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2012.10.21
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【ドライブ・アングリー】
20121021


「あいつら警告なしに撃って来たわ。目的は逮捕じゃない、殺す気よ! あなたを殺そうと・・・あなた脱獄囚なの? 殺人犯?・・・何なの?!」
「両方だ」
「なんで私が・・・あんたのせいで警官を撃ってしまった!」


映画そのものはB級の域を出ない。
だが出演しているのがオスカー俳優であるニコラス・ケイジということで、はて、なぜこの作品に?と、首を傾げてしまうところだ。
考えられる理由はいくつかあるが、この役者さんは車好きの車マニアで知られているらしい。(ウィキペディア参照)
だから、ダッジやシボレーなどが登場し、カーアクションがくり広げられるとなったら、たとえB級であろうと出演を渋るわけにはいかなかったのでは。
また、そんなニコラス・ケイジは高級車のコレクションに余念がないため、かなりの浪費癖があるらしい。
借金の返済のためには、映画の質的なものにいちいちこだわっているヒマはないというのが、ホンネかもしれない。
映画そのものは、確かにコテコテだ。
だがなにしろ出演者が良すぎる。
ニコラス・ケイジを筆頭に、監察官役のウィリアム・フィクナーやら、ヨナ・キング役のビリー・バークまで、これだけアクの強いキャラをごくごく自然な演技力でカバーしている。


愛娘をカルト教団によって殺害され、その赤ん坊を生け贄としてさらわれてしまったミルトンは、地獄の闇から蘇った。
カルト教団の教祖であるヨナ・キングを捕まえ、その手から娘の忘れ形見である赤ん坊を救うまでは、死んでも死に切れないからだ。
途中、立ち寄ったレストランで、勝気で正義感の強そうなウェイトレスのパイパーと出会い、彼女まで巻き込みながら、憎いヨナ・キングを追うのだった。

主人公のミルトンという名前は、『失楽園』の著者から取ったのであろうか? (間違っても渡辺淳一の方ではない)
そのわりに楽園を追われた者のようではなく、むしろ脱獄(?)を楽しんでいるような素振りさえ見せる。
しかも精力は絶倫で、作品を見てもらえば分かるが、とにかく超人的なスゴさだ(笑)。

この映画の何が楽しいかと言えば、まぁクレイジーなことだろう。
あと、珍しい車も出て来るので、車好きには必見かも。
暇つぶしにはまずまずの、娯楽B級映画だ。

2011年公開
【監督】パトリック・ルシエ


また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2012.10.21 06:16:08
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