先週のタイトなストーリーからは少し離れて、サメに食われる美女、というマイアミらしい(爆)エピでしたが、人間関係では含みがあり思いました。 妻達から依頼され探偵事務所の餌(Bait)となり、夫たちを誘惑する女性。その女性が殺され、その死を悼む容疑者。騙されたのに男の一途さにはやや呆れ気味のスピード。 Speedle : "Have you missed one?" Calleigh : "No." 「かわいい顔をして汚い仕事だ。」「これは浮気じゃなくて、罠だよ。」 Speedは男をだます女性に対しても厳しそうなだあ。Calleighは「女性はいつでもするわよ。」とドライです。でも結局、夫を試そうと思って与えた餌に夫は本当に恋をしてしまい、つり上げたつもりの妻は全てを失う… Horatioも「その価値があったことを望むよ」とややシニカルでした。でも、さすがに「俺たちはsoul mateだ」と女にぞっこんの夫には対応に窮するのがかわいい。(笑) Ericは思わぬ疑いのかかったFrankをかばおうとするが、それが結局Frankの癇に障り、彼が妻から疑われている(はめられようとしている)と判ってしまい、気まずい雰囲気になる。でもEricに何かあると、それはすぐにHoratioには判ってしまう。この辺りの鋭さはさすがだな、と思います。Horatioに嘘を付くなんて絶対にコワイです。(笑) 「12人にはアリバイがあって、4人は州外にいて…」「19人じゃなかったか?」と突っ込まれて、思わずごまかそうとするEric。まるで落語の時蕎麦(ときそば)のようです。HoratioもEricに隠し事をされてちょっとムッと来たのでしょうか。でもいつもの心配そうな面を見せてくれました。 Horatio : "If you're going to watch someone's back, let me know about it, so I can watch yours"
今回はめられそうになり、結婚8年半で妻との問題を抱えるFrankに、自分と重ね合わせられる部分があるのでしょうか。コーヒーを飲みながら並んで話を聞いていやる姿は、NYPDブルーでシポビッツ刑事の話を聞く、ケリー刑事にも見えました。(笑) ラボのクルーだけでなく、他の刑事の心配をするなんて、さすがにHoratioですね。 後、「他にもサメがいたようだな。人間という。(The human kind)」、「彼女は俺から全てを奪った。」「ああ、だが殺意を残していった」と相変わらずHoratioのキザなセリフが光っておりました。 また現場からFrankの指紋が出たことをそれとなくCalleighに相談するEricは、「Hagenじゃなかったよ」と気を遣っていたのが微妙です。「Horatioに言った後に、潔白と判ったら、あなたを信頼する警官はマイアミでは一人もいなくなるわよ。」と、Calleighもなんだかきついことを言っています。そのくせ「Horatioにあまり長い間だまっていたらだめよ。」とこれもどっちなんだ、という感じ。 この回のCalleighはなんだか疲れ気味で、私生活のことが気になってしまいました。(爆)