ヴィラムジカ葡萄酒村

ヴィラムジカ葡萄酒村

2006.04.24
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R.シュトラウスの『アラベラ』。

今シーズンの新演出なんで、混んでました。

没落貴族の一家が美人の姉娘アラベラの玉の輿に命を掛けていて、妹娘は金がかかるので男の格好をさせてウィーンで花婿探し、という話。
普通の演出だと一家が滞在しているホテルが舞台なんですが、普通じゃない演出が面白いこの劇場、舞台はです。

アラベラのパパの車は1980年代の日産プレーリー。
アラベラにアタックするお坊ちゃまくんたちの車は赤いスポーツカー、野性的な金持ちのマンドリカは黒塗り。
すごく判りやすいですね。

どう見てもさえないオッサン、どうして少年の格好をした妹娘が惚れるのか、納得いかない。

駐車場が舞台、ということは、話の中に出てくる舞踏会はどうなる・・・・。
踊るかわりに坊ちゃんがたとドライブして、これで最後よサヨーなら、と車を降りるんです。
妹娘が姉のふりをして片思いの彼と密会のシーンは、日産プレーリーの中。
この車、スライドドアです。
ドアをバーンと開けたらアラベラのふりをした妹が・・・とバレるシーンが効果的。
誤解が解けてメデタシ、というラストシーン。
妹の方はメデタシといかないことを暗示しています。
そりゃそーだ。

この上演、ドイツ語なのにドイツ語字幕が付きます。
普段はフランス語やイタリア語の時にしか付かない字幕。

だって重唱なんて絶対読まないと何を歌っているかわからないし、台本読んでから来る客なんて少数派。
ウィーン国立歌劇場や、ベルリンドイツオペラの前の演出でキリ・テ・カナワが歌った時にも観てますが、アラベラってよくわからない性格の人、という誤解が解けました。
アラベラと妹との姉妹愛、かなり感動的な台詞がありました。
でも、字幕ってそちらにばかり注意が行って、舞台でいろいろ起こる事を見逃すのが困るんですよね。

この日のアラベラ、ミヒャエラ カウネ。

マンドリカ役の歌手は凄くやばかった。
聞けば急な代役だったとか。それにしても・・・・・。
アラベラパパは、博打にはまってどーしよーもない男をこの上なく表現。
ママもすさんだ生活が滲みでて、妹は野球帽にトレーナー。
歌も演技も揃っていました、マンドリカ以外は。
フィアカーミリ、細かい音符が落ちてました。あとで舞台掃除しておくように。
(びおら奏者か?!)

写真はフィアカーミリ。










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Last updated  2006.04.25 06:50:08
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