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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~第二章・第7話「ナイトメア」男が最後のシャツのボタンを引きちぎった時「まったく…お前等みたいなクズがいるから…俺たち傭兵稼業全員が同類に思われちまう…反吐が出るぜ…」そんな声と共にアイナの上に乗った男を蹴り飛ばした「だ、誰だお前!」周りに居た男たちが武器を手に身構えながらそう言うと「残念ながらお前等みたいなクズに名乗るような名前は持ってないんでね…w」現れた男はそう言ってサングラスを指で押し上げると持っていた大剣を地面に突き刺してアイナの手を引いて起こす「くっそ…邪魔しやがって…」蹴られた男も起き上って武器を構える瞬殺…まさにそんな言葉でしか形容できなかった大剣の男が突き刺した大剣を残したまま男たちの目の前から消えると次々とうめき声をあげながら男たちはその場に崩れ落ちていった「小物ばかりだな…たいした稼ぎにはなりそうもないが…まぁいいか」大剣の男はそうつぶやくとチャットを操作して誰かと何かを話していたそしてチャットをしまうと起き上ったものの立つ事すらできずその場に座り込んでいるアイナの目の前にしゃがむ「へぇ…部隊に入ってるのか…黒猫………ああ、あそこか…」男はアイナが抱きかかえてる装備についた部隊章を見てそうつぶやくアイナは無言でうなずく「まぁアレだ…街の中もけして安全ではない…そういう事だ…立てるか?」男は表情を変える事無くアイナにそう聞くアイナは無言で首を横に振る…そしてそのまま気を失った「めんどくせぇなぁ…」男はそう言って頭を掻きながらアイナを担ぎ上げるとバーに向かって歩き出したそしてバーに着くと男はアイナを担いだまま入り口のドアを開ける薄暗い店内にドアに付けられたベルの音が響く「表の看板に準備中って…!!!!」カウンターの内側でグラスを拭いていたフネがそう言いかけた所で声を止める男はその場にアイナを下すと何も言わずドアに手をかける「あ、アイナちゃん…どうしたの?大丈夫?…ち、ちょっと!何があったのよ!」フネは軽々とカウンターを飛び越すとアイナのもとに駆け寄って声をかけた後…無言で立ち去ろうとする男にそう投げかける「ゴロツキ共に襲われてるのを…偶然通りかかった俺が助けた…それだけだ」「それだけ…って…」「俺は助けた…うんで動けないそいつをここまで運んだ…礼を言われる事はあっても声を荒げられる覚えはないがね」「あ…ごめんなさい…つい…えっと…その」「別に礼が欲しいわけじゃない…俺は俺でさっきのゴロツキを役人につきだした褒賞をもらえるんでそれで十分さ…ただ、その子によく言っておきな街の中だってのんきにフラフラ歩いてると足元すくわれるって事をな…」「わかった…確かにその件はちゃんと教えてなかった私たちのミスね…肝に銘じておくわ…ところで…あなたの名前は?今は不在だけど…せめて隊長が戻ったら伝えないといけないから…」「名前か…」男は振り返る事なくそうつぶやいて言葉を止める「ブッチ…そう覚えておいてくれればいい」「ブッチ…?」「ぶっちぎりに強くて…ぶっちぎりにカッコいい!…俺にピッタリだろw」男はそう言うとやはり振り返る事なく店から出て行った「堂々と偽名だって宣告するとか…度胸もぶっちぎってるわね…」フネは男が出て行ったドアを見つめてそうつぶやいたそして気を失ってるアイナをアイナの部屋に連れて行きベットに寝かせる「最近…新人を狙った強盗がいるとは噂で聞いていたけど…甘かった…」フネは窓から外を眺めながら舌打ちをする「アイナちゃん…今日はお店いいから…ゆっくり休んでね」フネは気を失ってるアイナにそう声をかけてアイナの部屋を出たそしてミズキの部屋の前に行きノックする「ミズキ…入りたくはないけど入るわよ…」そう言ってフネはミズキの部屋のドアを開ける「フネちゃん…体中が痛いよぉ…」「自業自得でしょ!…それより…この部屋…もう少し何とかならないの?」フネはミズキにそう言い放つとものすごく散らかってるわけではないが…けしてきれいとも言えない部屋を見回してため息をついた「これでも片付けたんだけどね…ダメ?」「まぁ…今日の所はこのくらいで勘弁するけど…ちゃんとしてちょうだいね…」フネはそう言いながら床に転がってる酒瓶を拾うとテーブルの上に乗せる「で?…フネちゃんがわざわざ私の部屋を訪ねてくるって事は…何かあったって事でしょ?」ミズキはそう言ってベットから起き上がってカーテンを開ける「さっき…アイナちゃんを送り届けてくれた人がいてね…」「送り届けるって…迷子にでもなったの?あの子…」「迷子程度ならわざわざ報告に来ないわよ…」フネのそんな言葉を聞いてミズキの表情が変わる「どうやら強盗にあったみたいね…金品狙いではなく本人狙いの…」「ちょ!それは…」「うかつだった…うわさでは聞いていたんだけど…」「参ったわね…で、犯人は?」「連れてきた男の話だと…役人につきだした…って言ってたけどね…」「誰?」「ブッチだって…そう名乗ってた」「ブッチ…聞かない名前ね…」「ぶっちぎりに強くて…ぶっちぎりにカッコいいから…ブッチらしいわ」フネはそう言うと苦笑いを浮かべる「なるほどね…覚えておくわ…で、どんな状態?…被害とか…ほら…」「そうね…見た感じでは未遂…だと思うけど…気を失ってるから…とりあえず今はそうっとしておこうかと…」「ふぅ…参ったわね…」「じゃあ私は…彼女の装備…用意してくるから店の準備よろしくね…」「えええええ!嫌よ!今週はフネちゃんの番じゃない…あ!…イタたたた…」ミズキはそう言って右の脇腹を抑えてうずくまった「へぇ…そこが痛いの…じゃあ…すぐに治してあげるわ」フネは指を鳴らしながらあやしく笑う「え?…な、治すってどうするのかしら?」ミズキが苦笑いで聞き返すと「簡単よ…他をその3倍痛めつければ…脇腹の痛みなんてすぐ治まるから~♪」「あ…あれれ?なんか急に痛みが治まった!…うん、全然痛くない!不思議だなぁ~あははははぁ」ミズキはそう言って笑いながら飛び起きたそれを見たフネは満足げに笑ってミズキの部屋を後にしたそしてどれくらい時間が過ぎたのか…(「ねぇ…大丈夫?」)そんなもう1人の自分の声で意識を取り戻した「う、うん…」(「とりあえず…フネさんが今日はお店はいいって…ゆっくり休みなさいって言ってたわ」)「うん…」(「もう!シャキッとしなさいな!…できないならその体…私がもらうわよ!」)「え?」(「怖かったのはわかる…私も怖かったから…でもね…何もできなかったのは未熟だったって事じゃないの?」)「うん」(「私も含めて…もっと強くなるしかないの…あなたには私がいる…1人じゃないんだから…一緒に強くなるの…」)「うん…わかった…」(「じゃあ着替えるわよ!」)「うん♪」そしてアイナは制服に着替えてお店へと降りて行った店に入ったところでフネとはちあわせる「あ、アイナちゃん…今日は休んでていいよ…」フネが働きに出てきたアイナを見てそう言うとアイナは首を横に振って答える「大丈夫?」今度はカウンターの内側でお酒を作っているミズキが聞いてくる「はい…ご心配おかけしました…」アイナはそう言って頭を下げた「そっか…じゃあ値引きはしないわよ♪」ミズキはそう言って微笑むと自分の仕事に戻った「辛かったら…声かけてね」フネもそう言ってアイナの肩をポンポンと叩くとキッチンから届いた料理をトレンチに乗せて店内に戻って行ったアイナはその場で深呼吸すると「よし!…………………いらっしゃいませ~♪」そう声を出して笑顔で店内へと出ていったそして…慌ただしい営業時間が終わる…ホールやキッチンを片付けてメンバーがテーブルを囲み一息ついてる中「今日は先に休みます…お疲れ様でした♪」アイナはニコやかな笑顔でお辞儀をすると自室へと戻って行った「アイナちゃん…大丈夫かな…」フネが心配そうにアイナが去ったドアを見つめる「うん…でも、こればっかりは本人の問題だからね…まぁ、あとで様子を見つつ添い寝を…」「ミ~ズ~キ~…まだわからないのかしら?」ミズキの言葉を聞いたフネがそう言って指を鳴らす「あ、いや…冗談よジョーダン…いやねぇ」ミズキは苦笑いでそう答えた「にしても…街中も安心できないなんて嫌な世の中になったね…」ノヴァはそう言いながらテーブルに乗ったチーズをつまんだ「そうね…」フネもそう言ってため息をつくそして…深夜…アイナはベットから起きて身支度を整えるそして…ケープを羽織りフードを深くかぶって顔を隠す「よし…これでOK…みんなまだ起きてるのかなぁ…まぁ、どのみちお店の入り口からは出れないか…」そうつぶやくとバルコニーに出ると深呼吸をしてヒラリと飛び降りると月明かりに照らされるだけの薄暗い広場を駆け抜けるそして…以前にソーサラーのマスターに指定された街外れの教会のドアを押し開く「あら…本当に来てくれたのね…」入ってきたアイナに気が付いたソーサラーのマスターがそう言って微笑むするとその周りにいた数人の人物が一斉にアイナの方を見るその場にはマスター以外に4人いたが…アイナ同様ケープを身に着けており誰なのかすらわからなかった「じゃあ…私はあの新人に手ほどきをするので…皆はいつも通りお願い…」マスターはそう言うと周りにいた4人は無言で散って行ったアイナは警戒をしつつマスターの元へと歩く「ようこそ…教導連合の特別部隊『ナイトメア』へ…私がマスターの1人、ルミナス…よろしくね♪」ルミナスと名乗ったソーサラーのマスターはニッコリと微笑んだ…『To Be Continued♪』
2011/08/27
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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~第二章・第6話「ベインワット」『ネツァワル王国・首都ベインワット 商業区』「うわぁ…大きな橋…であれがこの国のお城かぁ…」(「ま、私たちには縁遠い場所ね」)「えっと…一段下にソーサラーのお店…そこがウォリアーさんの店で…そっちがスカウトさんのお店…道具屋さんに…隣は何屋さんなんだろ…で、銀行があって…宅配屋さんかぁ」(「ホント…一等地ね…ここは」)「うん♪…良かったね♪」アイナはそうつぶやいて自分たちが生活を始めたバーを見上げた(「へぇ…セスタスの店は市民街みたいね…あ!後ででいいからソーサラーの店に寄って♪」)「うん?…うん、いいよ♪」アイナは…なぜソーサラーのお店?と一瞬思ったが特に追求せず市民街へ向かった「なんか…平和だよねぇ…」(「どうしたの?…急に」)「いや…戦争中なのに…なんかそんな気配を感じないっていうか…なんとなく」(「ここが首都だからじゃないの?この街中が慌ただしくなった時は…アウト!そういう事じゃないのかなぁ」)「そうなのかなぁ…」アイナはそんな会話をしながら市民街に続く道を歩くそんなアイナを物陰から見つめる複数の影があったそして斧のモニュメントをくぐって市民街に入る「ここがセスタスのお店だね…」アイナは店内に飾られた武器や防具を見回す「いらっしゃい…今日はどうするかね?」店内を眺めていたアイナに店主と思われる白髪の男性が声をかけてきた「え、えっと…見に来ただけで…ごめんなさい」アイナはそう言って男性に頭を下げた「ふぉっふぉっふぉ…気にする事はないその様子だと新人さんかね?ワシはセスタス専門店の店主をしておるロンじゃ」ロンはそう言ってアイナに握手を求めてきたアイナはペコリとお辞儀をしてロンの手を握る「おぉぉぉ…若い娘さんの手は柔らかいのぉ…」ロンのそんな言葉にアイナは思わず慌てて手を振り払った「じゃあ…簡単に説明しようかのぉ…」「お、お願いします」ロンはそう言って深々と頭を下げるアイナを見て細い目をうっすら見開いてにこやかに笑う「まずは通貨からじゃな…生活をするのに通常我々が使っているのがこれじゃ」そう言ってロンはコインとお札をカウンターに出して見せる「コレがゴールドじゃ…まぁ銀貨と紙幣だが…なぜにゴールドなのか…それは…」「それは?」「それはな…」アイナはロンの取る間につばを飲み込む「ワシも知らんwふぉっふぉっふぉっw」アイナはそう言って笑うロンを見て苦笑いを浮かべる「そして一般的に流通している通貨の1つがリングじゃ」そう言って今度はさっきの銀貨よりひとまわり大きい金貨をカウンターに出す「このリングはじゃ…王国が兵士に対して与えてる通貨じゃな」「さて…この金貨がなぜ輪っかではないのにリングと呼ばれるか知っているか?」「いいえ…」アイナは首を横に振って返事をする「そうか…知らんのか…ふぉっふぉっふぉっ」ロンは口元を手で触りながら意味ありげに笑う「何でですか?」「うん?…ワシも知らんw」アイナは苦笑いを引きつらせる「で…最後はこれじゃ…」ロンはカウンターにカードを置く「コレもお金なんですか?」「いや…これ自体はただのカードでなぁ…この中にオーブと呼ばれる通貨の金額が書き込まれるんじゃよ」「へぇ…で、オーブって?」「オーブとはな…ヴィネル島の通貨でな…ヴィネル産の武器、防具、アイテム…カジノ等で使える専用の特殊なお金じゃな」アイナはいまいち理解できず首をかしげる「このカードはヴィネル島に行けば作ってもらえてな…そこの換金所に金を預けるとその金額に見合ったオーブをカードに書き込んでくれるのじゃよ」「へぇ…」「ジャラジャラせんからな便利じゃぞ」「そうですね…」「ただし…無くしたら全額水の泡じゃからな…気を付けねばならんな」「そ、そうですね…」「さて…なぜヴィネル島の通貨なのにヴィネルではなくオーブと呼ぶのか…聞きたくはないか?」ロンはそう言ってニヤリと笑う「し、知らないんですよね?」アイナは恐る恐るそう聞き返す「・・・・・・つまらんのぉ」ロンは残念そうにうなだれた(「通貨の情報はありがたかったけど…無駄な時間な気がしてきたわね…」)アイナはそんな声に苦笑いを浮かべるしかなかった「さてと…では商品の話をするかのぉ…お主は新人だからおそらくリングもたいして持ってないだろうし…オーブもないからしばらくはゴールドで買える商品を選ぶほかあるまい」アイナはうなずいて返事をする「手甲はそうじゃな…このメガセファラムを目指すとして21,680ゴールドじゃな」アイナは提示された金額に目を見開く「防具じゃが…このラダピスシリーズを目指すとして全部買うと51,756ゴールドじゃな」アイナは苦笑いを浮かべた「そんなにビックリする金額ではない…街の人たちと話をするとな色々な依頼や儲け話が転がっておるし…そうじゃ!広場のとこのバーに行ってみるといい…あそこには色々な情報や依頼が舞い込むからなきっとお主のようなヒヨっこでもできる仕事があろうて」ロンは腕組みをして何度も首を縦に振り満足げに笑う「ありがとうございました…今度バーに行って相談してみます」(「灯台下暗し…ね…」)「うんうん勤労は尊い物じゃからな…まだ時間はあるかな?…武器と防具の重要な話をしておかねばならんのだが…」「えっと…じゃあお願いします」アイナはそう言って頭を下げるロンは満足そうに何度もうなずくとカウンターに2つの手甲を並べた「こっちがゴールドで買えるメガセファラム…で、こっちのスゴイのが…オーブで買えるベヒーモスじゃ」(「な、なにこれ…やっぱり私の趣味じゃないわね…この職の装備は」)「あはははは…」アイナは苦笑いで答える「で…この2つ…どっちの方が性能が高いと思う?」ロンは不敵な笑みでそう質問してきた(「どう見ても…こっちでしょ…」)アイナはうなずくとベヒーモスの方を指さした「正解じゃな…ただしこのメガセファラムも手を加える事で同じ性能に上げる事が出来る」「へぇ…」アイナがそう答えると「ここがポイントでな…戦場に赴くためにはどんな装備でも性能を最大限に上げる…コレが重要なんじゃよ…これに関しては防具も同じじゃ」「そうなんですか?」「うむ…やはり性能が低い装備や武器では受けるダメージも与えるダメージも違う…まぁ絶対とは言わないが…極力そうする事が求められるんじゃよ」「なるほど…」「手を加えるために必要な物は道具屋に売ってるので…その時が来たら相談するといい」「わかりました♪」「うむ、良い返事じゃな…これにてワシの講義は修了じゃ…いつでも気軽に遊びに来るとよい」ロンはそう言ってアイナの頭をなでるアイナはロンに深々と頭を下げて店を後にした(「期待はしてなかったけど…この職の装備…すごいデザインの物ばかりね…」)「そっか…やっぱり嫌かぁ…」アイナはそんな声にしょんぼりする(「あ…悪気があって言ってるんじゃないわよ…あくまでもセンスの話だから」)「そうだ!ソーサラーのお店見るんだっけ?」アイナは思い出したかのようにそう言って手を叩く(「ああ…うん、そうしてもらえるとありがたいけど…寝る時間とか大丈夫?」)「うん平気だよ♪」そしてアイナは商業区を目指して歩くしばらく歩いた時(「ねぇ…」)「うん?」(「気にならないの?」)「なにが?」(「だから…その…ソーサラーのお店が見たいっていった事」)「ああ…気になったけど…なんかきっと理由があるんだろうし…そのうちちゃんと説明してくれるかなぁ…ってね」(「うん…実はね…!!!!」)アイナの中のアイナがそう言いかけた時…アイナは背後から誰かに口をふさがれ抑え込まれた振りほどこうともがいてはみたが、それ以上の力で抑え込まれてどうする事も出来なかったそしてそのまま建物の間の細い路地に引き込まれるそこには数人の男たちがたむろしていた「ヘッ…新人って奴は本当に無警戒だなw」「街の中も安全ではないって事を俺たちがたっぷり教えてやるよw」「俺たちゃ親切だからさ…授業料とかは無料にしといてやるよ…その代りボロボロになるまで楽しませてもらうけどなw」男たちはそう言ってニヤニヤと笑う「へぇ…上玉じゃねぇかよ…売り飛ばすのがもったいないな…って事でじっとしてれば怪我する事もないし…すぐに気持ちよくしてやるよw」そう言って男は目の前にナイフもチラつかせるアイナは口を塞がれているというのもあるがそうでなくても恐怖で叫ぶことすらできなかった「そうそう…すぐだぜw…この前の奴なんか最後には自分からしがみついてきてたもんなww」「そうだったなぁ…ありゃたまらなかったなww」「それにしても金持ちの奴等はいい客だよな…俺たちが散々楽しんだお古を高額で買ってくれるんだからよ」「ホントだぜ…お前もそういう金持ちの所で暮らせるんだからよ…運が良かったって事だぜw」「まぁ金持ってるってだけのヒヒ爺のナニを毎晩相手にさせられるけどな…それでもイイ暮らしはできるぜ」「さっさと犯っちまおうぜ!俺は我慢できねぇよ」「そう急かすな…じっくり楽しもうぜ恐怖にひきつった顔が快楽に溺れてく様とか…たまらねぇ」男の1人がアイナを押し倒し上に乗るとアイナの顔を覗き込んで薄ら笑みを浮かべる周りにいる男たちも下品な笑い声をあげる「それにしても新人の装備はいいねぇ…作りが簡単だからナイフでバラす事が出来る」ナイフがアイナの胸装備の紐部分を切り裂き装備が外されてしまう男は手に持ったナイフをアイナの顔の横の地面に突き刺すとシャツのボタンを1つづつ下の方から引きちぎっていく心の中でもう1人のアイナが何度も叫ぶがアイナは恐怖が頂点に達して抵抗する気力すら失っていた「へぇ…胸の大きさは俺好みではないが…まぁこういった貧乳を好む奴は喜ぶだろうなw」男はアイナを見下ろしながら下衆な笑いを浮かべた…『To Be Continued♪』
2011/08/21
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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~第二章・第5話「焔」『ゲブランド帝国・首都ルーンワール 平民街』「ここも相変わらず…か………まだまだだな…」ラフなタンクトップ姿で歩くライルがそうつぶやくように言う「いえ…ライル様はよくやられてます…」そう答えるケイに対してライルは鼻で笑うそしていち早くライルを見つけた子供たちが満面の笑みを浮かべて駆け寄ってくる「ライル様…お話聞かせて♪」「お話!お話!」子供たちは落ち着き無くライルの周りを飛び跳ねるライルはため息をつくと石垣に座りケイに目で合図をしたケイはうなずくと子供たちを座らせてアメを配ったそれを確認したライルはエスセティア大陸の話を始める子供たちは瞳を輝かせてライルの話に耳を傾けたオークやリザード…グリフォンなどライルは子供たちが見る事はないモンスターの話を聞かせたこんなご時世だというのにライルは一度たりとも戦争の話はした事がなかった以前に…ケイがその事を質問すると「あいつらにはまだ早い…それにな俺が俺の目線で見てる争いの話を聞かせたらあいつらが俺と同じ目線で物を見るようになっちまうだろ?…王としてそれだけはやっちゃいけない…」ライルはそう答えた…その時ケイはライルの背中しか見ていなかったのでライルがどんな表情でその言葉を口にしたのかわからなかった…しかし確実にその時のライルから王の資質を感じたのだったケイはそんな事を思い出してしまい子供たちに話を聞かせているライルを見てクスッと微笑んだ「てめぇ!なに笑ってんだ!次はお前が話を聞かせてやれよ!…疲れちまったぜ」照れ隠しなのか…ライルはそんな悪態をついた「あ!忘れてた…」その時…子供の1人が突然思い出したかのようにそんな声をもらすライルとケイが顔を見合わせていると「ライル様…この前のお友達の人がさっき来て…しばらく釣りしてるからって伝えてくれって」その言葉を聞いたライルは顔色を変えて子供に場所聞くライルはケイにその場を任すと慌てて走り出した城がよく見える川の畔に赤い髪の男はいた(「こいつか…」)ライルは警戒をしつつ男に背後から忍び寄る…すると「やっと会えましたね…そろそろあきらめて帰ろうかと思ってたとこです」男はライルを見ることなくそう言ったライルは少し距離を置いて座る「何者だ?城に居てもわかるほどの威圧感を出しやがって」ライルもまた男を見る事無くそう言う「申し遅れました…私は焔と申します…この世界の創造主です」焔はそう答えて垂らしていた釣り糸を引き上げるそして針に餌を付け直すとまた川へと投げ入れた「フッ…フハハハハハハ!…創造主ときたか…そりゃまたでかく出たなw」ライルは焔の答えを聞いて笑い転げたしかし焔はその態度に見向きもせずに「本当の事ですから…仕方ありません」声色を変える事もなくそう答えたさすがのライルもそんな焔の態度に笑うのをやめる「で?その創造主様とやらが俺に何の用だ?」ライルはまた焔に質問した「そうですね…聞きたい事は色々とありますが…あなたの成そうとする事と…その先にあるもの…今日はそれについてだけ聞きに来ました…教えて頂けますか?」焔がそう答えた時…持っていた竿がかすかに揺れて魚がかかった事を伝えた「成そうとする事?その先にあるもの?…なんでそんな事を聞く?」ライルは質問に質問で返した「私はこの地を想像してから…ずっとあなた方…つまり堕ちた魂を見てきました。…平穏だったのはひと時の間…魂同士の持つ「因縁」という因果関係を絶つ事はできず争いが起き始めそれが次第に起きくなり今に至ったわけです」焔は釣れた魚を引き上げながら相変わらずライルを見る事無く話しをするライルはただ無言で焔の話を聞く「私としては…私が介入する事なく魂同士が自らの力で平穏な日々に戻ってくれたら…そんな期待をして傍観してきましたが…正直、この世界を支えているクリスタルの力をこれ以上騒乱ですり減らしては存続そのものが危うい…そんな状況でして」焔はそこまで言うと言葉を止めてまた針を川に投げ入れる「つまり…この争いを続けるとこの世界自体が崩壊する…そういうわけなのか?」「そうですね…」「もしも…もしもだ…お前がこの地の創造者だという事や今の話が本当の事だとして…この地が崩壊したらどうなるんだ?」「そもそも今まで魂とはごく一部の特例を除き冥府に落ち二度と戻る事はなかったのです…全ての魂は冥府で1つとなり…やがて新たな魂として生まれ変わる…そんな感じです。しかしそこに過去という概念はありません…すべてが新しい存在になりますので…ただ、今はこの地が冥府の前の受け皿となっています…この地で魂の1つ1つが個体として洗礼を受けそして縁や徳を宿したまま転生をする…このメルファリアはそのために存在してるのです」「なるほどね…言わんとする事はわかった…で、俺にどうしろと?」「今すぐにどうしろという事はありません…そう言ったところで、どうにもならない事くらいは理解しています」「ほう…」「だから…あなたの成そうとする事…そしてその先にあるものを教えてほしいのです…あなたが思い描く未来の事を…答えはいずれまた聞きに来ます…今日はこの後予定が入っているので…」焔はそう言うと竿をあげて片付けはじめる「予定?」ライルは不思議そうな顔で焔に聞き返した「はい、今釣った魚を持ってね…チェスをしに」焔はそう言うと初めてライルの顔を見て笑った「ほんじゃ…クソジジイに早くクタバレって伝えてくれ」ライルは焔にそう言うと立ち上がったそして焔に背を向けて歩き出す…そしておもむろに立ち止まると「俺はな…貧しい奴らが虐げられるこのクソみたいな世界を無くしたい…そう思ってる…だがな先の事はわからねぇ…ただ言えるのは今のままじゃダメだって事さ…じゃあ、またな…」ライルは振り向きもせずそれだけ言うとパンツのポケットに手を突っ込んでまた歩き出した『エルソード王国・首都リベルバーグ 王城』「待たせたな…では1勝負するとするかのぉ…」焔が待っていた謁見の間にナイアスが姿を現すとそう言って焔を手招きしたそして案内された先はとても城内とは思えない庭だった川が流れ…池があり草木が生い茂っているその庭をしばらく歩くと趣味のよい装飾の施された東屋が見えてきた「ここはわしの研究の場所でなこの大陸のありとあらゆる植物が生えておる…これだけの草木をそろえるには骨が折れたぞい」ナイアスはそう言いながらヒゲをいじるそして東屋に通されるとすでにチェスの用意がしてあった「そう言えば…気にはなっていたが…その手に持っている物は?」ナイアスは焔にそう質問した「あぁ…呼ばれておいて手ぶらなのもアレかと思いまして…魚を…」焔がそう言ってナイアスに持っていた魚を見せる「ふぅむ…これはマス科の魚じゃな…しかもこの腹のあたりの斑点…おぬしゲブランドに寄って来たな?」「え?魚で違いが分かるのですか?」「当然じゃよ…生きとし生きる者すべてが皆違いを持っておる…じゃから探究心は尽きんのじゃよ」ナイアスはそう言って笑いながら焔から魚を受け取った「エラよ!こいつをソンの所に持って行って塩焼きにしてもらってきてくれんかのぉ…」ナイアスの周りを飛び回っていたエラはうなずいて返事をするとナイアスから魚を受け取ったしかし相当重いのか…魚を引きずるのではないかと心配になるほどの低空飛行であった「さて…始めるとするかのぉ…」ナイアスはそう言って焔の椅子を引いてから自分の席に座った焔は会釈をした後椅子に座る…そして焔の一手から一戦が始まったしばらく無言のまま戦いは続いた「ナイアス様…塩焼きをお持ちいたしました」そう言って東屋を1人の白髪の男が訪ねてきた「おお!エラに持たせればよかったものを…」「ははははは…持たせたのですが…せっかく調理したものを引きずられてもたまりませんからな」男はそう言って笑うとテーブルの隅に皿に乗せた魚の串焼きを置いた焼いた塩と香ばしい香草の香りが辺りに立ちこる「紹介しよう…この者は、わしの古くからの友人でな…前線を退いたのちはここで料理長をしてる者でな…ソンダスと申す者じゃ」「ソンダスと申します…ようこそエルソードへ」「焔と申します…」焔はそう言って席から立つとソンダスに頭を下げた「堅苦しい挨拶など抜きにして温かいうちにどうじゃ?」ナイアスはそう言って焼き魚の乗った皿を少し焔の方へと押し出した「それでは…頂かせていただきます」焔は串を持って1匹取るとそのままかじり付いた「うまい…焼き加減、塩加減も絶妙ですが…この香草とのバランスがいい…」「じゃろう?…ではわしも頂くかな」そう言ってナイアスも焔同様そのままかじり付く「やはり…色々な調理方法があるが…魚は塩焼きに限る」ナイアスはそう言って笑う「シンプルだからこそ腕が問われる…そう思います」焔はソンダスにそう言って笑いかける「ふぉふぉふぉふぉふぉ…昔はひどかったのじゃぞ…こやつの料理は…アレはもはや料理ではなく実験物といっても過言ではなかったな…不可解な物ばかりじゃったわ」ナイアスはそう言って笑う「前線に立つ兵士にとって食事とは腹を満たす手段…味など二の次ですから」「そうじゃな…故にわしはそういった兵士に支えられているのだという事をあの時知ったのじゃよ」焔はそう言ったナイアスの目に王たる者の資質を感じた「で…ほう…いいせめぎあいですな…」ソンダスは駒の配置を見てそうつぶやいた「うむ…これ程苦戦するとは思ってもみなかったわ」ナイアスはそう言って笑う「しかし…六手前でしくじりましてね…おそらく九手先で私が詰みです」焔は苦笑いでそうつぶやく「おぬしも役者じゃな…あの場面で今までの流れからあの一手はあるまいて…食えぬ男だ」ナイアスも苦笑いを浮かべるとそう答えてひげを触った「あ…ライル殿がよろしくと申していました」「ふぉっ!どうせ早くくたばれクソジジイとでもぬかしたのじゃろ?」焔の言葉を聞いたナイアスはそう言って笑う「そう言えば…まだ肝心な話しを…」ナイアスがそう切り出すと「いえ…それは次の対戦の時の楽しみにしておきます」焔は笑顔でナイアスに答えた「本当に食えない奴じゃなぁ」ナイアスは笑顔でそう言うと髭を触りながら背もたれにうつかった…『To Be Continued♪』
2011/08/13
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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~第二章・第4話「名前」「う、う…ううん……」窓から差し込む日の光でアイナは目を覚ますしかし…若干の寝足りなさから寝返りを打つ「にゅ?…………!!!!!」突然目の前に現れた人の顔で一気に目が覚める「み、ミズキさん?」隣で寝ていたのがミズキとわかりホッと胸をなでおろす…胸を…なでおろす…胸を…………「!!!!!………ふ、服着てないし…」なぜなのか解らないが下着で寝ていた…それが現実…そして…隣で寝ているミズキも下着で寝ていた…「な、なんで?…っていうか何があったんだろう………」アイナは状況が出来ずに居た…その時…「う、うーん…もう朝かぁ…」そう言ってミズキが目を覚ます「お、おはようございます…」さすがに同性とはいえ恥ずかしさもありアイナは顔を赤らめてシーツで体を隠す「も、萌~♪…お前は憂い奴じゃのう…えへへへへ」ミズキはそう言ってニンマリ笑うとアイナに抱きつくミズキの唇がアイナの首筋に触れる…「あぁっ……」思わずそんな声が漏れてしまうその反応がミズキの悪戯心に触れたらしく悪ノリがエスカレートするアイナは身をよじらせながらなんとか逃げようとする…が、完全に主導権はミズキに奪われてしまっていた「ち、ちょ…ちょっと…だ、ダメです……あっ…や、やめて下さい」「良いではないか~良いではないか~」「良いわけないだろ!このド変態の変質者!」「ぎゃふぅぅ!!!」そんな怒鳴り声と共にフネの蹴りがミズキに炸裂するミズキは右手をフネに向けて「ストップ!」と言わんばかりに突き出し左手でカーテンを掴む「ろ、ロープ!ロープ!…フネちゃんゴメン!許してぇぇぇぇえええ!」しかしそんなミズキの願いもむなしく…フネの怒涛のストンピング攻撃は止まる事はなかったやがて左手はカーテンから外れ…突き出していたいた右手も力なく崩れ落ちたアイナは目の前で繰り広げられるバイオレンスな光景に呆然とする「今日はこの辺で勘弁しておいてあげる!…次にやったらブチ殺すからね!」フネの言葉にミズキはピクリとも反応はしないアイナはただ苦笑いを浮かべるしかなかった「あ、あのう…ミズ…じゃなかった…隊長さん…だ、大丈夫かな?」「ほっとけばそのうち動き出すわよ…まったく…」フネの怒りはまだ治まりきってはいない様子だった(「あ、朝から…ハードね………この家は…」)「え?起きてたの?」(「うん…あなたの甘い吐息混じりの声で目が覚めたw」)そんな言葉を聞いてアイナはまたも顔を真っ赤に染める「あ…アイナちゃん…お食事の用意できてるから…着替えたら下に降りておいでね♪」フネはそう言うと部屋を出て行ったアイナは大きなため息をつくそして着替えを済ませ部屋の入り口から全く動く気配のないミズキにペコリとお辞儀して下に降りたお店にはフネ以外に男性が2人女性が1人テーブルに座って食事をしていた「あ!アイナちゃんこっちね♪…そこに座って♪」アイナはおそるおそるテーブルに近づいてお辞儀をする「昨日からお世話になってます…アイナと申します…よろしくお願いします」それを聞いたスラッとした男性が「昨日はぐっすり寝てたもんな…お疲れ様w」そう言って笑ったアイナはそれを聞いて小首をかしげる(「だ、誰?」)「さ、さぁ…誰だろう…」「じゃあ…私はちょっとアイナちゃんの食事用意してくるから」そう言うとフネは椅子から立ち上がりキッチンへと入って行った「うんじゃあ…俺からいくか…俺はリア…それで覚えておいてくれればいいクラスはスカウト獲物はこいつさ」リアはそう言うと背後から短剣を取り出して器用にくるくると回してまた背後にしまう「次は私ですね…大谷と申します…ソーサラーをやってます」「相変わらず堅苦しいなぁ…もうちっと自然体で楽に行こうぜw」「これが自然体なので…ご勘弁を」大谷は表情を変える事無くリアにそう答えたリアはフォークに絡めたパスタを大谷に突き付けて何かを言おうとしたが何も言わずに口に入れた(「へぇ…この人ソーサラーなんだぁ…」)「???」アイナはそんな発言に首をかしげそして大谷の横に座ってた女の子がフォークを置くと「えっと…ゴルン・ノヴァ…です」消え入るような声でそう挨拶したそれを聞いた途端リアがフォークを落とす「な、なんつった今?」「ご、ゴルン・ノヴァ…です」確かに消え入りそうな声ではあったが聞き返すほど小さな声ではなかった…しかしリアは何も言わず動きを止めた大谷もテーブルの1点を見つめたまま硬直しているそこにアイナの分の食事を持ってフネが戻ってくる「今日は…昨日の残りなんだけどイカとアサリのクリームパスタよ………って…どうしたの?」フネはその場の雰囲気の異常さに気が付いて苦笑いでリアに質問した「なあ…フネちゃん…なんでこいつだけ部隊リストが横文字なんだ?」リアはゴルンを指さしてフネに質問したリアの痛烈な質問にフネが硬直する(「だ、だって…読めなくて聞くのもアレなんでそのまま書いておけばそのうち判明するかなぁ…とかって思ってたんだけど…そんなの言えないじゃん!」)フネは心の中でそんな事をつぶやく「も、もしかして…読めなかったからそのまま書いたってオチ?」「え?…ま、まさかぁ…そんな事があるわけないじゃん…って…もしかしてリアは読めなかったの?」「あ、怪しいなぁ…笑顔が引きつってんぞフネ!」「な、なによぉ…そんな事ないってば…いやだなぁ…」(「や、ヤバい…絶対に疑われてる…どうしよう…でも、この会話の流れはおそらくリアの読み方が間違っていて想定外の読み方って事だよね…」)そして意を決したフネは「ゴルンちゃんでしょ?」と内心の動揺を押し殺して極力自然になるようにそう答えた「はいそうです」ゴルンの答えを聞いたフネは胸をなでおろす「お、俺だけか読めなかったのって…ずっとゴンだと思ってそう呼んでた…で、でも読めるだろ?」リアは正面に座っている大谷に同意を求めた「いえ…さすがにあの綴りでゴンはないですよ…まぁ私も読めずにゴーンさんだと思ってましたが」大谷は苦笑いで答える「たいして違わねぇじゃんw」「あ、あのう…で、でも…できればノヴァと呼んで頂ければ…」「なんで?」リアは不思議そうな顔で聞き返した「だって…ほら…女の子っぽくないし…」そう言ってチラッとアイナとフネを見るどうやらこのゴルンという子は自分の名前にコンプレックスを持ってるみたいである「わかった…じゃあノヴァちゃんって事で♪」フネは笑顔でそう言ったそしてアイナと大谷がうなずいて返事をする中「ノヴァか…なんかしっくりこないなぁ…」リアだけが口元に手を当てて顔をしかめるしばらくののちポンっと手を叩くと「ノブでどうよ?その方が言いやすいしw」リアの提案がショックだったのかノヴァは硬直した「だから!…いいじゃないノヴァちゃんで!」フネがリアにそう言うと「絶対ノブの方が言いやすいって!」リアはそう反論する「言いやすいとかそういうんじゃないんだってば!」「じゃあなんなんだよ!」「ホント鈍いわね…」「ちょっと待てよ!そいつは聞き捨てならねぇなぁ…スカウトの俺に向かって鈍いとか…ヘッ…お笑いだな」「だ・か・ら!そういう鈍いじゃなくて!わかんないかなぁ…」「わかんねぇよ!この俺のどこがどう鈍いのか…きっちりかっちり説明してもらおうじゃねえか!」どんどん話がこじれていくリアとフネはついににらみ合いとなるそんな状況を大谷は気に留める事無く湯呑のお茶をすすりノヴァはため息をつきながら食事を続けるそしてアイナも出されたパスタを食べ始める「お、おいしい…」(「うん…これは…なかなかね」)そんなアイナのつぶやきを聞いたノヴァが「ここはホントに食事がおいしいんで…幸せですよ」そう言って食べ終わった食器を片付ける「そうですね…食事だけではないですが…いい部隊ですよ…これからもよろしくお願いします」大谷はそう言ってもう一度アイナに頭を下げたアイナも食事をしながらお辞儀をするそしてアイナの食事が終わるころリアとフネがため息をつきながらにらみ合いをやめた「で…隊長は?いつも飯だけは忘れねぇのに…」そんなリアの質問に「さぁ…そのうち起きてくるでしょ…」フネが呆れ顔でそう答えた「それでは…私は今夜も夜警に出ますゆえ寝ます」大谷はお茶を飲みほして自室へと戻って行った「では…私も一度寝ます…夜警の手が必要ならば出ますし…そうでなければお店を手伝いますので…」ノヴァもそう言って自室に戻った「さてと…どうすんだ?なんもする事なきゃ…俺は今日も前線巡りしてくるけど…」リアがフネにそう質問したフネはしばらく考えたのち「特にこれといって無いから…行動については任せるわ」そう答えるとリアは数回うなずいて返事をした「えっと…私は?」今度はアイナがフネにそう聞いた「そうね…アイナちゃんはまずはこの街に慣れてもらう事かな…これから色々頼む事もあるだろうし…生活していくためにもね♪…ホントは私が案内したいところだけど…ゴメンねぇ」フネの答えを聞いたアイナは首を横に振って微笑んだ「あ…開店時間までには戻ってきてね♪…それと、昨日経験したからわかると思うけど…ハードだから余裕があれば休める時に休んでおいた方がいいよ♪」「はーい♪」フネのアドバイスにアイナは笑顔で答えたそれを聞いたフネもニコニコと微笑む(「さて…そうと決まれば早くお出かけしましょ♪」)もう1人のアイナが急かすようにそう言うアイナは自分の食べた食器を片付けるとフネとリアにお辞儀をして出かける準備をしに自室に戻った…『To Be Continued♪』
2011/08/06
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