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2010.02.09
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カテゴリ: 映画/ラブ

「それは自分で見つけるのよ。人生はチョコレートの箱。食べるまで中身は分からない」

ロバート・ゼメキス監督のテーマと言って良いのか分からないが、人間が自己をそのまま受け入れることの大切さを表現しているようだ。
例えば本作「フォレスト・ガンプ」においては、知能指数の低い主人公が他者からのイジメにあいながらも、自分のできる範囲内で努力をして、いつの間にか世間に認められるという実に前向きで希望をたたえた作品なのである。
完璧ではない不完全な人間が、自分自身とどうやって折り合いをつけていくのかという人生哲学的テーマが滾々と流れているのだ。

アラバマ州グリーンボウに住むフォレスト・ガンプは、母一人子一人の母子家庭に育つ。

フォレストは知能指数が低く、歩き方に癖があったため幼いころから足の矯正機を付けていた。
小学校に入学しスクールバスで通学するようになると、フォレストはイジメの対象となるが、ジェニーだけはフォレストに優しく、いつしか仲良しの二人になる。
ある日、フォレストが同級生から石を投げつけられ自転車で追いかけ回されると、そばにいたジェニーはフォレストに向かって叫ぶ。

するとフォレストは、取り付けられていた足の矯正機をバラバラと壊しながらも風のように走り出したのである。

フォレスト役に扮するトム・ハンクスとは、「キャスト・アウェイ」においてもゼメキス監督とタッグを組み、実に息の合った監督と役者の相互関係となっている。
ダン中尉役のゲイリー・シニーズも、ベトナム戦争で両足を失くした軍人役として、どこか孤独で自暴自棄に陥り荒んだ心を持つ男というキャラクターを見事に演じている。
「フォレスト・ガンプ」は、人が誰かに支えられながら、そして自分も誰かを支え愛していくことの大切さを表現した、最高のヒューマン・ラブストーリーなのである。

1994年(米)、1995年(日)公開
【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】トム・ハンクス

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.02.09 08:01:40 コメントを書く
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