うーやん★テレビドラマ

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タイガー&ドラゴン★★★★★


見ましたよ、感じ入りました。ただ、もう一度見直して、書くと大変だよ。あっさり、記憶に残っているストリーと思ったことを書きます。間違いは、ご容赦ください。
「粗忽長屋」という演目だが、死んだ自分を引き取りに行くというありえないシュールな現実は、落語だから存在するのですね。なるほどです。世にも奇妙な物語、江戸版ですが、それがホラーでなくコメディになっている。乾いた笑いを感じました。
虎児=小虎がどうしても、理解できなかったと言うのも分かります。
落語を大まとめすると、 粗忽な男(虎児が演じる)がいて、大酒呑んで死んでしまったことを忘れて、普通に暮らしている。そこを死体を見た友達(竜二が演じる)がお前は死んでいると知らせに行く。最後に死んだ自分を背負って歩く自分は何だ? ということで終わる 。二人の演技も絶妙になってきました。腕を上げています。それにしても、サゲも、テーマも、凄いネタですね。今回は、組長が枕を上方風の高座でやって、ターガー&ドラゴンを叫びました。どん兵衛さんの、粗忽長屋の語りがたっぷりありました。
一方、現実の話は、流星会を抜けて、スペシャルで虎児をいたぶった、ヤスオ(北村一輝さん)が登場する。組長の舎弟の梶力夫(橋本じゅんさん)のウルフ商会で会計を任されるが、いい加減なので500万も着服して逃げていたのだ。しかも、力夫の妻にも手を出していた。ヤスオは竜二の部屋に隠れようとするが、劉さんに断られた。竜二は虎児に関わるな、面倒なことになると助言した。しかし、虎児はヤスオをどん兵衛のところに転がり込ませる。ヤスオの強烈なフェロモン?で小百合や鶴子までメロメロになるが、男どもは逆らえない。
一方、ウルフ商会の兄貴哲也?(猪野学)と舎弟の泰次?(少路勇介)コンビは、ヤスオを追いかける。しかし、ドジを踏む舎弟に兄貴の暴言・暴力が続く。追いつ追われつだが、ヤスオがメグミとお台場にいるところを虎児より先に見つかり拉致される。 メグミは不思議なことにヤスオには惹かれないのだ 。メグミはヤスオに三重に帰って農業するように説得していた。さすが、青森のリンゴ農家のメグミです。もちろん、ヤクザの戦いはVシネマ的に海のそばの倉庫で最後のしーんを迎える 。殴られたヤスオは、ウルフ商会の兄貴から、舎弟にやるように命令される。 そして、虎児が駆けつけると銃声が2発鳴る。虎児が駆けつけると、何と舎弟がこれまでの兄貴の暴言・暴力と組の金も兄貴が横領していたのだ。虎児は、この困難な状況を解決するために、兄貴哲也をヤスオにすり替えて、ヤスオが死んだことにする。そこに竜二がウラハラ・ドラゴンの服を持って来たり、ウルフ商会の梶が来たりするが、さりげなく、そのすり替えに気づいたような気づかないように、スルーしてうまくいく。そして、死んだ兄貴の哲也の死体を担いで行く、ヤスオは自分は何者だ、と呟いてしまう。 これが小虎のサゲにもなっているのだ。お見事だ。
どう見ても小虎には理解できないで、落語には出来ないと思っていたし。現実の話にもすることは無理だと思いました。それが、きわどいですが、見事にありえそうなVシネ話に収斂しました。拍手です。ちょっとz、暴力シーン、ヤクザ前面が適切かどうかが、問題になるかも知れない。若い頃、高倉健さんなど、東映のヤクザ映画を見ていたおじさんは平気でした。火サスでも殺人事件はよく出ますが、記号として登場するだけに比べれば、今回の暴力シーンはリアルでした。でも、許容できるものだと思いました。根拠はないが・・。

ヤスオ(北村一輝さん)、ウルフ商会の梶力夫(橋本じゅんさん)、哲也(猪野学)と泰次(少路勇介)




(新)御宿かわせみ★★★★★


火事になり、半鐘がなる。火事は人の定めを変えてしまう。逃げまどう一組の兄弟は離ればなれになった。20年後に蔵の錠前が開けられた。雨の日、橋の上で僧侶と商人になってすれ違う。僧が托鉢にかわせみにやって来る。その後、 僧は橋のたもとで腹痛で苦しむ商人を見つける。そこに医師天野が通り、かわせみに運ばれる。商人は泊められ、僧は御仏のご縁で、かわせみに商人を頼み去る。商人は伊之助(岡田義徳)で、僧の吉太郎は浄心(鷲生功)だった。 天野は恋の病で東吾の相談に来たのだ。一方、七重も恋わずらいであった。翌朝、薬種問屋で南京錠を外すと、中のものの盗難が判明した。調べに来た源三郎が表を見ると、僧が立っていた。かわせみでは伊之助がお礼を言いたいと降りてきた。東吾は白い菊を嘉助と愛でている。東吾「亡くなった母が好きな花だった、母はもう口も聞けない状態だったが、自分の手を通之助の手に重ねた、その後まもなく母は亡くなったが、今度は兄が自分の手をずっと繋いでくれた」。それを聞いて、 伊之助は泣いた。やはり、伊之助も大火事で親と別れ、その後兄は自分の手を離さずひっぱてくれた。それで、生き延びたが、その後は覚えていない。お寺で助けられたことだけ覚えている。その後、自分は産みの母が迎えに来たが、兄は違う母のため寺に預けられたのだ。兄の方まで面倒見切れなかった。そこで、生き別れたのだ。伊之助は遠州に生き、今度は茶の売りをしながら、兄を捜しているのだ 。東吾は、両親を亡くしても、兄がいてくれて、暢気にしていますと感謝する。
源三郎は東吾に怪しい僧を3回とも盗まれた店に立っていたことを話す。浄心は京都で修行をしてやって来たのだ。先代の住職が火事で焼け出された浄心を引き取っていた。そして京都に修行に出してくれたのだ。しかし、 嘉助は昔の岡っ引き仲間から、伊之助の話を聞いていた。母親が伊之助をそそのかして盗ませていた疑いがあった 。実の母に引き取られたのは裏目に出たのかも知れない。伊之助は、浄心のところに行く。そこに東吾たちが来て、話を聞く。 浄心は「伊之助は、忘れたことのない弟です、もしや、盗賊でないかと聞いていたんです、自分は吉太郎で伊之助の兄だ、京の帰りに伊之助を探して、浜松に寄ったが、錠前を器用に外す盗人がいたが、仲間割れでお縄になる前に逃げた、江戸で半年前から同じ盗賊がいた、これ以上弟に罪を重ねて欲しくない、別れた時、弟は6つでいたいけな子だった、実の母なので、手放したのです」 。東吾は助けた商人が伊之助だと教える。浄心は驚く。
伊之助は町を歩くと、芋を黙って取っていく子を追う。母に与えるために盗んだのだが、母は諫める。伊之助は見つめていた。東吾はるいと伊之助の話をする。引き取った実の母は新しい夫との生活に伊之助が邪魔だったのかも知れない。長助から、伊之助を見かけた情報が伝えられる。 伊之助が盗みに入った家で、見つけられた見回りの女中を取り押さえようとする。その時、女中の明かりが落ちて、油が流れて火が付いた。そこで、泊まりの武士が気づいた。伊之助は一太刀受け手、腕から血を流し彷徨う 。火事の時の思い出が蘇ってくる。
東吾、源三郎は血の落ちた跡を追う。そして、それは浄心の寺の方に繋がっていた。浄心が読経を終えて、外に出ると、伊之助と再会した。その時、 浄心は「伊之助」と呼ぶ、伊之助も「あんちゃん」と抱き合って泣く 。寺社内は寺社方の扱いだ。東吾は「ゆっくり知らせな」と言う。伊之助は手当を受けた。その後、寺社方から町方に引き取られた。通之助「遠州でも、仲間の一人をあやめている、死罪は免れない」。東吾「悪人でも、兄と会いたい思いは本物です、私の話を聞いて、泣いた思いは本物です」。通之助は白い菊を見て「母に見せたものだ」。 伊之助が刑場に引き立てられる日に、浄心の願いで出家が許された。浄心は伊之助を剃髪する。そして、僧の姿をした後、9月13日御仏の元に旅立たれた。
るいは東吾と雨を見ている。不思議だ、伊之助は浄心さんに背負わされて来た、縁だね、13夜は雨月だ。あの雨は浄心と伊之助の涙雨でしょうか
。江戸は冬も間近です。おしまい。

たっぷり泣かされました。これですよ、金曜時代劇の江戸の人情劇は、こうでないといけません。人はどうにもならない定めに流されて生きるしかない。実の母の方が良かれと思っても裏目にでることもある。しかし、どんなに厳しくても、お互いを思う兄弟の思いは互いに変わらず強かった。これが感動させるのですよ。一緒にいると喧嘩ばかりするかも知れないが、笑い。遠く別れたが故に、会いたくなる物だ。いよいよ佳境に入ってきましたね、期待しています。
商人は伊之助(岡田義徳)で、僧の吉太郎は浄心(鷲生功)






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Last updated  2005.06.12 02:39:44
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