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2022.01.28
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カテゴリ: open to public
2022/01/26/水曜日/午後から晴

玉川上水の緑と水の袂にある美術館と邸宅、お庭、お茶室など、彫刻作品と住空間を楽しめる。

ところで、寡聞にして知らずの明治大正日本彫刻の世界。名前も読めず、しばらくは平櫛さんと田中さんのお二人の作品を展示しているものと誤解していたくらい。

長い漆喰の塀と土器色の湿式壁の色のハーモニーに常緑樹と空の色が映える。建物が期待できそう、と入館。

作品は撮影ができず、コロナ禍で住居庭園スペースもほんの一部だけ眺めることができただけ。でも幸い資料、パンフレットによって幾つかのことを知る。

設計は住宅の名伯楽というべきか大江宏。パンフレットに並ぶ写真四人の右端の方、その左が平櫛田中。上野あたりの都心から転居して来た竣工時、実に98歳である。住居号はそこから取って平櫛翁自ら名付けたという。

98歳で思いの丈の籠る最晩年の家を普請する。明治人かつ芸術家の健啖ぶりに驚愕と尊敬の念。その後アトリエを作り更に作品を仕上げる。モデルは伊勢の赤福餅の女将でこれが最晩年の作品らしいが、107歳で帰天される。

葛飾北斎もうなることだろう。因みに平櫛の左が武原はん。流石に美しい佇まいで風景に溶け込むかのように自然にそこに立つ風情。 これだけの建物なので、上棟と竣工の舞など捧げたのかもと想像する。


コロナ禍以前はお茶室でお茶なども頂ける催しも。



大きめの枯れた中庭を囲む屋根の美しい平家住宅だ。古典的な和の建築は決して古びない。





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最終更新日  2022.01.28 08:06:32
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