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(・・その1から続く)ホテルミラコスタ1階の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってシーに再入園したのは16:00頃でした。座席券を入手できていた「クリスマス・ウィッシュ」は20:00の公演回だったので、私達はその前に「ビッグバンドビート“クリスマス・スペシャル”」を観ようと思い、ホテル前の広場ピアッツァトポリーノから緩やかな坂をのぼってメディテレーニアンハーバーを抜け、アメリカンウォーターフロントへと向かいました。約三時間前に私達がこのあたりをうろうろしていた時に比べると、園内はなんだか格段に人の数が増えているように感じました。(ひょっとしたら入場制限が解除されたせいだったのかもしれませんね。)ブロードウェイミュージックシアターの前に到着すると、次の17:15からのショーへの入場を待つ人は既に路上いっぱいにあふれるように列を成していました。クリスマスの時期のこのショーについては特に座席の場所にこだわりを持つ夫は、その様子を目にして迷わずさらに次の「18:45」の最終回の鑑賞を決めたので、私達はキャストさんの案内で最終回への入場待ち列の最後尾につきました。この時(16:10くらい)、ビッグバンドビートの最終回の待ち列最後尾はタワーオブテラーの前側にあり、このタイミングで並んだ私達でも 入場順はおそらく100~200人目以降だろう といった感じでした。17:00過ぎると列は先頭からシアター前へと移動し、その場で一時間ほど待った後、18:15過ぎから入場が始まりました。夫にとってほぼ理想どおりの席に着き、鑑賞できたビッグバンドビート“クリスマス・スペシャル”は今日もまたとっても楽しかったです。毎年のことですけれど、たぶん私 このショーを観終わると人相が変わるくらいの笑顔になってしまっていると思います・・。ショー終了後シアターの外に出てからは、ポップコーンとドリンクを求めて大きなクリスマスツリーの立つホレイショスクウェア方面へ向かいました。この時S.S.コロンビア号前のドックサイドステージでは19:20からの「セブンライツ・オブ・クリスマス」が行われていました。私達はショーの音楽に耳を傾けながら ものすごーく遠目にステージを(・・というかコロンビア号を)しばらく眺めていましたが、ステージ上のツリーに光が灯る瞬間には それまで落とされていたS.S.コロンビア号の照明までもがぱーっと明るくなり、なかなか感動的な演出だなあと思いました。その後19:50くらいになって、私達は20:00からの「クリスマス・ウィッシュ」鑑賞のためにウォーターフロントパークに入場し着席しました。席は、ステージを真正面から見られる中央ブロックながらも会場内の最後列から2列めでした。着席して少し落ち着いたころ周囲を見回すと、この席はあまりに会場の後方なためステージの全体が見渡せるだけでなく ちょっと視線を右に遣るとクリスマスのイルミネーションに彩られたウォーターフロントパーク周りの木々や会場外ホレイショスクウェアのあの美しく輝く大きなクリスマスツリーまでが視界に入ってくることがわかりました。ステージまでは確かに遠いけれど、クリスマスらしい雰囲気を味わうのにはなかなか良い環境かもしれないなあ と私は思い、ショーの開始を待ちました。20:00になって始まった「クリスマス・ウィッシュ」は、クリスマスシーズンの夜にはぴったりの美しい光と音楽が印象的な、どんな年齢の方でも楽しめそうな淡雪のようにふんわりした優しいショーでした。(私は既に前日の昼間にこのショーをステージのかなり近くから鑑賞していましたが、夜の回の場合はステージから遠くても結構楽しめるなーと思いましたよ。)あれれ? 今みたのって「夢」だった?・・という感じでショーが終了するとすぐに、ウォーターフロントパークには20:30からの花火「スターブライト・クリスマス」の開始予告アナウンスが流れました。会場を急いで出て行かれる方も多かったのですが、私達はそのまま公園内にとどまり 後ろを振り返って夜空を仰ぎ、花火が打ち上がるのを待つことにしました。間もなく始まったクリスマスの花火は、さっき観たステージショーそのままの色合いの 雪の合間に顔をのぞかせた小さな花のような清らかさが印象的でした。ふと周りを見ると、公園内では私達と同じようにベンチに腰掛けて花火を見上げている様々なゲストの方の姿がありました。・・・ああ そうか。きっと さっきのステージショーもこの花火もみんな、今日ここを訪れた人の「クリスマスの物語」の頁に添えられるとびきり美しい挿絵になるんだな。抽選に外れたとか当たったとか 何回目のどのショーをどの席で観たかとかじゃなくて、誰とどんなふうにどんな気持ちで今日を過ごしたか、ここを訪れている人たちにとってはそれが一番大切なんだろうな。小さなお子さんを抱き上げて花火を指差すご家族連れや、肩寄せ合って音楽に合わせて小さく揺れているカップルや、夜空に向けて微笑みながらカメラを構える男性や。輝く街並の上に開く花火を見上げるそれぞれの後姿を眺めながら、私は今さっき観た「クリスマス・ウィッシュ」のことを思い出し、妙に納得したのでした。ディズニーシーのゲートを出て帰りに向かったのはもう21:00も過ぎた頃でしたが、リゾートラインの車内も舞浜駅もまだ 特に混雑している様子はありませんでした。それが恋人同士であれ 親子であれ 友達同士であれ、しっかりとつながれた手や交わす笑顔ばかりが目にとまった クリスマスシーズンの帰り道でした。参考:本日の席からのショーの見え方(H-12-前半)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 20, 2010
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ディズニーシーのクリスマスイベント「クリスマス・ウィッシュ」は先週初めからすでに始まっていますが、先週末はまだブラヴィッシーモ!を見送ることに心を砕いていたので、今週末がやっと私達にとってのクリスマス・ウィッシュのスタートとなります。今日はシーと連動して「クリスマス・ウィッシュ」のレストランイベントを行っているミラコスタのレストランに昼食のPS(プライオリティシーティング)をお願いしてあり、夫も少しワインもいただくだろうということで、電車で出かけてきました。京葉線に乗り換えるために東京駅構内の通路を歩いていた11:30くらいには、ディズニーランドもディズニーシーも現在は当日券の販売を見合わせている(入場制限をしている)という電光表示が駅の案内板に流れていました。やはりねえ。秋の行楽シーズン、飛び石だけれど4連休、TDRはクリスマスシーズン とくれば、舞浜が混雑しないわけがないよねえ。私達はかなり覚悟して京葉線に乗り込みましたが、電車内は拍子抜けするくらい空いていて静かで ちょっと驚いたほどでした。舞浜駅に着いてからも、駅前は土日にしては人が少ない感じでしたし リゾートラインも空いていました。「電車も駅も空いてるね。入場制限の措置がとられて一時間以上経つから、もう混乱も落ち着いちゃったのかな?」「連休でホテルに宿泊して舞浜に滞在している人が多いから、今日の入場予定者数を多めに見込んで当日券販売ストップしちゃったんだよ。だから電車も空いてたんだよ。」そんなふうにどうでもよいようなおしゃべりをしながら、私達はディズニーシーに向かいました。シーのゲートを入ったのは12:00を少し過ぎた頃でした。「入場制限するくらい混雑しているのだからショーの座席抽選の待ち時間もかなり長くなっているだろう」と思って私達はまずウォーターフロントパークでのスペシャルショーの座席抽選の列の最後尾を目指しましたが、この時間(12:10くらい)抽選までにかかる時間は「30分前後」とのことで、列の最後尾はニューヨークデリの前あたりにありました。(実際に抽選所「ビリエッテリーア」までたどり着くまでにかかった時間は25分くらいでした。)今日は食事の予約の都合などもあって選べる回に制約があったため、私達は「4回目」のショー時間帯を選ぶしか選択肢がなく、諦め半分でボタンを押した結果はそれでも「おめでとうございます」でした。抽選を終えると時刻は12:30過ぎ。昼食まではあと一時間ちょっとの時間がありました。この時間を利用して、私達は「スチーマーライン」に乗ってみることにしました。今日はきっと待ち時間も長いだろう あまり待つようならやめておこう と思ってメディテレーニアンハーバーのスチーマーライン乗り場に行くと、待ち時間は「15分」と表示されていて わりとすぐに船に乗り込んで私達は水上に出ることができました。今はちょうどハーバーの水域では大々的に工事が行われているため航路が狭くなっていて、「スチーマーライン」はリドアイルの手前でパラッツォ・カナルから漕ぎ出してくる「ヴェネツィアンゴンドラ」と航路を譲り合って交互に通行する形になっています。そのため私達の乗った船もリドアイル手前で一時的に停止して左からやってくるゴンドラの通行を待ちましたが、たまたまこの時やってきたゴンドラがたった今チャペルミラコスタで挙式したばかりの本物の花嫁さんを乗せた小舟だったために、水上に停止中の船内から自然と祝福の拍手が起こり 他人のことながらなんとなく嬉しい気持ちになりましたよ~。メディテレーニアンハーバーからハドソンリバーに入ると船は一気にスピードを上げました。ケープコッド沖を通るとき陸地の方に目を遣ると、ケープコッド・クックオフの前が凄まじく混雑している様子が目に飛び込んできました。お昼時だったせいもあるのでしょうが、私はそのあまりの人の多さを見て初めて「今日のディズニーシーは入場制限しているのだ」ということを実感しました。ロストリバーデルタの船着場で船を降りてからは再びスチーマーラインを使うかレールウェイに乗るかしてハーバーまで戻ろうと思っていたのですが、いずれも待ち時間が長かったため、私達はロストリバーデルタ、ポートディスカバリー、ケープコッド とシーのクリスマスの風景を眺めながら歩いてハーバーまで戻りました。メディテレーニアンハーバーにいた時は殆ど「混雑」を感じなかったのですが、やはり人気アトラクションの多い奥地やダッフィー人気に沸くケープコッドは人が溢れていてかなりの賑やかさでした。ケープコッドを抜けてハドソンリバーブリッジへさしかかると、今まさに17:30からの「セブンライツ・オブ・クリスマス」を待つための列の最後尾が橋を渡りきるところでした。(13:30前頃。)本日2回目19:20からの「セブンライツ・・」の待ち列はまだホレイショスクウェア側の橋の袂にとどまっていたようで、この時間には30~40人ほどの方が待っていらっしゃるように見えました。その後私達はホテルミラコスタへ向かいました。ホテル正面玄関脇のクリスマスキャロルを歌うミッキー&ミニー像(写真上↑)は今年も健在で、上部のロゴのみが去年までとは変わっていました。今日PSをお願いしてあった「オチェーアノ」の店頭に行ったのはほぼ時間通りで、少しだけ待って私達はコースの席に通していただきました。(↓はオチェーアノの入口です。今年の飾りは少し控えめな感じですね。)お料理は2人とも“クリスマス・ウィッシュ”ランチコースにして、おすすめのシャンパンのハーフボトルもお願いしました。(ワインメダルもいただきました。)デザートは私はプレートの方を 夫はブッフェを選んで、私達は最後まで美味しくお食事を楽しませていただきました。(こちらはスペシャルコースのデザート)(↓毎回御馴染み デザートブッフェ台の上のオブジェ)今日は14:30の「レジェンド・オブ・ミシカ」の時もテラスには出ないでコースを進めていただいたので、お食事は意外と早く進みました。食事を終えて席を立ち、お店を出たのは 16:00前くらいのことでした。(その2 に つづく・・・)** 「オチェーアノ」 の “クリスマス・ウィッシュ”ランチコース **・サーモンのブランマンジェとタルタルのデュエット フェンネルピュレとマンダリンオレンジソース ・オニオンスープ トリュフバターの香るクルトンと共に ・真鯛とムール貝のマリニエール オゼイユのブレゼと柚子の香り ・榛名鶏胸肉とフォワグラのルーラード レンズ豆の煮込みとポルチーニクリームソース ・シトラス風味のヌガーグラッセ フレッシュストロベリーとオレンジゼスト添え ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・・・2010年11月8日~12月25日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 20, 2010
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明日の土曜日 夫と二人でディズニーシーを訪れる予定があるのですが、待ちきれなくて午前中からひとりで舞浜に来てしまいました。夜のハーバーで何も行われない今年のクリスマスシーズンはミラコスタ宿泊も見送ることにしましたし、夫の方が今年は年末にかけて特に忙しくて二人一緒に「長時間シーにいる」ということが何度もできないかもしれません。夫が一緒の時はなるべく夫のしたいようにさせてあげたいので、「とりあえずパーク全体の状況だけ予め押さえて(?)おこうかな」と思って来たのですが、クリスマス関連のショーもちょっとずつですがいろいろ観られて結果的に良い下見のような感じになりました。なのでできるだけ簡単に書き記し、撮影してきたクリスマスツリーなどの写真などもここに残しておこうと思います。舞浜駅前のリゾートゲートウェイステーションからリゾートラインに乗ってディズニーシーに到着し、ゲートを入ったのは10:20過ぎくらいだったと思います。アクアスフィア周りやミラコスタ通りの入口あたりは土日と比べたら随分人が少なかったので、私はまず「街」の角々のツリーやリースの写真を撮って歩きました。ミラコスタ通り入口のツリー(写真上↑)に毎年提げられている小さな額のオーナメントの中身は今年は「クリスマスウィッシュ」のロゴマークとピンクと薄緑基調の雪の結晶のデザインイラスト(写真↓)の三種類で、ミッキーやミニーの姿は見当たりませんでした。こちら↓は「エンポーリオ」の入口に立つツリー。今日は飛び石連休前の金曜日だけれど昼間はそんなに混雑しないだろうなあ・・と思って来たのですが、ハーバーに出ると結構な人出で ウォーターフロントパークのショー「クリスマスウィッシュ」の座席抽選は「35分待ち」とアナウンスしていたので慌てて並びました。(10:35くらい。)列最後尾はニューヨークデリの前にあって実際にはビリエッテリーアまで25分くらいかかり、一回目を選んだ結果はものすごーく端っこの席でしたが「おめでとうございます」でした。それから「ロミオ・ウォッチ&ジュエリー」「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」などでお買い物した後 リドアイル裏の出島から11:30の「ミート&スマイル」を眺めました。始まる3~4分前に行ったのでたいして良く見えなかったのですが、楽しかったですよ。(今年はこれが一番オーソドックスなクリスマスらしいショーかも と思いました。)ショー後はウォーターフロントパークへ。(「クリスマスウィッシュ」12:05の回。)席はAブロック前方だった上に視界があまり良くなかったのでステージで起こっていることの全貌はよくわかりませんでしたが、ポイントポイントでよく見える場面もありました。終了したのは12:30頃。その後12:40頃に「ビッグバンドビート」の13:45の回に並びました。(200~300人目くらい。)ショー終了後に撮らせていただいたロビーのツリー↓それからはパークを歩いて一周して各ポートの様子を見に。昼間なので雰囲気がいまひとつですが、とりあえず記録として。↓ミステリアスアイランドのクリスマスツリー。↓マーメイドラグーンのクリスマスツリー。「クリスマス」のないアラビアンコーストでは噴水がツリー状に飾られていました。ロストリバーデルタは飾り付けが独特です。そしてこれ↓がロストリバーデルタのクリスマスツリー。ポートディスカバリーのクリスマスツリー。ケープコッドのクリスマスツリー前ではカメラキャストさんの撮影が行われていて大混雑でした。人気の原因は多分 ツリーの飾りがダッフィーだから?↓なかなか美味しいらしいです。(近くにいた方が召し上がってました。)ケープコッドからハドソンリバーブリッジにさしかかると17:30の「セブンライツ・オブ・クリスマス」の待ち列最後尾がここまで伸びてきていたので、予備知識ゼロだったのですが思わずそのまま並んでしまいました。(15:10頃。)その後、列は15:50から動き出し 私が入場できたのは16:15くらいでしたが、会場内に残されていたのは端のブロックか後方の席のみでした。このショーはダッフィー&シェリーメイが出演するというのが大きな話題のようですが、個人的感想を言えば、夜版の「ミート&スマイル・クリスマスバージョン」みたいな趣もあり、昨年まで行われていた「リトルクリスマス・ストーリー」風味でもあり、といった感じでした。そしてこのショー終了後、私はまっすぐゲートを出て帰宅しました。(18:00。)参考:本日の席からのショーの見え方(A―4-後半)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 19, 2010
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今年から一新された東京ディズニーシーのクリスマスイベント「クリスマス・ウィッシュ」が始まってから初めて、夫と二人で車で舞浜を訪れました。APEC開催の影響もあってか大渋滞の首都高速道路を抜けて舞浜に到着し、R7立体駐車場の4階に車を停めることができたのは10:40くらいでした。それから連絡通路を歩いてシーに向かい、入園できたのは11:00前だったと思います。今年のクリスマスイベントが始まった とはいえ、メインのステージショー「クリスマス・ウィッシュ」は明日からのスタートですし、なんと言っても今日11月13日は「ブラヴィッシーモ!」が観られる最後の日です。エントランスのディズニーシープラザにもミラコスタ通りの入口にもクリスマスらしい飾り付けはたくさん見られましたが、今ひとつ気分が盛り上がらないのはやはり、「『ブラヴィッシーモ!』の最終日を見届けなければクリスマスも始まらない」 という空気がパーク内にそこはかとなく漂っていたからなのでしょうか。さて、ミラコスタ通りを抜けてハーバーに出た私達は、それでもとにかく「ビッグバンドビート~クリスマス・スペシャル~」だけはまず観なくては!と思い、(なにせ去年は座席抽選だったこのショーも今年は抽選なしで自由に観られるのですから!)アメリカンウォーターフロント方面に歩を進めました。途中通り過ぎた坂道のハーバー沿いには、既に「ブラヴィッシーモ!」鑑賞のために場所を確保しているのではと思われる熱心なゲストの方々が何組もいらっしゃったようでした。が、全パーク的に見ればその人数もさして多いようには見受けられませんでしたし、私達にとっての「良い」観賞場所もまだまだ多く残されていたようだったので、私達はそのままブロードウェイミュージックシアター前へと向かいました。本日一回目「12:15」からの回への入場待ち列最後尾についたのは11:00を少し過ぎた頃だったと思います。この時点で、私達の前には既に300~400人以上の方々が並んでいらっしゃるようでした。列は何度も大きく動き、11:30過ぎにはブロードウェイミュージックシアターとニューヨークデリの間の出入口から「ミート&スマイル」に出演するキャラクター達が現れて愛想をふりまく様子も待ち列から見ることができました。入場できたのは11:50過ぎで、通路沿いの席を諦めればサイドブロックならばかなり前方中央寄りの席も確保できるような状況でした。2年ぶりに好きな席で鑑賞できた「ビッグバンドビート~クリスマス・スペシャル~」は、それはそれは楽しくて もう言うことなしでした。今年のクリスマスはウォーターフロントパークでのステージショーが座席抽選となりますが、こちらのショーが抽選無しで観られるのなら、もうそれだけで満足できそうです。ショー終了後は混雑のために劇場から出るのにかなり時間がかかり、外に出られた時には時刻は12:55くらいになっていました。私達は今日はもうこのあとは最後の「ブラヴィッシーモ!」を観ることしか考えていなかったので、ハーバーへ出て今夜の観賞場所を定めることにしました。実は私自身は今日は、「ハーバーに面した最前列じゃなくても、『ブラヴィッシーモ!』が行われているその時にハーバーのどこかにいられればそれでじゅうぶん」くらいのつもりでシーに来ていました。数日前にこちらの日記にも書いたように、私の中では既に「ブラヴィッシーモ!」についての思いは自分でも驚くくらいすっきりと きれいに整理がついていたからです。しかし夫の方には夫なりのまた別の思いがあったようで、彼はある特定の場所から最後の「ブラヴィッシーモ!」を観ることを望みました。幸いにもこの時刻 夫の望むその観賞場所にはまだ空きがあったので、私達はその場所に落ち着くことに決めました。ショー開始の なんと約6時間も前のことでした。(13:10頃。)それからの数時間は、私達はその場所でテイクアウトで軽く食事をとったり、交代で買い物に出かけたりして過ごしました。すぐ近くにたくさん残っていた「ハーバーに対して最前列」になる場所は、レジェンド・オブ・ミシカが終わった15:00過ぎにほぼ埋まったようでした。私はクリスマスの風景をカメラに収めるために15:30からしばらくの間パーク内を歩いてみましたが、ブラヴィッシーモ!を待っていらっしゃる方の姿はいわゆる「ハーバー際最前列」以外にはまだそんなに多くないように見受けられました。ただ今夜の風向きを考慮してリドアイル内の火山側にはまったくゲストを入れておらずリドアイルの収容人数が普段の三分の一くらいに減っていたので、その周辺の観賞場所は条件のあまり良くない場所も含めてかなり埋まってきているようではありました。観賞場所に戻って、17:00を過ぎたあたりからは背後に2列目3列目が次々と出現しました。18:00前頃にはプロメテウス火山が大きな噴火を何度も繰り返して その度にもう暗くなっていたメディテレーニアンハーバーを赤々と照らし出し、ハーバー周囲に徐々に集まりつつある多くのゲストの姿を浮かび上がらせました。19:25のショー開始直前には、ハーバーには弱いながらも北東の風が吹いていました。普段であればリドアイル寄りのポイントからの噴水や炎や花火などの演出効果はゲストの安全を考慮して省略されるところでしょうが、今夜のショーは全てがまるで教科書どおりに行われたような「完全版」でした。早い時間から風下エリアへのゲストの立ち入りを大幅に規制していたのも、絶対に完全版で「ブラヴィッシーモ!」を終わらせたい という関係者の皆さんの気持ちの表れだったのかもしれないなー・・と 私は思いました。ショーが終了して ハーバーに流れる「Swept Away」の曲も終わると、火の精はその身を静かに折って水中へと消えていきました。6年と4ヶ月前に鉄から生まれた火の精が再び鉄の塊へと返っていくのを、私と夫はただ黙って見つめました。それから20:30の花火までの間に、ハーバーの水上にあったいっさいの「ブラヴィッシーモ!」のための装置や機材は全て順調に撤去されていきました。作業するキャストさんに向けてのものなのか時折小さな拍手も起こりましたが、今夜もキャストさん達の作業ぶりはいつもの夜と変わらぬ堅実なものでした。リドアイルで夜景をバックに記念撮影するゲストの様子も、傍から見ている限りではいつもの夜と何ら変わらないようでした。私達も、今夜ここから最後のブラヴィッシーモ!を観たことを憶えておくために、キャストさんにお願いしてその場で一回だけシャッターをきっていただきました。ブラヴィッシーモ!を観ていた場所から一歩も動かないまま見上げた20:30からの打ち上げ花火「スターブライト・クリスマス」は、その名称が昨年までとは大きく異なっていることからもわかるように、曲も構成も昨年までのとはまったく違う 新しい「花火」でした。私の中で 過ぎ行くものとやってくるものが鮮やかに交錯した忘れがたい一日は、こうして終わっていきました。 本日のブラヴィッシーモ!(撮影者:夫)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 13, 2010
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シー:一人16:50 ディズニーシー着 「エンポーリオ」「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」 「ニューヨーク・デリ」 など17:20 ポンテヴェッキオに落ち着く19:25 「ブラヴィッシーモ!」 いよいよ明日が「ブラヴィッシーモ!」最終日。今夜のショー終了後は、「Swept Away」の曲が流れ終わってもまだその場に留まったまま 火の精プロメテオが畳まれて水中に収納されていく様子をじっと見つめている方が多くて、正直 私は大変驚きました。
November 12, 2010
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シー:二人ディズニーシーのクリスマスイベント「クリスマス・ウィッシュ」はまだ始まっていませんが、グッズの買い物や飾り付けを見ること、そして「ブラヴィッシーモ!」をこだわりのある場所から二人で一緒にどうしても観ておきたかったので、午後から出かけてきました。14:45 ディズニーシー到着 エンポーリオなど15:15 ポンテヴェッキオ~ポートディスカバリー方面へ15:30 「ケープコッド・クックオフ」屋外席16:00 ホレイショスクウェアのクリスマスツリーを見に。 ツリーの下には各ポートから届いたクリスマスプレゼントが置かれていました。 銀色のオーナメントにはプロメテウス火山が映っています。 16:15 メディテレーニアンハーバーへ ブラヴィッシーモ!の鑑賞場所を確保。 早過ぎるとは思いましたが、最後にどうしてもここから観ておきたかったので。 (こちら↓はその場所から見た17:00の風景) 20:05 「ブラヴィッシーモ!」 こちらはショー開始直前の周囲の様子。 魔法のように「完全無風」の中でのショーでした。 20:30 花火 今日はまだ「ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ」でした。21:00 舞浜発
November 6, 2010
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シー:一人12:15 舞浜着 イクスピアリ 12:40 ディズニーシー入園 「エンポーリオ」「スチームボートミッキーズ」 13:35 ホテルミラコスタ「ベッラヴィスタ・ラウンジ」へ 16:30 舞浜発
November 5, 2010
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11月13日土曜日、「ブラヴィッシーモ!」が終わります。スタートしたのは2004年7月17日ですから、6年と4ヶ月 このショーは東京ディズニーシーの夜のハーバーで行われてきたことになります。もちろん途中には何度も大規模メンテナンスや定期点検による休演期間がありましたし 悪天候によってショーが中止になった夜も何夜もありましたので 実際に上演された日数を数えたらもっと少なくなるでしょうけれど、6年4ヶ月という年月を長いと思うか短いと思うかは意見の分かれるところでしょう。東京ディズニーシーは来年2011年で開業10周年をむかえます。10周年の記念イベントは2011年の4月23日から11ヶ月にわたって盛大に執り行われることが既に発表されており、その目玉として新たに夜のハーバーショー「ファンタズミック!」が登場することも決定しています。「ブラヴィッシーモ!」は、その新しいショー「ファンタズミック!」に言わば後継を委ねる形で、2010年11月13日 東京ディズニーシーから消えることになります。このことが正式に発表された時、パークファンの方々や「ディズニー」ファンの方々の間では新しいショー「ファンタズミック!」の方に期待を寄せる声が大きくあがったのですが、私自身は正直に言うと少し残念に思いました。あまり賛同していただけないだろうと思っていたので とりたててここで書くこともなかったのですが、私は実は「ブラヴィッシーモ!」って、独特な固有な文化を持つ「日本」という国にある「東京ディズニーシー」というテーマパークだからこそ受け入れられ存在することができた、東京ディズニーシーだからこそできたショーだと思っていました。初めてこのショーを観た時は、“巨大な能みたいだな”と私は思いました。懐に火山とハーバーを抱いた東京ディズニーシーという大きな舞台の上。火の精と水の精の感情の高まりを、わかりやすい説明も何も無しで水や炎や花火が表現していく。ショー本編にはディズニーキャラクターも「人」も一人たりとも登場せず、ただそこで起こっている事象だけで物語は展開していくのです。だからこの「ブラヴィッシーモ!」は、それを鑑賞して何かを想う観客がその場に居てショーの一部となって初めて、その存在が成立するのではないかと私は思っていたのです。火の精や水の精に極限まで感情移入して 自らの持てる力を総動員して観てくれるゲストがそこになければ、火の精も水の精も主人公ではなく ただの機械に、鉄の塊にすぎなくなってしまうのではないか と。ある人にとっては「ブラヴィッシーモ!」は「花火すっげえェェー! 炎あっちいィー!」というスペクタクルショーとして印象に残るのかもしれないし、またある人にとっては切なく心締め付けられる恋の物語として長く心に刻まれるかもしれません。抽象的であるというこのショーの特色は、「解らない」「つまらない」と言い放たれるという結果も生むかもしれないけれど、同時に、観る人ひとりひとりの心の持ちようによっては無数の物語を生み出すという可能性も秘めているはずなのです。なので私は、もっともっと多くの人にディズニーシーに来て「ブラヴィッシーモ!」を観てほしい、火の精や水の精にその人なりの魂を入れて「ブラヴィッシーモ!」の物語に生命を吹き込んでほしい とかねてから思っていました。この日本という国に暮らす私達は昔から、すべてのものには“いのち”が宿るのだという考えを抵抗無く受け入れてきました。そんな私達が観客としてそこにいるからこそ この国のこのパークで行われるこのショーは、ここにしかない唯一の素晴らしいものになるはず と 私はずっと信じてきたのです。そんな私からしてみれば、「ブラヴィッシーモ!」をたった6年4ヶ月で終わらせてしまうのはなんとも惜しいと思わざるを得ません。この先もこのショーを続けて まだご覧になったことのない方にも観ていただくことができたら、きっとそこには今よりもさらに多くの物語が生まれるでしょうに。が、しかし反面 営業的に見れば、10周年を機に目新しくて多くの人を呼べるショーを始めなければならない というのも大変よく理解できるお話です。以前にも書いたことがあるかもしれませんが、そうすることで「東京ディズニーリゾート」がこの地で存続して行けるというのなら、大抵のことは許容していく覚悟が私にはできています。願わくば、どうか後継の新ショー「ファンタズミック!」も「ブラヴィッシーモ!」と同じように、火山とハーバーというあの環境でしかできないものでありますように。東京ディズニーシーでしか 成立し得ないショーでありますように。あと数日でむかえる11月13日、「ブラヴィッシーモ!」最後の日。その日をどんなふうに過ごすかを、私はまだ決めていません。或いは、私はその日その時そこには居られないかもしれません。でもね、「ブラヴィッシーモ!」が終わってしまっても、きっと私は寂しくないし 悲しくなることもないでしょう。だってホテルミラコスタの客室から オチェーアノのテラスからプロメテウス火山の麓から ザンビーニブラザーズリストランテの小窓からタワーオブテラーの最上階から。メディテレーニアンハーバー沿いの石垣に腰掛けて。 ピアッツァトポリーノの人垣の後ろから背伸びして。リドアイルで。コロンブス像の足元から見渡すように。ポンテヴェッキオの上で凍えながら そしてその下のトンネルの中でふたり密かに。歌いながら 泣きながら 心の中でダンスしながら。 何度も見つめた「ブラヴィッシーモ!」は そのひとつひとつがいつまでも私の心の中にあって わたしだけが知る私の物語なのですから。 2010年9月18日 ポンテヴェッキオ 2010年4月30日 リドアイル 2009年8月22日 ポンテヴェッキオ 2009年4月28日 ホテルミラコスタ 2008年8月5日 ガリオン船横
November 2, 2010
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