全25件 (25件中 1-25件目)
1
英語のチカラが、リーディング中心の現在の学習から、リーディング、スピーキング、リスニング、ライティングの4技能の学習に変わっていく、という話は何度かしています。それでは、この4技能を身につけていくための学習法にはどんなものがあるのでしょう。miyajukuでは、この春から、小学生の英語クラスに「ミート・ザ・ワールド」をとりいれています。このシステムが、英語の4技能を身につけていく方法のヒントをたくさん与えてくれると思うのです。今日の授業の様子です。これだけ見ると、普通の映像授業のようですが・・・これが生徒が見ている画面です。左上がアメリカ在住の、教員免許を持ったネイティブの先生。その下が、日本人のアシスタントの先生。その下が自分です。真ん中の画面は授業で利用しているテキスト。電子黒板のようなものです。右側にいくつかある画面は、全国でこの授業に同時に参加している生徒たちです。そうなんです。ミート・ザ・ワールドは、リアルタイムの授業で、ネイティブ講師と日本人講師の2名が、ネットでつながった全国の生徒たちとリアルタイムに授業を進めていくシステムなんです。生徒たちは、ネイティブの発音を聞き、それを理解し、英語で答える、といった学習や、シャドーイングといって、英単語を1、2語聞いてすぐに影のように後から追いかけて同じ内容を口に出す練習などをします。しかも、このネイティブの授業の前には、今日のセンテンスの学習をアプリを使って学んでいます。新しい単語、センテンスをゲーム感覚で勉強します。つねに、聞き、答える、といったアクティブラーニングになっています。しかも、TOEFL型の問題構成もふくまれています。これからの英語学習は、レクチャー型ではなく、こうしたICTを活用したものになっていくことは間違いないでしょう。ミート・ザ・ワールド 良いですよ(^^)
2015.09.30
かつては、公立の学校はどこに行っても大して差がなかった。というよりも、金太郎飴のような学校にすることが行政側の目的だった時期もあった。それが、いつの間にか公立の学校にも格差が生じつつある。もっというと、特色ある学校づくりの名の下で、行政が積極的に学校間格差を進めている感さえある。たとえば、公立の中高一貫校。相模原中等教育は、今春初めての卒業生を出して、とんでもない実績を示した。2020年の教育改革について知れば知るほど、中高一貫校がますます優位になっていくことを確信する。といっても、あの適性検査を突破できるのは、多くて各小学校から1人だけ。その1人はある意味では公費で相当な教育を受けることが出来る。地方の学校も改革が進んでいる。鹿児島県立の中高一貫校は、全寮制で全国から生徒を集めている。内之浦の宇宙センターが近くにあることから、宇宙学を学べることを特色としているようだ。県立の学校が東京や神奈川で説明会を開いて生徒集めをしている。ちょっと前なら信じられない光景だ。この鹿児島の学校だけでなく、島根の学校をはじめとして、全国から生徒を集め始めた地方の公立学校が続々と出てきている。島根の「隠岐島前高校」での教育など、来たるべき2020年の高大接続改革後の学力観にぴったりの指導だと思う。もしも、私の子どもが中学生だったら、この学校への島留学も高校選択のひとつになるはずだ。それほど魅力的な指導をしている。これからの教育は、自ら考え、自ら発想し、自ら行動することが求められる。島全体をフィールドとして、すべてを学びの対象としているスタイルは本当に良い。まあ、最初に「学校間格差」といってしまったが、良い意味での「特色ある学校づくり」としておこうか(^_-) 少なくとも、誰もがちょっとした努力でどの学校にも進むことができるわけだから。さらに、全国規模で公立の学校が競い合うことは、それぞれの学校に刺激が与えられ、そこに通うこどもたちに良い影響を与えるはずなのだし。お父さん、お母さん。本当に考えた方が良いですよ。21世紀型のスキルとはいったい何なのか。大切なわが子に、そうしたスキルを身につけさせるにはどうすれば良いのか。いっしょに考えていきましょう。このブログでも情報を発信していきますし、年内には、そんなお話しが出来る父母会を持ちたいとも思っています。
2015.09.29
今日は東京にて、私塾組合連合会主催の「大学入試改革セミナー」に出席してきました。2020年の高大接続改革については、このブログでも折りを見てふれています。文科大臣がかわるということで、改革のペースが鈍るかもしれない、といった見方も出ていました。が、今日のお話をうかがうかぎり、この流れはそのまま進んでいくようです。今日はあまり時間がないので詳しくは書けませんが、こうしたセミナーで話を聞いて情報にふれる度に、今回の改革は本当にコペルニクス的な転換になりそうだ、ということです。当然、学習塾のあり方も根本的に変わらざる得なくなります。というよりも、今の形での学習塾は10年後には存在していないだろう、ともいえそうです。まぁ、塾がこの世の中から消えることは、とっても良いことなので問題ではありませんが(^_-)御父母の方へひと言今の中学1年生からの改革と思わないことです。今回の改革への流れは、来春のセンター試験にも反映されるはずですし、多くの私大が英語の4技能を採り入れた入試をスタートさせますし、東大、京大で来春からはじまる推薦入試は、2020年改革への第一歩ともいえるのです。わが子に21世紀型のスキルを身につけるさせるにはどうすれば良いか、しっかりと考えていきましょう。まずは部活漬けから脱けだすすことです(^^) もうそんな時代ではありません。
2015.09.28
今日は町田にて「神奈川、東京私立中高進学相談会」でした。生徒と保護者の方と塾生をつなぐイベントです。今年で15回目。私もずっと関わっていて、ここのところ、実行委員長として会をひっぱっています。といっても、今日は15時からM中の試験対策授業です。お先に失礼させていただきました。今日は十五夜ですが、残念ながら雲に隠れて月は期待できそうもありません。夜まで定期試験対策です。頑張ります(^_-)
2015.09.27
昨日の続きです・・・個別指導は「いつでも質問できる」から集団指導よりも良い、とのこと。そうチラシに書いてありました。これってホントでしょうか。昨日も書きましたが、個別指導は生徒を顧客としてあつかいます。教育はサービスです。顧客には満足してもらう必要があり、それも目先の“気持ちよさ”が大切になります。生徒が質問してきたらすぐに答えること。それが“気持ちよさ”につながります。私は、時に、わざと質問に答えないことがあります。なぜって、生徒自身に考えてもらいたいからです。自分で考えないで、人にたよってばかりいてはできるようになりません。そこの「さじ加減」こそが、教師としての力量です。そういった意味で、個別指導も集団指導もないのです。もちろん、丁寧に質問に答えることは基本です。我慢もします。同じ内容の質問でも、3度、4度の間はニコニコと対応します。しかし、それが6度、7度となっていくと話は別です。そのぐらい生徒の質問対応はがまん比べなんです。生徒の“気持ちよさ”を追求しないと、時に、あの先生は質問にも答えてくれない、といった生徒の不満につながります。そして退塾へとつながっていってしまう。私はそれもしかたがないと思っています。私たち学習塾の役割は、生徒の“気持ちよさ”の追求ではなく、生徒の学力アップにあるからです。もちろん、退塾とならないよう、生徒との人間関係、保護者の方とのコミュニュケーション、そういったものをしっりかと作り上げてから、厳しい指導をおこないます。それも意図を持って。時と状況をふまえてのことです。いつでも質問できる、という環境が必ずしも良いことではないこと。おわかりいただけましたか。
2015.09.25
今朝の某大手個別指導塾のチラシの文句です。集団塾での悩み、△△に相談してください。集団塾 休むとついていけない、質問しづらい、隣の席が気になる・・・個別塾 やる気が出てきた、自分のペースにあわせられる、集中できる、いつでも質問できる・・・個別指導なら、ひとりひとりの性格や苦手科目にあわせて、臨機応変に対応。うーん。ケンカを売られているのだからかわねばなるまい(^_-)いろいろ言いたいことはあるのですが、自分のペースにあわせられる、という個別指導の優位点としてあげられることにしぼって反論を。そもそも教育をサービス産業にしてしまったのは個別指導塾です。生徒を顧客としてとらえ、教育をサービスとし、生徒にあわせた授業をおこなう、というスタイルです。サービスですから顧客(生徒)が気持ちよくなるような工夫がされています。でも、教育ってサービスなんでしょうか? 生徒にあわせていて成績って上がるんでしょうか。そもそも生徒の学習姿勢、学習スタイル、学習そのものに問題があるから成績は上がらないのでは?! その生徒にあわせていて成績が上がるって、あり得ることなんでしょうか。私は個別指導を全面否定するわけではありません。ただ、自分のペースにあわせることができる、だから個別指導は集団指導よりすぐれている、という言い方は看過できません。しかも、個別指導って、大学生レベルの指導者が対応するのがほとんどです。その指導力を補うような教務力のある個別指導塾ってどれほどあるのでしょうか。いつもこのブログで書いているように、学校の進度は遅々として進みません。その進度に合わせていて、あの県の高校入試に対応するチカラをつけることも無理です。生徒にあわせるっていうことは、学校にあわせるということでもあり、それではゼッタイに高校入試を成功させることは不可能なのです。学習塾になにを求めるか、ということにつながりますが、中学生であれば高校入試、小学生であれば中学入試、高校生であれば大学入試、に成功することが塾に求められているのであれば、生徒にあわせる、という選択肢はゼッタイにないはずです。ましてや、だから集団指導はダメだ、という論理にはつながるはずもありません。もうひとつ。集団指導の塾で、個別対応をしていない塾など存在しません。miyajukuもそうです。それこそ、課題ひとつとっても、生徒個々に違ったものを出しています。ひとりひとりの個に対応しているからこそ成績を伸ばせるのです。そこの点もお間違えなきように。△△塾さん(^_-)
2015.09.24
今日は、中3と高3の授業のみ。休日は休んだ方が良いのだが、どうしても気になってしかたがなくなってしまう。勉強ができる、できないの境目は何だろうか。とくに学校の定期試験レベルの成績を分けるものがある。それはチカラのいれどころを知っているかどうか、ということだ。どういうことか?日本語の時制はあいまいた。英語には日本語と比べものにならないほどの時制の区別がある。普段の日本語のつもりで英語に対すると、過去形を見逃したり、といったことが起きる。あたりまえだが、そこに「チカラ」をいれなければならない。数学の2次方程式の応用問題。式を作って解が出れば良い、というものではない。これまでの方程式の問題と違い、問題文に適しているかをしっかりと考えて答えを出さないといけない。わかっていても、つい、解をそのまま答えとしてしまいがちな生徒がいる。定期試験は範囲が決まっている。ということは、その範囲の中での「チカラ」の入れどころもはっきりしている。それを把握して勉強するかどうか。それが決定的に試験の得点を分けてしまう。定期試験は問題の難易度は易しい。確認テストといったところだ。だからこそ、できる、できない、ではなく、「チカラ」のいれどころが差になってくる。
2015.09.23
今日はお昼にちょっとした家族のイベントがあり鎌倉に。午前中は、大巧寺から宝戒寺までぶらぶらと。むらさきしきぶ、しろしきぶ、しゅうめいぎく、ふよう、しらはぎ、と目を楽しませてくれました。それにしてもすごい人です。鎌倉から江ノ電に乗ろうと思ったら長蛇の列。連休に鎌倉には行かないほうがよいですね。なんとか七里ガ浜に。お昼は「アマルフィ」で。私たちは予約をしていましたが、ここも長い列ができていました。きらきらと海が光ってきれいです。おいしいお昼の後、江ノ島へ。ここもすごい人でした。魚見亭をめざしましたが、すごい列でした。そのひとつ手前のお店で氷を食べて帰ってきました。気にせず入ったお店でしたがおいしかったです。今日も気持ち良い1日を過ごせました。明日から仕事です。いつものように ここ に写真があります。
2015.09.22
今日は「小出川」を散歩です。慶応大学の藤沢キャンパスのあたりから、茅ヶ崎方面に流れている川です。この時期、彼岸花が川の両岸を彩ります。皆さんも明日あたりお散歩されてはどうですか。藤沢市の案内のページ → http://www.fujisawa-kanko.jp/event/higanbana.html今日の写真は ここ http://tanzawa77.tumblr.com/ にあります。
2015.09.21
シルバーウィーク初日。久しぶりにシーカヤックに乗って海遊びをしてきました。三浦半島の久留和海岸です。午前中は台風のうねりがありましたが、午後はそれなりにきれいな海でした。無人島に上陸してシュノーケリングも楽しめました。気持ちよかったぁ。
2015.09.20
いつものように受験学年が中心の土曜日です。小5の受験クラスに体験生があり、この生徒が入塾すると、小5受験クラスも定員となります。今日から5連休という方も多いのでしょうね。天気も良さそうですし、皆さまもしっかりと遊んでください(^^) 遊ぶときは遊ぶ。これってとっても大事なことだと思います。遊べるオトナになること。これも親の責任として、しっかりと子どもに教えてあげたいです。もちろん、ゲームではないですよ。ポンと時間が空いたときに、さっと何かをして遊べること。こどもたちにはそんな心の想像力を持つオトナになってほしいです。この連休中は天気も良いようです。ぜひ、外遊びにこどもたちを連れだしてください。ちょっと注意が必要なのは、台風で海がうねっていることです。東うねりといって、海岸付近で急に高くなる波がやってきたりします。海遊びは十分に注意しましょう。あちこちで彼岸花も咲き出しているようです。気持ちよい青空の下を散歩するだけでも十分に遊べるはずです。私も明日から火曜日までの3日間は休みます。
2015.09.19
今日は「かながわ民間教育協会 http://www.kmkk.or.jp」という塾の団体の理事会でした。町田、横浜、小田原にて「神奈川・東京 私立中公進学相談会」というのを主催している団体です。今年も 9月27日(日)に町田会場、10月4日(日)に横浜会場、10月11日(日)に小田原会場にておこなわれます。参加校などの詳細については ここ にpdfのチラシがありますので、そちらを参照してください。通われている学校でも、協会から神奈川県の教育委員会を通じて、同じチラシが配布されているはずです。私は町田会場の責任者なので、当日の段取りや人員の配置などの手配をしています。自塾のため、というよりも、広く中学受験、高校受験をする生徒と保護者のため、ということになるでしょうか。多くの私立学校が一堂に会します。それぞれの学校がブースを設け、基本的に生徒や保護者の方と一対一で話すようになっています。是非ともたくさんの私立学校を知るきっかけにしていただければと思います。
2015.09.18
ある中堅高校のとある部活動の練習がおかしい。1週間の中に1日のオフもなく、連日のように20時過ぎまで練習をしている。秋の大会の前だからかな、と思っていたのが、1回戦で敗れてもその後も同じように練習が続いている。そこまで練習をしなければならない根拠がどこにあるのだろうか。正直、この部活の顧問には怒りさえおぼえる。高校生の部活動は、あくまでも教育活動の一環であり、こどもたちは、高校生として、勉強もし、学校の様々な活動をし、家の手伝いもし、恋愛もし、と様々な時間を過ごすべきではないだろうか。また、そうした時間を過ごす権利を有しているはずだ。部活動はそのような高校生の1日の活動の「ひとつ」であって「すべて」ではない。こどもたちが時間を選択できない部活動という環境の中で、不当にそのこどもたちの時間を奪うことを、こうした顧問はどう考えているのだろうか。この学校は他の部活動も同じように長い時間の拘束をする部活動が多い。それを「部活動が盛んな学校」といってアピールしている。本当にそうなのだろうか。ルールのない活動を生徒に強いている、といえないだろうか。本当に何度も言っているが、私は部活動を否定しているのではない。自分の時間を犠牲にして、ほぼボランティアで生徒の指導に当たっている先生方に敬意も持っている。ただ、顧問は、生徒たちの時間を使わせてもらっている、という意識を持つべきではないだろうか。そして、何よりも、学業が、中学生にしても高校生にしても、第一義的なものであり、最優先のものだということ。その配慮はゼッタイになされなければならないはずだ。連日、20時過ぎまでの練習を課し、その子たちがしっかりと毎日の学習をできるはずがない。本当に何とかならないものだろうか(>_
2015.09.17
下記のようなセミナーを、朝日学生新聞社と宮崎教室の共催で実施します。詳細な内容とお申し込みは ここ からになります。とくに、第2部の講師である「白井健」さんは、miyajukuの作文添削指導をお願いしている方です。その丁寧で詳細な添削は、こどもたちにとっては一生の宝物になるのでは、と私は思っています。その白井さんが直接、こどもたちに語りかけるように「文章作法」について話をしていただます。こどもさんだけの参加ももちろんですが、親子で参加していただくことも大歓迎です。miyajukuの生徒、父母の方の場合、参加費用はかかりません。
2015.09.16
中2の全県模試を返却します。神奈川県の公立高校入試問題の形式と難易度に合わせ、現時点で学習している内容から出題された模擬試験です。こんなところに注目して下さい、ということをいくつか書いておきたいと思います。まずは、それぞれの教科の相対的な成績をチェックして下さい。偏差値でかまいません。今回の模試のように、ある程度の難易度があるテストでは、得点分布は正規分布します。SS50が中央で、SS55から上がある程度の上位者、SS45から下が厳しい成績、といったところです。普段の学校の成績と今回の模試の結果には相関関係がないと思います。学校の成績が5でも、今回の模試の結果はSS45を下回る、なんてこともたくさんあるはずです。いつもいっていますが、現在の学校の成績は「絶対評価」です。決まった範囲の中で、決まったことができているか、といったことで評価が定まります。それに対して、現在の県入試は、問題文から情報を読み取り、それを分析し、自分の中にある知識と照らし合わせ、さらにアウトプットする、といった複合的な思考を求められます。ざっくりといってしまえば、真面目にコツコツと学習していれば学校の成績はついてくるのに、入試問題はかなり高いレベルでの思考訓練を積み重ねないと得点出来ないのです。目標を学校の定期試験においていては、こうした問題を解くチカラはゼッタイにつきません。偏差値をチェックしたら、それぞれの教科の解答用紙を見て下さい。わかりやすいところでは、記述の問題がどの程度できているか、たとえば英語であれば、英作文の出来不出来をチェックしてみて下さい。偏差値が低い教科については、こうした問題がまったくできていないはずです。また、帳票のなかの、各設問の正答率と正誤もチェックしてみて下さい。正答率が7割をこえている問題を間違えていては、相対的な評価は低くなってしまいます。みんな厳しい結果だったと思います。問題は、ここで「あー。やっぱりダメなのか」ではなく、この結果を正面から受けとめて、学習のこと、部活動のこと、1日の生活面のこと、と考え直すきっかけとすることです。ただ、今までとなにも変わらない毎日を過ごすのであれば、次回の結果もほぼ同じものになってしまいます。悪かった成績を責めるのではなく、一緒になって考えましょう。もちろん、私も、ひとりひとりの結果を隅々までチェックします。ここからがスタートです。
2015.09.15
九州から先ほどもどってきました。福岡にて、九州各地の学習塾の先生方が集まっての勉強会があり、それに参加するためでした。それと、せっかく九州まで行くので、福岡に住む息子と佐賀にある私の父の墓参りにもしてきました。集まったのは、35歳前後の若い塾経営者が中心でした。皆さん、それぞれの地域の中で、しっかりと根を下ろして塾を運営されています。miyajukuがあるところのように、徒歩10分圏内に30は塾があるだろう、といった環境ではないですが、ご多分にもれず少子高齢化が進む地方のことです。また違った難題に向き合いながらの塾経営です。ただ、どんな場所であろうと、私たちが向き合っているのは「こどもたち」です。その「こどもたち」の指導に役に立つことは、どこで塾を運営していようと同じですし、協力できるところは一緒にできるはずです。ネット時代です。時間と空間をこえてつながりができ、共鳴できる部分があるのであれば、こうして実際に会って何かをつくっていくこともできます。これからどんなことができるかわかりません。ただ、miyajukuの生徒たちが利用している「スマート予備校」のシステムは、今回の九州のお仲間たちとのものなんです。そういった意味では結果はどんどん出ています。何年塾をやっているか、なんてことは全く関係ありません。新しいことにどんどん挑戦し、良いものであればスピード感を持ってとりいれていく。そんな感覚でこれからも進んでいきます。さて、今週も忙しくなりそうです。
2015.09.14
今日は市ヶ谷で『大学入試制度改革を見据えた「英語4技能指導メソッド」』という内容のセミナーに参加してきました。講師は安河内哲也さんでした。東進ハイスクールの先生であり、実用英語推進機構の代表理事であり、国の英語教育改革にも関わっていらっしゃる方です。本屋さんに行けば安河内さんの書いた参考書はあちこちでみつけられるはずです。いやぁ、まいりましたね。根本的に塾での英語指導を見直さねばならないと思いました。しかもかなりのスピード感を持ってです。それぐらい、2020年を見据えての「英語改革」は大きなものだということです。安河内さんも何度も言っていましたが、英語はまったく違った教科になる、ということです。その認識からスタートしないと絶対にダメだと確信しました。ざっくりとなにがどう変わるのか。今までの大学入試の英語は、基本的に「リーディング」の試験だったわけです。センター試験では「リスニング」が入ってきますが、それでも配点ははるかに「リーディング」の方が大きい。それが、これからは4技能の入試になっていくのです。4技能とは、Reading、Listening、Writing、Speakingです。この流れは押しとどめようはないでしょう。今日も話がありましたが、世界のトップ100の大学で、この4技能で英語の入学試験をおこなっていないのは3大学のみとのこと。どこだかわかりますよね。日本の2大学と韓国の1大学です。こんなことをやっていては世界から取り残されて行ってしまう。私たちの世代がずっと学校にて受けていた英語の授業がどれだけ役に立たないものだったか、それは皆が肯くところです。それでも、大学入試がそうだったので、ひたすらに文法と構文中心の英語学習をしてきたわけです。細かいことは今日はふれません。自分の中でももう少しまとめる必要もあります。でも、塾での授業は今日からでもかえていきます。どう変えるか、それも少しずつふれていきます。ひとつだけエピソードを新しい4技能試験では、たとえばスピーキングの採点で、三単現のsがついていない英文を話したとしても減点はない、とのことです。大事なことは「相手に通じるか」ということ。「論理がちゃんと通っている中身なのか」ということ。そうした観点なのですね。文法の学習など思いっきり削ってしまってよいわけです。このことひとつとっても、コペルニクス的な転換が英語の授業に求められている、とわかります。考えます。
2015.09.11
こんなニュースが朝刊に載っていました。都立高入試、「筆記」重視へ 内申との割合7対3 都教委http://digital.asahi.com/articles/DA3S11957016.html現在の東京都立の高校入試も、現在の神奈川県立の高校入試と同じように、各高校ごとに「入試と学校成績の割合」を決めています。割合としては、4対6、5対5、6対4、7対3の4パターンの中から各高校が選択する仕組みのようです。それを来春からはすべて「7対3」の入学試験重視にまとめる、というニュースです。さらに、学校成績のうち、技能科目の成績を主要5教科の2倍の比重とする、ということです。すごいですね。この比重だと、普段の主要5教科の学校成績は、高校入試の合否にあまりかかわらなくなってしまいます。神奈川県の入試制度は、今の形になって3年です。このあと、すぐに変わることはありません。ただ、これまでの経緯をみてみると、東京が変わって、他の首都圏の県でかわって、最後に神奈川県も同じ流れでかわる、ということが続いてきました。ということは、神奈川県でも、次回の改革では、入試重視の比率で固定化する、ということになるのかもしれません。miyajuku周辺校は、入試と学校成績と面接の割合が、3対5対2という比率の学校が多く、筆記試験重視となっています。もともと筆記試験重視の高校が多いので、このような固定比率になったしても今まで通りです。いずれにしても、しっかりとした実力をつけること、あの難しい入試問題に対処できるチカラをつけること、を目標として学習を進めていくことです。学校の定期試験にこだわるのではなく、あくまでも、入試問題にこだわる勉強をしていきましょう。意識を変えていきましょう。
2015.09.10
考える習慣づけを意識している。昨日の中2の小テストの問1。一次関数の利用の問題だ。難易度も教科書の例題レベル。それでも、半分以上の生徒ができていなかった。それどころか、グラフが右上がりになっていた生徒が何人もいた。「1分間に5cmずつ排出していく」という部分をしっかりと読み取れば、グラフは右下がりになる、つまり、水は減っていくとわかるはずだ。そんなことさえ読み取れない。考える習慣づけ、という前に、問題文から情報をしっかりと読み取る、といった習慣づけが必要だ。それほど、ふだんの学習では「読まずとも答えられる問題」ばかりに取り組んでいる、ということなのだ。いかに、一問一答というか、短答式の問題に慣れてしまっているか、ということだ。新しい県入試では、問題文を読み取ってグラフや表にしたり、といった出題が増えている。その逆にグラフや表から数値を読み取って文にしたり、式を作ったりという出題もされる。頭の中で、「排出する」という文から「グラフは右下がり」とつながらないといけない。つながるような回路をつくってあげないといけない。とにかく普段からの意識づけだ。考えるクセをつけないといけない。そのための問題演習を増やしていく必要がある。地道に一歩ずつ。考えるってどういうことなのか、具体的に提示していかないとこどもたちにはわからない。いろいろと工夫をしていくつもりだ。
2015.09.09
県入試の難易度が大きくあがり、絶対評価の学校の定期試験問題との乖離が大きくなり、塾での学習をどうしていくのか、とにかく考え続けている。とりあえず、miyajukuの中学生は、学年が10人ほどという小所帯で、生徒個々の学力の開きもそれほど大きくはない。そんな好条件でも、やっぱり日々の指導の難しさを感じる。まず、新規入塾の方には、こんなお話を必ずすることにしている。定期試験対策をしないわけではありませんが、あくまでもそれはベースです。過去の学校の定期試験問題をやらせることで高得点をめざす、などといった指導はおこないません。あくまでも、学習した単元に対してしっかりと理解をし、定期試験でもきちんと解答できるような演習をさせるといった対策です。また、学習進度も学校にはあわせません。なぜかというと、あまりに進度が遅いからです。たとえば、中3の学習など、学校のペースにあわせていると、11月の半ばからの「入試対策」の時間が十分にとれなくなってしまいます。また、中2や中1にしても、じっくりと時間をかけたい図形や方程式の応用問題などの単元を“すらっ”と通り過ぎることになってしまいます。何度も申しますが、定期試験にしっかりとりくむことはもちろんですが、miyajukuは、あくまでも中3の2月にある県入試を目標として、中1,中2,中3とどの学年も“県入試を意識した学習”を進めていきます。少なくとも、300点以上を得点することを最低限の目標とし、できれば350点以上の得点を目指した指導をベースとします。今月はシルバーウィーク前までは、単元を前に進めていき、時に入試を意識したレベルの問題にも挑戦させていくような指導を続けていく。入試を意識した、というのは、思考力を問う、しっかりと情報を分析して考えて解答する問題演習だ。シルバーウィーク明けから、中間試験を意識した学習に切り替えていく。定期試験を意識した、というのは、一問一答的な、教科書の例題をきっちりとミスなく解けるような、そんな学習だ。思考する、というよりも、知識をしっかりと身につける、といった学習法になる。何よりも大切なのは「切り替え」だということだ。
2015.09.08
土曜日です。いつものように受験学年が中心の授業です。1月末まで考えても21回ほどしか土曜日はありません。「しか」と書きましたが、「も」と言い換えるととらえ方もかなり違ってきます。「21回も」あるのだから、まだまだ伸ばすことは出来る、ととらえることにします。「しか」を「も」にするためにも、もう一度、現状のこどもたちの学習状況の分析と、目標設定のやり直しと、それに向けての学習の進め方の見直しをしていきます。と同時に、ひとりひとりの生徒に、受験生としての心構えを持ってもらう必要もあります。何よりも「時間管理」ができるようになることです。21回の土曜日、という時間をしっかりと認識すること。それを何分割かして、それぞれのタームごとに目標を設定すること。それだけ出来ただけで、確実に「しか」は「も」に変わっていきます。夏の思いでの写真を一枚。今年の夏の山は本当に天気に恵まれて、久しぶりに気持ちの良い時間が過ごせました。しばらくはあの「空」を思い出すだけでいろんなことを乗り越えられます。
2015.09.05
私立高校の進学についていつも保護者会等で説明しているのですが、中3生の個別面談をしていても腑に落ちていない方もいらっしゃるようなので、もう一度お話ししておこうかと思います。私立高校の合否は、基本的に「学校の成績」で決まります。2月10日に入学試験がありますが、それも最近では『書類選考入試』といって実施しない高校が増えています。事前に中学校と私立高校との間で実施される「事前相談」のテーブルにのっていない場合、受験のチャンスさえないのです。私立中学受験とは全く違うシステムだということをしっかりとご理解ください。この「事前相談」は12月の半ばにおこなわれます。つまり、私立高校の合否は、12月の半ばの段階でほぼ決定する、ということになります。その際の資料となるのが、中学校での学校成績ということです。各私立高校は、来春入試での「基準点」というのを、今の時期から10月はじめまでにかけて各中学校に提示します。各中学では、当該私立高校を希望していて、その基準に達している生徒をとりまとめて12月の半ばに事前相談のテーブルにのせる、という流れなのです。問題は、各私立高校の「基準点」が非公表だということです。本屋さんで高校案内を見ても、各私立高校のホームページをみても、どこにもそんな数字は書いてありません。ブラックボックスの中、ということです。ただ、東京都にある私立高校はすべて公表しています。たとえば、http://www.seiryo-js.ed.jp/exam/high_student.php をみてください。青稜高校の来春入試についてのページです。併願優遇入試:(本校と在籍している中学校との入試相談による)調査書により、一定の成績基準を上回っている場合、当日の試験結果を含め総合的に合否を判定します。基準は、3年2学期の成績が5科23以上且つ9科41以上であること。また英検準2級以上の資格取得者は9科の数値に1を加算できます。出願に先立って、出願条件の確認などをするために、中学校の教職員の方による12月15日からの入試相談が必要になります。(在籍中学校にご確認ください。)きちんと書いてありますね。5科で23/25以上あれば、12月15日以降に「併願優遇」として中学校側と事前に相談をしますよ、と。残念ながら、神奈川県の私立高校入試では、都内の高校のようにこの基準が明示されていません。もちろん、学習塾としては把握していますが、基本的に非公表の数字なので、こうしたホームページなどでオープンにすることもできないのです。塾生のご家庭には、鍵つきのページなどを作ってお知らせはします。ただ、こうした数字は、この時期から10月にかけて各私立高校が発表をしていくので、今しばらくは時間がかかってしまいます。現段階では、昨年度の数字をもとにして「△△高校なら併願できそうです」などという話をしています。こうした仕組みがあるからこそ、高校浪人というのがでないのです。ある意味でのセーフティーネットですね。ですから「悪い仕組み」ともいえないのです。問題は、保護者の方がそのことをしっかりと理解した上で、こどもさんの進路選択にアドバイスをすることです。公立校が第一志望だとしても、何かの際には併願した私立校に行くことになります。ですから、しっかりとした併願校選びが、公立校へのチャレンジの気持ちを支える、ということにもつながります。私立校にはオープン入試という制度もありますが、それについては稿をあらためます。
2015.09.04
夏休み中に実施した模擬試験の結果が、とりあえずネット上で見られるようになっている。その結果をもとに、中3保護者の方の二者面談を昨日から続けている。新しい神奈川県の公立高校入試制度では、学校成績から高校の合否を判断するのは難しい。というよりも、できない、といった方が正確かもしれない。当日の入試でどのぐらいの得点を取れるのか。それが合否をわける最も大きな要因となる。現時点で、この夏の模擬試験から予想される入試得点を考えながらの二者面談となる。といっても、あくまでも夏の段階でのものだ。本格的な入試に向けての学習は11月の期末試験が終わってからになる。そこから3ヶ月の時間がどれだけ大切な時間になるか。そこでどこまでチカラを伸ばしていけるのか。そんなことは今の段階ではわかりはしない。最終的に志望校を決定するのは、1月の末で良い。今は、こうした模試で、合格可能性が30パーセントも出ていれば十分だし、逆に、そのレベルの高校を第一志望としてこれから頑張っていけばいい。今回の面談では、3校から5校程度の県立高校を候補として出すようにしている。ここから11月までにおこなわれる各高校の説明会に足を運んでもらうためだ。今はそんなしぼり込みで十分だ。もうひとつ。私立の併願校も決めていかねばならない。こちらは、12月の10日前後に決めることになる。それも、学校成績だけでの基準となる。こちらも学校説明会等に積極的に足を運んでおいてほしい、とお伝えしている。とりあえず、27日に町田にて「私立高校進学相談会」があるので、中3生は全員をつれていく。そこで、いくつかの私立をしぼり込んでもらい、その後に個別に訪問してもらう、という流れだ。あと 166日 だ。
2015.09.03
今日は「青稜中学・高等学校」の説明会にうかがってきました。東急大井町線の「下神明」駅を下りて1分のところにあります。中央林間からですと、田園都市線で溝の口まで行き、大井町線に乗り換えて40分〜50分の乗車時間です。品川区にある学校ですが、生徒の7割ほどが神奈川県から通っているとのことです。この春の大学進学実績です。国公立大は、東大/2名、東京工業大/2名、東京外国語大/2名、東京学芸大/5名、横浜国大/5名、首都大/7名など、64名(うち現役が53名)。私大は、早稲田/52名、慶応/13名、上智/21名、東京理科大/33名、明治大/75名、青山学院/52名、立教/46名、中央/45名、法政/55名、学習院/12名など。国公立、早慶上理、GMARCHへの進学者は大学進学者全体の54%になるとのことでした。来春中学入試は2/1の午前が2科のみ、2/1午後、2/2午前・午後、2/4午前はすべて2科or4科の選択入試。上から65%を2科で選抜し、残った35%を4科選択者から選抜するという方法です。また、2回目以降の受験者には5点を加点する制度も他校にはあまりないものです。高校入試は、横浜翠嵐、川和、多摩、横浜SFなどトップ校の併願校です。したがって、併願の基準は、3年2学期の成績が23/25以上で、なおかつ9科が41以上というかなり高いものです。新校舎が完成したばかりで、生徒は真新しい環境の中でのびのびと学習出来るようです。この10年でグンと難易度を上げた学校のひとつです。確かに、川和などの神奈川県立高校の併願校として実績を伸ばしてきた面もあるでしょうが、中高一貫の生徒たちも着実に成果をあげてきています。それだけ、学習面での手厚い指導があるということでしょう。八ヶ岳の合宿施設を利用した講習会など、今日もそうした学習面でのフォローの内容説明がありました。偏差値のレベルだけでみると、中学も高校も桐光学園と似た位置にあります。桐光学園は併願優遇はありませんが、県立トップ校の併願先という共通点もあります。ここ十数年で伸びてきた、という意味でも同じです。違いは青稜の方が大きな学校ではないということです。中学は200名、高校は130名の募集です。その辺を含めて、学校説明会等で話を聞いてくらべてみてください。高校入試の基準の高さに比べると、中学入試の偏差値は首都圏模試でSS55前後とそれほど高くありません。そういった意味では「中学入試で入学するにはお得な学校」のひとつといえるはずです。宗教色のない共学校を、という生徒は選択肢の一つになるのではないでしょうか。
2015.09.02
ちょっとショックなニュースです。といっても、皆さまにとっては、何のことはないニュースかもしれませんが・・・ニホンザル、ライチョウ捕食の瞬間 研究者が初めて確認 http://digital.asahi.com/articles/photo/AS20150831003962.htmlライチョウは絶滅危惧種です。北アルプスと南アルプスの3,000メートル級の高山に2,000羽から3,000羽が生息しているだけです。2万年前の氷河期に日本列島に渡ってきて、その後、地球が暖かくなるにしたがって高山にすみかを移動させていった生き物です。私も北アの剱岳、白馬岳、蝶が岳、南アの北岳、と5回ほどしか出会ったことがありません。そんなライチョウがサルに補食される瞬間の絵は、とてもショッキングなものです。ライチョウがいなくなっていく理由はいくつかあります。中央アルプスでは、ロープウェイが出来て人がたくさん入ることで数年で絶滅したといいます。登山者が残した残飯などを求めて、ハシブトガラスやキツネなどが高山に入り込み、それらの猛禽類に補食されたり、人が持ち込む病原菌に感染してのことです。近年では、地球温暖化の影響で、シカやサルが高山に登ってこられるようになり、ライチョウの生息域まで進出してくるようになったことです。このニュース映像はそうしたことを証明しています。このままサルがライチョウの補食を覚えてしまうと大変なことになります。それでなくても、森林限界をこえた場所にある高山植物を、シカやサルが食べ尽くしてしまう被害があちこちで見られます。これらの植物は、ライチョウの食べものでもあるのです。地球温暖化の影響はこんなところにも出ているんですね。下の写真は、2013年に北アの蝶が岳で出会ったライチョウです。今年からライチョウの卵を動物園でふ化させて育てる試みもはじまっているようです。でも、出来るだけ、数万年も昔から生き続けてきた環境の中でライチョウを守りたいですね。
2015.09.01
全25件 (25件中 1-25件目)
1