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2010.01.10
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カテゴリ: 映画/アクション


「ロックフォード」
「“刑事コロンボ”の車は?」
「プジョー」
「色は?」
「グレー」

いつもニコニコ、ニコラス・ケイジ。
吟遊映人は、彼が登場する度にその甘いマスクとうっすらと優しげな微笑みを浮かべる口元を見て、癒されるのだ。
それにしてもこのニコラス・ケイジが、巨匠フランシスコ・F・コッポラ監督の甥に当るのだから驚きだ。


七光りを微塵も感じさせず、彼独自の個性と実力で現在の立ち位置を見出したのは、実にお見事。
やはりニコラス・ケイジという人物は、ただ者ではないのだ。
本作はそれほどストーリー性を重視した内容ではなく、どちらかと言えばウィットに富んだ会話や臨場感の溢れるカー・アクション、そしてレアで超高級な車の登場によって楽しませてくれる作品に仕上がっている。

窃盗団の一味であるキップは、仲間と高級車を盗む途中でドジを踏み、アジトに隠していた盗難車を警察に押収されてしまう。
怒った組織のボスであるカリートリーは、キップを車ごとスクラップにして殺害しようとする。
一方、キップの兄であるメンフィスは元窃盗のプロであったが、足を洗い地道な生活を送っていた。
そんな中、昔の仲間から弟キップの窮地を知らされ、弟の命と引き替えに高級車50台を期限付きで盗む約束をするのだった。20100110b

「60セカンズ」は、三度の食事より車が好きだという方々には持って来いの作品なのではなかろうか。
吟遊映人は車に詳しくないので、とにかく見たこともないような形をした立派な車が次から次へと登場したことに驚いたり、息を呑むようなカー・アクションにドキドキハラハラさせられた(笑)
シリアス映画に飽きた方や、スカッと爽快な気分になりたい方などにオススメである。

しかし何と言っても、いついかなる時も甘いマスクを外すことのない永遠のナイス・ガイ→ニコラス・ケイジに注目していただきたいのだ。


【監督】ドミニク・セナ
【出演】ニコラス・ケイジ

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.01.10 09:16:06 コメントを書く
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