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昨日アニメのこの回を観たので。
第十二訓 全国のコギャルども 門限は守れ
第十三訓 便所で生まれるのは汚れたものばかり
第十四訓 コスプレするなら心まで飾れ
(第三巻収録)
「春雨編」です。
初の本格的なシリアス話だったので、結構驚いた覚えがあります。
銀魂がどういう話か見えてきて、
・・・ああ、やべぇ。
と思った話でもあります。
この春雨編と後の数話までは、連載前からしっかり決めていたんだろうな、と思います。
銀魂第一部(第一訓~第十六訓、お花見の回の前まで)・設定、世界観編
と私が勝手に呼んでいるものの、 最大の見せ場
だと思います。
あと、 銀さんというキャラクターが、バシッと出てきた
のも、
この話だったかと。
それまでは、「白夜叉」って単語は出てきていたんですが、
いまいちリアリティに欠けていた
と言うか、
銀さんの過去とか、特に深みを持って読んでいませんでした。
それに拍車をかけるように、仕事に二日酔い状態での登場なので、
何なんだコイツは・・・
って。
強いんだか何なんだか、よく分からん・・・
って。
で、 トイレのシーンと、その後の悪夢シーン
で、
ハッと目が覚める!
みたいな。
その後の 桂さんとの会話のシーンで、心揺さぶられる みたいな。
「銀さんンン 悪かったなァ オイ
過去は過去でもお前 けっこう大変そうな感じだったみてーだな」
って感じで。
銀さんがハム子の深刻さをなめていたのと同じ現象が起こったわけです。
もっちろん、先生の計算なんでしょうけども。
この話、くだらなそーな雰囲気から
だんだん不安になっていくように
しっかり作られていますから...。
...あれでハム子美人だったら、初めから大事ですもんね...。
緊迫感をあおるわけじゃないんだけど、どこか不気味さのある鳥の天人が出てきて、
ハム男とハム子が事態を突然暗転させて...
まだ余裕のある戦いのうちに、「暗い青春」って言葉で悪夢へのクッションを作って、
新八君と神楽ちゃんが捕まっているのを見て動揺してから、
落ちて悪夢。
本っっっ当にすっっっごくうまいなぁ...。
場所の使い方と、そこでのアクションがおもしろいな
と感じたのも、
この話が初めだった気がします。
個室→トイレ全部→トイレから出たところ
の順で、だんだん今の状況のヤバさが分かってきて、不安をあおるんです。敵の数がどんどん増えていきますから。
でね...、うん...、本題のね、銀魂の核?!が登場したんですよね...。
「人の一生は 重き荷を負うて 遠き道を往くが如し」
...ああ、家族ものか... と。
...やっべぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!
私は家族を背負ったこともないですし、
その大変さも分かりませんが、
両親がそれを背負ってくれたおかげでとても幸せでいれますので...
イイじゃんイイじゃん!このテーマ!!! となってしまいました。
銀魂を気持ちよく読めるのは、この辺が自分に合っているからなんだろうな、と思います。
春雨の登場や政府中枢の天人という、江戸を脅かす要素の登場で今後の展開の広がりにわくわくしたり...
桂さんのかっこよさにときめいたり...
ピンチで登場!銀さんかっけぇぇぇぇぇ!!ってなったり...
で、 ラスト2ページでノックアウト
と。
新八君と神楽ちゃんは、それまで万事屋で、
少し迷惑者かも...っていう遠慮?っとまではいかなくても、
我慢してる部分があったかと思うんです。
神楽ちゃんが「足手まといなるのは御免ヨ」って言っていますし...。家族には足手まといも何もありませんから。
その二人が、二日酔いのうえに体ボロボロでも頑張ってくれた銀さんに
甘えまくって...!!!
嬉しかったんだなぁぁぁ!!!...泣けるぅぅぅ!!!
ブックオフでここまで立ち読みして、私は銀魂の購入を決意しました。
by姉
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