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研究開発に成功した立役者として、30歳の小保方(おぼかた)晴子さんの姿がテレビでも紹介されていた。こうして、実際に手を動かして苦労した若い人の顔が出るのはとてもいいことだ。会社ならありがちのことだが、彼女の上司が手柄をうばって「わたしが指導しました」といって老醜をさらすことだって、ありだろう。今回はハーバード大学も関わった国際研究だったから、上司が手柄を奪ってしゃしゃり出れば国際的に顰蹙を買うところだった。研究も然り、企業のプロジェクトも然り、政府の政策も然り、実際に手と頭を動かしている人に対して広報もメディアも光を当てるべきなのである。*ところで、万能細胞 「作製」 と報道文にはあったが、「作製」 というのがいかにもモノっぽいのがイヤ。ブログのタイトルでは、ぼくの好みで 「生成」 と言い換えてみた。業界では万能細胞 「作製」 というのだろうけど。
Jan 30, 2014
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260128 思い出を売る男 @ JR東日本アートセンター 自由劇場 作: 加藤道夫、演出:浅利慶太、出演: 田邊真也、日下武史、野村玲子、味方隆司、芝 清道、生形理菜劇団四季創立40周年記念として平成4年に初演された佳品。芝居の最後、日下武史さん演じる中風の乞食役が絶品。しかし、芝居の冒頭、主役の復員兵詩人の田邊さんと花売娘・生形さんの台詞回しが、発音練習におつきあいさせられているようで、全くいただけなかった。もし通路側の席だったら、開演の10分後に劇場をあとにしたと思う。劇団四季・浅利慶太氏の明瞭母音理論は知っているが、それを墨守させて不自然な日本語を役者にしゃべらせるのには辟易(へきえき)する。役者さんたちがロボットのよう。とくに昨日の公演は、これがひどかった。「四季の会」 会員はしばらくお休みすることにした。
Jan 29, 2014
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新年にあたって宮内庁が発表した御製(ぎょせい)と、歌会始(うたかいはじめ)での御製に、天皇陛下が水俣のことを詠(うた)われている。患(わずら)ひ の 元 知 れ ず し て 病 み を り し 人 ら の 苦 し み い か ば か り な り しひとの苦しみがもっとも深いのは、苦しみの原因そのものが分からないときだろう。そこに思いを致して発せられたおことばを拝読して、心が顫(ふる)えた。平成25年10月27日に天皇皇后両陛下は水俣市を訪問された。第33回全国豊かな海づくり大会海上歓迎行事ご臨席およびご放流 のためであるが、この際に両陛下は、水俣市に到着すると先ず 水俣病慰霊の碑にご供花 に向かわれた。そして昼食会のあと、胎児性水俣病患者および通所施設 「ほっとはうす」 施設長と懇談の時間を持たれた後に、豊かな海づくり大会の行事に向かわれたのである。慰 霊 碑 の 先 に 広 が る 水 俣 の 海 青 く し て 静 か な り け り歌会始の御製である。平成25年には、水俣病認定申請棄却処分取消等請求訴訟の最高裁判決が出された。その結果、福岡高裁での裁判は最高裁によって熊本県庁の上告が破棄され患者側が勝訴した。また熊本県庁が勝訴していた大阪高裁での裁判は最高裁によって差し戻しとなり、県庁側が控訴を取り下げることで患者側が勝訴した。最近の一連の訴訟のことが熊本県庁のこちらのページにまとめられている:http://www.pref.kumamoto.jp/site/548/keika12.html患者側が善で県庁側が悪として整理すれば無難な世の中だが、とかく多人数の訴訟には、正当切実な要求に混じって根拠のない要求や争議そのものを自己目的化した動きも含まれるだろう。熊本県庁側でこの件に向き合い続けた人たちの苦労もあわせてしのびたい。天皇陛下が水俣病のことをお詠みになっても政治的メッセージと解釈されない世の中が実現したから国民が目にすることのできる御製2首である。
Jan 26, 2014
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260124 永遠の0(ゼロ) @ TOHO シネマズ日劇 岡田准一、三浦春馬、井上真央、田中 泯(みん)、橋爪 功、夏八木 勲(なつやぎ・いさお)、山本 學(がく)、風吹ジュン、新井浩文、染谷将太(そめたに・しょうた)相当に期待して観に行ったが、それをさらに上回る作品だった。浮わついてないところがいい。大げさでもない。等身大の人間を描いてくれた。観おわって、荒野に立っているような気分がした。ぼくが感情移入したのが、意外なことにヤクザな景浦(かげうら)だ。主人公の宮部久蔵(みやべ・きゅうぞう)と決定的に衝突し、しかしその末に一転して彼を守り抜こうとし、戦後は体を張って宮部の妻を救いだした男だ。原作で宮部の孫がマスコミ批判するところは、合コンで友人らの軽薄に反発するシーンに変えられていた。朝日新聞対策上は、やむをえない改作だろう。恥ずかしながら原作を読んでいないが、さきほど Amazon で注文した。時をおいて、もう一度、映画館で観たい。これは、テレビで観る映画じゃないな。
Jan 25, 2014
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家でコーヒーを飲むとき、いったん分量どおりに作ったものを水道水で2倍に薄めて飲んでいる。いわゆる、場末の喫茶店のアメリカンコーヒーである。(ごめん、場末のアメリカンは、お湯で薄めるんだよね。ぼくのは水道水。)うちの彼女は分量どおりのコーヒーを豆乳で2倍に薄めて飲む。薄めて飲むのは同じなのに、ぼくは彼女に 「コーヒーを水で薄めるのはおかしい」 といつも批判されている。さて、最近やっていること。いわゆるフタつきのアルミ罐(かん)がありますね。あれにこの薄めたコーヒーを入れて会社に持っていって飲んでいるのです。罐コーヒーを買うよりエコであることは言うまでもありません。エコロジカル。ぼくは会社の喫茶スペースで午後2時ごろ、眠気覚ましに150円でコーヒーを 「マイ・カップ」 に入れてもらうことが多かったのですが、それも不要になって、エコノミカル。コーヒーもエコです。じつは会社へは2罐もっていきます。1罐だけだと、午前中に飲みおわってしまうので。
Jan 24, 2014
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短く言えば、原発を活用せずに天然ガス輸入のために国富をダダ漏れにしていたら、米国のように国債を外国に買ってもらわなければならない二流国になるということ。泉の注だが、米国は 「燃料資源」 と 「土地」 と 「水」 が豊富にあるから、どう間違っても豊かに生きていける。それに加えて 「軍事力」 があり、これで巨大な 「海外投資」 権益を守る。だから国債を外国に買ってもらう身分でも一流国のままだ。日本にあるのは、「水」 だけ。小学校の社会科でみんな習っているはずだが。「海外投資」 で企業の株価は維持されるが、税制改革により海外投資の収益には日本の法人税がほとんどかからない仕組みになっているので、「海外投資」 は国庫収入を維持する財源にならない。二流国というのは、電気代が高く、自国製品が高く、その分だけ 「生活が貧相な国」。それでもいいじゃないか、という論者は、たいていが個人的には金持ちだ。電気新聞 平成26年1月15日2面≪貿易立国の原点 「揺らいでいる」甘利経済再生相甘利明経済再生担当相は1月14日の閣議後会見で、2013年11月の経常収支が過去最大の赤字となったことについて「貿易立国の原点が今、揺らいでいる。放置すると財政資金を海外に頼る米国型になっていく」と述べ、強い危機感を示した。甘利氏は赤字拡大の原因として、「全原発停止による代替エネルギーの輸入増」 と 「円安にもかかわらず思ったほど拡大しない輸出」 の2点を指摘した。「輸出環境の整備に取り組んで貿易収支の赤字幅を詰め、投資収益もしっかり上げていくことが必要だ」 と述べた。≫
Jan 17, 2014
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「いまこの瞬間、朝日新聞や中国新聞 (広島の県紙で、一部周辺地域も販売領域になっている) はお祭り状態だろうな」と思った。まずそう考える自分はつくづく下卑ているが、あれらの社内は実際そんなものだろう。実態を知りたいものだ。ひとが亡くなったというのに、いまごろ朝日新聞や中国新聞は陣太鼓気分ではなかろうか。TBS やテレ朝も。平成32年の五輪開催地に東京が落選するのと同じくらい、欣喜雀躍の態 (てい)にちがいない。亡くなったかたのご冥福を祈るとともに、真相解明をねがっております。
Jan 16, 2014
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絵画か彫刻かインスタレーションかと、かたちのジャンルにこだわると戸惑うかも。美大でいえば多摩美なら情報デザイン学科、武蔵美なら視覚伝達デザイン学科、東京藝大なら先端藝術表現科の領分の行き着く先を示してくれる展覧会。万国博覧会のブース展示を寄せ集めたみたい。現代アートが身近な存在であることに気がつく仕掛けです。音声ガイドのヘッドホンは兎の耳つきなので、会場にちらほらと兎耳のひとたちがいます。写真撮影OKなので、木村恒久さんの預言的コラージュを2点ご紹介します。「豊かだ」 (昭和50年作品)絶望的なモノの飽和。需要と供給のアンバランスの究極形。これって、現代中国じゃないか!「天罰」 (昭和54年作品)異星に降り立った数名の宇宙飛行士。創造の原初の人間と同じようにはかない存在。だから、たぶん、神に近いところにいるんだね。数十億人にくだるほどの天罰が、数名にまとめてドカンと降り注ぐ……と読んだんですが、これは異端の読み方でしょう。鮮烈なメッセージでありながら、多義性を内包していて、多様な解釈が成り立つ、あるいは解釈する必要さえない、そういう作品だから好きです。*とっても楽しかったのが、スプツニ子!さんの 「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」 でした。映像と音楽は、スプツニ子!さんが YouTube にアップしてくれているので、こちらで楽しめます↓ http://www.youtube.com/watch?v=6P1uFNdKdQA&feature=c4-overview&list=UUYq6WTv0LBBOa41PLHYKyJg 出演は、女の子が遠藤新菜(えんどう・にいな)さんで、女神役がスプツニ子!さん本人。安アパートが、思いっきりキッチュな理系女子の秘密基地になってるだけで、元気が出てくるテーマです。これまで男の足跡しかない月面に、ハイヒール痕をつけてやれ! って。会場は、撮影に使われた女子のダブルベッドと月面車の環境展示の向こうに、このビデオ作品が大画面投映される仕掛けです。スプツニ子! さんは、ずいぶん恵まれた境遇のかたのようです。その能力+ルックスで人を惹きつける力をうまく使い、いろんな制作に集人・集客して、周りの人たちを元気にしてほしいです。*リチャード・ウィルソンさんの No Numbers というイリュージョン体験空間は、入場40分待ちだったので、断念しました。ちょっと心残り。「うさぎスマッシュ 世界に触れる方法(デザイン)」展は、1月19日まで東京都現代美術館の3階と1階で。
Jan 13, 2014
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きょうも蜜柑が段ボールでうちの彼女の実家から届きました。とかく蜜柑は届いて1週間もすると、箱のなかで青かびだらけになったのがあったりして、「ギャッ!」 ということがあるものです。数週間過ぎた売れ残りはスカスカになってきて、おいしくありません。ところがですね、去年あたりからぼくは目覚めました。いい方法なので、皆さんにも伝授します。*長旅をしてきた蜜柑を箱から1個1個出して触り、いつくしんでやりましょう。「まだ固いもの」 「食べごろの感じ」 「やわらか~い箇所あり」 に3分類します。「まだ固いもの」 を箱の底のほうに戻し、次に 「食べごろの感じ」 の蜜柑をその上に載せていきます。「やわらか~い箇所あり」 の蜜柑の中から特に危ないものは、即、食べましょう。電気炬燵(こたつ)の上の果物入れに直行です。こうするとね、最初から最後までおいしく食べられるので、蜜柑の無くなり方もハイペースです。「まだ固いもの」 は、箱のなかでも青かびは生えません。箱からとり出す頃には、これも程よく熟れて食べごろになっています。
Jan 12, 2014
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うちの上の娘が、今頃になって「年賀状出すことにしたけど、葉書あまってない?」 あるわけないだろ、と言ってから、ちょっとかわいそうになったので賀状に使えそうな絵ハガキを探して持って行ったら、PC ですでに賀状をデザインしている最中だった。 ウェブデザイナーだからね。 「年賀ハガキはどこで売ってるかな?」「ちかくの、ポストの前の酒屋で売ってるよ」「割引セールとか、してないかな?」「あのな、かまぼこじゃないんだから!」* * * 年賀状、ことしわたしは280枚ほど出した。うち200枚以上が美術関係の人たち (画家、画廊経営者、コレクター仲間)。 画家からの賀状のなかには、すばらしい版画のものなどもあり、これが楽しみですね。
Jan 5, 2014
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主演の西田敏行さんが楽しみで見たテレビドラマ 「影武者・徳川家康」 (1月2日夜、テレビ東京) が面白かった。関ヶ原の戦いでホンモノの家康が暗殺され、影武者の世良田二郎三郎(せらだ・じろさぶろう)が家康を演じ続ける。面白いのは、影武者・世良田の独断的な行動が結果的に我々が知っている日本史を作り上げているというスジ立て。史書によれば温厚かつ父に忠実であったとされる秀忠が、ドラマでは傲慢な野心家として登場し、その秀忠の無軌道ぶりを修正して現実の日本史に軌道を戻したのが影武者・世良田だったというわけ。自分と周囲の女性たち、そして自分が産ませた子供たちのいのちを守るには、徳川オンリーの世の中になってはいけないというのが影武者・世良田の判断だ。豊臣家が滅びてしまったら、家康という重しがなくても秀忠は国を治められる。そのときニセ家康は不要となり抹殺される。だから豊臣家を守らなければならない……。豊臣家を早く討伐したいとあせる秀忠に、影武者家康が家臣列席の場で 「千姫を豊臣秀頼公に嫁がせよ」 と命じる。秀忠は怒り心頭だが、従わざるを得ない。将軍職を秀忠に譲るのが極めて早かったのも、秀忠の要求に影武者家康が従わざるを得なかったからであり、その影武者家康が江戸付近ではなく駿府に移ったのも謀殺を防ぐべく守りを固めるためだった。大坂冬の陣の停戦を画策したのも、大坂夏の陣で千姫を救ったのも、影武者家康の機転。……もちろん、ファンタジーですが。いわゆるタイムトラベル SF 的に “我々の知っている歴史が変わってしまう” ストーリーではなく、むしろ “我々の知っている歴史が形づくられたウラには実はこういう秘話があったのだ” という作りにしたところがミソである。その流儀で現代史ドラマを作るとすれば、まずもって中国や韓国のスパイの暗躍をテーマにするのがいちばん作りやすいだろう。政治家連中の国益に反する行動や、ゆがんだテレビ・新聞の報道ぶりなど、“じつは中国・韓国のスパイが暗躍してました” というストーリーは十二分に可能なのだが、なんでそういうドラマがないのでしょうね。それはね、ほんとのことだからですよ(笑)
Jan 3, 2014
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Yahoo Japan のサイトを見ていたら、テレビ朝日のニュースとして、米国国務省があらためて靖國参拝を批判したと称する報道があった。 以下のものである。 今ならまだ映像も見ることができるので、まずはそれをご覧いただき、得た印象を記憶にとどめていただきたい。その上で、泉の論評をお読みください。「“失望”は明確」 米国務省が改めて靖国参拝を批判http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20131231-00000022-ann-int[テレビ朝日系(ANN) 2013年12月31日 (火) 15時22分配信]テレビ朝日の映像から文字起こししたものを掲げておく:≪安倍総理大臣の靖国神社参拝について、アメリカ国務省は会見で、緊張を悪化させる行為だと改めて批判しました。米国務省・ハーフ副報道官: 「日本の指導者が近隣国との緊張を悪化させる行動を取ったことに失望した。選んだ言葉から、私たちのメッセージは明確だ」このように、ハーフ副報道官は改めて参拝を批判しました。ただ、日米関係は今後も変わらないと強調し、日本とこの問題について協議を続けていくとしています。≫■ 証拠はすべてネット上にある ■ 果たして米国は、中・韓に踊らされて靖國参拝をイッシュー (外交上の課題) にする気なのか。おかしいなとは思いつつ、心のなかでごくりと唾をのみ込んでしまった。 当然ながらテレビ朝日など信用できないから、米国国務省のサイトでハーフ副報道官の発言を文字起こししたものを読んでみた。 やはり、テレビ朝日の悪質なデッチ上げだった。 12月30日に Deputy Spokesperson である Marie Harf さんの行った Daily Press Briefing の文字起こしが、こちらで読める:http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/12/219160.htm#JAPAN ハーフ副報道官が靖國参拝について語ったのは、記者からの質問に答えたものだ。 「駐日米国大使館によるプレスリリースは見た。中国は批判している。国務省としてのコメントは?」 という質問に対するもの。 質問に対してハーフ副報道官は、米国大使館によるプレスリリースの文言をほぼ正確に繰り返した。 テレ朝は「アメリカ国務省は会見で、緊張を悪化させる行為だと改めて批判しました」というが、実態はちがう。 記者がコメントを求めるから、副報道官は発表済のプレスリリース内容を読み上げるごとくに語ったに過ぎない。■ disappointed, regret, concern の違いは? ■ その後に記者は重ねて料簡違いの突っ込みを入れてきている:QUESTION: Some media reports that U.S. officials from State Department discussed with officials from White House and finally chose the word “disappointed” rather than “regret” or “concern” to express a stronger or tougher tone. I mean, what kind of message does U.S. trying to send to the Japanese Government?≪質問: いくつかの報道によれば、国務省の高官らは大統領府の高官らと議論した末に、regret や concern ではなく、より強いトーンの disappointed という語を選んだのだと聞く。それによって米国は、日本政府に対していかなるメッセージを送ろうとしたのか。≫ これを読んで、「ははぁ、disappointed は regret や concern より強い表現なのか!」と あなたが考えるとしたら、申し訳ないがあなたは無教養を恥じたほうがよい。 端的な論証をしよう。 たとえば朝鮮国が諸外国の反対にもかかわらずミサイル実験をした場合に、米国や日本がどんなメッセージを発するか。■ disappointed とは 「他人事だが心外」 ■ 無法な行為に対する外交的コメントは、抗議の意味をこめた regret (遺憾) であり、今後これに関与していく意思を表明する concern (懸念) という語である。 ここで disappointed という語を使ったら、大ボケだ。 なぜなら、disappointed とは 「あくまで他人事ではあるが心外なり」 という表明にすぎないから。 問題に関与していくという意思を示さない語だから。 仮に米国政府内で regret, concern, disappointed の いずれにするかという議論があったとして、米国が disappointed という語を選んだのは「靖國参拝にまつわる近隣国との緊張は、米国にとっては他人事ではあるが心外なり」というメッセージだ。 直接的な抗議の意図を含まない表現とするために disappointed という語を使ったのである。■ 国務省から記者への突き返し ■ 食い下がる記者に対してハーフ副報道官は答える:MS. HARF: Well, I think our message is very clear from the words we chose. I don’t know those reports about interagency communications. Obviously, we talk to our colleagues at the White House all the time. I think we've made very clear that we were disappointed, that we think this will exacerbate tensions. I think those words are very clear in their meaning, and I wouldn’t probably wordsmith them any further to try and get deeper meaning out of them.≪ハーフ副報道官:わたしたちのメッセージは、選んだ語句でもって極めて明確です。国務省と大統領府の間の調整についての報道のことは知りません。言うまでもなく国務省の人間は大統領府の同輩の人たちといつも話をしていますよ。わたしたちが disappointed だったということは明確にしたと思いますし、緊張関係を悪化すると考えています。それらの言葉は、言葉の意味として明確なものだと考えます。ことばの職人よろしく、それらの言葉からさらに深い意味をくみ取ろうとすることもないでしょ。≫ テレ朝のニュース報道にある「選んだ言葉から、私たちのメッセージは明確だ」というのは、米国国務省が日本政府に宛てて disappointment の意思表示をダメ押ししたものではない。 プレスリリースの内容以上に踏み込んだ表現を国務省から引き出そうとする記者の突っ込みに対して「プレスリリースで語ったことで以て満足せよ」という、国務省から記者への突き返しなのである。■ 米国の 「遺憾と懸念」 をでっち上げようとする記者 ■ この記者はさらに食い下がっている。QUESTION: So you have no differences between “disappointed,” “regret,” or “concern.”≪質問: ということは、disappointed と regret と concern の間に、差はないということですね。≫ 読者の皆さん、この引っかけ質問の意味が分かりますか。 もし仮に国務省が “No difference”(差はない)と言ったら、その途端にこの記者は、「米国国務省は靖國参拝に対する遺憾と懸念を表明した」と世界中に向けて書き散らすわけである。 つまり、「米国が平時に行うであろう最大限の抗議を日本に対して行った」のだと。 ハーフ副報道官も、その辺の記者の意図はよく分かっている。巧みにかわした。MS. HARF: I'm happy for you to get a dictionary and look up what the difference is. I think it’s pretty clear what I mean when I say “disappointed.”≪ハーフ副報道官: 辞書をお貸しして、それらの言葉の意味の違いを引いていただきましょうかね。わたしが disappointed という言葉を使うとき、何を指しているのかは極めて明確だと思います。≫■ 記者会見も戦(いく)さやな ■ この辺でこの反日記者君 (おそらく日本人かな) も勢いを削がれてくる。 ええ加減にせぇや! とばかりに、おそらく別の記者だろう、漢領 東トルキスタン (いわゆる 「新疆ウイグル自治区」) の度重なる暴動についての質問が出され、靖國関連の質疑は終わっている。 文字起こしを読んでいると、記者会見もバトル (いくさ) だなと痛感した。少なくとも、米国国務省の記者会見は。
Jan 1, 2014
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謹んで新年のお慶びを申し上げます平成甲午年。今年の干支(えと)絵も、上の娘がパソコンで描きました。社会人1年生のウェブデザイナーです。下の娘は大学の社会学部3年生。目下 就職活動中ですが、親にはまったく相談なし。それも結構。いろんな業種に首を突っ込んでいますが、傍で見てると商社だけは避けてますな (笑)さて、わたしですが、昨年6月の三島由紀夫作品 (「卒塔婆小町」 「大障碍」) に引続き、今年も6月に夏目漱石作品の朗読劇とライブペインティング(即興画)、ピアノ演奏の協同企画を The Artcomplex Center of Tokyo で開催いたします。 「草枕」 「それから」 「明暗」 などのセリフをわたしが再構成して台本に仕立てる積りです。演出者および役者も兼ねて。語学の方は、ラテン語とトルコ語に力を入れています。トルコ語は3度目の正直。昨年11月の半ばに火がついて、とにかく今回は “離陸” を果たそうと、集中しました。大人買いした教科書を4冊読んで、5冊目の Teach Yourself Turkish が読了まであと7ページというところで年明けとなりました。長年の懸案の 「語学のコツ」 本を、今年こそは書きあげたいものです。心の健康を支えてくれる うちの彼女と、そして天才犬 ココ にも感謝感謝の毎日です。* * *毎年正月には、購読している産経・日経に加えて、読売・毎日・朝日・東京 (中日) の各紙も北千住まで出向いて買い、6紙の元旦社説を比較評論するコラムを書いてきたのですが、今年からは止めにします。元旦各紙買いは父の習慣でした。大学4年のとき父が亡くなって、その習慣を引き継いだわたしでしたが。昨年は各紙が 「公器」 のタテマエを捨てて公然と新聞社自身の “機関紙” となった年でした。新聞の記事という記事が、社内的な 「いいね」 をアテにして書かれ、いわば Facebook 化したのかもしれません。新聞は昔から公平中立や不偏不党ではなかったが、それでも従来は事実の全体を見据えて書くことがタテマエとされていました。そのタテマエがなくなり、上司の顔を見ながら記事を書き編集することが当然の美徳となった。たぶん、新聞がブログ化したのですね。元旦の各紙と付き合うのも、もう止(よ)そう。朝日や東京新聞の珍妙社説を読む苦行からおのれを解放し、ふっきれて ほっとしています。もっと有意義なことに時間を使うことにします。ことしも楽しい1年にしていきましょう。
Jan 1, 2014
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