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2008年09月09日
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カテゴリ: 邦画(08)
たぶん悪い映画ではない、とかってに予測していた。
だって監督・脚本 は「ジョゼと虎と魚たち(2003)」の犬童一心。
主演は「空中庭園(2005)」の小泉今日子 それに共演に最近成長著しい上野樹里 、「それでもボクはやってない 」「硫黄島からの手紙」の 加瀬亮 が出ているのだ。しかも原作は読んでないけど、大島弓子ときたもんだ。

見た結果、大島弓子の大ファンと、ネコの大ファンにはいい映画だったかもしれないが、イマイチな映画であった、と言わざるを得ない。いや、そういう言い方はよくない。特別なストーリーもないエッセイ映画ではあるのだけれども、そういうのは私には合わなかったようだ、と言ったほうが正確な気がする。

大島弓子ファンも、「四谷怪談」をまったく忘れていたら、せめてもう一度読み直して鑑賞に向かうことをお勧めします。確かに彼女の漫画には絵柄とは違う「深い何か」があるとは思う。けれども、それを映画の中で分かるようにしていない。大島弓子の絵がふんだんに出てくるのはうれしいのだけれども、監督はその一つ一つのコマに意味を持たせているということはわかるのだけれども、私は20年くらい前に見た漫画なので内容を忘れてしまっていた。麻子さん(大島弓子)を「天才漫画家」と書く解説にも違和感ありまくり。彼女は天才ではなくて、才能のある、数少ない少女マンガ家の一人にすぎない。天才の冠をかぶせることができるのは、手塚治虫一人だけです。猫も可愛いのだけれども、もう少しグーグーが活躍してくれるのだと思っていた。残念です。よってこの映画、辛口評価です。

でも漫画喫茶で彼女の作品にどっぷりつかりたくなったのも事実。





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最終更新日  2008年09月09日 22時04分18秒
コメント(11) | コメントを書く


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Re:「グーグーだって猫である」(09/09)  
ribon5235  さん
やはりそうなんですね。もう観た遠くの友人がよくなかったと連絡して来ました。

私も「天才」とつけるのは疑問です。漫画も綿の国ぐらいしか見てないのですが。 (2008年09月09日 22時42分53秒)

Re:「グーグーだって猫である」(09/09)  
ribon5235  さん
せっかくいい俳優さんたちが出ているのに残念です。 (2008年09月09日 22時43分43秒)

Re:「グーグーだって猫である」(09/09)  
犬童一心のジョゼは・・観ましたよ、いい映画でしたよね。
 オラは死に花が好きでしたよ。
 でもこの映画はよくない?
(2008年09月10日 01時04分51秒)

御無沙汰しています  
明彦 さん
「四谷怪談」とは『四月怪談』のことでしょうか?
この漫画は心底好きなのですが、姉妹編『秋日子かく語りき』を佐高信氏が叩いていたのを読んで、
冷静な気持ちで読み直すことも必要かも・・・とも思っています。
(2008年09月10日 01時27分08秒)

Re[1]:「グーグーだって猫である」(09/09)  
KUMA0504  さん
ribon5235さん
でも、リボンさんとこ似の子猫は可愛いです。
私が第二の宮崎あおいと踏んでいる大後寿々花が見事な役をやっていて、順調に育っているなあ、よしよしという感じです。 (2008年09月10日 23時02分53秒)

Re[1]:「グーグーだって猫である」(09/09)  
KUMA0504  さん
じゅんぺい1960さん
>犬童一心のジョゼは・・観ましたよ、いい映画でしたよね。
> オラは死に花が好きでしたよ。
> でもこの映画はよくない?
-----
犬童監督は大島弓子の大ファンのようで、あまりにも彼女の本を読みすぎて、彼女の本のことなどほとんど忘れている鑑賞者の気持になれなかったのではないか、と推測します。大島弓子が分らなくても、それなりに癒される人はいるかもしれませんが、わたしはあのコマがどのよう意味があるのか、気になって前に進めませんでした。と言うわけで私的にはだめでした。
(2008年09月10日 23時06分18秒)

Re:御無沙汰しています(09/09)  
KUMA0504  さん
明彦さん
>「四谷怪談」とは『四月怪談』のことでしょうか?
>この漫画は心底好きなのですが、姉妹編『秋日子かく語りき』を佐高信氏が叩いていたのを読んで、
>冷静な気持ちで読み直すことも必要かも・・・とも思っています。
-----
どうも。そうですね。「四月怪談」です。すみません。大島弓子の漫画が好きだと書いても、お里が知れますね。
でもぜひともあの辺りを読んでみるつもりです。
あと吉祥寺が好きならば癒されること間違いなしです。
(2008年09月10日 23時09分02秒)

Re:「グーグーだって猫である」(09/09)  
ribon5235  さん
観ました。大後寿々花、最後顔がちゃんと映って良かったです。

オス同士似ています。うちは手術でもエリザベスカラーも包帯もなしでした。あのくらいの大きさではスポイト使わなくてもいいのにと心の中で突っ込みました(笑) (2008年09月11日 18時15分23秒)

Re[1]:「グーグーだって猫である」(09/09)  
KUMA0504  さん
ribon5235さん
>観ました。大後寿々花、最後顔がちゃんと映って良かったです。

>オス同士似ています。うちは手術でもエリザベスカラーも包帯もなしでした。あのくらいの大きさではスポイト使わなくてもいいのにと心の中で突っ込みました(笑)
-----
大後寿々花は「さゆり」でハリウッド女優を相手に堂々とした演技をしたけれども、それ以降順調に年一回ぐらいの割合で顔を出しています。今回は17歳(たぶん)だけど、実は51才(たぶん)(猫は人間の三倍の速さで年をとるので)という難しい役どころです。何とかやりとおせたと私は思います。今年はこれ一本なのでしょうか。まあ学生だからね。
(2008年09月11日 18時38分21秒)

犬童一心監督  
miyu-t  さん
チラシの写真と眉山の犬童監督ということで見てきましたが、物語の世界についていけませんでした。

綿国読破を挫折しているせいかもしれません。
監督は大島先生のファンなんですね。 (2008年09月12日 00時45分03秒)

Re:犬童一心監督(09/09)  
KUMA0504  さん
miyu-tさん
>チラシの写真と眉山の犬童監督ということで見てきましたが、物語の世界についていけませんでした。

>綿国読破を挫折しているせいかもしれません。
>監督は大島先生のファンなんですね。
-----
「綿の国星」好きだったんですよ。連載当時のリアル読者だったんですが、チビ猫は結局どうなったんたんだろう。最近の大島弓子を見ていない。やっぱりガンとの闘病生活をしていたんだろうか。
(2008年09月14日 23時22分24秒)

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