ドン・愚利公の連れづれ草

ドン・愚利公の連れづれ草

Mar 6, 2007
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カテゴリ: 読書



居眠り磐音第10巻は「江戸城石垣の災害復旧工事に絡む官製談合」を磐音チームが防止する話。

これまでとやや趣が異なる。全編この石垣の材料探し、工事費融資、悪徳普請奉行との戦い。

第1章では娘大力興業、第2章には鳥取池田藩のお家騒動なども出てくるが、すべては酒の肴。

1606年(慶長11年)から30年間続いた江戸城築城、所謂「天下普請」の城石。

西国大名は主に伊豆の伊豆山、熱海、多賀、網代、初島から切り出して海上輸送をした。

小説の舞台は1775年(安永4年)、先の長雨で江戸城石垣の一部が壊れた。

これの修復工事を命ぜられたのが美作津山藩の松平家。

天下普請の際に、前津山藩主森家担当の石垣が今回壊れたという因縁での貧乏くじ。



幕府の普請奉行と地元石切り業者が結託して甘い汁を吸おうとするのを見事に阻止して終わる。

第10巻は、19刷目。読者もやや読み疲れか第1巻の30刷からすれば随分少ない。

そう、そう、磐音の元許婚「奈緒」こと吉原ナンバー2の花魁「白鶴」、この巻きには不出。





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Last updated  Mar 8, 2007 01:59:11 PM コメントを書く


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