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大石まどかさん「うちの人」
ホームドラマ★★★
11話 最終回は淡々と終わった
いつもの朝だ、将吾はボンヤリしていることが多い。皆は亜由美の父が来てから、おかしい。智彦「他人のことは心配するが、自分の事は何もいわない」と指摘する。皆は納得する。将 吾は、亜由美の父(黒沢年男)が、島の小学校が廃校になった。しかし、役場に勤める父はいい建物なので、フリースクールとして残したい。それで将吾に作って欲しいと頼みに来たのだ。
ここが微妙なのだよね、いい話だけど、リアリティがないぞ。役場だから公的機関だから、形だけでも入札の形になるし、見積もりや設計もあらかじめ提出することになると思う。将吾はボランティアで無料なら話は違う。役場と将吾の職場の大槻社長が出てこないといけない、なのに父と義理の息子だけで話がまとまっていいのだろうか。それとも役場にいる父が正式に買い取って、役場を辞めて、個人的にフリースクールをやるのだろうか。ここで躓いてしまった。将吾は亜由美と島に来たとき、「暖かい家にしたい」と言った。父は「そういう家にしたい」と熱く語る。そして写真を置いていった。ここでも写真だけか、概略の設計図も欲しいよ。しばらくして将吾は断りの電話をする。タイトル。宏樹は事故以来ゲームを禁じてきた。それを見つめる将吾は、そろそろゲームをしてもいいと思うようになっていた。CM。
一方、スーパーで光太のチョコバーが新製品になった。全員が探しても、なかった、3日分だ、笑、食べ過ぎだ。念のため新製品も買ったが、以前違うものだったらパニックだったので心配だ。智彦は亜由美の父の話を将吾に聞く、「島の廃校になった小学校のリフォームを依頼された、断った、ここにいたい、責任がある」。智彦は「それいいのか」と怒る。これで全員に伝わった。宏樹は野球友達を家に連れてきた、友達はゲームはと聞く。ゲームはないのだ、しないのだ。将吾は「両親からゲームを辞めなさいと言われて、辞めた宏樹は偉い、でも、もういいんじゃないか、宏樹の両親もみんなもお前がゲームする姿みたい」と言う。智彦「やろうぜ、俺にも教えてくれ」とフォローする。友達のゲームかな、やり始めると宏樹は凄いぞ。そして見ていた光太は新製品のチョコバーも「おいしい、これにして」と言う。みなは赤いものが好きだから心配した。良かった、体が大きくてしっかりした光太が暴れたら、怪我人が出て家壊れるかもしれない。光太は夜や一人では食べないと言う。皆の癒し月日と流れで、トラウマから解放されてきたのだろう。CM。
家では「生」も大きくなった、映子「時間がたった、もう、皆大丈夫になってきた、私はずーとではないと思っていた、ここで暮らしていると明るく前向いて生きていける、でもいつか大丈夫で一人でも平気かな、と思った、でもそう思わなくなった、ズートいたい、こう暮らしているのが普通になった」。みなも普通だ、ここが実家だ。将吾「いたいだけいればいい、俺たちだけの形でいいと思うようになった、翔子ここから嫁に行け」。翔子「私もバスに乗れるようになるかな」。 清一郎「皆の夢は?」。光太ー早く働きたい、自分の力でここにいたい。宏樹ー大物になりたい。まゆみー智彦が言う料理が旨くなりたいではなく、仕事頑張って偉くなる、恋もしたい、皆沈黙だが、智彦は酒癖がとツコミ。仁美ー立派な母親になる、強くて明るい映子さんみたいに、まゆみなるよ「この前生に吠えた犬を噛みそうだった」、笑。翔子ー写真の勉強、仕事でも留学もしたい
、一人だけ離れるのは嫌、将吾「ここがなくなる訳じゃない、やりたいことはやらないと、皆応援する、自由に考えた方がいい」。それを聞いた 智彦「怒るは、井坂将吾、人にはそういうのに、お前は何だ、亜由美の父の依頼と断った理由を言え」。説明後、皆「駄目だな、井坂将吾、人のことは色々いうのに」。光太にまでだめ出しだ。映子も声高く「やりなさい、待っているから」。翔子「自由に考えないと」。即、父に電話する
。将吾は部屋で智彦に有り難うと言う。智彦も感謝していると言う。本当の兄弟だ。ビールを飲む、モルツだ。CM。
将吾の出発の日、皆は見送る。翔子「いい女になっている」。光太だけが泣いてくれた。島で廃校のリフォームが始まる。これはドラマの大道具さんがやったのかな。大変だ。父は校舎を案内する。大正時代の建物だ、これは耐震なども考える必要はないのかな。リフォームが始まる、設計しながら、少しずつだ、島の人たちが協力している事になっているのだろうか。桜咲き、1年が過ぎた。家の前で全員の集合写真だ、それが将吾のもとに届けられる。父「暖かい家ができそうだ、いつでも遊びに来い、この島にも君を息子だと思っている人間が居ることを忘れずにな」。手紙を読み、写真をみる。 将吾の語り「亜由美、その場所に神様はいるの、もしいるなら伝えてくれ、この世界は辛いことが多すぎる、辛いことがあっても癒されないまま、掬われない人の方が多い、でもそれがもし神様、この世界に必要なら、その人たちにも一緒に笑える、心を開ける人を与えて欲しい、私の愛する夫の願いですと伝えてくれ」
。これがこのドラマのテーマですね。いよいよフリースクール「風」ができた。島では会報をだし、打ち上げだ。そして将吾の手紙が家族にくる。最後に将吾が帰ってくる。誰もいないが、振り返ると全員が「お帰りなさい」だ。生は大きくなって、子役で4人目かな。翔子いい変わらない、光太だ締まっていた。おしまい。
9話も出産がピークで最終回は淡々と終わりました。この方が後味良いようです。将吾はもう一つのホームを学校という形でも作ったのですね。自己実現としてはいい仕事をしたのだと思います。このエピソードで良かったのでしょう。色々考えるとツッコミもありました。家族の方も、メンバーはグループ・カウンセリングで癒され、自立し始めた。宏樹はゲームを光太はチョコバーの束縛から解放された。子供の方が回復は早いのかも知れない。翔子は微妙だ。予測した家族内の恋愛は岡田さんも「ちゅらさん」と同じ手は使えなくなったのですね。朝ドラでのエピソード作りで苦しんだためかな、その後はやりませんね。このドラマでも智彦ーまゆみ、将吾ー仁美はいいカップルだと思う。B型の自分は身近で調達してしまうが、ちがうようですね。笑。廃校は茨城県の太子町の矢田小かな、エンドロールの協力で書いてあった。地図で調べると太子温泉、太子中学校は見つけましたが、はっきりしません、推測です。
御宿かわせみ★★★
12回 「酸漿(ほおずき)は殺しの口笛」
ほほずきを鳴らすと、母との幼き時を思い出します、母子物です。東吾(中村橋之助)は定町廻り同心・源三郎(宍戸開)の頼みで、日本橋の呉服屋・江嶋屋の入り婿・忠三郎(京本政樹)を調べる。そのため、るいとお吉でどこの女への贈り物かと問いつめられる。実は取り調べだった。笑。評判が良く申し分のない男前(本当に必殺を思い出す)だが、気が許せない男だ。元は武士で、祖父の代に碌を離れ浪々の身だ。病気の妹・おしず(秋本奈緒美)を橋場の別宅で療養させている。二人は蛍が飛ぶ切ない夜で抱き合う。青い月の光は二人の行方が儚い死への道行きを暗示しています。。一方、 るい(高島礼子)も小梅村の名主の娘・お三重(滝祐可里)の相談を受ける。幼い頃に家出した母親・おとくに、そっくりの女を橋場で見たので、真偽を確かめたいという。東吾が三重を連れていいってやる。主は病で番頭が対応する。調べると、そっくりな女は忠三郎の妹・おしずだと分かる 。他人の空似ということで、決着するが、三重は酸漿を鳴らす。それを隠れた障子越しにおしずは聞く。
忠三郎がかわせみに、反物を見せに訪ねる。女中たちは浮き足立っている、嘉助は浮かない顔だ。るいも世間話のように忠三郎の身の上を聞く。おしずは妹で嫁いだが体をこわし離縁となったと述べる。その忠三郎の後を長助が付ける。三重の叔父が連れ立ってくる。小倉さんでは、ないでしょうか。三重の母、おとくは船頭の娘だったが、離れに小島という男が居候しており、役者のような男ぶりで、おとくと小島は連れ立っていたが、その後いなくなった。本所の小島に聞くと、そんな男はいない、金を100両ほど持って出たのだ。三重は初めて話を聞き「母は私を捨てた」。東吾に「若先生も好きな人には子供も捨てられるか」と聞く。一途さはいいです。忠三郎と小島が一致したと考える東吾と源三郎だが、嘉助は「金の切れ目が縁の切れ目にならないのは?」。るいは会った感想を聞かれ「本当に惚れ合っているように見えた」と言う。忠三郎や江島屋の番頭も船頭も寂れた寺に集まる。どうやら、江島屋に押し込むようだと推測する。
三重の所へ、船頭の幸吉(小磯勝弥)が文をもって届ける。「おくさを殺されなかったら、今夜100両を持ってこい」だった。何と箪笥に小判が一杯で、三重は100両を用意する。一方、 江島屋に忠三郎が頭となり押し込むと、すでに東吾たちが張り込み、大捕物となる。東吾と忠三郎の殺陣もあったが、忠三郎は身外手締まった。三重と船頭は一緒に身買うが、途中橋場の家に立ち寄る。幸吉が心変わりして、三重の100両を奪おうと襲う。悲鳴を上げる三重だ、それを聞きつけておしげが様子を見る。幸吉が酸漿を鳴らし、三重と気づくおしげは「三重」と叫び、気の失っていた三重は気づく。それでおしげを襲おうとした幸吉を間にあった忠三郎が倒す。忠三郎が幸吉を言い含めて三重を呼んだのだ。しかし目の前の100両に目がくらんだのだ。忠三郎は母を帰すと言う、そして一人で行こうとする。ところが、おしげは三重を捨てて、女として忠三郎に付いていく。可哀想な三重は2回、母から捨てられる。
「電池」の最終回とは正反対だ。東吾たちがやっと来て、三重は東吾の胸で泣いた。最後に通の介は東吾に「忠三郎とおしげが本当に好き合っている見抜けなかった、まだまだ」と言い放つ。面目ない東吾だ。るいには「お前とは駆け落ちも出来ると」のろけるのだ。その後、三重に差出人のない文が届き、おしげはまもなく死んで木更津に埋葬されていると書いてあった。そして酸漿の花と赤い実が押し花にして付けられていた。
ゲストは京本政樹さん、時代劇が似合いすぎる。恐ろしいほどの色気があるよ。再登場もあるようだ。期待しよう。秋本奈緒美さん、病気で子を2度捨てた女と母の間の女を描きました。滝祐可里さんは目がくりっとして力のある女優さんです。大坂の17歳です、ナースのお仕事4で小谷美香役だったらしい。ちょっと、100両を落とした時の裾の乱れが色ぽかった。NHKは若い女優さんを上手く使ってきますね。感心します。最初気が付きませんでしたが、小倉一郎さんもさり気なく出ていました。さすが贅沢なNHKです。話もさすがに母子もので、酸漿の赤い色が印象的に配して見事でした。ただちょっと、話が入り組んでいました。忠三郎が盗賊だったとか、幸吉が心変わりしたところも、分かりにくかった気がする。もっと単純な展開でよかったかも。