うーやん★テレビドラマ

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録画失敗! 難しいドラマなのに・・・涙です。遅れましたがアップです。

慶次郎縁側日記2★★★★★    9回「花の下にて」  (平成17年12月2日放送)   何と録画に失敗、涙

桜が咲いている。慶次郎が辰吉を尋ねると、おぶんが入ってくる。しかし、おぶんは逃げてしまう。二人は一緒に暮らしているのだ。おぶんは女房の位牌に花を生けていた。それを聞いて、皐月は「どうにかしてやれないか」。慶次郎「いや」。皐月「常蔵を許すわけにはいかない・・・」。--辰吉だけがおぶんの生きるよすがだ--。タイトル。
花ころもで、若い男が逃げ出す、食い逃げだ。店を出た男は、慶次郎とぶつかる。捕まえて聞くと、男はつぶれ百姓で、江戸に出てきたが、商いもうまくいかない。それで母親を妹のところに届けたところだ。登世は、食わせてやったのだ。しかし、男は食べ終わると、死ぬという。登世は「死ぬ人のために作っているのでない、それなら払ってください」と励ましのつもりで言った。晃之助は根岸の慶次郎の所に来て、三千代の位牌に手を合わす。そして、やっかいな探索をしている。 夜、たばこ屋で、お花という娘が殺された。部屋は荒らされていないので押し込みでない、金も取られていない。お花の付き合っていた相手は、笹屋?の息子佐三郎?だ。 その娘は母を早くに亡くし、父と二人だった。父の万兵衛?は、その日から全てが変わった。取り調べでは、佐三郎を犯人と決められなかった。それで、万兵衛は佐三郎を討ち果たそうとするのだ。慶次郎は常蔵が憎いか聞かれる。 慶次郎「常蔵は憎い、しかし、おぶんがいる。、封じられて、憎しみは増す」 。藤沢のあばら屋で常蔵は寝ているが、おぶんが部屋を掃除をする。辰吉もやって来る。おぶん「おとっさんのせいで、三千代さんは死んだ、なのにおとっさんは何で生きている」。辰吉に常蔵「おぶんは良い子だ、可愛がってください」。おぶん「私がこうなったのは、おとっさんのせいだ」。常蔵「桜は咲いたかね、桜は江戸だ」。
辰吉「旦那が苦しく思うのは分かるが、あっしはおぶんに付いてやろうと思います、常蔵も長くない」。翌朝、花ころもでは若い男が「死に切れませんでした、金を稼ぐしかない、ここで雇ってください」。登世「この店には余裕ない」と断る。 若い男「いい匂いした、食べ物の匂いだ、綺麗なおかみさんのいるところで働きたい」。一同笑い 。 この若い男の話が何を意味しているのか、ちょっと分からないままだ。もう一度見直さないといけないと思う。来週で最終回なので、伏線とは思えないし・・・分からん。食わせてやったが、男は最後の飯のつもりだった。登世は励ますつもりで怒った。しかし、登世のところで働かせ、いい匂いがした。やっぱりわからん 。吉次がきて、若旦那が「佐三郎を追っていたら、万兵衛が刺してしまった」。捕まえられた万兵衛は「いい加減にしろ、着物にごみが付いたら払うだろうと、言ったのだ」。それで逆上したのだ。慶次郎は晃之助を尋ねる。部屋にいた晃之助に慶次郎「万兵衛が刺したそうだな」。 晃之助「私のせいです、何度も説きました、しかし、証はない、憶測で人を殺してはならぬ、しかし絶えず、別の声が聞こえた、愛しい者を殺されて仇を取りたいのは普通のことだ、罪人を作らないのは、私のお役目だ、しかし、合い口を万兵衛に返しました、何度も、私は万兵衛に人殺しをそそのかしたのです」。 晃之助は、三千代の仇を討てなかった。それを悔やむ心と、自分の仕事とで、いつまでも引き裂かれているのだ。万兵衛の仇討ちを、密かに合法的に、認めた。そんなことで、自分のカタルシスを求めた。それは成就しただろうか? 苦い思いだけが残ったかもしれない。
皐月はおぶんを尋ねる。皐月「私を見て逃げられたら、どうしようと思いました」。おぶん「ご新造さんが来られたらどうしようかと思った、一番思ってはいけないことを思いました、ご新造さんのせいではなりません、親分に大事にして貰っています、私は一人ではない、怖いのです、いつの間にか、もっとと思っている、もっと、幸せになりたい、すみません」。皐月「私もそう思っていました」。おぶん「ご新造さんを、そう思う人はありません」。 皐月「すべてあなたのおかげです、一度しか、あなたにしか言いません、三千代様も、おとっさんも、不幸でした、その通りです、その不幸が始まりで、私は晃之助に嫁ぎ、子供が出来た、幸せになりました、あなたが、不幸になれば、私も不幸になる、幸せになりたいという気持ちを恥じてはならない、おとっさんも、あなたを苦しめただけでしょうか」 。 これは重い言葉です。不幸なことが起こる。しかし、それを悔やんで、元に戻ろうとしても、どうにもならない。前に進んだのだ。皐月は三千代が死んだことで、晃之助と夫婦になり、幸せになった。自分の幸せが、他人の不幸から始まったとしても、それを肯定しなければならない。皐月がおぶんを否定することは、自分自身の運命を否定することです。おぶんは皐月なのだ。おぶんにも幸せになって欲しいのだ 。
慶次郎「おれも、同じ物を背負っている、おぶん、幸せになって欲しい、しかし、父のしたことを許せない、祝ってやれない、19だ、三千代が命を絶ったのは18、 殺したい思いを封じてきた、常蔵を生かした、今、ふと思う、あの時、常蔵を切っていたら、因果は常蔵が背負い、おぶんも、自分を責めなかった」。登世「男は背負うのが好きですね、今それを口にしてどうなる、旦那は常蔵を生かした、亭主を死なせたとき、身一つで店を開いたとき、不安だった、でも、これを味わいたかった、不安も借金も、みんな私の物だと・・」 。慶次郎「おれにはお役目しかなかった、全うするしかなかった」。登世「ならば、最後まで通しなさい、自分が一番苦しい場所から目を背けているだけです」。 登世の言葉は皐月の言葉を強化するものですね。不安も借金も、ネガティブなものも、すべて自分のものなのだ。皐月の他人の不幸に自分の幸せと同じ意味ですね 。慶次郎は根岸に帰り、三千代の位牌に向かう。回想シーンがある。慶次郎は常蔵を殺してやると思ったのだ。慶次郎は旅の姿で、辰吉を尋ねる。藤沢に付き合って欲しいという。二人で歩く。
常蔵の家に着く。常蔵「おぶんかい」。辰吉が入り、ついで、慶次郎が常蔵の布団まで入る。常蔵「そうかい、旦那かい、ちょうど良かった、来て欲しいと思った、あれを言って欲しい、殺してやる、殺してやる」。慶次郎「いくつになった、薬はのんでいるのか、医者に通っているのか」。常蔵「さっさと言え」。更に、おぶんもやって来る。 常蔵「その目だ、おめえ、その目で見る、底の底まで、死んでくれと、それがいいんだ、殺してやる、そう言われる時だけ、生きた心地がする、生まれたときからだ、親に捨てられて生きてきた、お前だけ、そうして俺を見ない、何故、俺を殺さないのだ、憎んでいるなら殺せ」。おぶんは涙する。慶次郎「殺すだけより、生かして苦しめる、今日も明日も、そう見えるか」 。常蔵「さてね・・」と嗚咽。常蔵「何も、思わない男だ、春、花が散ってこの身が消える、そう思うだけだ・・・」と泣き笑う。 常蔵「今です、誰も見ていない」。慶次郎の胸にすがる。部屋では、かいこの桑を食べていた。常蔵は慶次郎の両手を引き、自分の首にかける。慶次郎は思わず、力を入れるが、思いとどまる。常蔵の涙が手に触れたのだ。そして、立ち去る。慶次郎「殺してやる」と言う。 常蔵は布団で座ったんままだ。 ここのやりとりは、慶次郎縁側日記の最大のテーマです。常蔵で大事な娘が自害する。そこから全てが始まっている。だから、常蔵が死ぬことは一つの結論になるはずだ。だが、分からない。殺すことは慶次郎は出来なかった。侍なら、常蔵を殺しても、許されたかもしれない。娘の仇を、世間からはじかれた男を殺すことで果たしたとしても、許してくれると思う。しかし、慶次郎は殺さなかった。おぶんという娘がいるからか、自分が我慢すれば住むことだからか・・・常蔵も殺して欲しがっていたのだ 。家を出てきた慶次郎に代わって、おぶんが行く。常蔵の大きな嗚咽が聞こえる。おぶんにしがみついて泣いていた。皐月---10日ほどして、常蔵は誰も看取ることなく、ひっそり逝った---。鎌倉屋が登世に「常蔵が死んだ」と告げる。若い男が花ころもで働いていた。若い男は、何でも、おかみさんだ。おぶんは一言も口も聞かず、涙も見せず、常蔵の位牌を見ている。慶次郎が来たことを告げると、びくっとして、逃げる。慶次郎が逃げたおぶんの先回りする。 慶次郎は下駄をおぶんの足下に置く。おぶん「旦那」。慶次郎「もう逃げるな、生きろ」。おぶんは下駄に足を入れる。持っていた父の位牌を思わず捨ててしまう。おぶんは慶次郎にしがみついて、大きな声で「おとうさん、おかあさん」と泣く 。

今回は常蔵の死がメインだった。慶次郎の「殺してやる」、おぶんの「死んじまえ」、それなのに、常蔵は病死した。思いは一杯あった。最後に慶次郎がおぶんに言う「逃げるな、生きろ」。これは慶次郎自身にかけられた言葉だ。おぶんの邑野みあも、慣れてきました。次第に役が大きくなって、演技も厚くなってきました。しかし、常蔵の若松武史は、凄かったです。まるで、舞台の演技みたいで、見入りました。悲しい人間の性を演じきりました。良かったです。ただ、何度も言うが、このドラマ難しいのだ。





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Last updated  2005.12.04 01:58:00
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