよりはちょっとだけマシでした。その満足感で晩酌が一層美味しかった!
2006.02.13
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例のご懐妊のニュースが日本を駆け巡り、世はお祝いムードに包まれ、昨秋来の皇室典範改正問題は一気に「過去の話」になりつつある。この結果、残された唯一の論争点に掛けて緊張を持続させようとしていた小泉首相も、一歩引いて先送りを決定。これが政局の残された要の大きなメルクマールだっただけに、後には、何も残っていないかの如き印象を与えているのではなかろうか。お祝いだから、小泉さんが引いても、「ほら負けた」と快哉を叫ぶ反対派陣営もおらず、なんとなくそんなものかなあ、それが国民的良識か、などというムードにかき消されてしまったかのようだ。見えるのは、ある種の倦怠感であり、戦い済んだ無風の様子。残尿感も左程感じさせないように見える。これで、9月の退陣まで行くのだろうか?もしそうなら、これは恐ろしい話。今、国会で言っている4点セットか3点セットか知らないが、あれらの問題は、底流に流れる静かな腐敗というか、倦怠感を伴う下降というか、そんな社会の病理を反映しているに過ぎない感じがする。だって、最近、東証のシステムを巡るインフラ準備態勢の不備、投資行動の監視の不徹底、建築確認業務の形骸化の実態が表面化するなど、およそ世の中の仕組みの前提となる事象が、骨抜きにされ実体を失い、形骸化するばかりだったという、悲しい事実が現れてきた。これは、個々人の犯罪や違反などより、遥かに根が深く、大きな問題の筈。にも拘らず、この根本問題に迫るのでなく、政治家のスキャンダル追及のパターンでしか迫れない野党がおり、そして、対する与党は、上に書いたような倦怠感に包まれ、緊張感に欠けている。こんなことで、良いのでしょうかねえ。
2006.02.12
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ドンドンと日本社会の二極分化が進んでいる。今朝の新聞にほぼ10年前のアンケートとの比較が載っていた。10年前は、(正確な数字は忘れたが)20%くらいの人々が「自分は下流だ」と応答していた。それが最近のアンケートでは37%にまで上昇しているという。かなりな上昇ではある。ここまで来たか、との印象を強く持つ。デフレ経済の下、ここ10年の間に経済不振を経験し、それが従来型の日本的雇用を直撃。年功序列賃金体系が崩れ、程度の差こそあれ、「実力主義」の体形に移行してきた。実力主義というより、早い話が賃金の圧縮であり、減額させるための「のりと」というべきだったのかもしれない。加えて、従来の比較的高給与を払っていた職種が減り、低賃金職種がドンドン増えてきた。そのミックスもこの二極分化を進めている。何れにせよ、かなり進行したことは、自分の生活実感からも間違いない。心配なのは、これが社会のファブリックにどんな影響を与えるか、である。社会に殆ど問題意識を抱かず、どうでも良いや、と投げやりな姿勢でしか世の中に対応できない人が増えると、社会としての弱さが表面化してくる。それは犯罪を増加させるだろう。締りの無くなった社会。昨今の犯罪を見るに着け、この心配が大きくなる。大体私が関心を持つ社会的な事柄についても、無関係だとばかり殆ど無視に近い反応しか見せない人たちは一杯いる。そんなことが一層蔓延するとどうなるのか、薄ら寒い思いを抱かせる。
2006.02.06
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今朝はとっても寒かった。東京のとしんでも朝の気温が冷夏一度くらいまでしかなかったという。こんな時に電車に乗ると、駅に着くたびにさむーーい風が吹き込んで堪らない。ここ10年ばかり、導入される新型車は、特にJRの場合、ドアの枚数を増やして、あるいは座席をなくして、輸送効率を最優先したものが多い。結果、駅に着くと、一杯あるドアが全部開いて、一気に暖かい空気が抜け、寒い風が入り込む。どないかせいやー、と思うが、これはどうにもならないのだろう。その寒さを乗り越え、教室に着くと、殆ど欠席者のいない受講生が徐々に入ってくる。それから、真面目な議論に一杯花が咲いて、アッという間に時間が過ぎる。ビジネスだから、「正解」は無いが、それでもああでもない、光でもないと色んな議論。方や論理を振るいながら、そして時には経験に則った観察事実やそれからの示唆を交えて、話を進める。お蔭様で今日も、楽しい充実したひと時を過ごせました。時間はもっと面白くなりそうです。自分でも期待してます。寒さも吹っ飛びました。(でも、ヤッパリ寒いのは、ほどほどにして欲しいと念じるこのごろです)
2006.02.04
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