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花火にたとえてオレが花火職人だとすると、先週はまさに花火大会だったといえる。こつこつと色とりどりの火薬を仕込み、暴発事故や湿気などによる劣化等の品質管理に気をくばりながらこつこつと作り上げたいくつもの花火玉を、いよいよもって打ち上げる段階だったということだ。打ち上げ場所は河川敷ではなく、厳重なセキュリティーで管理されたオフィスだけれども、数万発の花火をひとつも不発させることなく打ち上げて、観客を感動させる花火師に、我々の仕事はよく似ているかもしれない。先週をもって見事打ち上げに成功した我々に残されたタスクは「後片付け」であり、残務としての資料整理や、評価や反省といった今後の品質向上のためのいわば、生産的ではない分野の仕事をする予定になっていた。つまりのんびりと「先週は疲れたね」なんていいながらだらだら仕事をしていられる身分になれるはずだった。ところが花火を打ち上げ終わって客先から戻ってみると、今度は別働隊が慌しくなっていた。一つのシステムの中に3つの機能があり、オレはその3つのうち特に2つに深く関与している、ということは先にも述べた。2つのうちのもう一方が、花火大会までに花火作りが終わらないかもしれない状況だという。当然、花火大会を終えて一息つきながら、ゆったりとコーヒーなぞ飲んでいるオレやその戦友に白羽の矢が立ってしまった。かたや暇になるぞと踏んでオレは、この週にmimiとデートの約束をとりつけていた。だから結構あせった。月曜のミーティングで仕事の状況を聞いたときにオレは愕然とした。オレが花火を打ち上げている1週間に、この別働隊はいったい何をやってきたのか、本当に花火を打ち上げる気があるのか、というほどこいつらは仕事を進めていなかった。細かいことばかりに目がいき、それに必要以上の時間をかけ、全体を掌握するという最も重要かつ核心的な仕事が全く手付かずの状態だったのだ。オレはあきれた。しかし呆れてばかりもいられなかった。水曜に設定したmimiとのデートを予定通り遂行するためには出来ればスケジュールより前倒しで作業することが望ましく、そのために、オレは本来誰かに指示する立場の人間ではないのだが、効率的でスムーズな仕事をするために、目標を設定し誰がどんな作業をしたら合理的かというとことをいちいち説明し、煮え切らない首脳陣になりかわり指示を与え、そして自らも率先して膨大な作業量を背負い込んだ。火曜の夜10時の時点で、スタッフ全員に全体を掌握させ、システムとしての大局観つまり、ひとつひとつの花火を、進行に沿って打ち上げるためのいわゆる「物語」を形成し終えた。全体のイメージ作りと刷り込み、および問題点の洗い出しに成功した以上、あとは一つ一つをクリアさせてゆけばいいだけだから、自分の時間は自由にコントロールできるようになった。「今日は、早帰りしたいんスけど」水曜の朝から、スタッフ全員にそう告げてまわった。「なに、デート?」と野暮なことを言う仲間もいたが、「まあ先週がんばったからなんかご褒美ないとね」とはぐらかした。5時半で帰る直前になって、「ひとつだけ聞きたいことがある」といってリーダーがやってきた。その話が長引き、6時の待ち合わせに間に合うために会社を出なければならない時刻が迫った。余談だが、オレは複数人で同時に仕事をするとき、必ず終了目標時刻を設定する。その前には、必ず「今日の目標」を設定する。「今日の目標」が達成された場合、いかに忙しい工程だとしても、早い時間に終われば早く帰れる。設定しないと、いつまでもだらだらと仕事をし続けることになって精神衛生上よくないし、そういったささやかな「希望」があるからこそ、集中して仕事にとりかかれるとオレは思っている。今日の目標が達成されるのは何時であるかということが明確になれば、その後の遊びのプランも各々イメージすることは可能だろう。さらにその達成時刻を明確化させるために、一つ一つの作業にかかる時間を設定してゆくということだ。割と時間には厳格なほうだ。リーダーの話は5時40分まで続いた。終了予定時刻を10分オーバーし、オレはmimiとの待ち合わせに5分遅れるであろうことを覚悟した。そわそわした足取りを気づかれぬよう静かに退社し、有楽町線で池袋を目指した。これも余談だが、有楽町の名前の由来は、織田信長の弟に織田有楽斎(うらくさい)という人物がいて、豊臣を裏切り徳川に寝返った有楽斎が江戸で屋敷を開いたのが現在の有楽町である。また有楽斎は当代きっての芸術家としても知られており、「茶室」を意味する「数奇屋(すきや)」が由来である「数寄屋橋(数奇屋通り)」は、有楽邸サロンに当時の名だたる茶人たちが集ったことからネーミングされている。待ち合わせ場所は「池袋」とだけ設定していた。池袋といえども広く、普通なら「池袋のどこ?」とか「じゃあ池袋着いたら連絡する」ということになりがちだけれども、オレとmimiの場合、電話やメールで連絡しあうということは一切なかったし、池袋といえばあの場所と決まっていたから、「池袋」だけで通じるのだった。そこは9月に彼女と初めて会った場所で、池袋でmimiとその場所以外で待ち合わせをしたことはない。5分きっかり遅れて西武口に着いた。待ち合わせの人ごみが、足早なオレの進行をかなり邪魔していたし、100人ぐらいの人間が誰かを待っていたけれども、オレはmimiがこの中のどこにいるのか、だいたいわかっていた。いつ待ち合わせするときでも、最初に会ったときにmimiが立っていた場所から半径3メートル以内のところを探せば見つかるのだった。昼間に会社説明会へ行っていたという情報は前日以前に本人から聞いて知っていた。めざとくmimiを発見したオレは気づかれないように人ごみの中に隠れながら近づいていった。茶色かった髪の毛は黒く染められ、後ろで一つに束ねられ、前髪は横になでつけていた。限りなく黒に近いチャコールグレイのリクルートスーツを不器用な感じで着込んでいて、白いタイツで足を包み、ヒールのない靴を履いていた。不自然なほど社会への迎合体勢をとったファッションをしている、世にあまねく「就職活動女」を見るたびにオレがいつも思う「痛々しさ」や「不憫さ」、または若干の「けなげ感」や「必死」というようなイメージを、今近づかんとしているmimiからも受信した。このコにはやっぱり夏のファッションのほうが似合うような気がする、というようなことを考えながら、50センチぐらいまでの距離に近づいてもまだオレに気づかなかったから、前髪を横に撫でつけているから空いているおでこのあたりをめがけて、ぺし、とやりながら「よう」といった。さもいたくなさそうに「イタ」といってそのおでこのあたりを気にしたmimiにかまわず「おまたせ、今日は何食わせてくれるの」というと、「なんでもいいよ、ま、好きなもの選びたまえよ中村君」と、いつもに増して自信過剰な憎まれ口で返してきた。こういったやりとりはオレは無条件に好きだ。たとえばこすりつけにもフランスにも、ちょっと違った意味ではコビックにも、人の「間合い」みたいなものの中に容赦なく踏み込もうとする性質がある。女性だとたとえば、カラコや副主将なんかが同じカテゴリーだと思っている。mimiのその「ばかっぽい感じ」は、オレに距離感や温度差や、感触とかリズムの違いとかからくるストレスを忘れさせ、まるで非日常的な気持ちになれる。大急ぎで仕事を終わらせたオレの緊張していたカラダは、mimiと会った瞬間に、完全にリラックスして切り替わった。駅よりも混雑した横断歩道で明治通りを渡り、オレはいつものクセで左側を開けて歩いたが、いつまでたってもmimiは隣に現れず後ろにいたままになっており、ふっと彼女のポジションが右側だったことを思い出し今度は左側に半歩それてやると、ようやくすっと現れて横並びで歩き出した。この時点でまだ2人が行く店は決まっていないが、あと100回デートしたとしても、行ききれないほどの酒場が池袋にはあるだろう。
2004.02.25
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「ジーコやめろ!解任要求デモ 16歳女子高生から60代主婦まで50メートル70人」 ふがいないジーコ・ジャパンに前代未聞の抗議デモが行われた。「ジーコ監督の解任を求める会」を称するサポーター70人が22日、東京・新宿区の日本青年館から文京区の日本サッカー協会までの約6キロを「ジーコ辞めろ!」「No Zico」などのプラカードを掲げて行進。ゴール地点の日本協会では「解任」のシュプレヒコールとともに、福井一也総務部長(44)に要望書を提出した。カリスマ的人気で日本サッカー界隆盛の立役者だった“神様”が、ついにブーイングにまみれた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040223-00000002-sph-spoこのニュースのタイトルを見たときオレはなんとなく違和感を感じ、タイトルをクリックして読み進めていくうちに嫌悪感が広がった。不安やストレスや不快感は人々の関心を誘う。だから週刊誌やゴシップ記事や2ちゃんねるの需要がある。痴情のもつれから内縁の夫を殺害しただとか、警察官が飲酒運転で人を殺し逮捕されただとか、鳥インフルエンザが猛威を奮っているだとかいうニュースよりもオレは、こういった、集団がなけなしのアタマを使って体制に抗議しているような例えばグリーンピースみたいな奴が出てくるニュースのほうがココロ踊る。たかがサッカーの監督を辞めさせるために警察を動員するような規模のデモを自信満々で行って得意になっている奴の顔を想像するだけで吐き気がしてくるが、オレが抱いた違和感や嫌悪の原因は、どうやらそれだけではなさそうな気がしている。とはいえ、このニュースの何がオレにとってストレスの原因になるのか、明確な理由はこれといって思い浮かばなかった。ジーコが監督を努めた試合を観戦したときのストレスが、デモ隊結成の原動力になったのかもしれない。サッカー日本代表を、軍事力としての日本軍に見立てた場合、弱小国相手に不甲斐ない戦いを演じるプレイヤーたちを操る指揮官を批判したがるのは、ナショナリズムという観点から見ればあって然るべきだが、所詮は「ジーコを批判するだけのデモ隊」であり、なんら国家を語ろうとしていない、というようなことが、オレの違和感の、直接の原因ではなさそうだ。このデモ隊は、「無知かつ無能で無為無策、無様なジーコは無駄・無用」などと書いたプラカードを掲げ、「カイニン!」「カイニン!」とシュプレヒコールしていたらしいが、ほとんど誰が見ても、アタマのおかしい人間の集まりにしか見えない。このデモ隊風情を嫌悪しているとはいえ、オレは特に保守的な政治思想に傾斜しているわけではなく、革命家やレジスタンスは映画に出てきてもなんとなくかっこいいと思う。ただ革命家が掲げている政治思想、例えば共産主義とかなんとかいうのはどうかと思うが、「革命」そのものの字面は、それほど悪くはないと思っている。平将門や楠正成、織田信長といったような、歴史上に名を残している革命家の末路はだいたい本人にとっては不幸なことになっているけれども、そのパワフルな生きざまは伝説としても、娯楽としても語り継がれ、広く愛され敬われていたりする。これら歴史上の革命家が名を残している理由は、体制に肉薄していたからだ。魅力や指導力や経済力を駆使して権力をおびやかすのが革命家としての王道的スタイルだが、このデモ隊にはリーダーがいるかもしれないが、ほとんどいないと同じぐらい機能していない。リーダー不在のデモ隊は基本的に匿名の集団であり、匿名が集団になっても体制にたいしてなんら影響力がないということは2ちゃんねるで実証されている。だがそれもオレの嫌悪の対象ではなさそうだ。仲間として同じような「感じ」の中にいると連帯が生まれる。このデモ隊はおそらく、ジーコを批判することよりも、日本サッカーの将来を憂うことよりもむしろ、直近に観戦した試合で感じたストレスからくる怒りをぶつけるためだけに機能する集団にいることで生まれる連帯がなんとなく心地いいというだけだろう。仲間との連帯を保てる集団はある意味効率的だし、確かに心地いいかもしれないが、目的を達成させるには弊害もかなりある。目的へ向かうために外部へ拡散してゆくべきチカラと、集団が効率的に運動するために内部をとりまとめようとするチカラ、この2種類のチカラのために労働力が分散されてしまうため、半分のスピードしか出ないということだ。オレはこのうちの一方の、「内部をとりまとめなければならない労力」がものすごく無駄だと思っていて、全員がバラバラなまま集団としては全く機能せずとも、ひとりひとりが目的へ向かっていれば、集団でいる状態よりもよっぽど機能的に、全体が2倍のスピードで運動するはずだと考えている。サッカーでいうと、選手一人一人がスキルやセンスを持っていれば、監督なんか技術的にサポートしなくてもいいはずだということだ。このデモ隊は、というより日本人の多くは、サッカー日本代表に選ばれている選手が、世界と較べて技術がないということをまず認めようとしていない。だからふがいない選手のプレイを見て募らせたストレスが監督に向けられる。ミスを連発しているのも、シュートを外しまくっているのも、外国人監督ジーコではなく、日本人の選手だということを、こいつらは実はわかっているのかもしれないが、わかろうとしない。我々のヒーローでありスターである選手たちは最高だ。最高の選手たちが集まって勝てないのは監督のせいだ。監督のせいで我々サポーターは苦しんでいる。選手がかわいそうだ。選手を応援している我々を救ってくれ。そういった大衆の「被害者意識」が、オレの嫌悪感や不快感の原因だ。だいぶ酔っぱらってきた。
2004.02.23
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元気かな、なんて思っていても、ちゃんと心配して言ってくれるのはつなみ嬢だけである。さて近況報告。月曜。花粉症が発症した。もうすでに杉花粉は飛散しはじめている。月曜、なんとなくだるくて鼻が出過ぎて、飲みすぎで体調崩してるのかな、と思って養生してみても、翌日も同じ症状になっていた。全身にチカラが入らず、アタマが常にボーとしている感じだ。かんでもかんでも鼻はかみきれず、目を開けていることや誰かと会話するのがとても億劫になる。4月ぐらいまでこの症状が続くのだろうか。毎年花粉に苦しんでるはずだがあまり記憶に残っていない。鼻腔が炎症を起こしていて、血なまぐさい匂いが常にする。この匂いがするようになると、花粉の季節であることを自覚する。火曜。酒のアルコールでダルさを紛らわせ、その熱によって菌が死んでくれないだろうかと思い、ふらっと飲み屋へ入った。本を読みながら飲んで、なんとなくカラダのだるさは紛れたが、まだアタマはもやもやしたままだったから、女を抱いてすっきりしたくなった。呼び込みをしていたおねいちゃんに誘われるままついていったら台湾式マッサージの店で、その手の店は初めてだったから、「エッチなことはしてくれんの?」と露骨にシステムの内容をきいた。「Cコースで全部できます」台湾人女性はカタコトの日本語でそう言ってオレを2階へ案内した。廊下の両脇にベージュ色のカーテンが張り巡らされていて、赤い照明で照らされて全体的にピンクがかっていた。フロントで金を払うと、瀬戸朝香に似た女がジーパンと黒いニットで現れて、カーテンの中へ誘導した。カタコトの日本語で服を脱ぐように命じられオレは裸になった。うつぶせのオレに瀬戸朝香はマッサージをし始めた。マッサージといってもエッチなマッサージではなく、足で背中を踏みつけるような、なんとなく本格的なマッサージだった。「もっとこう、違うサービスはないんだっけ?」というと、瀬戸朝香はカーテン越しに台湾語でフロントと会話した後、「デキルヨ」といって服を脱いだ。エッチなサービスを受けて気持ちよさそうな顔をしているオレにむかって瀬戸朝香は「もっと気持ちいいことデキルヨ」といった。たぶん本番プレイのことだろう。ところが、「あと2万ヒツヨウ」ということだった。残念ながら財布にはあと2万入っておらず、そのことを告げると瀬戸朝香は食い下がって「うそ、じゃあ財布ミセテヨ」といったからオレは見せてやったが、入っていたのは申告どおり本当に8千円ぐらいだったから、彼女はがっかりしたような顔になった。8千円しか入っていない財布を見られてしまったオレもなんだか悲しくなってきて、チンポが少し萎縮した。水曜。まだアタマがぼーとしている。昨日ほど洟は出てこないが鼻腔からの血の匂いは消えない。金属アレルギーだし、花粉アレルギーだし、オレのカラダってとてもデリケートだ。仕事は忙しい。今週末までに、客に仕事の成果を見せなければなららない。だからずっと客先に詰めて、時間に追われながら仕事をしている。細かいミスが一つでもあると、2時間はロスする。今回はスタッフが一人ついたが、全く使えない。オレひとりでやったほうがよっぽど効率がいいけれども、スタッフのプライドを傷つけるから、「仕事おせーよ」とはいえない。木曜。いいかげん疲れている。飲み疲れか、花粉症のためなのかよくわからない。たぶん両方だ。しかし気を抜くわけにはいかず、ところが使えない奴はあいかわらず使えない。目的は、客の要求を完璧に満たすこと。これは最低条件。客が気持ちいいと思えるサービスを先回りして考え実践すること。これがサービス。仲間に苛立ったところで、客の要求は一つも満たされないし、仕事は全く先へ進まない。金曜。1週間のうち同じことを7回繰り返してようやく、客の要求通りのものが出来上がった。いつもなら打ち上げと称し、全員で飲みに繰り出すタイミングといってもよかったが、平さんとは水曜に飲んだし、他のメンバーの労をオレは全く労いたくなかったから18時、つまり金曜にしては信じられないほど早い時刻に会社を出、家路に着いたのが19時。メッセンジャーにはちょうどmimiがいて、ヒラタ処理の論功行賞が行われ、今度デートすることになった。なんでもパチスロでで11万勝ったらしく、オレはだいぶタカるつもりである。週末はよく眠れそうだ。
2004.02.21
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2月11日の夜をさかいに、ヒラタからのメールがぷっつりと途絶えた。ピークには1日に数十通、連日にわたって送られつづけていたころと較べてみても、かなり消耗せしめたものと判断できる。これを受けて当プロジェクトは、ネットストーカー調査の第一工程の終了と、ヒラタに対する我々の「勝利」をここに宣言する。引き続き、監視体制を強めていく一方、次の工程からは、当初の予定通り、掲示板での弁明のみ受け付けるものとする。このメッセージを受けたヒラタが、またオレに甘えてきたとしても、取るに足りないので受け付けない。繰り返すが、ヒラタの弁明はこの掲示板のみに制限する。出頭する意志があり、仮に深く反省したとしても、ヒラタのストーカー犯罪を赦免するわけではない。同時に、「振られたのは自分のせいではなく相手のせいだ」とするストーカー体質全般に関しても、引き続き否定する姿勢に変更はない。外部から第三者が介入することで、ストーカー駆除が可能かどうかのモデルケースとしてこのプロジェクトが成功したかどうかについてはまだ結論は出ておらず、今後に課題を残している。以上。
2004.02.13
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----------------2004年2月11日 23:02:25 中村はどうした?2004年2月11日 23:13:51待ってんぞ!----------------それだけかい!ホントに11時にコンビニの前でこの男が待ってたかどうかはともかく、「逃げやがったな」とかなんとかないのかい。-------------------------------- 以降、2/11分この男、まだ自分の立場がわかっていらっしゃらない。----------------2004年2月11日 4:59:53今夜、11時松戸だ。分かったか!! 2004年2月11日 5:24:19事件にはしたくなかったけど、事件にしてやる。2004年2月11日 5:23:03俺は上下紺のウィンドブレーカーに赤のパーカーだ。お前の特徴を教えろ。2004年2月11日 5:33:33松戸駅の真ん中の階段を上って改札へ出ろ。そこにコンビニがあるからそこで待っててやる。2004年2月11日 5:51:28詳しくは、たーに聞け。2004年2月11日 5:58:50逃げるなよ。----------------これはかなり犯罪予告に近いと思うがどうだろう、通報したら捜査してもらえるんだろうか。歳はオレと同じ30前後、身長155の小柄な体格らしい。しかし松戸に夜11時って、終電なくなっちゃうじゃん。オレはヒラタと違い、昼に起きて、夜に寝る生活をしている。もっと気の利いた時間にしてくれ。そもそもヒラタの要求を聞く側の立場ではない。全てこちら側の命令で動いてもらう。ともあれヒラタを見たい方は、今夜11時、松戸だそうである。
2004.02.11
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昨日(2/9)の夜、中村不思議名義のメールを、ヒラタに送った。目的は、奴をここ「リバース」に誘導するためだ。ヒラタはパソコンを持っておらず、人の目を見て話せないことなどから、外部とのアクセスは全てケータイで行っている。ケータイからでは、この掲示板に書き込むことは出来ないらしい。オレはケータイでここを見たことはないが、もしあの狭い画面で、こんな長い文字を読まなければならないことになったら、気が狂うと思う。ヒラタをここに出頭させて、公開裁判を行うことが目的だ。そのためにヒラタには、まんが喫茶に出張ってもらわなければならない。その旨を書いた1通目のメールを、ヒラタに向けて送信した。するとすぐに返事が返ってきた。「いっておくが中村、おまえには関係ない」ここまで関係していながら、「関係ない」とは意味がわからない。mimiに宛てられたのメールの中で、送信者がヒラタになっているものは自動的にオレに転送されるような設定にさせている。そのことをヒラタに告げると、やがてヒラタは、mimiのアドレスへ送る文面が、オレに向かって話しかける口調になっていった。うつ病のことや、仕事のことなどを話したが、あまり生産性のある内容ではなかった。いつまでもこの男に付き合ってもいられないので、もう寝るということを告げて話を切り上げた。以下は、その後に送られてきたメールである。--------------------2004年2月10日 2:19:22喧嘩は事件にしないのがルールたぜ。分かってんな!! 2004年2月10日 3:22:52中村の特徴を教えろ。2004年2月10日 3:30:16やってやんぜぇ!俺の最後の花道だ!!2004年2月10日 3:40:06一度は謝罪しようと思ってたけど、こいつの介入で諦めた。2004年2月10日 4:29:06特に今夜の中村のメールでな。--------------------これ以降、ヒラタは一通も送ってきていない。「二度とメールするな」とかそういうことはいっていない。ヒラタとのアクセスのためだけに、mimiのアドレスを開けて待っている。待っているのは中村不思議だけれども、ヒラタのアクセスを待っている。だが甘えてくるなよ、気持ち悪いから。公開裁判のため、今すぐ出頭しろヒラタ。これは最終勧告だ。
2004.02.10
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本日のヒラタくんである。----------2004年2月9日 11:54:45鬱は人に依存する病気なんだよ。俺はお前にフラれた時、生きる目標を見失ったんだよ!!!!!!!!!!!----------【イベント】:中村不思議増刊号2、UP----------2004年2月9日 12:10:11中村の日記読ませてもらった。中村と連絡取らせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!2004年2月9日 12:14:06さもなければ11日午後11時松戸だ!!伝えろよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!2004年2月9日 12:32:58 突然出て来た中村の命令なんか聞けるか!!場所は俺が指定する。HPに乗っけておけ!!!2004年2月9日 12:37:54俺に不愉快な思いをさせたいなら心配無用だぜ!!俺は最初っから不愉快だ!!2004年2月9日 13:06:55絶対に来させろ!!!!!---------【イベント】:増刊号2、追記分UP---------2004年2月9日 13:18:16この女はやりマンです。不倫したり、彼がいるのに元彼と寝たり、顔も知らない奴と旅行に行って、寝たりしてるんだぜ。それでいて自分に都合がいい彼は、ちゃんとキープしてるんだぜ。そんな女なんだぜ。これもHPに乗っけておけ!!---------【コメント】:メールを全部公開する、といったから、mimiにとって都合の悪いと思われる情報を送りつけてきた。卑劣なやつだ。ヒラタの思い通りにさせないよう、このメールの公開は差し控えようとも提案したが、奴の本質を紹介するためにあえて載せた。mimi本人の承諾は得ている。日記やメルマガで本人が書いている情報にすぎない。---------2004年2月9日 13:23:44勘違いするな!!会うんじゃないんだよ!!喧嘩するんだよ!!!!!2004年2月9日 13:43:10 あの時は感覚が戻って来た。今の俺なら絶対やれる。2004年2月9日 13:55:23絶対ナイフを持たせろ。---------【コメント】:やる気まんまんになってきたらしい。【イベント】:mimi登場編、UP【コメント】:ここからだんだん弱気になってゆく。心温まるmimiの言葉を頂いてうれしそうだ。---------2004年2月9日 19:33:40何たくらんでんだ?それに俺がPC持ってないの知ってるだろ!?2004年2月9日 20:15:48何歳だって?鬱に歳なんか関係ねぇーんだよ! 2004年2月9日 20:18:00それに俺は自殺未遂を犯した。お前のおかげでな。2004年2月9日 20:21:32今までの空白の時間はその時間だ。2004年2月9日 20:42:04ネット社会には部下とかそういうのがあんのかよ?変な社会。2004年2月9日 22:23:02 あぁ、俺は最悪の最低のストーカー男だよ。人に言われなくても自分でも分かってるから。2004年2月9日 22:32:55マイナス思考で、自殺願望があって、それでも死ねない弱い人間だって自分でも分かってるから。2004年2月9日 22:35:05社会的に無意味な、それどころか、有害な人間だって事も分かってるから。2004年2月9日 22:39:45中村に俺を殺させるか…。名案だな。2004年2月9日 22:56:30理解力に乏しいか…。そうかもな…。俺はいつだって人に反抗し周りの人間の言う事なんて聞き入れなかった。2004年2月9日 22:57:32信じられるのは、自分だけだった…。 2004年2月9日 23:29:22自分の事でいっぱいいっぱいで、人の気持ちも考えられなくて、多分、自分勝って何だよな。俺は。2004年2月9日 23:31:41そうなんだよ…。全て、たーの言う通りなんだよ。俺は。---------【コメント】:mimiにメールが届かなくなったらこの男はどうするつもりだろうか。
2004.02.08
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どうしようもないストーカー男をこのサイトに誘導して戦いという名の「いじめショー」を繰り広げようと企てたがどうにうまくゆかないみたいだ。mimiからの情報によるとどうやらストーカー男ヒラタは、増刊号として書いたオレのメッセージは読んでいるらしく、「あいつはなんなんだ」というような内容のメールを、昨日の時点でまだ送りつけてきているらしい。オレのサイトには、書き込むどろこか、どうやら見てもくれていないようだ。ということは、ストーカーについてつらつらと語ったオレの作文は、一番読んで欲しいやつに読まれていない、ということになる。ネットストーカーとのトークショーというエンターテイメントを、このサイトで提供することが当初の目的であったが、どうやらそれは達成できなさそうだ。なのでmimiのサイトは外部からの書き込みを承認する設定にまた戻させた。たかがヒラタのために、ヒラタ以外のアクセスも同時に拒否してしまうのは自分の意に反する、と訴えられたためである。「まかせる」とオレは言ったが同時に、ヒラタに書き込まれた場合のリスクは覚悟したほうがいい、ともいった。「ぼろくそに書かれるんだろうなあ」といいながらも彼女は、全てを受け入れる覚悟を決めて、おそらく昨日の夜の段階で、外部からの書き込みにたいして開放する設定に切り替えただろう。女も、意外と強くできている。ヒラタはうつ病で、ネット上で出会ったころmimiは、ヒラタの病気を本気で治してあげられたらいいなというふうに考えていたらしい。1日に50通とか、ひっきりなしに来るケータイメールに逐一返信し、ときには睡眠時間も削って夜通しメール対応に追われた日も少なくなかった。「自殺してしまうかもしれない」というようなメッセージを受けて、「なんとか助けてあげたい」という思いで、ともすれば病気の本人よりも、必死になって、他人の病気のことを考えていた。しかしヒラタはいつまでたってもマイナス側の言葉しか吐いてくれず、しかもメールの数、つまりmimiへ依存する傾向が、日増しに強くなっていった。消耗したmimiは、疲労し、やがて男のメールに反応出来なくなっていった。以上は、mimi本人から聞いた話と、オレの想像を混ぜたものだ。ヒラタはおそらく、ヒラタのメールにmimiが日々反応してくれていた頃の心地よさが忘れられず、ということは今、いくらメールを出しても返ってこない、つれなくされている、という状況に耐えられない。つまりこの男は、自分に一度向けられた女の優しさや愛情は、どんなことがあっても永遠に続かなければならない、と思っている。確かに、男にしてみれば、ホントにそうなら非常にありがたい。別れた女がいつまでも自分のことを思ってくれているはずだ、と思うのは男のサガではあり、愛情とは無関係に連絡をとってみたくなったりするものでもある。しかし一度別れた女と会ってみると、金網のフェンス越しな感じというか、微妙な距離感みたいなものが間に出来てしまっていることに気づく。一度壊れた陶器やグラスが、絶対元にはもどらないことに似ているかもしれない。しかし男は結構戻りたがる。ところが女は、一度あきらめたまたは捨てた男にたいして、全く興味がなくなるようだ。疑問形なのは、オレが男だから女の気持ちはよくわからない、という意味と、全く興味がなくなるかもしれないが、まれにそうじゃないケースもあるといわざるをえない、というような希望的観測の意味もこめられている。一体何の話をしているのか全くわからなくなってきたけれども、ようするにストーカーというのは、女と過ごして楽しかった時間の記憶だけを呼び起こして、それを頼りに女にアクセスしようとし、受け入れられなかったときに起こる一種のパニック症状だとオレは思っている。そういった症状は、程度の高低はあれども、男なら1度や2度経験している。パニック症状が慢性化すると男はストーカーになってゆくわけだが、共通しているのは、「被害者意識」を持っているということで、これは前にもどこかで書いた。被害者意識満載のこの男と接してmimiは消耗し疲労したがそれは、男がなにも女にたいして与えるものが無かったからなのではないか。「見返りなんか期待していなかった」とmimiはいったが、膨大なマイナスメールを処理する労働の背景には、ヒラタの病気が治ってくれたらいいな、というリターンへの期待はあっただろう。ところがヒラタには、病気を治そうという傾向はみられなかった。与えるものがなにもなくなった男は、魅力的ではない。ヒラタは失敗した。恋愛には、失敗はつきものだが、それは繰り返されることが前提で成り立っていて、魅力的でない男は恋愛を繰り返すことができないから、結果、昔の思い出に引きずられてしまうのだろう。とにかく、うつ病だろうが子どもだろうが年寄りだろうが、被害者面してストーカーみたいなことやってるような男なんか、問答無用で許せねえ。ストーカーに遭ってる女がかわいそうだとか、そういう問題じゃねえ。オレ自身がむかつく。ちょうむかつく。嫌いなものに理由は必要ない。mimiのサイトでヒラタには出頭命令を出したが、オレの命令にいつまでも従わない場合には、奴の情報を入手し、考えつくかぎり残酷な方法でこのうつ病ストーカーを苦しめてやりたいと思っている。そして犯罪としてのネットストーカーにたいして、泣き寝入りしなくてもいいモデルケースのひとつになればいいとも思っている。だから失敗はもとより、同情とか妥協とか示談とか、そういうことは許されない。ときにはストーカー的な手法でオレはヒラタを攻撃することになるかもしれない。悪手だとわかっていても、なりふりかまわず勝ちにいかなければならないときもある。ヒラタよ、あまりオレを追い詰めないでくれ。
2004.02.07
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そもそもパソコンに興味はないし、ハードはめっきりダメなほうで、例えばメモリーを増設したりとかいった作業がものすごく嫌いだ。しかしどういうわけか、情報サービス業のような仕事をして10年近くなる。だから使う技術には不自由していない。あらゆるアプリケーションはカンで動いてくれるし、なにしろブラインドタッチができる。これは自慢だ。いまどきソースプログラムは中学生でも書けてしまうが、我々プロ集団が中学生と違うところは、客に技術ではなく「サービス」を提供しているところだ。しかし我々の中にも、中学生なみの仕事しか出来ない奴がいる。「つくりっぱなし」で満足していて、テストも検証もしない。作ったモノが完璧ならテストはいらないかというとそうではなくて、作ったモノが完璧であることを客に証明するためにテストをする。それが技術ではなくて、サービスだ。本当は必ずテストしなきゃいけないということをみんなわかっているのだけれども、地道で辛く、陽の目をみない仕事はあまりやりたくないというのが本音で、特にシステム屋が特別な技術者としてもてはやされていた時代を知っている、今40代50代の、口だけ達者なおじさんプログラマーにこのタイプが多い。テストしなければいけないということを知っているから、テストしてない奴に「テストしてねんじゃん?」というとものすごく嫌な顔をする。しなければいけないということが判っているのにしていない、ということを指摘されると何も言い返せないはずだが、今日オレは40代ぐらいのおっさんに、そのことを指摘して、逆ギレされた。バトルになってみんな集まってきて、いつまでも終わらない会話がオレの昼休みを削った。ものすごく不愉快な気分になった。「テストしてください。」というような口調で言ったが、これを言われるとシステム屋のプライドはずたずたになる。ということを、オレも周囲の全員も知っている。言われたそいつも知っている。だからこの言葉は、システム屋にとって地雷みたいなものなのだ。オレは今日、その地雷を踏んだということになる。ただ普通に歩いていただけだった。地雷といえば、mimiが踏んでしまった「ネットストーカー」という地雷が炸裂しまくっているらしい。ある日、「カウンターがおかしいんだけど」というメッセージを受け取った。楽天のアクセス数が300を超えているという。「どこかにURL晒されてるんだろよ、急なアクセス増は不気味だけど、悪意があるのは、晒してる奴一人だけだよ」というアドバイスを送ったが、300ものアクセスをオレはとてもうらやましく思った。次の日、「誰かわかった」とmimiは言って、特定の一人から送られている悲惨な内容のメールの文面を見せてもらった。どれも「死んでくれ」とか「殺してやる」とか、「死んでやる」とか「めすぶた」とか、物騒だったり滑稽だったりした。「前に言ったことあったじゃん?うつ病の人と会ったことあるって、どうもそいつみたいなんだよね」うつ病男が先日、半年ぶりぐらいにmimiにアクセスし、「会いたい」と言ってきたらしい。それに対してmimiが断ってから、ストーカー男の不愉快なメールと、HPのアクセス急増があったということだ。掲示板は荒らされ、mimiはやむなく、外部からのし書き込みを拒否する設定に踏み切った。フランスなどが書き込めなかったのはそのせいだ。未だに一日平均、200を超える外部からのアクセスはあるらしい。オレはmimiに、「徹底して無視しろ」という決まりきったアドバイスをした。そして、どうしても怒りがおさまらなくなったら、オレに一枚噛ませろ、ともいった。様子を見ろ、とも。「あいつ、なんかやったよ絶対。男から山のようにメールが届いてる!」しばらく経った、といっても2,3日。ストーカー男が今度は、mimiの名を騙り、どこかの出会い系サイトに「セフレ募集中です」というメッセージと、アドレスを乗せたらしい。この男、もうどうしようもないところまで行ってしまっている。オレはこれから、弱いものいじめをすることになるかもしれないが、非常にわくわくしてもいる。「ストーカーシリーズ」の、開幕かもしれない。
2004.02.05
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午前1時近くになって、mimiからメッセンジャーが飛んできた。mimiは「ばんはー」といったが、オレはこの省略したあいさつに違和感を覚え、「こん」が足りない、といったがそれほど気にする風でもなかった。やがて、「話は変わるんだけど」といってmimiは本題に突入した。ネットストーカー被害に遭っているらしい。不愉快な文面のメールが送られてきたり、掲示板が荒らされたりと、一般的なストーカー被害と較べるとまだ程度は低いが、相手は悪意を巻きちらしていることには変わりはない。男はうつ病で無職だという。鬱という病気を救済したいという思いでmimiはその男と話をした。男はそれを恋愛とはきちがえた。しかし受け入れてもらえなかった。プライドを傷つけられて、逆上した。典型的なストーカーのパターンだ。他の友人にも何人か、同じようなケースで男の嫌がらせを受け、苦い経験をしたりしていて、そういった話を聞くにつけオレはそのどうしようもない男にたいして怒りを覚える。信じられないことにそれらくだらない男はどのケースでも、自分が被害者だと思い込んでしまっている。「おれはフラれてこんなに苦しんでいるのに、女は平気な顔をして過ごしてやがる。あいつはネットで他の誰かと仲良く話しているくせに、おれだけ受け入れてくれない。おれにたいするあてつけだ、嫌がらせにちがいない。だから女の悪意にたいして、おれは報復しなければならない。呪ってやる、呪ってやる、呪ってやる」ストーカー男のロジックはそんなところだろう。身勝手この上極まりないし、その思考自体が犯罪だから徹底して取り締まるべきだ。というのも、被害は当事者たちだけにとどまらないからだ。矮小な思考を女にたいして発表してしまえるようなこういったくだらない男がいるから、我々のような支配階級(ブルジョア)の男が女にアプローチしようとしても、必要以上に警戒されてしまい、清潔で安全な男であることを立証するために莫大な労働を要求されることになる。スリリングなこういったやり取りは昔から男女間で行われてきたことだが、その手続きが著しく煩雑化・複雑化してきたのは、ストーカーが出没するようになった近年からだといえる。男はうつ病のため無職で、無職ということは社会的に自立していない。つまり社会的な立場から得られる誇り(プライド)とは無縁だ。おそらく社会にたいする被害者意識が、アタマの中の8割を占めていることだろう。だから必要以上に他者との関係にプライドを見出そうとする。そのことをmimiは簡潔に「依存」と表現したが、たしかにそいつのプライドは、「自尊心」ではなく「依存心」かもしれない。「依存したい」という欲求は人間になら誰にでもあるが、「うつ病だから」とか「無職だから」とかいう理由で、「依存」とか「嫉妬」とかいう自分の中の醜い感情を、押さえつけなくてもいいという道理はどこにもない。
2004.02.03
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宮崎県の高校3年生が、「武力に頼らないイラク復興支援を求める」という5358人分の署名を、小泉総理に提出したというニュースがヤフーに載っていた。この署名を集めた主導者は、今村さんという高校3年生らしいが、オレには動物園にいる象の助命を求めるために首相に会った、昭和20年頃の小学生にしかみえない。何も考えてないやつの署名を集めて大喜びして、だいぶ安全なところから、せいぜい他人の命を大切に思っていてくれ。
2004.02.02
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