未完成のブログ

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Mar 16, 2013
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カテゴリ: オリジナル
白峰霄




山根妃羅莉

山根妃羅莉:私服はストリート系。ミニスカを愛用。



VAMPIREEYE 第十四話「センジョー」


カバンに入れてあった携帯を取り出す霄、見慣れないアドレスからメールが届いてた。

『題名 やっほー!

本文 コマちゃんに聞いてソラちゃんのアドレス聞いちゃった!よろしくぴー!!

BY山根妃羅莉』

その前のメールには駒村涼から山根妃羅莉にアドレス教えるよ?と書かれたメールが届い

てた。



『題名 おおーい

本文:ソラちゃん返事くだちー!』

「しょうがないな…返事しておくか」

少し笑いながらメールを打つ霄。

『題名 Re:おおーい

本文 これで良いか?』

メールを送ってベッドに横になる霄、すぐに携帯が鳴った。

『題名 サンキュー!

本文 イエーイ初メール交換だねっ!それじゃあまた明日学校でねー☆』

メールを見たあと大の字になって天井をしばらく見つめていたが宿題を思い出した。

カバンから数学の教科書とノートを取り出し机に向かう。



引き戸の向こうで吹雪の声がした。

「入っていいぞ」

引き戸を開けて吹雪が入ってくる。

「ねえさん、変わったメール届かなかった?」

「変わったメール?」



「どんなメールだ?」

「これなんだけど…」

吹雪は自分の携帯を霄に見せる。様々な色を混ぜた奇妙な模様が貼り付けられたメールだ

った。件名は『白か黒か』

「んー?初めて見るな。なんだこれは?」

霄は吸血鬼化のまま携帯の画像を見た。

「明命館の生徒の間で出回っているの。ねえさんは何も感じない?」

「……不快だとしか感じないな」

「そう…わたしにはこのメールが闇の住人の仕業と感じた。だから教会に調べてもらった

の。…分析の結果は闇の住人からの誘いのメールだった」

吹雪は携帯電話をしまう。

「今日、刀を取りに田口堂に行ったら…木城紫蓮さんの次男、二郎くんに会ったわ」

「そうか…」

「今まで二郎くんとは接触なかったからすぐに誰か解らなかったの。あんまり蓮也さんに

も似てないし…で、二郎くんにもそのメールが届いたんだけど父親の紫蓮さんが手を打っ

ておいたみたいで大事には至らなかったんだけど、二郎くんが自分の家の事を少し知って

しまって…わたしのせいで」

吹雪はあの時間に田口堂に行き二郎と鉢合わせになったことを後悔していた。

「それは気にする事じゃない。蓮也さんも「そろそろ二郎に教えるべきだ」って言ってい

たからな。そんな事をわざわざ言いに来たのか?」

「……洛庵高校にも闇の住人はいるの?」

吹雪は少し小さな声で霄に質問した。

「それは言えないな、私は教会に協力はしない。今でも吹雪が教会に入ったことを反対し

ているんだ」

山根妃羅莉のことを思い出したが口には出さなかった。

「ねえさん…」

「心配するな、危険な奴は私が何とかしてやる。執行人が見つける前にな」

「…無茶はしないで。それじゃ」
吹雪は霄の部屋を出て行った。霄は再びベッドに寝転がり自分の携帯を取り出した。妃羅

莉のメールを眺める。

「そういえば山根の奴…友人がメールことを言ってたな『明命館だよ。フルネームは奥寺

舞子。…あの子変な遊び始めた見たい。チェーンメールっての?超ヤバイ感じ』とか。明

日、山根に聞いてみるか」

しばらくベッドで考え事をしていたが課題を思い出し机に向かった。

―翌日。

吉良伝左衛門の声で目を覚ました。彼の声はよく通る低い声であった。起きてすぐに制服

に着替える霄。吸血鬼化を解除する。顔を洗った後、食卓に向かうと吉良が白飯、豆腐の

味噌汁、海苔、西京焼き(西京味噌と粕で白身魚を漬け込んで焼いたもの)を並べていた。

吉良はメガネのズレをなおし霄の茶碗に白飯をよそう。霄は自分の座布団に正座し頂きま

すと手を合わせて食べ始めた。

白峰家の食事は吉良が担当している。他には洗濯に買い出しなど家事を主に担当している。

もう一人の同居人須原登流は庭の手入れ、掃除、力仕事、警備を担当している。

霄が半分ほど食べ終わったところで吹雪が現れた。

「おはようねえさん」

「おはよう」

二人の会話はそれで終わった。吹雪が教会に入ってから徐々に会話は少なりなり執行人と

なった今は殆ど話さなくなっていた。

「吹雪お嬢様どうぞ。霄お嬢様、漬物をお持ちいたしましょうか?」

吉良は吹雪の茶碗に白飯をよそいながら霄に尋ねる。

「いや、いい」

「霞お嬢様はまだ起きてこられませんね…」

「またギリギリまで寝てるのか。仕方のない奴だ」

「またあとで様子を見に行きます」

「ごちそうさま」

食事を終えると霄は自室に戻り鞄の中身を確認してから家を出た。

「いってらっしゃいマセ霄お嬢様」

「ああ、行ってくる」

須原が門の外を掃いていた。

外は薄雲に覆われた天気だった。快晴は日の光が強いため苦手で曇が一番好きだった。雲

を見て傘を取りに帰ろうと迷ったが学校のロッカーに置き傘があるのを思い出した。

日差しの強い日は日傘をさすことを吉良に勧められたが必要以上に目立つのを避けたい為

拒否した。いつも通り駅に向かい、いつもの時間の電車に乗り洛庵高校の最寄駅で降りる。

「霄ちゃんおっはよー☆」

交差点の向かい側で背の高いツインテールの女生徒が手を振っている。山根妃羅莉である。

「山根…」

小さくため息をつく霄。横断歩道を渡ったところで挨拶を交わす。

「おはよう山根」

「おはよう霄ちゃんっ」

霄の目線に頭をさげて顔の横でピースサインを作る妃羅莉。

「なんだそのテンションは?昨日まで呼び捨てだったろうが」

「だってマブタチじゃん?あたし達って」

「は?」

「メール交換したしぃ~化け物同士だしぃ~」

「ただのクラスメイトだ。親友などではない」

「え~マブダチになろうよ~」

「声が大きい、もう少し静かにしてくれないか」

「ちえー…」

口をとんがらせる妃羅莉、携帯をいじくり回しながら聞いてもいない自分の昨晩の夕食の

メニューやら朝はマスドで済ませたやらを話しだした。

「でさぁ~舞子ってば飽きもせずにまた同じドーナツ注文したんだよ~?」

「舞子…奥寺舞子か」

「そうそう!覚えてんじゃん霄ちゃん!えらいえらい」

霄の頭を撫でる妃羅莉。

「触れるな!」

「いいじゃん~」

「まったく…それはそうと奥寺舞子は何かメールで遊んでいるとか言ってなかったか?」

「あ、そうなの!今日の朝、舞子とマスドでドーナツ食べてる時にその話聞いたよ。教会

に目つけられるよ?って言ったんだけど全然気にしてない様子だったよ。もう何人か傀儡

化したとか言ってたけど超ヤバイよね」

「奥寺舞子は自殺願望でもあるのか?」

「まさか~?教会の対抗策はとってるって言ってたよ。あの子蜘蛛だから獲物捉えて喜ん

でるだけじゃないかな?メールの画像だって自分で作ったんじゃないって言ってたし」

「そうか…山根、お前は何かしようと思わないのか?」

「え?なんで?いや~別に…融合したこの子の家そこそこお金持ちだし美味しいものお腹

いっぱい食べれるしまぁまぁ将来も安定してるし…元々の化物だった頃の欲望は薄いくな

ってるから」

「おまえは何の種族だ?」

「鉄鼠(てつそ)だよ。鼠操ったり頑丈な歯でガリガリやったり病気ばらまいたりするア

レ。正直いたずら以外することないし鉄鼠の真祖様みたいに恨み晴らす相手もいないし」

「鉄鼠…そうか、なるほどだからネズミー王国が好きなのか」

「親近感バリバリってやつ?」

「お前がその気になれば洛庵高校の生徒を全員病気にできるって訳か」

「しないしない!それは楽しくない!!それにそんな事したら霄ちゃんに殺されるし!」

「…楽しくない。か」

「おはよう白峰」

後ろから声をかけてきたのは木城蓮也であった。

「おはよう蓮也さん」

「おはよーございまーす☆」

片目を瞑りピースサインを作る妃羅莉。

「蓮也さんこっちはクラスメイトの山根」

「おはよう山根さん。木城蓮也と言う」

妃羅莉の目の前に立って挨拶する蓮也。

「超ヤバイ!イケメン!!」

「はははっありがとう」

蓮也は笑顔で先を歩いて行った。

「霄ちゃん!あのイケメンと知り合い!?にゃんにゃん…いやチューチューする仲と

か!?」

「は!?」

霄の肩を掴み顔を近づける妃羅莉。霄は手を払いのける。

「触れるな!蓮也さんは昔からの知り合いだ。家同士の交流もある、それだけだ」

「へ~そうなんだふ~ん…」

洛庵高校に到着するまでの間、妃羅莉は蓮也の事を質問し続けた。

―放課後

霄、駒村、妃羅莉の三人で下校する。妃羅莉の提案でカラオケに行くことになったのだ。

霄はカラオケが苦手で渋ったが駒村と妃羅莉に説得され結局行くことになった。

「ねーねーコマちゃん何歌う?」

「演歌、パンクが好きかな!妃羅莉は?」

「アイドルの卵だからね!アイドルミュージックよ!!」

「そうだったそうだった!CD出たら買うからね!!」

「えへへー宜しくー☆霄ちゃんはなに歌うの?」

「私は…普段音楽を買わないから授業で覚えた歌くらいしか…」

「マジで!?あ、でもそれって新鮮かも。カラオケでそういうの歌わないし!」

洛庵高校最寄りの駅から一駅のところにアミューズメント施設『センジョー』がある。そ

の中には景品を取るゲーム、音楽に合わせて踊るゲームにビデオゲーム、コインゲーム、

カラオケ、ダーツにビリヤード、などがある。昔はこういった娯楽施設は不健全な場所と

されてたがセンジョーは屈強なサイバネガードマンとスタンガン装備の監視カメラ、ID登

録による客の入退店など徹底したセキュティによりむしろ街中より安全とも言える場

所になっていた。センジョーは娯楽施設のイメージを変えたのだ。

当然問題を起こした者は即排除されIDから入店禁止者とされ二度と店に入ることは出来な

い。霄と駒村は以前に一度来たことがありID登録を済ませていた。妃羅莉は入口のゲート

の前で規約の同意にサインと写真撮影を行う。三人はゲートを通り受付に向かう。

「うひゃ~センジョーに入ったの初めてだけどすごいねー」

キョロキョロ見渡す妃羅莉。

「いらっしゃいませ、センジョーにようこそ。カードのチャージはされますか?」

赤と黒のスーツを着た女性店員が笑顔で三人に問う。

センジョーでは現金の代わりに受付で専用のカードにチャージする。両替のトラブルやゲ

ーム機の不正行為を防ぐ為である。妃羅莉は初めてなので5千円分チャージした。

「三人でカラオケしたんだけど部屋は空いてる?」

駒村が聞く。

「カラオケのご利用ですね。すぐにお通しできます。ご利用時間はいかがなされますか?」

「じゃあ…3時間で!」

「かしこまりました。お部屋代3時間でお一人様900チャージ頂きます。702号室にどうぞ」

三人はカウンターでカードで支払いを済ませエレベーターで7階に行く。

続く





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Last updated  Mar 17, 2013 12:05:23 AM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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