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昨日、このブログのヒット数が5万を越えた。実は、好奇心から始め暫くしたらやめようと考えていた。特に2万ヒットしたあたりで、そろそろ潮時かと考えた。悪い癖で、なんとなく惰性で続けているうちに、ここまで来た。・・・・だからどう、と言う事は一切無いのだけれど、まあ、一つの区切りではありますね。今や、時々友人・知人から「ブログ見てますよ」なんてメールをもらったり、電話で言われたり、直接会っているときに言われたり、なんてことが起こります。すると、これも「私元気でボチボチやってますよ」という発信にはなっているのか、と新しい視点を持つようになりました。結果、惰性が続いています。そのうち、ホントに飽きたら止めますが、あと暫くは挨拶代わりで続けるのでしょう。で、昨日今日気づいた話題。久しぶりにNYタイムスねたです。同紙によると、レノボ(中国のPCメーカーで、IBMのPC事業を買収したところ)が、デル社から何人も幹部を引き抜いているとのこと。そのうちには日本のレノボのヘッドになる人物も入っているそうな。デルは最近リコールだとか、ソニー製の電池の発火だとか、話題の多い会社ではある。こうなる前には、株価が低迷し、ストックオプションの魅力が薄れていた時期が、続いていた。特に校舎の事情は人を繋ぎ止める点では大きなマイナス。ネットバブルの崩壊後、多くのハイテク企業をはじめとする会社が、これで悩みを深めていた。その蒸し返し。他方、レノボは、IBMの事業部門を買収したまでは良いものの、業績はイマイチ。ブランド価値が向上したのでもないし、販売力が強くなったのでも無さそう。無論中国市場での強さは圧倒的なのかもしれないが、収益貢献は限られてしまう。他の市場で稼がないと、全体のモデルが成立し難い。ハッキリ言って、個人的には「どっちもどっち」としか見えない。むしろ、困ったもの同士、人材の融通をしている、見たいな感想が第一印象。どこまで両者が「ターンアラウンド」するのか、とても強い関心を持って、注目していきたい。大きなお世話と、関係者からお叱りを受けそうだが、まあ、色んな感想を持つ自由はありますので、勝手にそう思わせて頂きます。
2006.08.27
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世の中の「活気」に水をさす気はない。でも、ちょっと日本的過ぎて行き過ぎじゃないかと思うこともある。一つは携帯電話。この秋からキャリアー間の移動を、同じ番号を維持したまま出来る制度が始まる。それは大いに結構なことで、一ユーザーとしても大歓迎。ただ、新聞を見てると、そのナンバー・ポータビリティーへの対策として、各事業者が多種の端末を導入するという。ただでさえ、しょっちゅう新機種が導入され、まだまだ使える端末が捨てられていく。競争の論理は良くわかるが、社会的というか、国民経済としては大きな無駄であることに変わりない。それへの上塗りをしようとしているのだろう。競争というミクロの論理ではそうなるに違いない。しかし、全部足してみたら果たして全体最適になっているか、大いに疑問。まあ、第2世代の端末でさえ、突いている機能を十分使いこなせていない中年男の遠吠えと言われればそれまでの話。だが、こんなミクロの競争を重ねてきたから、問題も一杯起こしてきた。新機種対応のソフトのバグの問題は中々解決しない。そりゃあ、そうだろう。突貫工事的にソフトを作り上げる、徹夜の連続の中でバグは防げまい。開発体制自体にも問題があるのかも。他方、日本にしか通用しない新端末の導入競争に明け暮れているあいだに、端末メーカーは世界的な競争力を失ってしまった。もはやその遅れを取り戻すのは不可能かもしれない。何のために、こんなにアクセク汗を流してきたのだろう。その割りに、国民経済的には「成果」がイマイチだ。ある種、日本という鎖国された市場を守るのが最大の命題なら、このやり方で正解なのだろう。しかし、端末の競争は世界市場で行われ、日本だけに拘っていると、知らぬ間に周回遅れの取り残され組になりかねない。そして、そうなってしまったのが個々10年弱の歴史ではなかったか。同じような構造を抱えているのが、コンビニ業界。あそこに商品を採用してもらう為に、各消費財メーカーがドンドンと新商品を出す。ほんの一握りのものしか生き残らないのは知られたこと。それも、個人的偏見からは、さほど差別化されていないものも一杯だから、死に筋になるのも当然といえば当然。あれも、ミクロの競争論としては理解できるが、国民経済的には無駄と言えるのではなかろうか。どうも、こんなことに憂き身を費やすのがわが日本民族の得意技なのかもしれない。同じ金や資源を使うなら、もっと他におもろい使い方があるはずやのに。ねえ。朋友のスポーツライター、T氏がよく言うように、甲子園で一週間に1000球近い投球をして、頑張った高校球児たち。そんな無茶をするから、今まで沢山の才能を持った選手が潰されてきた。今年の場合も同じことの繰り返し。おんなじ話で、ミクロの競争論としては理解できるが、もう少し広い視野から見ると、随分と無駄をしている。もったいないですなあ。
2006.08.24
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今朝、ひょんなことからボブ・ルービン氏が去る6月にワシントンでやった講演会のビデオを見た。いやー、インターネットとは本当に便利なものだ。色々とネット上をうろついていると、こんなものに行き当たる。色んな事を話して折られたが、印象に残るのは、氏の持論である、色んなシナリオを想定し、その可能性・確率を自分なりにアセスするというスタンス。途中で何回も「オッズ」という言葉を発しておられた。中味で面白かったのは、ヘッジファンドやプライベート・エクイティーが宣伝文句の「独自性」からかけ離れて、実体は似たり寄ったりの投資成果しか齎していない。その理由は、同じような投資戦略を採っているからではないか。そして、そのリターンが逓減傾向にある。本当にそれに内在するリスクに見合ったリターンになるのか、益々疑念を持っているとか。リスクといえば、昨今リスク感覚が全般的に薄れていることを懸念しているそうな。言われてみれば、株から何からリスク・プレミアムが減少しきっている。結構怖い話。オイルの状況も瞬間的に値下がりして、昨日今日はバレルドル前後まで下がったが、これが維持可能なのかはサッパリ分かりません。こんなリスクは、いずれ誰かが背負い込むことになるはず。自分に降りかからないことを祈るばかりです。ついでに、デリバティブのリスクにも警鐘を鳴らしておられた。LTCMの恐怖は決して過ぎ去ったのではないのです。BRIC’sの成長、特に中国・インドの成長は間違いなく大きなものになる。その対価として、先進国での所得配分の不均衡が大きくなる。特に収入の下がる人数が大きく増えることになる。それへの対応をしっかりしておかないと、世界的な不均衡がやがて政治に反映され、不安定が増幅する。これへの警鐘も鳴らしておられた。まあ、多くの人にとっては「どうでもええ話」やけど、たまに早朝からこんな講演を見ると少し頭が整理されます。それにつけても、暑い!たまらん。
2006.08.20
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ごく短期の北京への出張から戻ってきたばかり。北京はほぼ1年半ぶり。その短い間に変化を感じた。なんとなく「整然」としてきた印象。特に車の運転マナーがかなり改善したのではと思われた。以前は、ゴチャゴチャの中を人と車が先を争い、車線変更もしょっちゅうだし、割り込みもお互い様とばかり、それこそ無茶苦茶。よくぶつからずに運転できるなあ、と感心しきりだった。それが、今回はそんな無茶な運転はかなり減ってきたように見えた。ホテルの近くの道を歩いていても、車に惹かれそうになることも少なかった。そう、全く無くなったわけではないのですが、かなり減って安心して歩ける。そんな感じです。それから、私がいた地区が天安門から1-2キロしか離れていない中心部だったせいかもしれませんが、バスの停留所にたむろする人たちもかなり減ったように思えた。地下鉄などのインフラが整ってきたからか?この辺、良く知りませんが、かなり「整然」としてきたようです。流石、共産党政権が2008年の北京オリンピックに向けて全力で取り組むと、このような成果が挙げられるということか。下に中央集権が機能しているときの「効果」は絶大ですなあ。1964年前後の東京もきっと同じ印象を与えたに違いない。(但し、あの頃の東京には余り車が走っておらず、路面電車全盛だったはずだが・・・)
2006.08.19
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昨日は、朝早く会社に行って、仕事に取り掛かろうと考え早めの電車に。お盆ですいている事もあり、快調な滑り出し。よしよし、と悦に入っていたら、停電と信号不良の為運行が遅れているとか。他の路線への乗換えを勧めるアナウンス。残念至極。折角の心がけが無駄になってしまう。で、乗り換えようかとちょっと思ったが、少し遅れても良いからこのままで行こうと決定。だって、こんな時乗り換えてもそちらでも混乱が起きていることが多く、不愉快な思いをする確立が高い。そんなことなら、ゆっくり本でも読んでいこう、と腹を決める。会社に着いてみたら、どうやら止まっている電車が一杯あるみたい。それから時間と共に、大規模な停電があったことが判明。夜になってニュースを見ると、クレーン船が送電線を引っ掛けたからとか。思えば、エレベーターに閉じ込められた人も多くいたようで、30分程度電車が遅れたのは、マシな方だったのかも。それにつけても、世の中のインフラがひとたび故障を起こすと、如何に大変かが非常によく身にしみる。これが地震か何かで起こっていれば、あの混乱がはるかに大規模で長時間、昨日のような混乱に晒される。近代社会の便利さが、ひとたび逆転すると、とてつもない混乱を生じることを実証してくれた。数時間で復旧しただけマシ。でも、インフラの大切さを改めて感じた。阪神淡路大震災のときを、一瞬フッと思い出した。余計なことだが、これは誰が損害賠償の責任を追及されるのか。クレーン船の会社は、責任を問われるとしても負担力が全く不足しているだろうから、会社が潰れて終わり。残りはどうなるのだろう?てなことを考えながら、誰か教えてくれないかと祈っているところです。
2006.08.15
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ロンドンで飛行機を爆破する予定だったテロリスト達が逮捕された。色んな報道を見ていると、実行予定日は16日だったとか。クワバラ、クワバラ。ヤバイ連中を観察し続け、英国だけでなくパキスタンでも同じ逮捕劇を演出したその情報収集力と組織に浸透してまで徹底するスパイ活動の展開力といい、流石イギリスと感心させられた。何百人という人間が空で命を失ってからでは、遅すぎる。事前に捕捉し、グループを一網打尽にしたのは立派。でも、本当の意味で一網打尽に出来た訳ではない。テロリストはまだ一杯いるし、今後新しいメンバーが増えてくるに違いない。面倒なものだ。反対に、空の旅をする側からすると、面倒がすごーーーく増える。堪らない。機内持ち込みが殆ど許されないなんて!荷物をチェック・インすると、荷物が無くなったり盗まれたりするリスクが増える。のみならず、時間的にも荷物が出てくるまで待つ必要が出てくる。そして、セキュリティーチェックが厳しくなり、フライトの時間のかなり前に空港に行かないと間に合わないかもしれない。こんなことを考えると、これからアメリカへの出張は出来るだけ減らそうと思う。とにかくやってられないからねえ。今週は北京に出張です。まあ、中国はテロリストもターゲットにはしていないだろうから、多少マシなのではと期待しているが、面倒は多くなっているだろう。空港には少し速めに行くしかなさそう。命には代えられないから、反テロの手配・準備は理解できますが、正直やってられないと思うのも事実。
2006.08.14
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私が予てから日本での経営書としては出色の出来だと絶賛してきた本が「失敗の本質」です。野中先生を初めとする経営学者と戦史の研究をする防衛大学などの学者が著した本です。その本の続編が出ていることに先日気がついて、買ってしまいました。読んでみると、やっぱり面白い。中々やめられそうも無い。朝早く起きてページを繰るのが楽しみ。ブログよりそちらの方が優先度が高い。無論お遊びも大事で、今日も遊びには行くのですが、まあ、せいぜい楽しみを長引かせながら読もうと考えてます。ということで、今日はこのへんで。
2006.08.12
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一昨日来の台風には大迷惑でした。楽しみにしていた、夏休みをかねた友人達との小旅行もキャンセルのやむなきにいたる。残念至極です。一日だけの夏休みを自宅でゆっくりとした。今まで遣り残してきたことを少々片付け、ついでに思い立って銀行に。期待どおり、といえば失礼だが、大した用事でもないのに、随分と待たされた。窓口の担当の配分が、専門性が重なると難しいというのは分かるが、それにしても、ほぼ20-30分待たされて、聞きたいことは30秒ですぐ分かる。これは銀行が悪いのでなく、そんな用件で窓口に行く私がバカだったと言うことなのかも知れない。ただ、すぐ分かる話でも、ネットベースだと調べ難い、というか時間の掛かる事柄もあるので已む無し。最近の基調は変わらず、M&Aを初めとする動きは活発なようですな。例の北越製紙をめぐる件も三菱商事の出資が行われ、次のステップに入ったようだし、一方、紳士服チェーンのアオキが吸収のフタタという会社にTOBを掛けた。フタタの経営陣は、資本提携をしているコナカからの提携を深くする提案にはすぐには乗らないそうです。これなんかも、一時代前は、社内の権力闘争と絡めたお家騒動みたいな展開になっていたのかもしれない。透明性がぐっと上がって、誠に結構なことだと歓迎しています。世の中、ホントに、少しずつ、しかし着実に変化している証左なのでしょうな。
2006.08.10
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今朝目を覚ますと、雨。台風のせいだという。雨が多少の涼しさを齎してくれるのだろうが、蒸し暑さは基本的には変わるまい。ある種、湿気が強くなる分過ごし難いのかも。こんな天気も、長い時間軸で考えれば年年歳歳繰り返してきたこと。(最近の気候変化と温暖化などはありますが)そんな中で米が育ち、野菜が育ち、人間が生きてこれた訳で、まあ、感謝すべきことなのだろう。何せ雨が水を齎してくれるのだから。以前にも書いたが、水不足は世界中の色んな国で大問題となっている。中国なんかも大変。変わらないといえば、人間も余り変わりませんなあ。昨日のブログに書いたように、最近社会病理の劣化を感じさせるものもありますが、基本的に人間って、相も変わらずくだらない話に悩み・怒り・嫉妬する。それがあるから人間だ、との声も聞こえてきそうだが、変わりまへんなあ。別に自分が一段優れていると思っていないし、同じ人間として悩み・怒り・嫉妬などの感情も持つ。それにしても、そのような感情を強く持つ人たちが存在することも、古今東西変わらぬこと。なんでやろう、と不思議に思うがそんな人がいるのも人間界なのでしょうな。最近そのへんを若干のゆとりを持って観察できるようになり、多少は楽しんでます。
2006.08.08
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いやー、何とも暑い日が続きます。朝も7時を過ぎれば、早くも冷房が恋しくなるような熱気と湿気。堪りません。そんな中、先週の金曜日は、昔の仲間達とゴルフ。初めから暑さに晒され、汗が止まらない。ボールを打とうとすると、汗がメガネのレンズにポトッと落ちてくる。終盤の数ホールは、いつも以上にボロボロで、OBは出るは、バンカーからは出ないわで、もう大変。終わってから、皆で冷たいものなどを飲みながら久しぶりの談笑。これが中々楽しかった。それで終われば良かったのですが、残念ながら夜の部が予定されていて、大事な方と夕食。仕事ですから、止むなしと思っていたのですが、これが案外楽しい会となり、とても感謝です。まあ、暑さの中でこれだけ楽しめれば文句は言えまへん。それにつけても、最近変な事件が続出してますねえ。韓国の変な教祖に騙される女性が一杯いたとか、監禁を何回も過去10数年の間に繰り返して、最近も繰り返されたとか。やっぱり、社会病理が変になってきているのが、底流にあるのでしょうか?何か、気持ち悪いです。
2006.08.07
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最近、今までの常識と思われていたことへの挑戦が経済界でも続発している。一つは、言わずと知れた北越製紙への王子製紙によるTOB。今までの和を大切にする日本的経営では、三菱商事と北越の提携が発表された直後だけに、王子はおとなしくしているのかなあ、なんて見ていたが、いやはや、TOBで挑んできた。去年のUFJ銀行を巡る取り合い合戦を思い起こさせる。こんなことが、重厚長大産業でも興り始めたのですねえ。ちょっと感慨深いものがあります。また、中部電力が日立に損害賠償を請求するという。あれも、従来の常識では考えられないこと。親方の電力会社が、従来の太っ腹を止めて、発電所の不稼動に伴う損害を賠償して欲しいという。ある意味で、当たり前なのだが、これまた今までなら信じられない話。日本は中々変化しない。恐竜のようだ、などと言われ続け、その遅々とした歩みに警鐘を打つ向きも多かった。でも、こんなことが続出するようになったと言うことは、徐々にではあっても、着実に日本社会が変化を遂げている証左なのだろう。こもごも、感慨深いものがあります。個々の事象がどう展開するかも興味を感じますが、それ以上に、そんな事件が起こっていることに強烈な印象を受けました。世の中、捨てたもんじゃあないですなあ。
2006.08.02
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