未完成のブログ

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Feb 12, 2013
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カテゴリ: オリジナル
白峰霄




山根妃羅莉

山根妃羅莉:外食しまくり。ファストフード大好き。



VAMPIREEYE 第十三話「白峰家」

「ああん?なんだ??…えらいロリな洛庵のお嬢ちゃんだなぁ」

ユウヤは女生徒をつかみながら霄を睨みつける。

「おいヤス!転んでねぇでこのロリっ子の相手をしてやれ」

「いつつつ…よろこんでー!俺はロリロリな子大好物なんすよー!!」

「下衆がっ!」

立ち上がったヤスのみぞおちに霄の足がめり込んだ。高速のソバットに反応する事はヤ



「おごごご…」

倒れこむヤス。その様子を見たユウヤの顔色が変わった。

「ちっ…」

「さぁ、その子を離せ!」

「情けねぇなぁヤス…こんなロリっ子の蹴り一発でよ。オイ嬢ちゃん、俺にはそんな蹴り

は通じないぜ?今までもこういう事が何度かあったもんよ。調子に乗ったちょっと腕の立

つ女が俺らに立ち向かってきて返り討ちに合うんだ。たっぷりと可愛がってやったぜ?悔

しそうな顔をしながら悲鳴を上げる様はたまんなかったぜ」

ガニ股で腰を前後に揺さぶるユウヤ。

「黙れ、それ以上下衆な言葉を口にするな」

股間を蹴り上げる霄。だがユウヤの顔は薄笑いを浮かべている。



たのお前よ!!自慢のマグナムは収納式!腰のグラインドは1秒間に16回の動作が可

能!!さぁゴートゥヘブン!!」

金属の下半身を蹴り上げてしまった霄。足にダメージを受けたと思われたが…

「黙れと言ったはずだ!」

霄の目が一瞬赤く輝いた。金属を蹴り上げた事など無かったかのようにユウヤの腕を掴む。



「あぎゃああああっ!お前足は無事なのかよっ!」

女生徒を離すユウヤ、霄はユウヤの腕をそのまま捻り上げる。

「ちちちちち千切れるうううう…」

「さぁ、今のうちに逃げるんだ」

「あ…はい!」

女生徒が逃げたのを確認して霄はユウヤを投げ倒した。

「ぐぇっ」

「まだやるか?」

「舐めやがってええー!俺のアルティメットサイバネアーツを喰らえ!」

跳ね起きてジャンプをするユウヤ、2m程の高さに達する。そこから踵落としを繰り出し

てきた。

「オーリャー!」

軽く回避する霄、ユウヤは連続で蹴りを放ってくる。

「どうした!当たらないぞ?」

「うるせえええええ!これでどうだー!!」

勢いをつけて胴回し回転蹴りを放つユウヤ、だが渾身の一撃は霄には命中せず愛車のボン

ネットに命中した。

「うわあああああああっ!!俺の車がああああっ!!」

黒光りの鏡面仕上げのボンネットは見るも無残な形に凹んでいた。塗装は剥げ、曲がった

ボンネットの隙間からエンジン部が見える。膝を落とし崩れるユウヤ。

「それに乗って早く去れ!」

「チクショウ…チクショウ…!ヤス!いつまで寝てやがんだ!行くぞ!!」

「おげぇ…腹いてぇよ兄貴~」

慌てて車に乗り込むユウヤとヤス。

「ペッ!覚えてやがれロリっ子!!」

ユウヤは中指を立てながら唾を吐く。避ける霄。違法改造電動車は不快なモーター音を響

かせて走り去っていった。

「いや~やるねぇ霄!あたし驚いたよ!!」

妃羅莉は目を輝かせて傍に寄る。

「力の加減が上手だね!あたしだったらあの腕ネジ切ってるね~」

妃羅莉は二つに髪をくくってある、いわゆるツインテールを弄びながら言う。

「そんな事をしてみろ教会に目をつけられるぞ?」

「それはヤバイ!」

「やりすぎは良くない。あまり相手を追い込むと何をするか解らない」

「んーなるほど!殺すのならいいけど生かしておくならあまり追い詰めないのがいいもん

ね!ほら【窮鼠猫を噛む】ってコトワザもあるしね」

嬉しそうに噛むゼスチャーをする妃羅莉。

「そうだな」

「あたしさぁ~猫って苦手なんだよねーネズミの方が好き。霄は猫かネズミどっち派?」

「…猫と鼠どっちかというのなら猫だ」

「えええええ~…ガッカリ…有名なネズミー王国もネズミが主役なのにぃ」

「あれはキャラクターとしての鼠だろう?あれは私も好きだよ」

「でしょう?いいよね!」

他愛もない話をしながら交差点を渡り坂を降りて駅前の交番に入る。千円札を届けて霄は

駅のある西に向かって歩く。妃羅莉は立ち止まっている。

「あたしの家は反対方向なんだー、ここでお別れだね」

「そうか、それではまた明日」

妃羅莉はしばらく手を振っていた。霄は振り返らずに駅へと向かった。5分ほどホームて待

っているとで電車が到着した。降りる客はまばらである。霄は乗り込んで一番前の車両の

運転手のすぐ後ろの席に向かった。そこが彼女のお気に入りの席であった。今日もあいて

いた。霄は腰を下ろすと携帯を取り出し電子書籍を読み始めた。中学生の頃までは紙媒

体の本を読んでいたが、管理に困るため高校生になって電子書籍に切り替えた。電車での

読者は習慣になっていた。

「んー…」

本に集中できなかった。先程出会った無法者ユウヤに言われた言葉が頭に残っていた。

『こんなロリっ子』

「く……」

霄は自分が童顔であることも小柄なのも解っていた。洛庵に入学した当初は良くその事で

からかわれた。中学1年の頃はまだ妹達と比べて背は高かったし顔や体格のことを気にす

ることはなかった。それから2年、妹の吹雪はあっという間に霄を追い抜き、胸は大きく

なり顔立ちはグッと大人っぽくなった。霄も成長したが数年ぶりにあった人物に『随分変

わったね』と言われるほどの変化はなかった。

「(早く家に帰ってストレス解消したい…)」

駅から歩いて10分ほどの所、下鴨神社の近くに白峰家はある。白壁の塀で囲まれた日本式

の屋敷である。見た目は旧時代的だがセキュリティは最新の物が取り入れられている。霄

が正面の門の前まで行くと声がした。

『お帰りなさいませ霄お嬢様』

「ただいま…」

門を通り石畳の上を歩いて玄関へ、そこで出迎えていたのは長身の髪を後ろになでつけた

メガネの青年だった。彼は白峰家の世話係『吉良伝左衛門』ワーウルフである。

「どうされましたか?顔色が優れませんが」

「吉良…直ぐに飲みたい」

「かしこまりました」

スーツの上着を脱いでネクタイを緩め膝をつく吉良伝左衛門。霄は彼の肩に手をかけて首

筋に口を持っていく。霄の犬歯が吉良伝左衛門に食い込む。

「んん~…」

みるみるうちに霄の髪が銀色に変わっていく。目が真紅に変わる。

「ふー…済んだよ」

「はい」

霄が血を欲する時は吉良が与えていた。外で人間の血を吸おうものなら教会が黙っていな

い。身内の者の血を吸うことは認められていた。

「吉良、須原を庭に呼んでおいてくれ」

「かしこまりました」

伸びをする霄、暗い表情は消え自身に満ち溢れている。霄にとって素の姿とは吸血鬼の状

態である。自室にカバンを置くと着替える時間のも惜しいと言わんばかりに制服姿そのま

ま庭へ向かった。

「おかえりなさいデス、霄お嬢様」

スキンヘッドで巨躯の男がスーツ姿で庭に立っていた。彼の名は須原登流。人造人間(ホ

ムンクルス)である。

「行くぞ須原!」

「いつでもドウゾ」

庭に降りる霄、靴下のまま砂の上を走り須原に飛びかかる。

「いやあーっ!」

飛び三段蹴りを放つ霄、須原は両腕でガードする。着地したと同時に須原の丸太のような

ローキックが霄に襲いかかる。並みの人間なら粉砕骨折をするローキックを片足を上げて

躱す。霄は右手で熊手の型をとり須原の腹を打つ。

「グッ」

掴みかかる須原、霄は両手を須原の腕にかけ飛び膝蹴りを顎に叩き込む。そしてそのまま

体を一回転させて頭上に飛び上がる。

「やぁ!」

須原の後頭部に後ろ蹴りを入れる。顎と後頭部に強烈な連続攻撃を受けた須原は首を振っ

て霄に向きなおす。吸血鬼状態の霄のスパーリングの相手は須原にしか務まらない。少し

前までは吉良伝左衛門も相手をしていたがあまりの苛烈さに辞退をする事が多くなりやが

て完全にしなくなった。

「ふーっ…」

「今日は一段と激しいデスネ」

「すまない、今日はあまり手加減できそうにない」

「大丈夫デス」

スパーリングは30分ほど続き、最後に須原の大砲のようなパンチで霄がふっとび灯篭が崩

れた所で終了した。

「はぁはぁはぁ…スタミナはまだお前の方が上だな」

「スピードはもう霄お嬢様の方が遥に上デス。ボディガードをしていた頃が懐かしいデス」

中学2年生頃までは須原が霄のボディガードをしていた。スパーリングで霄が須原とやり

あえるようになってからは必要ないと言う事で一人で出かけるようになったのだ。

「なぁ須原…私は子供っぽいか?」

倒れた灯篭を立てながら霄が聞く。

「?」

「自分でも解っている、年齢相応の見た目ではないという事は…吹雪と違って私はほとん

ど成長していないのではないか?」

「霄お嬢様と吹雪お嬢様とでは成長の仕方が違いマス」

「……」

「霄お嬢様は吸血鬼としての成長が吹雪お嬢様より早い、吹雪お嬢様はその逆なだけかと」

「…確かにあいつは自力で吸血鬼の力を開放することもできないし魔力の量も少ない。お

前とスパーリングをしても10分と持たないだろう」

「ワタシは剣術では吹雪お嬢様にまるで敵いまセン」

「あいつの剣はお父様が教えたものだからな。私は剣術は必要としてないし習わなかっ

た。霞は武道が嫌いで今も何もしようとしていないな」

「霞お嬢様は迷っておられるようデス」

霞とは白峰家の三女。咏川中学校の3年生で今年受験である。

「洛庵か星香でか?」

「イイエ、霄お嬢様のように堂々と吸血鬼として生きていくのか、吹雪お嬢様のように人

間として生きていくのかをデス」

「そうか…私は白峰家の長女として家を継ぐことになるだろう。だから吸血鬼として胸を

張って生きていくのだ。お母様の為にも。吹雪は人間であるお父様の為に人間として生き

るのと決めていると聞いた。だから教会に入り人間側であることを強く周りにアピールし

たのだ。霞はどちらにつくか迷っているのだろうな」

霄は汚れた靴下を脱いで縁側上がる。須原は汚れたスーツの上着を払って縁側に座った。

「白峰家は女系で女しか生まれないからな」

「ハイ」

「後を継ぐことになったら人間の夫をもらうことはできないだろうな。お母様が人間のお

父様を選んだことは前代未聞で今後ありえないと聞いた。もし人間で夫にふさわしい者が

現れたら吸血鬼になってからになるんだろうな。吹雪は人間として生きるだろうから人間

と普通に家庭を築くのだろう。霞はゆっくりと考えた方がいいのかもな」

シャワーを浴びてTシャツとショートパンツに着替える。自室に向かうと部屋の前にかご

が置かれそこには新しい制服が入れてあった。

「吉良が用意してくれたのか……あ」

吹雪が歩いてきた。

「姉さんただいま」

「ああ、おかえり」

霄の銀髪をチラリと見る吹雪。何か言いたげな表情だった。霄は吹雪の胸をチラ見した。

そのまま会話は特になく二人共自分の部屋に入った。

霄のカバンの中にある携帯が鳴った。

「ん?メールか……誰だ?」

知らないアドレスから届いていた。

続く





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Last updated  Feb 12, 2013 11:46:14 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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