未完成のブログ

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Aug 25, 2015
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K




エイダ・ホワイト

エイダ・ホワイト:テキサスでは壊し屋と呼ばれている。姉のアルシアに依存している。


FalloutNewvegas112話「ディパーシングパラダイス」

 運び屋ヴァンはザイオンを動かした。ニュー・カナーン、デッドホース、ソローズとホワイトレッグスの戦いを終わらせた。

 ホワイトレッグはトンネルの前でソルト・アポン・ウーンズは敗北、ジョシュア・グラハムの冷酷な追い込みにより、グレートソルトレイクまで退却していった。
エイダによる虐殺の記憶と、ジョシュア・グラハム率いるデッドホースの恐ろしい戦いぶりを脳裏から拭いきれずさらなる報復を恐れ北へと逃れていった。彼らはユタからワイオミングへと入ったが環境は過酷で、最初の冬で部族の半数が命を落とし、ホワイトレッグスの激減がレイダー集団エイティーズの耳に入ると戦いに火蓋が切って落とされた。そして年を明ける前にホワイトレッグスは全滅した。

 ホワイトレッグスを撃破したジョシュア・グラハムはデッドホースを率いて敵の屍を八つ裂きにし火をつけた。彼は軍にカナーンの流儀を叩き込みニュー・カナーン人とザイオンの部族たちはすぐに恐れられる存在となった。バーンドマンの伝説はさらに凶悪化し、恐怖の対象で有り続けた。

 ホワイトレッグスを虐殺したエイダ・ホワイト。その暴虐ぶりを目撃した者は忘れることができなかった。彼女は灰色髪の悪魔と呼ばれザイオンの外まで知られることになった。
ザイオンにはバーンドマンの伝説の他に灰色髪の悪魔の伝説が生まれた。

時折恐れずに来るレイダーもいたが、八つ裂きにされた死体がばら撒かれてあるのを目撃すると退却していった。ザイオンの部族たちは灰色髪の悪魔の伝説を利用した。


 ダニエルとソローズらと別れたヴァンはエイダ・ホワイトと共にモハビを目指す事にした。揃ってモハビに行く理由はなかったが少しでもエイダの事を知るためにヴァンはそうした。

「方向は同じだけど一緒に行く必要あるかな?私のことが怖くないの?」

 エイダはそう言った。ほんの少し笑顔である。

「全く怖くないといえば嘘になるけど…エイダさんの事を少しでも知りたくて」

「へぇ…知ってどうするの?私の機嫌を損ねたらあんたに殴りかかるかもよ?」

「あの時の言葉が気になってたんだ。人生なんて25年前のあの時に崩壊してるって」

「それで?」

「人生崩壊した後エイダさんは今までどうしてきたのか話してくれないかな?俺も最近記憶を失って何者かもわからないままなんだ。一ヶ月くらい前から新たに人生が始まったようなものなんだ。だから…」

「意味わかんない。だけどなんとなく言いたいことはわかるよ。あんたは不安を抱えてる、私はそれを乗り越えたように見える、だから話をきいて自己啓発しようとか思ってる」

「そんな所です…」



 エイダは笑顔で言った。威圧している笑顔ではなく純粋に好奇心を抱いた。

「周囲の警戒はこいつらに任せておくし大丈夫。会話は外殻脳に記憶するけどいいよね?」

 エイダは従者の人型ロボット(アンチマテリアルライフル装備)2体に警戒を命じる。
ヴァンはエイダの問いに頷き、グッドスプリングスで目覚めた時からのことを話し始めた。

「へぇ…」



「Dr.K…あはははははははははっ!!あーはっはっは!!」

 カリーナ・エレイン・ミノーグとの事を話すとエイダは大きな声で笑い始めた。

「面白いクソガキね!ふふふふふ…良いわ良いわ~…」

「面白かったですか?」

「流石だわ!アルシアが気に入るはずね!!その調子でガンガン行って欲しいなぁ~」

「え!?」

 ヴァンはどういう事なのかとエイダに聞く。

「エレインはね、しばらくテキサスに居たのよ。初めて会った時はきったないガキで街の外で路上生活してたの」

「はぁ」

「掃き溜めのバラックにアンドロイドなんて連れてるガキがいたらすぐに噂になるわけ。で、私とアルシアの耳に入ったのよ。確認しに行ったら髪はボサボサ顔は汚れて服はツギハギだらけの大人の服を着たエレインがいたのよ。アルシアが質問するなり飛びかかってきたから私が押さえつけてね。その場でぶっ殺してやろうと思ったけどアルシアが街の中に連れていこうって」

「その後は?」

「アルシアと私のカジノホテルの一室に連れて行って話を聞いた。そこでエレインの経歴を聞きアルシアはすっかり気に入ってエレインに色々与えたのよ。私は別にどうでもいいと思ったけどアルシアも嬉しそうだしいいかなって」

 エイダは自分とアルシアはテキサスのニュー・キカプーの街にある、ザ・ゴッドカジノの経営者である事を説明する。カジノ経営の他に、アルシアは医院を、エイダは武装勢力を率いていると言った。

「そのザ・ゴッドカジノでカリーナ…エレインはエイダさんたちと暮らしていたんですね」

「そう。アルシアからはアンドロイド技術とFEVの事、社交術なんかを、私は武器の扱い格闘術とかをエレインに教えたりしたわね。あいつなんでも完璧に覚えるから楽しくて。まぁ時々高熱出してぶっ倒れるんだけど命に別状はないってアルシアは言ってたし。なんか容量オーバーすると高熱が出るみたいだったね。最初は世間知らずの生意気なクソガキだったけど段々とアルシアと私に似るようになってきて可愛く思えてきてねー。だからこのままずっとテキサスに居ないかと言った事もあったわ」

「なるほど…エレインが13歳の子供っぽくないと感じたのはアルシアさんエイダさんの影響を受けてるんですね」

「あいつの話し方アルシアにそっくりになったわ。価値観は私に似てきたかな」

 ヴァンはエイダを目の当たりにした時に感じた雰囲気がエレインに似ていた事を思い出し納得した。

「まーこんなとこかなエレインの事は。私のこと全然話してなかったね」

「お願いします」

 エイダは話し始めた。

「私やアルシアは人工的に作られたのよ。ある科学者…まぁヴァンは記憶喪失だし名前言ってもいいか。元エンクレイヴの科学者カイリーナ・ミノーグが作った10体のヒューマノイドの一人なの。私たちはカイリーナの細胞からクローン技術で生まれた人間を機械の体に改造して戦闘用ヒューマノイド。学習、経験はすべてシミュレーションポッドで行われたの。私たちはシミュレーションの世界と知らずに成人するまで育った。ある日突然引っ越すことになって初めての任務に出て…それまでと同じ日常を送っていたの。ある日アルシアがマスター・カイリーナのコンピューターを興味本位で見てた時に日記を見つけ全てを知ってしまったそれを見て皆ショックを受けたわ」

「一体何が日記に…」

「アルシアはPDAにコンピューターのデータを持ってマスター・カイリーナと話に言った。私はついて行って後ろからその様子を見ていた」

『わたしは何の為に生まれたのですか?わたしの人生とは?』

『アルシア・・・』

アルシアはPDAを手にカイリーナに詰め寄る。

『このデータ・・・見させてもらいました。作られた記憶、作られた生命、作られた人生・・・
歳をとらないヒューマノイドのわたしは人生を歩めない』

『・・・・・・』

『時間制限があるからこそ人は人生の道筋を作る事が出来る。わたし達にはそれが無い、
このままずっと何もしなくとも何をしようとも虚しいだけ。戦って殺して・・・それだけ』

『・・・・・・』

『ジャネーの法則さえわたしには当てはまらない。わたし達にとって一秒も一年も同じ事』

 ジャネーの法則とは生涯において時間を感じる長さは年齢に反比例するというもの。

『・・・・・・』

カイリーナは言葉が出てこない。

『わたしの18年の人生は・・・わたし達の人生は実はシミュレーションの中でたったの1年で、苦しかった訓練も楽しかったあの日々もマスターから誕生日に貰ったロールケーキも何もかも現実には無かったのです。この気持ちがわかりますか?解かりませんよね?』

『それは・・・』

『わたし達10人はマスターのクローンで、子供でもなく姉妹でもなくただの生物兵器。ボニーとクローディアは絶望して自殺、ダーラ、ドミニカ、エマはマスターによからぬ事を考えていたので始末しました。キリエはもう既に出て行きましたしグレタはヘザーと一緒に記憶を消す方法を探すそうです。わたしはエイダと一緒に世界を見て回るつもりです』

『待て、待ってくれアルシア!』

『止めても無駄です。今日を持ってナンバーズは解散です。どうかマスターお元気で』

『アルシアー!!』

『さ、行きましょうエイダ。もうここには用はありません』

『うん』

「こうして私とアルシアは飛び出したのよ。世界が私たちに合わないのなら合う世界を作ればいいって事になってね。それでしょうもない砂漠の街キカプーを再建して作り替えたのよ。20年経つ頃には街を外壁とフォースフィールドで囲んで戦前とほとんど変わらないくらいまで街を発展させたわ。壁の外は汚いままでクズがいっぱいいるけどアルシアと私の街にはそういう連中は入れないしゴミ捨て場として残して置いてやってる」

「………ちょっと待って…カイリーナってエレインの親じゃ?カイリーナさんはエイダさんたちが出て行った後、新たにクローンを生み出して…エレインたちを育てたって事?」

「そうみたいだね。マスター・カイリーナはグールだし子供産めないからクローン作るしか無かったんじゃない?それにしても私たちの事で懲りずにまたクローンつくって今度は自分の子供として育て上げるとはね。まぁ普通じゃない人だったしそうでなければ新たに112人もクローン作らないでしょ?」

「俺には考えられないですね」

「だからエレインと会って話を聞いた時はびっくりしたのよ。マスターはもう死んでるし話を聞けないからどういう心境の変化があったのか今となってはわからないけど。でもエレインや他の姉妹たちはみんな幸せだったと聞いてショックだったね。エレインたちは特殊能力を持ってるけど歳をとるし子供も産めるし人として生きられる。私とアルシアとは違う。似て非なる者。姉妹の様で姉妹でない存在ね」

「エイダさんはエレイン達の事をどう思っているんです?」

「んー…まぁほっといても100年くらいで死ぬだろうしこちらから接触する気はあんまりないかな。エレインは気に入ったけど他の子とわざわざ会う気はないね。私とアルシアの邪魔さえしなければいいよ」

 ヴァンはエイダの話を聞きながらこれまでのエレイン、メロディ達との事を思い出していた。

「私のこれまでは簡単にこんなところかなーどうかな?自己啓発になった?」

「大変刺激になりました。これからどうするか迷ってましたが吹っ切れました」


 ヴァンとエイダは他愛もない会話を続けながらモハビを目指す。

「…うーん、私ヴァンの事嫌いじゃないわ。聞き上手だし私を一人の人間として見てくれてるし。そだアルシアにも言っておくね。だからテキサスのニュー・キカプーに来ることがあったら私の名前を出してね。そしたら街に入れてあげるから。カジノにも招待してあげる」

「ありがとうございます。モハビのゴタゴタが片付いたら是非とも。アルシアさんとも話してみたいですし」

続く





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Last updated  Mar 30, 2016 08:58:36 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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