未完成のブログ

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Dec 31, 2012
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カテゴリ: オリジナル
VAMPIRE-EYE第四話「強襲」


「皆さん、今日から新しいクラスメイトが加わります。自己紹介をどうぞ」

教壇に上がる女生徒、黒板に名前を書いていく。

「白峰 吹雪と言います。よろしくお願いします」

10度程の角度で礼をする吹雪。その様子を二郎は眺めていた。

「白峰、席は一番窓側の木城の横の席です」

「はい」

「それでは出席をとります。赤司、阿部、今井…」

はいはいはいと次々返事をしていく生徒たち。出席確認の後、担任は来週からの試験期間



「あ、あの白峰さん」

「何?」

二郎が声をかけると吹雪は無表情で答えた。

「メールの事なんだけど…」

「後で聞くわ、すぐに授業が始まるから」

「解った」

その言葉通りすぐに数学教師が入ってきた。


一時間目が終わり、5分休憩に入ると吹雪はクラスメイトに囲まれていた。

「その制服、『星香女子』の制服だよね?」

「木城君と知り合いなの?」

「なんで転校してきたの?」



「制服は新学期から着ることになりそう。木城くんとは彼のお父さんと知り合いだから。

転校の理由は仕事の都合で」

二郎は今井と西山に囲まれていた。

「おい、あんな可愛い子と知り合いだなんて…どういう関係なんだ?」

「ミステリアスな雰囲気が堪らないね。サイバネ部に誘うかな?」



吹雪と二郎の質問タイムで5分休憩は終わり二時限目の現代国語が始まった。


―昼休み

二郎は担任から吹雪の案内を頼まれた。

「じゃあまず食堂を案内するよ。ご飯食べてから色々案内する」

「大丈夫、昨日見取り図を覚えたから。食事のあとどこか静かに話せる場所はない?」

「ん~じゃあサイバネ部の部室かな。部員なら鍵いつでも使えるし。購買部でパンでも買

って部室で食べながら話そうか?」
「じゃあそれで」

二郎はカツサンドとジャムパン、コーヒー牛乳を買い、吹雪はクリームパンと牛乳を買っ

た。二人は3階にある部室に入る。

「うわ、暑いね…窓を開けるよ」

「ええ」

部室には義手や人口骨格、機械部品にパソコン、工具で溢れていた。

「適当に掛けてよ、ちょっとごちゃごちゃしてるけど」

席に着いた二人は袋からパンを取り出し食べ始める。無言で食べ始めたがしばらくして二

郎が話しかけた。

「あの白峰さん…メールの事なんだけど」

「…続けて」

「友達の西山の姉ちゃんがさ、例のメール見たらしいんだ」

「そう…それでそのメールはいつの話?その子はこの学校に居るの?」

「えっと…今日届いたんじゃないかな?西山のねえちゃんはこの学校の3年だよ」

「様子を見に行きましょう」

立ちあがる吹雪、二郎はジャムパンをコーヒー牛乳で流し込んで慌ててゴミに捨てる。

「三年生はとなりのB棟の4階だね。クラスはC」

「わかったわ」

教室のドアを開けると目の前に背の高いショートカットの女性が立っていた。西山の姉で

ある。

「西山の姉ちゃん!」

「この子が…」

「フフフフフフフフフ」

笑みを浮かべる西山姉、次の瞬間吹雪を突き飛ばした。そして後ろ手に鍵を締め、スカー

トのポケットからナイフを取り出した。

「フフフフフフフフフフ…フシュー!」

ナイフで襲いかかる西山姉、吹雪は軽く躱しすれ違いざまに足をかける。だが西山姉は転

ばずに片手をついて体を支えそのまま倒立する。

「白峰さん!これって…」

「ええ、操られているわ。昨日の咏川城に集められた人のように」

「フシュァァァァッ!」

倒立状態からハイキックで吹雪に攻撃を仕掛ける。これもまた躱し、吹雪は蹴りを入れる。

「シャシャア!」

地面を転がった西山姉は片手から糸を出し天井にぶら下がる。

「白峰さん…どうするの?」

「完全に取り憑かれていないのなら救う方法はあるわ」

吹雪はブレザーのポケットから札を取り出す。

「これで魔力を封じ込めばとりあえずおとなしくなる」

「フッシャー!」

振り子の要領で勢いをつけた西山姉はナイフで飛びかかってくる。ナイフをギリギリのと

ころで避けながら西山姉の額に札を張る。西山姉は力なく倒れる。

「これでしばらくは大人しいはず、だけど操っている者を探さなくては元には戻らない」

「操っている者は解るのかい?」

「この学校にいる全ての者が容疑者よ」

「そんな…」

二郎は倒れた西山姉をそっと部室のソファに寝かせる。カーテンを締めようと窓際に行く

と下にある中庭から悲鳴が上がった。

「キャー!」

「なんだ、なんなんだ!」

逃げ惑う生徒、中庭には学校の制服を着ていない男たちが数名立っていた。

「ヘイヘイヘイ!」

「ギャハハハハ!」

「オラオラァ!」

腕や足、顔などを改造したサイバネ者であった。本来医療用のサイボーグ技術を悪用し違

法改造を加え暴力に使う連中である。こうしたサイバネ者は社会問題になっている。

「アイツ等…学校にまで…」

「木城くん、あのサイバネ者も操られているわ」

逃げる生徒を追うサイバネ者、鋼鉄の義手を持つ男が男子生徒を殴りつけた。

「ヘイヤー!」

「があっ!」

血飛沫と歯が飛び男子生徒は窓ガラスに突っ込んだ。

「ギャッハー!」」

「ぐえっ」

鋼鉄の足を持つサイバネ者の蹴りが太った男子生徒の腹に命中。吐瀉物をまき散らしなが

ら地面に伏す。

「オララッ!」

「キャー!」

女生徒の髪を掴む片目が赤いレンズのサイバネ者、女生徒のシャツを引きちぎり目から赤

い光線を発し背中を焼いた。

「け、警察を呼ばないと!」

「そうね、それと今すぐあの者を止めなくては」

吹雪は窓から飛び出す。二郎が「あっ」という言葉を発す。吹雪は3階の高さから静かに

着地した。

「ええ~…」

二郎は吹雪の行動に驚いたがすぐに思い直し警察に電話をする。

「もしもし、俺は明命館の生徒の木城二郎っていうんですけど、学校で暴れてるサイバネ

者がいます、怪我人も出てますすぐ来てください!」

中庭では吹雪がサイバネ者に囲まれていた。

「ヘヘイヘーイ!お前か!」

「ギャハハ!昨日のようには行かぬぞ?」

「今日は使徒三人を相手にしてもらうぞオラ!」

白木の針と札を構える吹雪。

「もう完全に乗っ取られてる…」

「そういう事、こいつらはもはや元の人格など消え失せてるぞギャハハ!」

「土蜘蛛…使徒ばかりで本体は姿を表さないのね」

「昔とは違うんだよ。馬鹿でかい虎のような図体で暴れるのはもうしない。時代に合わせ

た狩りをしなくてはなぁ~。こいつらが死のうが痛くも痒くもねぇ、騒ぎになろうが狂っ

た人間同士の喧嘩で終わりだ。狩りは止まらねぇ!」

一斉に飛びかかるサイバネ者、吹雪はバク転で避け白木の針を投げつける。

「がっ!」

鋼鉄腕のサイバネ者の喉に突き刺さる。

「ぐあああああああ!」

片目レンズと鋼鉄足のサイバネ者が距離を詰める。吹雪はレンズ男の顎を肘で打ち、後ろ

から突進してくる鋼鉄足を月面宙返りで躱し首筋に白木の針を突き立てる。

残ったレンズ男は首を振って立ち上がる。

「流石にやるな…」

「大人しくしてもらうわ」

「オラア!」

レンズから赤い光線が発せられる。跳躍する吹雪の髪をかすめた。

「はぁ!」

飛び回し蹴りがレンズ男のこめかみに命中、地面に叩きつけられレンズが割れる。吹雪は

すかさず白木の針を首に突き刺す。

「グアアア…この使徒はこれで使い物にならなくなったがこれで終わったと思うなよ?」

「本体を突き止めて滅して終わりにしてあげる」

「ククク…舐めるなよ…」

「白峰さーん…」

二郎が降りてきた。モップの柄を持っていた。

「こいつら死んだの?」

「いいえ、気絶してるだけ。でももう人ではなくなってるから教会に引き取られて浄化さ

れる」

「そうなんだ…」

「警察にも教会の人間がいるの、後始末専門の」

「へぇ…」

警察と救急が来た。生徒らは窓から中庭を見ている。教師たちは教室に戻って席に着くよ

うに叫んでいる。救急隊員が気絶したサイバネ者と襲われた生徒、西山姉を連れて行く。

一人の警官が吹雪に話しかけてきた。

「あー君、見たことを話してくれないか?」

「わたしはこういう者です」

ブレザーの内ポケットから手帳のようなものを取り出して警官に見せる。すると警官はた

め息をつきそのまま戻っていった。

「(やっぱり教会って国家公安の関係者だって伝わってるんだな…)」

二郎は走り去っていくパトカーと救急車を眺めていた。

「あれ?」

二郎は一階の廊下に今朝電車の中で見た帽子と黒スーツの男の姿を見た。

「白峰さん、あそこ…」

「?」

黒スーツ男は帽子をつばを抑え廊下の奥に歩いていく。

「あの男…電車でも見たんだ何か怪しいよ」

「そう?」

吹雪は気にも止めなかった。二郎はもう少し気にしてくれてもいいのにと思った。

教室に戻ると吹雪の立ち回りを見た生徒が集まってきた。

「あんな動き初めて見た!」

「なにかやってるの?」

サイバネ者が襲ってきた恐怖よりも興奮が好奇心が上回っていた。

「いえ別に大したことでは…小さい頃から色んな習い事をしてたので」

当たり障りのないことを言って切り抜ける吹雪、二郎はモップの柄を掃除用具入れに戻し

大きくため息をついて席に着いた。

事件があったため学校は午後から授業中止となった。

「白峰さんは自転車?」

「ええ」

電動クロスバイクに跨る吹雪、健全な男子の二郎の視線は彼女の足に向けられていた。

「……下に体操服着てるから」

「え!?(しまった)」

そりゃそうかと二郎は思った。

「(あんなに飛んだり跳ねたりするんだもの当たり前か)」

「それじゃまた明日」

吹雪は猛スピードで去っていった。

「はぁ…しまったなぁ」

健全な男子高校生には無理もなかった。好みの女性となればなおさらである。

部活も無いので次郎はそのまま校門を出た。今井と西山は二郎と吹雪に気を使って先に帰

ってしまっていた。

「アイツ等変なところで気を使うなよな~」

一人駅に向かう二郎、指定された通学路を通り踏切を渡って駅にたどり着く。ベンチに腰

を下ろして携帯を取り出した。国盗りシミュレーションゲームをする為だ。二郎は暇なと

きはこうやって時間を潰している。

「(結局メールをばら撒いている『土蜘蛛』とやらは突き止められなかった。白峰さんは確

実に見つけられる方法はあるけれどそれは最後の手段と言ってた…親父が東京に行く前に

相談するかな)」

ゲームをしながら考えていると目の前に女生徒が立っていた。

「こんにちは木城君」

小柄でパーマをかけた黒髪、色白でつけまつげをつけていてスカートはかなり短く折られ

ている。彼女の名前は『奥寺舞子』二郎のクラスメイトで派手目なグループに所属してい

る。二郎はこれまでそれほど話したことはなかった。

「ちょっといい?話したいことがあるんだけど」





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Last updated  Dec 31, 2012 09:29:42 AM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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