吟遊映人 【創作室 Y】

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2009.04.01
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元来、映画としてのあるべき姿は、観客を楽しませるための娯楽作品でなければならない。
一本の作品を観るために、我々は働いて手にした貴重なお金を支払い、ひと時の至福を得るのだから。
映画は“商品”であるべきであろう。
一部の芸術性を求めた映画は、なるほど利潤追求ではないため、最初から世間一般の観客をターゲットとはしていない。
一方、大衆の多くが望んでいるのは、あまり複雑なストーリーではなく、重いテーマを全面に打ち出されることを好しとせず、エンターテイメント性の強い作品なのだ。
そういう意味で、本作のような冒険あり、アクションあり、ファンタジーありの作品は、大人から子どもまで広きに渡って愛されるというわけなのだ。

およそ2000年前の古代中国。
強大な武力を誇る皇帝は、天下制圧の野望を抱き、はむかう者は容赦なく抹殺した。

己の敵は、他の何ものでもなく“老い”であることに。
皇帝は不死の力を得ようと、妖術師のもとへ側近のミン将軍を派遣する。
妖術師ツイ・ユアンは、不老不死の魔術を調査するため、ミン将軍と共に西域に向かう。

そして二人は、いつしか惹かれ合うのだった。
一方、2000年後の1946年、ロンドンに暮らすオコーネル夫妻のもとに外務省からの依頼がある。
それは、シャングリラの眼と呼ばれる歴史的価値のあるブルーダイヤを、上海博物館へ引き渡すというものだった。

吟遊映人は、残念ながら前2作を観ていない。
にもかかわらず、本作を多いに楽しむことができた。
過去にも類似した冒険・ファンタジーの作品はいくつもあることは確かである。
しかし、それでもなお大衆は求めているのだ。
笑いと、涙と、そしてドキドキハラハラ感を。

そう考えると、映画とは、なんと大衆と密着したポップ・カルチャーであることか!
これからも我々は、映画というメディアから、時代の有り様や社会性を学んでいこうではないか。

2008年公開
【監督】ロブ・コーエン
【出演】ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー


See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.04.01 10:30:53 コメントを書く
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