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甥っ子は高校3年生で受験生だ。年が明け,センター試験が終わり,本試験もひと通り終わり,現在は合否の発表の時期となっている。これまでは吉報がなかったワケではないけど,希望の私大からは良い返事がもらえなかった。最初の2つの学部が不合格,3つ目が補欠,そして土曜日発表が最難関の学部だった。正直なところ,これまでの流れで,「もうダメかな?」という空気が漂っていた。ところがケータイに留守電があり,それを聞いたところ,興奮した姉のメッセージが残っていて,合格との報せだ。思わず「ヤッター!」のポーズが出た。ここ2ヶ月はさすがに集中して勉強していたものの,それ以前はもう1つ系統立てての勉強ができていなくて,ここの大学はE判定,つまり「志望校変更の検討をお奨めします」というレベルだったのだ。なんとかなるもんだなあ。早速会いに行き,合格の電話通知を聞き,ウェブでの発表を見た後,みんなで食事に出かけた。本人の希望が焼肉だったので,下北沢の「安安」に行った。とにかく良かった。
2009.02.28
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西尾維新の「きみとぼくシリーズ」あるいは「世界シリーズ」の第3巻を読んだ。○ストーリー「読んだ者が死んでしまう小説」の謎を解くため,くろね子とサマトキはロンドンへと旅立つ。だが向かう途中の飛行機の中から始まり,たたみ掛けるように起こる事件に2人の旅は翻弄される。果たして事件の真相は?------------「あれ?読みやすい?」というのが第一印象だった。各章ごとに事件が起き,その解決が示され,と,短く区切られて物語が進む。背景として進むロンドンの旅も,楽しげに描写されている。歪んだような登場人物とやたらロジックをこねくり回す主人公という,これまでの「きみとぼくシリーズ」とはだいぶ読んでいる時の感覚が異なる。よく言えば「楽しく読める」,悪く言えば「ただのライトノベルだ」ということになるだろう。------------これはもはや,シリーズとして異質というより,西尾維新作品として異質とさえ言えるのではないだろうか?章があらためられるごとに,ちょっとしたサプライズはあるのだが,それ以上に特筆すべき驚きは無かった。西尾作品では多くの場合,読者を突き放したような,毒のある展開となるのだが,そうしたブラックテイストが皆無なのだ。このシリーズはどんな方向に行くのだろうか?心配になってきた。------------第2巻のキャラクターが一部登場している。なかなかゲスト出演させるのは難しいと思っていたが,意外なテクニックを用いることで実現している。
2009.02.27
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たんすなど家具のかどっこに,足の小指をぶつけて,『じーん』と痛みが走って,ろくに口がきけなくなる,って誰でも経験あることだと思う。夜家に帰って食事をして,その後でそんなことがあった。痛くて思わず声が出る。でも大人なので気分を切り替える。「これって痛いけど,大丈夫なんだよなあ」と,気を落ち着ける。ところが今回は,しばらくして小指が湿っぽいのに気付いた。靴下を見ると,血がにじんでいる。一瞬もう脱ぐのをやめようかと思ったけど,しょうがないので脱いでみる。小指のツメが2つに割れているだけでなく,そのさらに前の皮膚がツメに沿ってパックリと裂けてしまっていた。当然,血がたらたらと出ている。とりあえずティッシュを押し付けて,紙テープでギリギリと止めておいた。じーんとしびれていて,ひどい痛みが無かったためか,意外と冷静だった。(気分を悪くした方,すみません。)
2009.02.26
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「図書館の海」に次ぐ,恩田陸の第2短編集を読んだ。○ストーリー湿原の中に孤立して建てられている全寮制の学園で,不思議なゲームが流行り始める。平穏な学園生活の中で,それは喜んで受け入れられ,徐々にエスカレートし,数名の怪我人が出た。そしてついに・・・犯人を捜すヨハンが到達した結論とは?-----------恩田陸は,連作短編はいくつも発表している。だが,ノンシリーズの短編を読むことができるのは,この作品と「図書館の海」だけとなる。どの作家でも,短編で発表した作品をコアにして後日長編を作成する,ということがあるが,恩田陸はその傾向が強いように思える。そういう意味では,この作品に収録されている短編がどんな長編に化けるか?ということを考えながら読むのも楽しい。かつてショートショートと呼ばれたような短い短編も多いので,全部で14編も収録されている。いろんな意味でバラエティが豊富で,正直なところあまり面白いとは思えない短編もある。『恩田陸入門』としては,あまり向いていないかも知れない。-----------各編について簡単に述べる。「水晶の夜、翡翠の朝」:学園で話題となっている『笑いカワセミ』の正体とは?事故に巻き込まれたヨハンは?・・・「三月は深き紅の淵で」で始まる「三月ワールド」ないし「理瀬シリーズ」の一編だ。「麦の海に沈む果実」で登場したヨハンが主人公となっており,『黒ヨハン君』の面を見せる。「ご案内」:自由の国とは・・・数ページしかない短かさで,どこか懐かしい。「あなたと夜と音楽と」:マサトとミナがDJを務める番組のスタジオに,放送のたびに不思議な現象が起きる。・・・なかなかオシャレなカンジのミステリーとなっている。やや軽い雰囲気だ。「冷凍みかん」:温泉旅行先で冷凍みかんを買った男は,ある不思議なことに気付く・・・別の本に収録されていた際に読んだ。昔のSFというカンジだ。「赤い毬」:母の実家で寝込んでいた私が目を覚ますと,庭の風景が一変していた・・・もう少しで世界観が広がりそうなのに,というところが残念な幻想小説。「深夜の食欲」:深夜のホテルのルームサービスはローストビーフが4皿だった。・・・スティーヴン・キングを思わせる展開で,だんだんと緊張感が高まる。「いいわけ」:僕がボタンを押した理由・・・ブラックユーモアなのだろうが,あまり成功しているように思えない。「一千一秒殺人事件」:これからお話しするのは,星に殺された男の話である。・・・稲垣足穂のパスティーシュだ。「おはなしのつづき」:お父さんがユウくんに語る白雪姫の物語は徐々に変わって行き・・・ホラーになるのかと思っていたら,フツーに終わってしまった。でも恩田陸はホラーを狙っていたのではないか?「邂逅について」:『誰も見たことのない季節』という名の絵画からイメージが広がり・・・詩のような物語だ。「淋しいお城」:エリちゃんはある日「みどりおとこ」に連れられて「淋しいお城」で暮らすようになる。そうして長い時間が過ぎ・・・昔話のようであり,モダンな部分もあり,ひじょうに印象深い短編だ。『講談社ミステリーランド』の書き下ろしの予告編だという話だ。「楽園を追われて」:亡くなった友人が遺した小説に描かれていたこととは・・・中年に差し掛かった男女が青春時代を思い出す,という恩田陸が得意とするパターンの作品だ。「卒業」:あと30分で逃げ切れる。怪物に追われた少女5人の運命とは?・・・スプラッタ・ホラーへの初めてのチャレンジだそうだ。それでもこのクオリティはさすがだ。「朝日のようにさわやかに」:あるきっかけで思い出した幼い日々の不思議な出来事。・・・表題作のワリには散漫な内容だ。
2009.02.25
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隣の部署の人が,突然食事に行こうと持ちかけてきた。そこの部署に本社からお客さんが来ているので,歓迎のために部門マネージャーがメンバーを食事に誘ったらしい。ところがあまり人間関係がスムーズなところではないので,そいつ以外は理由を付けて逃げてしまったらしい。隣の部門のマネージャーのオゴリであることをセコク確認してから,僕と隣にいるヤツがノコノコと出かけることになった。--------------有楽町のビックカメラ前で少し待たされた。寒い雨が降っていたので,店内に出たり入ったりを繰り返しているうちに,最近のケータイに詳しくなりそうになった。合流してから「どこ行きましょうか?」「いや,どこでもいいです」とか言っているので,知っている店を提案した。ガード下の焼鳥が並んでいるところで数少ない「ちょいオシャレ」居酒屋の八百八町だ。そこでオッサン5人で,もそもそと飲んだ。最初はテンション低かったのだけど,少しずつ盛り上がってきて,ビール,日本酒,焼酎といろいろ飲んだ。終わってみれば,それなりに楽しかったのかも知れない,という不思議な夜だった。
2009.02.24
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三田村信行の児童向けミステリーを読んだ。○ストーリー直人の家庭教師でよき理解者だった足立が,富士の樹海の近くで死体で発見された。葬式の2日後,直人のところに足立が記したノートが届く。中学受験の合宿を利用して,足立の死んだ場所に行った直人は,信じられない冒険の旅に出ることになる。---------------1970年代から児童書を発表しているという三田村信行は,キャリアが長く器用さが目立つ人だ。この作品も,そうした傾向が出ているためか,ミステリーとして始まり,冒険小説になり,○○になる,とどんどんとジャンルを無視して,驚きの展開が続く。ここで三田村信行の力量が優れているのは,子どもを喜ばせるためにどんどんと話を接いで行ったように見えながら,きちんとツジツマが合っていることだ。直人はちゃんと足立を殺した犯人を見つけ,その方法も解明される。だが,どこかで落ち着きが感じられないのも確かだと思う。この作者が本当に書きたいのは,どんな物語なのだろうか?編集者に,言われるままに子どもの好きそうなテーマやジャンルを盛り込んでいる,そんな懸念を感じる。---------------とは言え,「講談社ミステリーランド」の作品からは感じられない,不思議な魅力を感じたのも確かだ。40年近く前に出版された「SFジュブナイルシリーズ」にも似た,どことなく哀感を帯びた物語などが懐かしいのかも知れない。
2009.02.23
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あさのあつこのジュブナイル冒険小説の最新巻を読んだ。○ストーリーネズミと紫苑は,とうとう理想都市ナンバー・シックスの矯正施設の中に潜入する。何度も危機に陥り,傷だらけになりながら,上へ上へと進む2人。一方,都市の外の西ブロックでは,ネズミたちの仲間が陽動作戦が起き,都市の内部では謎の老化病が頻発していた。緊張が高まる中,ネズミと紫苑がたどり着いた先では・・・--------------紫苑の友人・沙布(さふ)を救い出すために,4巻から続いてきた矯正施設への潜入だが,7巻にしてようやく沙布の部屋まで到達したようだ。8巻に再会のシーンが描写され,脱出が描かれると思うので,1巻から3巻までで数年の歳月が語られ,4巻から8巻までは2-3日ほどの時間が語られる,というなんともアンバランスな構成となる。行政の中枢施設への潜入ではなく,矯正施設への潜入が,物語の半分以上を占める価値があるのだろうか?このあたりにも,この物語が無計画に執筆されていることを感じさせる。--------------6巻で他人を踏みつけにして生き延びたはずの主人公・紫苑なのだが,この巻では急に人道主義に立ち戻って,施設の警備の者に銃を突き付けられても,撃ち返すことを躊躇する。冷徹なネズミは,施設に入ると同時に頭痛に襲われ,注意力が失われる。もういい加減にこの手の時間稼ぎはやめてもらいたい。2人は強い決意を持って,自分と他人の命を費やしながらここまでやって来たはずだ。そうした2人が,この場所まで来て,ボーっとしているって,あり得ないだろう。こうしたアリエナイ設定って,すごくイライラする。例えて言えば,野球の試合でランナーをタッチアウトにするのに,「痛いとかわいそうだから」ってゆっくりとタッチする,みたいなものかなあ?とにかくアリエナイから!!--------------矯正施設の中のダラダラ物語に平行して,ずーっと引っ張ってきた沙布の「変貌した姿」だが,実は今回も語られない。これも作者がずーっと設定を考えていないのが見え見えだったが,どうやら脳髄とコンピュータを接続する,という平凡な設定になりそうだ。途中,石森章太郎のマンガにあったような,いくつもの摘出された脳がガラスのケースに浮かんでいる,というシーンがあった。「衝撃的なシーン」として描かれているのだけど,『サイボーグ009』や『ハカイダー』みたいで,失笑してしまった。古いイメージだ。さて,このあさのあつこ版『地球へ』は,どんな展開を見せてくれるのだろうか?いつまで続くのだろうか?
2009.02.22
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魔法のおもちゃ屋を舞台にしたやさしい映画を観た。○ストーリー幼い頃からピアノを弾いていた女性モリーは,今はおもちゃ屋で店長をしている。作曲家を目指したいモリーに対し,店のオーナー・マゴリアムおじさんは,店を譲りたいと言ってくる。突然の提案を辞退してしまうモリーのために,おもちゃ屋の店が反応してしまう。モリーと,店で働く人々の運命は?-------------ダスティン・ホフマンとナタリー・ポートマンという演技派俳優を揃えていて,素敵でカラフルなおもちゃ屋のセットを構築していながら,なんだかパッとしない映画だ。僕の考えでは,この映画の製作者と脚本家の考える「魔法の」とか「子どもが喜ぶ」というものの感覚が,ちょっとずれているのではないだろうか?-------------「マゴリアムおじさんのおもちゃ屋」が,高層ビルにはさまれていても「ちいさいおうち」のように頑張っているのは,この店の魅力を理解する人たちに支えられているからだ。大人は探しているものを見つけることができ,子どもは他の店より一歩進んだ遊び方を楽しむことができる。この映画が彩りにあふれつつも,早々に輝きを失うのは,「特別な魅力」が誰にでも全開というインフレ状態のおかげだと思う。そこまで「魔法のチカラ」がありふれてしまったら,この店のお客は,マゴリアムおじさんの店をきちんと選んでいるのかどうか,不安になってしまう。映画の画面から受ける印象では,そこらの子どもがわーわー騒いでいるだけなんだよなあ。「魔法のチカラ」が発揮されるとしたら,もっともっとさりげなく,それを発揮する側も見る側も,なんとなく共犯的な秘密を分け合う喜びも含めて,こっそりと楽しむものだと思う。子どもたちもバカじゃないので,どの店でも「喜ぶ」ワケではない。どの店が魅力的で,どの店がそうじゃないか,は理解している。そうした中で,子どもたちがひたすらわーわー騒いでいる,というこの映画の描写をしている脚本家は,FAO SchwarzとToy" R "Usの差を,本当に理解しているとは思えない。-------------そうした大前提の設定がおかしいのは,製作者と脚本家のファンタジーに対するズレなので,ある程度しょうがないと思う。気になるのは,主人公モリーの生き方,という作品におけるリアリティーを担当する部分の軽さだ。モリーは幼い頃から天才ピアニストと周りの人に言われ,今でも毎日ピアノを弾き,勝手に指が演奏の動きをし,こっそりと作曲をする毎日だ。その彼女の悩みが描かれたのに,この映画が用意した回答は・・・うーん?全体として何が言いたいのか分からない,というのが,この映画の欠点だろう。夢を追い続けるべきなのか,それをあきらめて生活を優先するべきなのか?素晴らしいチカラ,の意味を改めて考えてしまう映画だった。
2009.02.21
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御手洗潔のワトソン役・石岡和己が探偵役を務める長編を読んだ。○ストーリー岡山県の旅館・龍臥亭で起きた連続殺人事件の死体に付けられた「7」という数字の謎を,石岡はついに解く。そこから考えられる犯人の奥にいる犯人の姿を求めて,石岡は遠く70年前の事件を調べる。彼が真相に気付いたとき,龍臥亭に異変が起きる。果たして石岡は,ミチとユキの親子を救うことができるのだろうか?-------------石岡和己が精神的にも肉体的にもボロボロになりながら,それでも御手洗潔不在を補って活躍する。その過程が克明に描かれるので,石岡に対し応援する気持ちが湧いてくる。御手洗潔を含めて,一般的に探偵役は,天啓により事件解決に至るように見えるが,実はそのウラで,要する時間の長さは違っても,こうした苦悩をしていたかも知れないと考えると,なんとなくナットクをしてしまう。この作品に効果のおかげで,他の御手洗潔作品までも「あったかも知れない」と思わされてしまう。これもまた島田荘司マジックだろう。またこの作品を読んでから,石岡和己に対する好感度は急上昇だ。大活躍をしながら,御手洗潔とは異なり,少しもおごりたかぶるところが無いところも,感じがいい。探偵物語は,探偵が作者の投影,助手役が読者の投影と言われることもある。助手役が活躍し,人間的に成長するというこの物語は,島田荘司から読者に対する応援歌なのだろうか?-------------下巻に入ってから早々に事件の謎が解かれ始める。「これは一気に解決か?」と思わせておいて,舞台となる土地の「因縁」と言われる昔の事件の物語が始まる。その長さなんと200ページもあり,ちょっとした文庫本と同じだけの分量がある。「暗闇坂の人喰いの木」「水晶のピラミッド」「アトポス」のレオナ3部作で,鍛えられ,馴れ親しんだ手法とは言え,毎回この分量には驚く。初めての人にはかなりツライと思うが,これは一気に読み切らないといけない。上記3部作と異なるのは,過去の事件の部分が日本を舞台にした,近い時代のものだということだ。現実とフィクションがクロスしており,しかも石岡和己が主人公になっていることで存在感もある。フツーはしり込みをしてしまうような微妙なバランスであり,ここにも島田荘司の自信のホドがうかがえる。-------------情景描写の素晴らしさは相変わらずで,龍臥亭で1人目覚めた石岡が,孤立していることに気付きぞっとするシーンの幻想的な空気は絶妙だった。今回は,日本の田舎ということもあり,五感に訴えかけるような描写が多かった。また事件の謎の解決には,やや強引な流れを感じてしまったが,その前後の石岡和己の行動がきちんと描いてあり,ついゆるせてしまう。過去の物語の挿入など,物語の構成なども変わっているのだけど,細かいところでバランスが考えられていると思う。上にも書いたが,この長い長い作品のラストは,これまで読んだ島田荘司作品の中でもベストと言える。石岡和己の優しい気持ちに,思わずもらい泣きすること間違いない。-------------さて,この作品のある仕掛けにより,ますます立体的となった島田荘司ワールドだが,次は読者をどこに連れて行ってくれるのだろうか?
2009.02.20
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今の拠点から別の拠点に移動したら,客先へのサービスにはどんなインパクトがあるか?,こうしたことを検討して,数値化をして示すのも今の業務の範疇だ。以前は,建物改修とか生産機械設備のいわゆるハード系の業務が多かったが,景気の低迷と人員削減に合わせて,データ分析の業務が多くなってきた。今回のプロジェクトの関連で,ここ2週間はずっと数字とにらめっこ状態だ。もちろんそれだけでは見えてこないものもあるので,途中経過をマンガにしてみて,現場に何度も意見を聞く。少し遅れているが,自分の中でナットクの行くデータ分析がようやく終了した。それが承認されれば,必要な設備と大きさが決まり,それから作図という,もっと手馴れた内容の業務に移行することができる。-------------データ分析も昨年は何週間もかかった内容が,だいぶ早くできるようになった。こうやって,どんどん新しい業務を覚えていかないと,自分のデスクが無くなってしまうかも知れないからなあ。
2009.02.19
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第1巻,第2巻に続き,「都会のトム&ソーヤ」の第3巻を読んだ。○ストーリー中学校の文化祭の当日,学校の訪問客の中に,現金輸送車の強奪犯が紛れ込んだ。一般の人にいっさい危害を与えずに,強奪犯を見つけ出し,警察に引き渡すために,ナイトとソーヤ,そして栗井栄太が協力をする。だが強奪犯の一味は,学校に爆弾をしかけていた。---------------凡人「風」のナイトと,秀才「風」のソーヤのコンビの面白さは,今回も全開だ。黒服集団とか,栗井栄太とか,怪しいキャラクターたちも準レギュラーとして登場するが,一方で中学生としての生活が描かれているあたりも,バランスがいい。小学生が主人公の「名探偵・夢水清志郎シリーズ」では,どこかぎこちない部分があった作者・はやみねかおるだが,このシリーズの主人公コンビはノビノビと活躍しており,『金脈を掘り当てた』という雰囲気が伝わってくる。高校生を主人公とした「名探偵・虹北恭助シリーズ」も読んでみようかという気にさせられる。---------------この巻の構成は,第2巻とよく似ている。第1部では,ナイトとソーヤは「S計画」を練っており,その調査に出向いた際に,幼いカップルを追い回す黒服集団に気付く。第2部では,学校を爆破しようとする犯罪者と対決する。その間に,2人の学校生活と,ソーヤのボディガードの卓也さんの短いストーリーが挟まれている。短いストーリーは,第2部の導入も兼ねている,というあたりも前巻とよく似ている。---------------栗井栄太だけでなく,犯罪計画集団「プランナー」が登場し,今後のシリーズ展開の前フリも十分だ。なかなか周到な計画で,次の巻が楽しみだ。
2009.02.18
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以前にも書いたが,会社でリストラがあった。外資系の会社なので配置転換とか手ぬるいものではない,ある日,上司に呼ばれて,会議室で通告されるらしい。そんな1人の送別会があった。名物と言われていた人だったので,かなりの人数が集まった。大阪,名古屋の人を入れると,軽く50人は超えていた。でも主催者側も心得ていて,来てもらいたくないケムタイ人たちは1人もいなかった。僕も名古屋や大阪の出張の折には,よくお世話になった人だ。親分肌で,外部から来た僕をいろいろと気遣ってくれたので,今回の件は本当に残念だ。ただそうした気質が,今の会社の空気とはマッチしていないのも事実だ。--------------会場では,昔,会社が紹介された15年前のテレビ番組のビデオが流されて,盛り上がった。その頃なので,女性のヘアスタイルもメイクも違っていて,ビミョーだった。別れづらくて,終電近くまで飲んでしまった。
2009.02.17
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豚の鼻を付けて生まれてきた少女という設定のファンタジーを観た。○ストーリー先祖の呪いのせいで,少女ペネロピは,豚の鼻と耳が付いている。幸いに家は大金持ちだったので,ペネロピは家人以外は誰とも会わずに育った。だが,呪いを解く方法が1つだけあった。それは「同様に名家の者が彼女に愛を誓うこと」だった。両親は,ペネロピに見合いを繰り返させるのだが,どの候補者もペネロピの顔を見た瞬間に逃げ出してしまう。果たしてペネロピは幸せになれるのだろうか?-------------「自分探し」がテーマのラブコメディーだと思っていたが,なかなかオシャレだし,現代の物語らしくヒロインも自立していてなかなか楽しめた。登場人物たちも,当初は典型的なキャラクターとして登場するのに,後半意外とまともな人物として描写されたりする。バカ親が意外と度量があるところを見せ,悪徳記者が意外と優しい性格であることが分かる。主人公のペネロピも,結婚志願の金持ち娘として登場する。だが,花婿候補者の中でただ1人ペネロピから逃げなかった青年マックスに出会い,彼から街の話を聞き,さらに結婚騒動の混乱の後,なんと家出をして1人暮らしを始める。こうした物語の現代風のひねり方と,センスの光るセットや衣装が優れているので,幅広い層に人気が出た理由が良く分かる。-------------映画の都合上,ペネロピは豚の鼻を付けていても,とっても可愛い。しかも1人暮らしはしているものの,大金持ちの両親は,彼女が住んでいる場所を知っている。そうしたヒロインに対して,どれだけの女性が自分を投影して共感できるのだろうか?とフシギに思っていたが,映画の人気から判断すると,かなり多くの人ができてしまうらしい。ちょっと驚いた。アレンジは現代風ってところがポイントで,箱入り娘よりも,少しは街で暮らして苦労している,というパターンの方がまたアピールするみたいだ。ここまで現代風にアレンジされたラブファンタジーなので,ラストに「実は豚の耳は解決していない」というオチを期待したが,残念ながらそうした展開は無かった。-------------と,いろいろ言っているが,いい映画だと思った。
2009.02.16
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和製ファンタジーの大傑作「守り人シリーズ」の番外編となる連作短編集を読んだ。○ストーリー王により父を殺された少女バルサ,そして親友の娘であるバルサを救うために反逆者となったジグロ,2人は追っ手から逃げながら,流れ者の用心棒として厳しい生活を続ける。ある隊商の護衛となった2人だが,隊商は盗賊に襲われる。散り散りになった中で,バルサは裏切者に囲まれてしまう。---------------「守り人シリーズ」は,皇太子チャグムと女用心棒バルサが,それぞれ主人公となる作品で構成され,全部で10冊となっている。文化人類学者でもある上橋菜穂子が,じっくりと書き込んだ土臭いリアリティは,日本でとうとう生まれたハイ(本当の)・ファンタジーと評価が高い。シリーズ本編は,幼いチャグムと30才の女用心棒バルサの逃避行で始まる。チャグムが皇太子であったこともあり,当初から国の行く末と関わりのある物語が展開されたが,シリーズが進むほど物語はスケールアップし,最後には大陸を揺るがす戦となるが,この短編集は,シリーズが始まるずっと前を舞台にしており,バルサがまだ13才という時期を描いた連作となっている。強い少女バルサとぼんやりした少年タンダの過去が描かれており,なかなか微笑ましい部分もある。また一方で,本編では既に没していたバルサの育て親・ジグロが登場し,バルサとジグロの辛そうな生活がうかがえる部分もある。シリーズ番外編の短編集だと,一編ごとに主人公が異なり,本編ではサブキャラクターだった人にスポットライトを当てるというパターンが多いが,この作品は,シリーズの主人公バルサとタンダという2人を語り続ける。時系列的にもほぼつながっており,短編集の体裁を取った,長編と読むこともできる。---------------短編集というお手軽さから,この作品からシリーズに入ってくるという読者も生まれつつあるのだと思う。そうした人には少しだけ不親切だと思うのが,人間の世界と精霊の世界が重なって存在している,というシリーズの設定が説明されていないということと,表紙の裏に地図が無いということだろう。この作品で登場する11才の少年タンダは,多少ぼんやりしているが,それなりに元気な村の子どもだ。だが,この世界では一部の人々は,精霊の世界を見ることができる才能を持っており,タンダもその1人として育っていく。タンダが主人公の作品では,当然ふるさとの村が舞台となるが,バルサが主人公の作品では,そこから遠く離れた土地が舞台となるため,2人の距離感を知るためにも,地図が欲しいところだと思った。シリーズの他の巻には付属しているのだから,簡単だと思うので,なおさら残念だった。---------------シリーズ本編と同等のスケールを期待していると,村の生活を語るような小粒さに戸惑うし,サブキャラクターの活躍を期待すると,本編どおりバルサとタンダが主人公を務めているのにガッカリするかもしれない。ただ,淡々と語られ2人の生活は,シリーズのエンディングからそのまま続いているようでもある。そうした視点からは,番外編などではなく,間違いなくシリーズの一部を構成する重要な作品だと言える。---------------各編について簡単に述べる。「浮き籾(もみ)」:流れ者となった叔父の幽霊が村の外れに出ると聞き,タンダとバルサはそれを確かめに行く。・・・村の生活が驚くほどリアルに描かれている。その中のタンダとバルサもただの少年少女でしかなく,一瞬苦悩とは切り離されたように見える。宝石のような作品だ。「賭事師(ラフラ)」:酒場の用心棒として働くジグロとバルサは,その街の領主と賭事師の一大勝負の立会人を務める。・・・武人ジグロと,まだ幼いところのあるバルサに出会える作品だ。「流れ行く者」:ジグロとバルサは隊商の護衛の仕事を請負う。だがその隊商は内部で争いが起き始め,ついには・・・わびしさが前面に出た作品だ。一番ハードな内容となっている。「寒(かん)のふるまい」:冬が訪れた村で,タンダが待っていたものとは・・・とても短い作品だが,長いシリーズのエンディングとして,ふさわしいかも知れない。どこかゆるせてしまう作品だ。
2009.02.15
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今をときめくジョニー・デップの出世作を観た。○ストーリー化粧品のセールスレディのペグは,街の隣にあるお屋敷を訪問し,たった1人で住んでいたエドワードを自宅へ連れて帰る。人造人間で,しかも未完成のために,手がハサミのままのエドワードに,街の人々は興味を持つ。やがてエドワードが,植木の刈り込み,ペットのカット,そして女性のヘアカットの才能を持つことで,彼は有名になり,テレビにも出演するようになる。だがある事件をきっかけに,エドワードは街の人々から怪物として追われることになってしまう。--------------隅から隅までティム・バートン印の映画だ。伝統的なゴシックホラー映画をベースに,現代アメリカの郊外の街を舞台にしたファンタジックな映画として仕上がっている。全体的な流れは『フランケンウィニー』によく似ていて,怪物は一時的に街の人々の人気者となるが,やがて排斥すべき存在として追い詰められるという展開だ。ストーリーを深読みすれば,異形のものへの同情,一般社会への恐怖と嫌悪が読み取れると思う。街の人々は,興味本位でエドワードへと近付き,彼を利用し,あることをきっかけに急に彼を追放しようとする。ここからは,表面的な部分で他人を判断する人々の愚かさへのあざけりと怒りが強く感じられる。一方で,エドワードを引き取った女性ペグの家族たち,特に娘のキンバリーは,エドワードの気持ち,才能,優しさを理解しようと努力する。多少陳腐ではあるが,「本当の自分」を理解してくれる人を求める気持ちの尊さが,この映画のメインのテーマだろう。--------------エドワード・シザーハンズを演じるのは20代の頃のジョニー・デップだ。吸血鬼のような白塗りメイク,ボサボサの頭髪,スタートレックの機械人間ボーグのような服装で登場する。『パイレーツ』のどちらと言うと茶色く塗ったメイクの人と同じだとは,なかなか想像できない。おまけに,ずっと1人きりで育ったので,臆病で世間知らず,という設定のため,常に不安そうな表情をしており,いつもラリっているようだったジャック・スパロウとは似ても似つかない。だが,わずかな表情で演技をし,しかも観客に好感を抱かせる,という難しいことを成し遂げていることは否定できないだろう。ヒロイン・キンバリー役は,美少女俳優・ウィノナ・ライダーだ。ティム・バートンの『ビートル・ジュース』でも美少女っぷりが輝いていたが,この映画では,キンバリーのあるシーンがクライマックスになっている。このルックスは,それだけで画面を圧倒するだけの存在感がある。--------------冒頭の怖ろしげな機械から,一転して1960年代風のアメリカ郊外の街へと場面が転換したときは,正直戸惑った。『スリーピー・ホロー』のように,ヨーロッパを舞台にした物語かと思っていたら,いきなり”サイケ”な色合いの健康的な街並みが現れたからだ。この色合いはぜったいセットだと思っていたら,どうやら実在する街並みでロケを行ったと言うことだ。さすがに色合いは画像加工だと思うのだけど,アメリカ人のやることだし,ちょっと自信がない。白黒ゴシックとアメリカ60年代のサイケデリックカラーの融合には,「総天然色かよ?」とツッコミたくなった。
2009.02.14
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今回のプロジェクトは,時間が限られているので,もう6月まで作業の内容が決まっている。毎週毎週どの資料を作るかが,もう決まっているのだ。だからどうしても金曜ともなると,その週の成果物のまとめで忙しくなる。それなのに金曜日に限って打合せが伸びたり,外出の予定が入ったりする。うーん,スケジュール通りいかないなあ。
2009.02.13
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御手洗潔の登場しない「名探偵・御手洗潔シリーズ」という長編を読んだ。○ストーリー御手洗潔が日本から去り,彼の活躍を著作にて発表していた石岡和己のところに,女性読者が相談に来る。自分の業のお祓いをするため,と依頼され,石岡は彼女と2人で旅行に出る。行き着いた先は,岡山県の小さな村だったが,そこには龍臥亭と呼ばれる瀟洒な旅館があった。2人が到着したその日に,旅館で殺人事件が生じ,その後それは連続殺人事件となる。村に伝わる暗い伝説の正体とは?そして石岡は御手洗の手を借りずに事件を解決できるのか?--------------この頃,ミステリーブームが再発し,”新本格ミステリー”が大きな潮流となったことが,作品の端々にうかがえる。作品世界の中でも,「御手洗潔シリーズ」はそこそこ読まれており,石岡も若い女性読者と接する機会が増えている様子だ。そうした安心感が背景にあるのかも知れないが,デビュー作「占星術殺人事件」以来,島田荘司が避けてきたと感じられる和風で土俗的な空間で作品が展開される。これまでの「御手洗潔シリーズ」は,ジャズやバイクなど現代的なモチーフが散りばめられていたし,この作品に先立つ数作では舞台まで海外という状況だった。ハリウッドから一気に日本の村へと舞台が変わったが,これはある意味島田荘司の自信の表れだと感じられた。--------------作品のタイトルでもある龍臥亭(りゅうがてい)という旅館は,龍と琴をモチーフにした古い温泉旅館という設定だ。上巻を読み終えた段階では,この旅館の造りそのものはトリックとはなっていないように思えるが,それを度外視しても,建物をまるまるあるモチーフで造ってしまうというイマジネーションに驚かせられる。この頃すでに綾辻行人の「館シリーズ」などが存在していたが,和風の建物でそれを行ってしまい,「旅館ならそれもありかな?」と思わせてしまうのは,さすがは大師匠・島田荘司の貫禄だろう。石岡が朝霧の中で龍臥亭の全体を把握するシーンなどは,風景の描写の素晴らしさもあり,上巻のクライマックスの1つだと思う。--------------ミステリーの部分は,連続殺人事件の渦中にある状態なので,主人公の石岡も読者も,全く謎の海に放り込まれていて,先が見えない状態だ。地方の警察と言うことで,全体的にゆるいカンジという設定だが,ここいらはちょっと不自然かも知れない。島田荘司の読者に若い女性が増えたことの影響で,登場する女性の会話や態度がひじょうに現代的になっている。それをスッと理解して身に付け,作品に反映するのも島田荘司らしい才覚だ。まだまだ先が見えない状態で,少し作風の違いに戸惑っているが,先が楽しみだ。
2009.02.12
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リチャード・ギア主演の不思議なホラー映画を観た。○ストーリー交通事故の後に妻を失ったジョンは,2年後ドライブ中に気が付くとポイント・プレザントという街に迷い込んでしまう。その街では多くの人が”モスマン”と呼ばれる不思議な存在から予言を聞かされ恐怖に怯えていた。街に滞在し,調査を続けるジョンの所にも”モスマン”からと思われる謎の電話が入る。予言は様々な事故として実現し,とうとう街に大災厄が訪れる。--------------小ぶりでホラーテイストなサスペンス映画,と思って観始めたら,とんでもない。どうもそのスジでは有名な,実際に起きた超常現象の記録『モスマンの予言』をベースにした映画らしい。そうした背景で作られた作品なので,結論や謎解きがない。つまり主人公(と観客)は,次々な不思議な現象に遭遇し,それをいろいろと解釈しようとするが,結局最後には何も分からずに,ポーンと放り出される,という始末だ。トンデモ本をそのままトンデモ映画にしてしまったという勇気には敬意を表する。しかもそれをリチャード・ギアが真面目に主演を張っているというところに,アメリカ映画のフトコロの深さを感じる・・・と勝手に深読みをしている気もするが,感心した。物語のコアの部分がトンデモである,という以外は,脚本も,撮影も,そして俳優たちもキチンと品質の高い仕事をしている,というなんとも不思議な映画だ。未経験の現象に遭遇して,右往左往している人間の悲しさ,でも読み取るべきだろうか?--------------この物語で予言を伝えるのは”モスマン”と呼ばれる,蛾に似た大男だ。この映画が上手いのは,そうした部分は画面に出さず,体験した人の迫力のあるイラストで表現するというところだ。主人公に対しては,”モスマン”は電話でアプローチをするので,これも画面に出さずに済む。ポイント・プレザントという街では,1960年代に”モスマン”の目撃証言が多くあり,フシギ現象愛好家の間では有名な土地らしい。その手の人は,ポイント・プレザントの地名が語られた瞬間に,ピンと来るのだろうけど,一般人にはちょっとハードルが高い気がする。ただし,そうした「実在するかも?」というものを背景にする,「36人死ぬ」とちょっとだけ具体的な数字を挙げる,というのはサギのテクニックでもあるが,全くのホラーではなく,少しありえそうなテイストを匂わているこの映画は,不思議な怖さはある。新手のホラージャンルなのだろうか?--------------ラストの大事故で,映画としても盛り上がるのだが,どうしても観た後に,「損した感」の残る映画だ。これは体験しないと分からないので,ゼヒ観ていただきたい。
2009.02.11
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ただでさえテレビを観ることの少ない僕だが,今シーズンは新しいドラマさえ観ていないので,定期的にチャンネルを合わせる番組が少ない。そんな中で,機会があると観ている番組の1つが,バラエティーの『しゃべくり007(セブン)』だ。まだゴールデンタイムに進出する前に,旅行先で観てから面白さにノックアウトされてしまった。レギュラー出演者は,ネプチューンの3人,くりーむしちゅーの2人,チュートリアルの2人だ。そこに毎回ゲストが来ることで,トークショーが展開される。--------------ここで重要なのが『しゃべくり007』が,番組タイトルどおりトーク=しゃべくりを主体にした番組だと言うことだ。いまどきのバラエティ番組は,ゲームをしたり,安っぽいパロディドラマをしたりばかりで,別に”ホスト”が誰であってもあまり変わりばえがしない気がする。そんな中でトークが優れているのは紳助だと思うが,『しゃべくり007』のホストたちは,素晴らしいトークの才能を見せている。--------------全ての経験を仕事に結びつけようなどと,さもしいことは考えていないつもりだが,この番組で発揮されている,レギュラー出演者たちのプレゼンテーション能力は,素晴らしいものがあると思う。番組の中で,自分のオススメの製品,店,ビデオなどを順番に紹介して,聞いている人でそれに心を動かされた度合いを競い合う。その際の,紹介トークが,毎回聞いていて,楽しく,かつ「なるほどなー」と感心してしまう。個人的にそれほど愛想のいい方ではないので,しゃべっている相手を楽しませるテクニックって,うらやましいと思うのだ。
2009.02.10
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「都会のトム&ソーヤ」第1巻がうれしい驚きだったので,すぐ第2巻を手に取ってみた。○ストーリー街のデパートのテレビCMが,不規則に特別な「甘栗」バージョンになる。はたしてこれは,天才ゲームクリエーター,栗井栄太からのメッセージなのか?忍び込んだデパートで,ナイトとソーヤは,謎の集団に追われることになる。--------------いつもは平凡なのに危険を切り抜ける能力は高いナイト,抜群の知能と一風変わった行動力を持ったソーヤのコンビは,この第2巻でも読者を楽しませてくれる。とにかく2人の能力が相互補完の関係にあり,2人の友情がさりげない表現で伝わってくるというのが,読んでいてウレシイ気持ちになる。古今の名探偵というものは,基本的に性格の穏やかなワトソン役をバカにすることで,自分の能力を際立たせている,という伝統がある。この作品は,そう言った「ホームズ&ワトソン関係」を,コンビのより素晴らしい関係を提示することで,批判することなく超えて見せている。--------------この巻では,謎のCMをきっかけに閉店後のデパートで2人が活躍する第1部と,栗井栄太からの招待に2人が応じる第2部に分かれている。本当の犯罪に巻き込まれる第1部と,ゲーム感覚の第2部という対比もあり,読者を飽きさせない。欠点は,第1部,第2部とも,主人公コンビが孤立しており,クラスメート他とは全く交流が無いということだろうか?せっかくの「都会の」というタイトルなのに,「裏社会」とでも呼ぶべき場が舞台だと,少し違うような気がする。それを補うためだろうか,2つのパートの間に,短い「音楽室野球リーグ」の物語が挿入されている。2人の本来の姿である中学生生活が垣間見え,また2人の友情っぷりもたっぷりと発揮されていて,下手するとこの巻で一番印象に残る部分かも知れない。--------------栗井栄太の正体が,第2巻にして早々と明かされてしまったのには驚いた。残念な気もするが,「実は真実は別にある」という展開も期待できるので,サクサクと読み進めてみようと思う。
2009.02.09
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自由の女神が,首をもがれてたたずんでいる,というポスター以外は全部ヒミツ,という宣伝ポリシーを取った特撮映画を観た。○ストーリーニューヨークのとあるアパートの一室で,日本支社に栄転が決まったロブのお祝いパーティーが開かれた。カメラは,ロブにお別れを言う人々とパーティーの様子を映し続ける。だが真夜中近く,地震のような揺れの後,遠くで爆発が起きる。破壊が続き人々がニューヨークから避難する中,ロブと数名の友人は,ロブの恋人ベスを救うために,あえてマンハッタンの中心を目指すのだが・・・--------------いろいろと批判の多い映画だが,僕自身は気に入った。映画全体が,『クローバーフィールド』事件の民間人の記録ビデオ,として設定されており,家庭用のビデオカメラを使って,素人が撮影した映像ということになっている。よって,手ブレ,ノイズ,消し忘れ画像の挿入などが,最初から最後まで発生していて,とにかく画面は見苦しい。だが,それにより観客も,この事件を追体験できる。衛星画像も,科学者の意見も,軍の提案も無いので,とにかく「何が起こっているかわからない」という主人公たちと全く同じ情報量で,ニューヨークの街を右往左往する経験を共有できる。映画の作りからすると反則だろうし,目もとても疲れるのだけど,ロールプレイングゲーム的な新しい映画の体験としては,なかなか新鮮だった。--------------上に述べたような状況なので,観客に明かされない情報は大量にある。破壊を起こしている元凶は何なのか?どこから来たのか?人間にどんな害をもたらすのか?そうして最後には何が起きたのか?こうしたことのほとんどは明確に語られないまま,物語は終わってしまう。じゃあ,思わせぶりな映像の連続で,物語が成立していないのか?と言うと,そんなことは無い。青年ロブは,ニューヨークが破壊されている真っ最中に,別れた恋人ベスを救いに行く。友人たちも,彼を説得しようとするが,その熱意に負けて同行する。こうした部分は,脚本,演技などがキチンとしているので,説得力を持って迫ってくる。さすがはアメリカ映画,ちょっとクサイながら,きちんとツボは押さえてくる。--------------パニック映画の新機軸として,とても面白いと思った。でも二番煎じは別に観たくないが。
2009.02.08
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「夢水清志郎シリーズ」で有名な,はやみねかおるのジュブナイル冒険小説を読んだ。○ストーリー中学2年生の少年・内藤ナイトは,熟の帰り道にクラスメートの竜王ソーヤを見かける。ふと興味が湧き,ソーヤの後を追ったナイトだったが,曲がり角の先でソーヤの姿は消えてしまった。それをきっかけに2人は不思議な友人となり,様々な冒険へと乗り出すのだった。--------------90年代の「新本格ミステリー」ムーブメントに呼応して,講談社の小学生用文庫である「青い鳥文庫」にも,「夢水清志郎シリーズ」と「パスワード・電子探偵団シリーズ」というヒットが生まれた。「都会のトム&ソーヤ・シリーズ」は,「夢水清志郎シリーズ」の作者・はやみねかおるが,ゼロ年代になって書き始めたものだ。同時期に書き始めた「虹北恭助シリーズ」の人気は少しビミョーだが,「都会のトム&ソーヤシリーズ」は人気のようで,順調に第6作までが発表されている。トム&ソーヤというより,ホームズ&ワトスンを模したような2人の中学生だが,物語は「都会のサバイバル冒険」という不思議なジャンルとなっており,新しくて楽しい作品に仕上がっている。--------------このシリーズの面白さは,ナイトとソーヤの2人の主人公に,それぞれ独自の才能と適度な毒を持たせたことにあると思う。「青い鳥文庫」から「YA!エンターテイメント」に移籍するならば,やはりそれにふさわしい設定の作品を書かないといけないと思うが,はやみねかおるは見事にそれに応えてくれている。ホームズ役のソーヤは,頭脳明晰,知識豊富で皮肉屋,だが一方であるジャンルにおいては猪突猛進になってしまう性格を持つ。ワトソン役のナイトは,勉強もスポーツも恋愛もぱっとしない,というタイプなのに,なんと都市型サバイバルの達人という不思議な才能を持っている。この2人の組合せは,なかなか面白い。いつもはソーヤがリードしているのに,冒険のある側面ではナイトが困難を切り抜ける,というバランスの取れた活躍を見せるからだ。毒が無さ過ぎて,いくらなんでも小学生でさえちょっと・・・という状況を招いている「パスワードシリーズ」の松原秀行とは対照的な見事な脱皮で,今後の活躍が期待できる。--------------シリーズ第1作では,ナイトとソーヤの出会い編,下水道探検編,そしてテレビクイズ番組挑戦編が語られる。どれも現代ならでは,そして主人公2人が中学生ならでは,という部分があり,”今,旬の小説”という印象があり,これを現在進行形で読めるというのは,なかなか貴重な体験,という気がする。
2009.02.07
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今週はとにかく早上がりを目指した。月曜日だけは8時まで図面を引いていたけど,それ以外は6時過ぎに退社だ。これってたぶんこの5年間で一番平均退社時間が早い。パッと見,ヒマしているようだけど,先週までのプロジェクトや,動き始めた2つのプロジェクトの担当がいろいろと質問をしに来る。裏で資料作りをしてあげたり,現場にでかけて指示をしておいたり,などをしておいた。金曜日はこれからの5ヶ月ほどの予定を決める会議があった。週ごとの仕事の内容が決まり,来週からはこれまで通りの忙しさになりそうだ。こういう生活は一週間ぐらいしか耐えられないので,よかったよかった。
2009.02.06
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「脳男」で有名な首藤瓜於の連作短編集を読んだ。○ストーリー東海地方の都市・愛宕,その南側にある愛宕南署交通課に務めるのが新米巡査の生稲昇太だ。カンチガイが多く,ルックスも冴えない昇太が,先輩たちを見習って少しずつ成長する物語が始まる。--------------「脳男」シリーズの舞台・愛宕市を舞台にした別の物語だ。昇太という20才台の青年を主人公にした連作短編集となっている。語られるのは,警察の中でも地味な部署と思われる『交通課事故係』という組織の日常だ。あまり陽のあたらない組織の者が主人公だと,最初は軽んじられ,でもある事件が起き,その組織ゆえの知見を利用し,活躍が最後には認められる・・・という展開を予測してしまうのだが,そういうことは一切起きない。--------------この短編集は,基本的には小さい事件の積み重ねが続くだけだ。その中で,昇太は成長していくのだが,猪突猛進タイプで口下手という設定なので,マイナススタートがようやくフツーになる,という程度で終わる。また伏線めいた展開のほとんども回収されずに終わる。先輩がサラリーマンから警察に転職した理由は何なのか?毎晩高級バーでハシゴをしている名物刑事は悪徳警官なのか?南署のマドンナの不思議な行動は?「脳男II」でも不安感を抱いたが,この作家には何かが不足していると思う。せっかくの文章力,豊富な知識を持ちながら,出来上がる作品は凡庸で,面白くない。何かが少し変わるだけで,傑作が生まれそうな,そんな期待を持たせるだけに残念だ。
2009.02.05
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昨年,とくに後半に計画を行い,今年から導入したプロセスに関するプロジェクトから,先週をもって離れることになった。心残りだが,優秀なスタッフがいるので引継ぎを行い,関連業務から手を引いた。頓挫しかかっている別のプロジェクトがあって,どうしてもテコ入れが必要ということで,トップに近いところからの命令なのでしょうがない。今週に入り,毎日短い打合せは行っているが,もう図面も工程表も作ってしまって,他部署から借りたいメンバーのリストも作ってしまって,正直手が空いてしまっている。先週までの忙しさがウソのようだが,こちらのプロジェクトの方が慣れ親しんできた内容なので,さくさくと出来てしまう。今日なんてベルダッシュだ。趣味の時間が持てそうだ。
2009.02.04
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恩田陸が書いた,奈良を旅する物語を読んだ。○ストーリー兄・研吾が奈良で行方不明になったと聞き,妹の静は,兄の彼女と,彼の足跡をたどる旅をする。ゆったりとした奈良の風景の中,静の前に,兄と彼女の新しい事実が次々と明らかになる。果たして静は,兄と再会できるのか?そして兄の失踪の真実とは?--------------女性2人が,早春の奈良を歩く。京都ではなく,奈良という選択,また乗り物ではなく,徒歩での旅行という選択が,この作品の雰囲気を決定付けている。登場人物も,ほとんど2人,時々3人というあたりも,よく考えられていると思う。ミステリーとして肩にチカラの入った内容があるわけでもない。小品と呼んで差し支えないと思うのだが,完成度は高いと思った。これは個人差があるので一概には言えないが,作品の中のテンポが,僕の感じているものとよくマッチした,という印象だ。--------------終盤の出来事は唐突だし,やり過ぎと思われたが,効果としては大きい。それにより静や読者が,兄・研吾が感じていた日常を理解できるようになる。なによりも,なかなか情感にうったえるものがあった。しかしながら,リアリティという意味では,研吾と女性たちの関係はキビシイと思った。もちろん,「黒と茶の幻想」のように,美男美女が南の島を旅する話などと比べると,この作品の方がリアルではある。でもやはり,研吾のスタンスは,現実にはかなり成立する可能性が低そうだ。けれども作品のトーンが淡いために,「純文学的はありかな?」と思ってしまう。奈良にはそういう効果があるのだろう。「純文学効果」があり,エンディングがきれいに決まっていることもあり,小さくうまくまとまった,という印象が残る。--------------この作品を読んで,奈良へ旅行に行きたくならない人なんていないと思う。人間関係としては緊迫した状況が続くのに,背景の奈良がほんのりと美しいために,場面が緩和されて,物語がスムーズに進んでいく。どうしても修学旅行で行った奈良では,バスで連れていかれた,という動き方なので,この作品のようにひたすら歩く旅は経験していない。いつかぜひ実現したい。ただし,古墳と現代が隣接して存在しているという風景は,僕自身も九州にいた折には何回も目にした風景だ。西日本では,けっして特別なものではない。
2009.02.03
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前から気になっていた『バトルスター・ギャラクティカ』が,深夜番組の外国ドラマ枠で放映が始まった。○ストーリー12の惑星で形成される連合政府コロニアルの人々は,長きに渡り機械生命体サイロンと戦争を続けてきた。だが40年間の停戦により,このまま平和な社会になると思われた矢先,サイロンは全てのコロニーを襲撃した。生き残った人々は,戦艦ギャラクティカを中心に船団を組み,13番目の星・地球を目指す。--------------30年前に『宇宙空母ギャラクティカ』という作品があり,それなりに人気はあったが,僕は観ていなかった。ストーリーで「40年間の停戦」,「先の大戦で活躍した老朽艦ギャラクティカ」というセリフがあるので,てっきりそのオリジナル作品の続編だと思っていた。だが,どうやらこのシリーズは,オリジナル作品の全くのリメークであるらしい。ストーリーの大きな流れは同じだが,イロイロな部分を現代に合わせてアレンジし,しかもだいぶスケールアップしているらしい。また当然ながら特殊撮影は大進歩を遂げているので,別物と言える。長丁場になりそうで,しかも日本のテレビ局の不思議な部分は,途中打ち切りもあるので,ゆるい気持ちで観て行こうと思う。--------------現在,パイロット版の『序章』が終わったところだ。やはりアメリカのテレビドラマは良く出来ているので,キレが良く,緊張感もあり,いいテンポでストーリーが進む。宇宙戦艦が舞台なので,『スタートレック』にもよく似ているが,戦時下であること,民間人との確執が描かれること,人間の中に敵が潜んでいること,などは『スタートレック』の中でも『ディープスペース9』シリーズを連想させる。登場人物も多くて,味があるキャラクターもいそうなので,これからが楽しみだ。でも,アダマ艦長のゴツイ顔には驚いた。
2009.02.02
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1日なので映画の日だったのだけど,貴重なお休みなので家でケーブルテレビの映画を観た。○ストーリーカジノオーナーに友人がだまされ,財産を掠め取られたと聞き,オーシャンの仲間たちはラスベガスに集結する。プレオープンの状態で既に営業中のカジノが,グランドオープンで正式な営業になる日を狙い,オーシャンたちは復讐を計画する。資金不足の彼らに協力を申し出たのは,『オーシャンズ11』で襲撃した相手のベネディクトだった。果たして,ベネディクトの真意は?オーシャンたちの仕事の結果は?--------------『オーシャンズ12』が散漫な出来だったので,この作品にもあまり期待をしないで観たが,『オーシャンズ11』への回帰という意図が見えて,ストレートな泥棒映画となっていた。俳優の顔ぶれも,カジノの場面のセットも豪華で,なかなか楽しめた。『11』と『12』の敵役もそれぞれ登場している。このままだとシリーズを追うごとに仲間と敵役が増え続け,収集がつかなくなると思う。まあ,とは言え,お祭的な映画なので,このノリで可能なところまでシリーズ化をしてもらいた。--------------オーシャン一味の計画には様々な問題があるが,仲間たちの能力を活かして,1つずつ片付けていく。この流れがどれくらいリアルなのか,荒唐無稽なのかはわからない。ただ物語のコネタとしては面白い。そしてある程度は手の内を観客に明かしておいて,クライマックスの仕上げは観客もあっと驚く・・・シリーズ3作目ともなると,こちらも安心感が生まれてしまっている。ちょっとやそっとではだまされないぞ,気合を入れているので作り手は大変だろう。僕自身は,もっと画面的にド派手なクライマックスを予想していた。終わってみると,やはり『11』の正統な後輩という印象だ。巨大なカジノの中にオーシャン一味が散らばっていて,同じショットのまま,カメラの角度だけが移動すると,奥で他の仲間が仕事をしている,というシーンの連続は,どうやって撮影したのか興味深い。--------------クルーニーとブラピが昔のベガスを懐かしむシーンがあった。「昔はデューン,スターダストがあった。カジノももっと小さかったもんだ。」お祭騒ぎばかりの,この映画の中で,唯一共感をおぼえたシーンだった。
2009.02.01
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