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2009.01.11
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カテゴリ: 映画/コメディ

「ムショでな。」
「なぜそんな物・・・。」
「うまいから(食べるの)さ。」

傑作と言われ世間の評価も高く、見よう見ようと思って今日まで見逃していた「ミッドナイト・ラン」。
待ち焦がれていた人とやっとの思いで対面した気分だ。
まずこれだけゲラゲラ笑ったのは「オーシャンズ」シリーズを観て以来だ。
声を出して笑うことがこれほど気持ちの良いこととは!
この作品は今年のベスト3に入りそうな勢いだ。(←吟遊映人独断の勝手なベスト3のこと)

ここでは警官くずれの賞金稼ぎという設定だが、マフィアのドンをやらせても一流だし、逆に刑事をやらせても一流だし、とにかくオールマイティな演技を披露してくれる役者さんなのだ。
シリアスとコミカルを見事に使い分け、セリフの間の取り方、視線の投げ方、立ち居振る舞いが実に洗練されているではないか!
こういう作品は安心して観ていられるから時間が過ぎるのが早い。
あっと言う間に終演というのが実感だ。

一匹狼で警官くずれのジャック・ウォツッシュは、保釈金融会社と契約を結んで賞金稼ぎをしていた。
今回の依頼は、シカゴの麻薬王セラノのもとで会計士をしていたジョナサン・マデューカス(デューク)を捕まえることであった。
デュークはセラノの金を横領し、あろうことか慈善事業に寄付してセラノに追われる身。

そんなデュークをウォルッシュはロサンゼルスへ連れ戻す仕事を引き受けたのだった。

おもしろいのはFBI捜査官のモーズリーがぬっと現れるシーン。
本来なら颯爽とカッコ良くのはずが、ジャックに裏をかかれているせいか、今一つFBIとしての威厳が見られない・・・そんなコミカルな演出がとても効果的だ。
また、ジャックが途中シカゴで9年ぶりに別れた妻子のもとへお金を借りに立ち寄るシーンがあるのだが、この時の娘との対面は正に名演技。


こういう細部に渡る役者の演技力に脱帽だ。
やっぱりどうせ観るならこういう映画をたくさん観たい。
決して視聴者を裏切らない、ほのぼのアクション・コメディ・・・世知辛い現実を生きる我々に“笑い”という福を与えてくれる、正真正銘の娯楽映画なのだ。

1988年公開
【監督】マーティン・ブレスト


また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.01.13 06:38:41 コメントを書く
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