未完成のブログ

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Mar 23, 2013
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カテゴリ: オリジナル
白峰霄





山根妃羅莉

山根妃羅莉:好きなおにぎりの具はツナマヨネーズ



VAMPIREEYE 第十六話「源藤高雅2」

妃羅莉が「魔力の鼠」を大量に従え男に攻撃を仕掛ける。最大8万4千匹まで生み出せる

魔力の鼠は鉄を噛み砕き体は石のように硬い。しかし男は妃羅莉と魔力の鼠を前にして笑

みを浮かべている。

「クックック!ネズミがぁ!!」

男は分厚いハードカバーの本を開く。聖書であった。

「魔力吸収!」



「俺を誰だと思ってる?10年以上吸血鬼を狩り続けてるハンターだぞ?雑魚モンスターの

攻撃なんざ効かねぇよ!」

男の右手の鎖が妃羅莉めがけて放たれる。鞭のようにしなり妃羅莉の肩を打った。

「ぎゃあっ!」

右手の鎖は持ち手の棒で操っているというわけではない。変幻自在の動きは持ち手の加減

だけではありえない。

「聖鉄鞭の味はどうだ?俺の生命エネルギーを練った物を流し込んで操っているからな!

貴様ら闇の住人の魔力に反応してダメージを与えるぜ」

「はああああっ!」

霄が飛びかかる。男の鎖をかいくぐりボディブローを叩き込んだ。しかし…

「なに!?」



きねぇ。逆に俺は自身のルーンとの相乗効果で常人の5倍の身体能力!今のお前らと俺は

『ガキとゴリラ』程の差がある。フン!」

普段の10分の1しか力を発揮できないとはいえ霄は男の鎖を回避できた。これば日頃から

鍛えている成果もあるが半吸血鬼の為封魔の結界の影響を100%受けなくて済んでいるの

だ。妃羅莉もまた人間と融合している為少しは魔力を使えている。霄は拳を連続で繰り出



「いいのか?万が一俺が死んでしまったら白峰家は終わりだぞ?」

「貴様に心配される謂れなど無い!」

「そうかよ!だったらせいぜいあがきな!」

霄の拳を回避する男、腰から取り出したフラスコのような瓶を足元に投げつける。

「!?」

地面に叩きつけられた瓶は割れ、中から水が溢れる。霄はそれを用心深く横に避けると突

如水から青い炎が上がり霄に襲いかかった。

「クックック!魔力に反応し燃え上がる教会特製の聖水はどうだ?」

「たああああっ!」

男の背後から妃羅莉が飛びかかる。男は腕から下げた懐中時計を開いた。

「がっ!!」

「む!?」

妃羅莉と霄の体が硬直する。男は動けない二人にエネルギーを込めた鎖を叩き込む。

「あがっ…」

「ぐっ…」

地面に転がり硬直が解けた二人。3秒ほどの間二人は全く動けなかった。

「い、痛いよぅ…」

「今のは何だ…」

「クックック…さぁどうした!」

瓶を取り出し、聖水を霄と妃羅莉の後ろに投げつけた。退路を断つつもりだ。

「オラっ!」

倒れている妃羅莉の首に鎖を巻きつける。

「まずはネズミから始末してやるか!吸血鬼はその後じっくりといたぶってやる」

「やめろおおお!」

突進する霄、男はそれをみて口角を上げる。

「怒ったところで無駄なんだよ」

再び懐中時計を開く。霄と妃羅莉はまたもや硬直してしまう。

「まずはネズミをハリネズミに!吸血鬼は消毒だ!!」

ナイフを5本取り出し妃羅莉に投げつける、次に聖水を霄に浴びせかける。

「ああああああああっ」

5本のナイフが妃羅莉の肩、胸、腹に突き刺さる。聖水を浴びせられた霄の体は燃え上がる。

「うううううう…」

「クックック…ほれ、反撃してみろよ吸血鬼。次はどうする?霧になるか?それともコウ

モリの大群を呼び寄せるか?それともエナジードレインを使ってみるか?」

妃羅莉の髪を掴んで投げ捨てる男、ゆっくりと霄に近づく。

「……」

「ほらほらぁ!」

鎖を振るう男、だが鎖は霄の目の前ではじかれた。

「ほう…」

霄の両手の指から鋭いナイフのような爪が生えていた。連続で鎖を振るう男、霄はその全

てを弾き返した。

「クックック…そうでなくてはな!」

「………」

鎖の攻撃を続ける男、霄はその動きを見切っていた。

「(この鎖…避ければ追いかけ、掴めば捕縛からの生命エネルギーを流す攻撃に繋げられる。

弾き返すのが良い)」

弾きながら間合いを詰める霄、それに対し男は左手で斧を持ち近接の迎撃準備をする。

「(結界の影響で身体能力に子供とゴリラの差があろうともこの爪ならダメージを与えら

れる。深く突き刺さらなくても良い、引き裂けなくても良い、届けば…)」

「このまま間合いを詰め、俺が後ろに下がる瞬間を狙って攻撃するつもりだろう?うまく

いくかな?」

そう言い斧を投げる男、霄はそれを屈んで回避する。

「(今だ、鎖の攻撃に隙ができた!)」

鎖の攻撃を弾き右手を伸ばす霄、男にナイフのように鋭い爪が襲いかかる。

「!?」

紙一重でその攻撃は届かなかった、霄の背中に何か大きなものが突き刺さった。

「ぐふっ…」

男の投げた斧がブーメランのように戻って霄の背中を襲ったのだ。

「そして次はこれだぁ!」

懐中時計を取り出す男。霄の体が硬直する、男は霄に鎖の連打を浴びせる。

「クハハハハハハー!ボロ雑巾だなあ!!悔しいか?この懐中時計の力がなんなのか知り

たいか?」

仰向けに倒れる霄、血だまりができている。

「そろそろ止めを差してやろうか?吸血鬼らしく十字架でなぁ」

懐から十字架を取り出す男、十字架の下部から白木の杭が飛び出す。

「これをお前の心臓に突き立ててやろう」

「(近づいてこい…爪の一撃を入れてやる……)」

「念の為に懐中時計を使って十字架の杭をブチ込んでやるか」

「(くっ…)」

懐中時計を開く男、霄の体が硬直する。

「これで終わりだ死ねえええええ!!」

「何をやっている!!」

男の後ろで声がした。振り返ると学生服の男がトンネルに入ってきていた。

「ああん?人払いの結界は機能してるはずだが…」

「教会の人間が…なぜ白峰家の者を手にかけようとしてるんだ!」

そう叫んだのは木城蓮也だった。

「なんだ小僧…教会の関係者か?どうやってこのトンネルに入った」

「質問をしてるのはこちらだ、答えてもらおうか!」

蓮也はゆっくりと歩いて近づいてくる。血まみれでナイフを5本刺された妃羅莉と息も絶

え絶えの霄を見る。

「ふん、一人前に殺気を放った目をしてやがる…俺は源藤高雅(げんどうこうが)教会の

執行人、役職はプリーストだ。小僧てめえは何だ?」

「俺は木城蓮也だ…」

「あ~あ~なるほど、あの木城のガキか。結界に入れたのも何か渡されてるんだなぁ」

「源藤とやら…こんな事をして教会に知られれば破門では済まないぞ」

「ふん、そんなものどうとでも言い訳できる。てめえの口さえ塞げばな!」

短剣で蓮也を刺してくる源藤、しかし蓮也は空手の受けで流して手首に一撃を入れた。

「ちっ…やるじゃねぇか…空手か?だが所詮は人間対人間の格闘技よ。はあああああっ!」

源藤の体が一瞬輝いた。体に刻み込んだルーンの力を使ったのだ。

「うおらああっ!」

横蹴りを放つ源藤、蓮也は受け止めるも衝撃を受け止めきれず後方に飛ばされる。

「素人が教会の執行人に勝てるものかよ」

「源藤…お前…!」

短剣を手に蓮也に迫る源藤。蓮也は立ち上がって呼吸を整える。

「ふううううううう…」

蓮也の体が一瞬輝いた。源藤がルーンを発動させたように。

「ほう…呼吸法で生命エネルギーを高めるか。なるほど、あのオッサンのガキだけはある」

蓮也はこの呼吸法を実戦で使うのは初めてだった。日常生活で使うことはなく空手の試合

はもちろん街でサイバネ者とのいざこざの時にも使わなかった。加減が出来ないからだ。

「とっととブチ殺して吸血鬼を始末しねぇとなああ!」

短剣を振る源藤、蓮也はそれを見切り避けながら貫手を喉に入れた。

「ぐぇ…」

ひるんだ源藤に正拳突きを二発入れる。顎を打たれ脳震盪を起こした源藤は膝をつく。

「こ、このガキ…」

懐中時計を開く源藤、硬直する蓮也。源藤は膝をついた姿勢のまま蓮也の腹に短剣を深々

と突き刺した。

「な…に…」

崩れ落ちる蓮也、源藤は短剣を引き抜き蓮也を踏みつける。

「馬鹿が!邪魔する奴はこうなるんだよ」

その時トンネルに火柱が上がった。

「なんだ?」

血だまりに倒れていた霄が立ち上がり両手の爪に炎を宿していた。

「貴様は…殺す!」

「まだそんな力を残していたとはな。だがどんなに強力な吸血鬼であろうと俺の前には無

力!封魔の結界と懐中時計がある限り俺に敗北はねえ!!」

懐中時計を取り出す源藤、だが時計の鎖の先には何も無かった。

「!!?な、なに!どこにいった!!」

源藤の顔に焦りの表情が浮かぶ。ゆっくりと迫る霄。

懐中時計は蓮也が刺されて倒れる時、もぎ取っていたのだ。

「ちっだが…封魔の結界は健在…俺に敗北はねえ!うおおおおおおっ!!」

聖書を片手に鎖を振りながら霄を迎え撃つ源藤。霄の額の前に赤く輝く光の玉が出現する。

次の瞬間レーザー光線のように源藤目掛けて放たれる。

「うおおおっ!」

聖書でガードする源藤。霄が接近する。右手の爪の横凪の一撃が源藤の首をかすめた。

「ぬおおおおっ!」

鎖を操り自身を守るように包み込むように回転させる。霄は鎖を避け一歩下がった。

「へ、へへへ…惜しかったな、薄皮一枚の傷じゃ俺は死なねえぜ」

「それで十分だ…」

そう言ったと同時に源藤の首の傷が火をつけたように燃え上がる。

「ぐはああああああああ…」

地面を転がる源藤、聖水を使い傷の炎を消す。

「懐中時計が使えなくてもなぁ…」

10本のナイフを上に放り投げる源藤、鎖を振りナイフを取り付ける。金属のムカデを思わ

せる形になる。

「うおおおっ!」

金属ムカデとなった鎖を離し、斧を持って霄に仕掛ける。足元を狙う金属ムカデとの同時

攻撃、霄はその攻撃を大きくジャンプして回避する。

「馬鹿な!封魔の結界の中でそんな動きが…」

短剣を投げる源藤、霄は壁を蹴って避け源藤の背後に回る。

「ぜああっ!」

斧を振る源藤、霄はそれを爪で弾く。その動きは先程までは比べ物にならない速度。毎日

のように白峰の庭で須原登流と組手を繰り広げている吸血鬼状態の動きであった。

「な、なぜだ…なぜそんな力を発揮できる…うぐっ」

霄の後ろ回し蹴りが源藤の頭部に命中する。踵が命中した部分から発火、源藤の耳の上の

髪を焦がす。

「ぐあああああ…くそ、行け!聖鎖鞭!」

後ろから迫る金属ムカデの攻撃を軽く回避した霄、鎖の間に爪を通してトンネルの壁に投

げつける。鎖と短剣は離れバラバラになる。

「封魔の結界がなければ一撃でお前の頭など灰にとなり消滅している!」

「これが白峰家の吸血鬼の力か…」

霄はほとんど毎日血を吸っていた。血は魔力に変換され霄の中に蓄積されていく。幼い頃

から血を吸い続けてきた霄は魔力を貯め込めるようになっていた。その魔力を開放するこ

とにより一時的に爆発的な力を発揮できる。その力は封魔の結界では抑えきれない。

「さぁ…覚悟しろ」

続く





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Last updated  Mar 24, 2013 07:41:39 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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