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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト香流川散歩カルガモ親子@香流川ベニシジミ@香流川オタマジャクシ@香流川トノサマガエル@香流川症例報告知り合いからの紹介である。物忘れ、妄想、昼間傾眠、意識消失発作、生真面目、語義失語、甘い物好き、収集癖、口を鳴らす、鬱状態、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮先端部軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ数カ所、6.その他:左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:7.5、ピックスコア:5、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:16.5/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。易転倒にドパコール100mgを開始した。昼間傾眠/意識消失発作にシチコリン1000mg静注を開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20.5/30(+4)、近時記憶3/6(+-)と中等度改善、歯車様固縮軽度/口を鳴らす以外上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。既往歴:H20アルツハイマー型認知症、アリセプト3-5mg、公立T病院。物忘れ、幻視、幻聴、妄想、暴言、暴力、易興奮、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、夜間不眠、夜間せん妄(叫び)、徘徊、易転倒、薬物過敏、語義失語、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ数カ所、6.その他 左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:11、ピックスコア:6.5、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:6/30、近時記憶0/6と高度低下していた。暴言/暴力/易興奮にアリセプト5mgを中止した。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。幻視に抑肝散5g/アスパラK600mgを開始した。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:4/30(-2)、近時記憶0/6(+-)と軽度悪化、幻視偶に/幻聴偶に/いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。老老介護のため内服率は50%程度だった。施設からの紹介である。精神科 1.リスパダール1mg 2.ワイパックス1mg 3.ロゼレム8mg 4.マイスリー10mg 5.アモバン7.5mgなど。物忘れ、幻視、妄想、暴言、易興奮、夜間不眠、夜間せん妄、意識消失発作、易転倒、尿便失禁、無動、振戦、小刻み歩行、歯固縮、膝組み、甘い物好き、収集癖を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.境界領域梗塞、6.lその他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:8.5、ピックスコア:9、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:不能、改訂長谷川式:3.5/30、近時記憶0/6(中途拒否)と高度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、4mg頓1日2回まで追加可とした。易転倒にリスパダール朝0.5mg夕0.5mg→0.5mg寝る前へ減量、0.5mg頓1日1回まで追加可とした。幻視に抑肝散5g/アスパラK1.2g開始、妄想にセレネース朝0.2mg夕0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:10/30(+6.5)、近時記憶1/6(+1)と著明改善、暴言/易興奮以外上記周辺症状はすべて消失した。前頭葉症状にウインタミン朝8mg夕10mgから朝6mg夕6mg寝る前12mgへ増量した。夜間不眠にロゼレム維持、マイスリー10mg/アモバン7.5mg中止、ベンザリン5mg開始、リスミー2mg頓とした。インターネット検索で来院された。物忘れ、易興奮、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M/NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mg/プレタール50mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(+5)、近時記憶2/6(+-)と中等度改善、いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。施設からの紹介である。内科 1.アムロジピン 2.グラマリール50mg 3.ロゼレム 4.レミニール8mg→16mg興奮中止、メマリー5mg→2.5mg、抑肝散5g→ドクター中止。物忘れ、幻視、幻聴、妄想、暴言、暴力、易興奮、帰宅願望、夜間せん妄、徘徊、甘い物好き、収集癖、語義失語、生真面目、易転、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.左海馬萎縮中等度、5.境界領域梗塞、6.その他 左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:8.5、ピックスコア:9、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:0.5/9、改訂長谷川式:3/30、近時記憶0/6と高度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、ウインタミン4mg頓、グラマリール50mg→25mg(7日間)へ減量、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。。幻視に抑肝散5g/アスパラK1.2gを開始した。被害妄想にセレネース0.2mgを開始した。夜間不眠にロゼレム8mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:6/30(+3)、近時記憶0/6(+-)。と軽度改善、いらいら偶に/夜間覚醒以外上記周辺症状はすべて消失した。夜間不眠にロゼレム8mg維持、ベンザリン2.5mgを開始した。前頭葉症状にウインタミン朝4mg昼4mg夕6mgからウインタミン朝6mg昼6mg夕9mgへ増量、ウインタミン4mg頓1日2回までとした。アリセプト(ドネペジル)地獄アリセプト(ドネペジル)5mgを出されて興奮して家族が困り果て、見かねたケアマネージャー、ヘルパー、知り合い、親戚からの紹介で来院される患者が続いています。筆者はアリセプト(ドネペジル)5mgで異常興奮している状態を「アリセプト(ドネペジル)地獄」と称して注意を呼びかけています。ドネペジルは決して悪い薬ではありませんが、超興奮系であることを忘れてはなりません。アリセプト地獄1例目です。3年前に公立T病院神経内科でアルツハイマー型認知症と診断、アリセプト3-5mgを処方され、大暴れしている患者が来院されました。物忘れ、暴言、暴力、昼間傾眠、性的行為、語義失語、甘い物好き、収集癖 、膝組みを呈しており、頭部CT所見から前頭側頭型認知症(ピック病)と診断して直ちにアリセプト5mg中止を指示、ウインタミン朝4mg夕6mgおよびフェルガード100M粒4錠を開始しました。アリセプト地獄2例目です。3年前にYN病院神経内科でアルツハイマー型認知症と診断、アリセプト3-5mgを処方され、大興奮している患者が来院されました。物忘れ、暴言、易興奮、物を投げて壊す、介護抵抗、甘い物好き、昼間傾眠、生真面目を呈しており、頭部CT所見から前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)と診断して直ちにアリセプト5mg中止を指示、ウインタミン朝4mg夕6mgおよびフェルガード100M粒4錠を開始しました。平成28年6月1日厚生労働省から抗認知症薬に対する適量処方が通達されたことはお知らせしました。患者の症状等により添付文書の規定によらず当該規定の用量未満で投与される場合も、診療報酬明細書の摘要欄に記載されている投与の理由等も参考に、個々の症例に応じて医学的に判断するように勧告されたのです。抗認知症薬に対する適量処方が認められたとは言え、規定量よりも少なく処方出来ることが全国の医師たちに浸透するまでには時間がかかるでしょう。抗認知症薬は興奮系薬剤であり、抗認知症薬で興奮した場合には規定量より少ない量に減量する必要があります。元々興奮している認知症患者には抗認知症薬を処方してはなりません。このような抗認知症薬を処方する際の注意事項をこれからも世の中に広めていくことが必要です。
Jun 26, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト父の日の贈り物胡蝶蘭@自宅@土岐プレミアムアウトレットスギモト弁当@土岐プレミアムアウトレット症例報告知り合いからの紹介である。物忘れ、書痙、振戦、歩行不安定、夜間頻尿、腰痛症、語義失語、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR42Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+-)、近時記憶1/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、物とられ妄想、被害妄想、暴言、介護抵抗、生真面目、床叩きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:10/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝2mg夕4mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。妄想にセレネース0.2mgを開始した。夜間不眠にロゼレム8mg/ベンザリン2.5mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+6)、近時記憶1/6(+1)と著明改善、易興奮/妄想以外上記周辺症状はすべて改善した。錠剤希望であり、易興奮にウインタミン朝2mg夕4mgからコントミン12.5mgへ増量、妄想にセレネース0.2mgから0.375mgへ増量した。インターネット検索で来院された。神経内科 1.アリセプト5mg 2.アテレック10mg 3.テノーミン25mなど。物忘れ、幻視、幻聴、悪夢、夜間大声、妄想、昼間傾眠、易転倒、病識欠如、甘い物好き、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞軽度。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:5、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:8/30、近時記憶1/6と高度低下していた。認知機能低下にドネペジル5mgで継承、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgとサアミオン10mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:14/30(+6)、近時記憶2/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP130/70からBP118/70に下降しており、アテレック10mgから5mgへ減量した。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。インターネット検索で来院された。物忘れ、幻視、語義失語、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+1)、近時記憶1/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。2日目から頭痛があり、電話再診でプレタール100mgから50mgへ減量するように指導した。家族の判断でレミニール2mgに減量していたため、レミニール4mgに戻すように指導した。プロルベインDRは希望されなかった。知り合いからの紹介である。物忘れ、アパシー、鬱状態、1ヶ月以上続く口の中の違和感と息苦しさ、小刻み歩行、歯車様固縮、昼間傾眠、食欲低下、腕組みを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。GDS-5 Score 3/5、GDS-15 11/15。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。食欲低下にドグマチール50mgおよびプロマック75mgを開始した。鬱状態にジェイゾロフト25mgを開始した。歩行不安定にドパコール50mgを開始した。14日後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(-2)、近時記憶4/6(-2)と軽度悪化、鬱状態以外上記周辺症状はすべて消失した。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。鬱状態にサインバルタ20mg開始した。28日後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+3)、近時記憶6/6(+2)と中等度改善、歯車様固縮軽度以外上記周辺症状はすべて消失した。歯車様固縮軽度に対して、ドパコール50mgから100mgへ増量、ドグマチール50mgから25mgへ減量した。開業医が認知症専門医になる方法2015年10月10日「コウノメソッド流臨床認知症学」河野和彦著(日本医事新報社)8000円(税抜き)が発売されました。この本はドクターコウノが長年の認知症診療から得た極意が詰まっており、認知症専門医を目指す医師にとって唯一無二の実践的認知症治療教書と言えます。この本に目を通したら、実際に認知症治療を始めることで認知症患者さんから直接学んでいけば良いのです。同書の付録には、診断チャート、経過チャート、改定長谷川式スケール、ピックスコア2015、レビースコア、病状説明書、コウノメソッド推奨薬剤一覧が含まれており、時計描画テスト以外すべての準備が出来ています。血液検査に甲状腺機能FreeT4、FreeT3、TSHを含め、頭部CT(OMラインおよびJobst法)を撮影すれば完璧です。自院にCT装置がない場合は、連携病院に同条件の頭部CT撮影を依頼すればよいのです。筆者は最初にコウノメソッド(ドクターコウノの認知症治療の極意書)およびコウノメソッド旧3部作に目を通しました。自前で問診票、改定長谷川式スケール、時計描画テストを用意して、自院にCT装置を導入、直ぐに認知症治療を始めました。毎週更新されるドクターコウノの認知症ブログに目を通すことはコウノメソッド実践医として最低条件と言えます。筆者はドクターコウノにお願いして認知症勉強会という形で筆者の連携する多職種の方々と一緒に今までに15回の講義を受けてきました。今年も11月30日(水)「認知症患者の前頭葉機能を考える」と題して講義をして頂くことになっています。脳神経外科手術が二人として同じではないように、認知症治療も症状や経過が千差万別なのです。従って、過去の治療経験が多ければ多いほど、投薬調節が上手く出来るということが言えます。コウノメソッドの凄いところは、各症状に対する治療薬や用量までも限定されていることです。従って、コウノメソッドのルールを守って治療していれば学んですぐに適確で安全な認知症治療が出来るのです。開業医に通院している高齢者の中には、未治療認知症患者が多数おられますし、高齢になるにつれ認知症を発症する患者さんもおられます。残念ながら全国の認知症疾患医療センターでは正しい診断や治療は行われていませんから、開業医自らがコウノメソッドを学んで認知症治療することが認知症患者さん達を救う唯一の方法なのです。
Jun 19, 2016

水の都 大垣名水大手いこ井の泉@大垣金蝶園総本家@大垣水まんじゅう@大垣中華そば専門店中村屋@大垣症例報告親戚からの紹介である。既往歴: 脳梗塞、呂律不全。内科 1.メインテート 2.ブロプレス 3.イグザレルト。物忘れ、夜間排尿2回、夜間不眠、語義失語を呈していた。頭部CT: 1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.左尾状核ラクナ梗塞1カ所、左角回動脈脳塞栓。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:21.5/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23.5/30(+2)、近時記憶5/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。知り合いからの紹介である。内科 1.ディオバン80mg 2.メバロチン10mg。物忘れ、吃音、甘い物好き、腕組みを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。多発性脳梗塞にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。BP130-150となるようにディオバン80mgを減量するように指導した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(-1)、近時記憶6/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。降圧剤中止している状態でBP160/98であり、ディオバン40mgへ減量して継続するように指導した。知り合いからの紹介である。糖尿病内科 1.ミカルディス40mg 2.ジャヌビア50mg 3.リバロ2mg 4.アテレック10mg 6.グリミクロン20mg 7.ウルソ150mg 8.メトグルコ1000mg。物忘れ、暴言、昼間傾眠、甘い物好き、収集癖、生真面目、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、6.その他:両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:2.5、ピックスコア:6、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(-1)、近時記憶3/6(-1)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。糖尿病内科で 4.アテレック10mg 5.グリミクロン20mg 6.ウルソ150mgを中止されたが、BP156/80からBP114/68まで下降したためミカルディス40mgから20mgへ減量するように指導した。ケアマネからの紹介である。既往歴:慢性腎不全、人工透析週3回。 右大腿骨転子部骨折。腎臓内科 1.アリセプト5mgなど。物忘れ、幻視、嫉妬妄想、暴言、暴力、易興奮、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、夜間せん妄、感情失禁、生真面目、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.両側基底核ラクナ多数、境界領域脳梗塞。以上から、レビースコア:5.5、ピックスコア:5、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。易興奮にアリセプト5mg中止、前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。幻視に抑肝散2.5g、嫉妬妄想にセレネース0.2mgを開始した。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:12/30(-5)、近時記憶3/6(+1)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。知り合いからの紹介である。物忘れ、食欲低下、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域脳梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、ピック切痕。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:19/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgとサアミオン5mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24.5/30(+5.5)、近時記憶4/6(+3) と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。厚労省は6月1日付で抗認知症薬の少量処方を容認2016年6月1日付で厚生労働省保険局医療課からが公益社団法人国民健康保険中央会に対して下記のような事務連絡が通達されました。「先発品医薬品と効能効果に違いがある後発医薬品の取扱い等について(依頼)」と題する通達に追記されるような形で「なお、認知症治療薬についても、患者の症状等により、添付文書の規定によらず当該規定の用量未満で投与される場合がありますが、一律に査定を行うのではなく、診療報酬明細書の摘要欄に記載されている投与の理由等も参考に、個々の症例に応じて医学的に判断していただくようにお願いいたしますので、併せて、都道府県国保連合会に対し周知方よろしくお願いいたします。」と記載されていました。社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会の働きかけに応じた厚生労働省の対応であると考えられます。筆者も第1回認知症治療研究会などの学会発表、「ドクターイワタの認知症ブログ」、「認知症になったら真っ先に読む本」(現代書林)の中で再三、アリセプト(エーザイ)、レミニール(武田薬品)、リバスタッチパッチ(小野薬品)、メマリー(第一三共)の増量規定の弊害について繰り返し、訴えてきました。増量規定通りに投与すると副作用が出るだけでなく、認知機能低下してしまう場合もあるのです。悪名高き抗認知症薬の増量規定は薬品会社の利益至上主義から生じた悪しき風習なのです。製薬会社の寄付で成り立つ学会では、抗認知症薬は用量依存性に効果がある(投与量が増えるほど治療効果が上がる)と学会に参加する医師たちを洗脳するのです。まんまと騙された医師たちは医療現場で認知症患者の症状に関わらず、増量規定通りに抗認知症薬を増やして行くのだから、投与された患者はたまったものではありません。抗認知症薬は興奮性薬剤であることは繰り返し申し上げています。抗認知症薬で物忘れが改善したとしても、副作用で患者が興奮してしまっては元も子もないのです。適量であれば物忘れが改善して、副作用が出ないという状態が維持できるのですが、増量規定通りに投与量を増やしていくと介護者がお手上げ状態になり、患者は施設や病院などに入れられてしまうのです。抗認知症薬は用量依存性ではなく、用量を多くすると認知機能が悪化する場合さえあるのです。たとえば、レビー小体型認知症は元来、薬物過敏があり、少量でも認知機能改善が見込まれます。患者個々で適量が異なることを知り、添付文書の売上至上主義増量規定を無視して、“臨床対応型増量規定”を実践することが認知症患者と家族を守るためには必須の方法なのです。
Jun 12, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト名古屋市動植物園アミメキリン親子@キリン舎アミメキリン子@キリン舎クジャク@バードホールルリコンゴウインコ@バードホールブラシの木@コアラ舎近傍症例報告親戚からの紹介である。独居。物忘れ、易興奮、尿便失禁、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮中等度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:5.5、ピックスコア:3、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:10/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:14.5/30(+4.5)、近時記憶4/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、易興奮、暴言、昼間傾眠、鬱状態、感情失禁、外出企図、語義失語、甘い物好き、収集癖、腕組み、膝組みを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮中等度、3.左側頭葉萎縮中等度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:7、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:12.5/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:14/30(+1.5)、近時記憶0/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。施設からの紹介である。家族歴:統合失調症。既往歴:H27/10/27-H28/1/13レビー小体型認知症/統合失調症。Y病院精神科 1.クエチアピン朝25mg昼25mg夕100mg寝る前25mg 2.リスパダール昼1mg夕1mg 3.ランドセン2mg寝る前 4.アリセプト5mg寝る前。物忘れ、幻聴、易興奮、被害妄想、外出企図、鬱状態、徘徊、語義失語、収集癖、盗癖、使用行動を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、6.その他 左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:9、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。易興奮に対してアリセプト5mg中止、前頭葉症状にクエチアピン/リスパダールの施設天秤法による漸減を指示、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+5)、近時記憶4/6(+3)と中等度改善、朝外出企図、語義失語以外上記周辺症状はすべて消失した。施設天秤法でクエチアピン朝25mg昼25mg夕100mg/リスパダール昼1mg夕1mgとなっており、クエチアピン朝50mg昼50mg夕50mg/リスパダール昼1mg夕1mgへの変更を指示した。インターネット検索で来院された。物忘れ、アパシー、膝組み、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.海馬萎縮なし、5.脳梗塞なし、6.その他 左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+2)、近時記憶2/6(+-)と軽度改善、膝組み以外上記周辺症状はすべて消失した。親戚からの紹介である。物忘れ、幻視、幻聴、易興奮、被害妄想、甘い物好き、語義失語、生真面目、腕組み、使用行動を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン夕4mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。幻視に抑肝散5g/アスパラK1.2gを開始した。、被害妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:12/30(+-)、近時記憶2/6(+1)と軽度改善、幻視、易興奮、被害妄想以外上記周辺症状はすべて消失した。プロルベインDRは希望されなかった。前頭葉症状にウインタミン夕4mgから朝4mg夕6mgへ増量した。幻視/被害妄想にセレネース0.2mgから0.4mgへ増量した。近々、新刊「認知症になる前に真っ先に読む本(仮題)」(岩田 明著) を出版します2012年11月に「認知症になったら真っ先に読む本」(現代書林)を発刊してから早3年が経ちました。前書では皆さんに「認知症になっても諦めずに認知症を治せる医師(コウノメソッド実践医)に駆け込むこと」を伝えたく筆をとりました。コウノメソッド実践医受診前に知っていてほしい「コウノメソッドによる認知症診断や治療」の予備知識をみなさんにお伝えできたと自負しています。3年経ち、前書で書くことが出来なかった「在宅認知症専門往診の大切さ」を皆さんに伝えるべきであると感じ再び筆を執ることしました。長久手南クリニックでは、現在、認知症専門外来で1800名、認知症専門往診で110名の患者さんを診させて頂いています。当クリニック受診後、ずっと元気に外来通院されている患者さんもおられますが、高齢化による体調不良のため通院困難となり在宅または施設での治療継続を希望される患者さんも数多くおられます。一人の認知症専門医が継続して看取りするまで在宅または施設で診ていくということは、患者さんや御家族のメリットが多く、医師にとってもその患者さんから学ぶことが多いのです。1000万人認知症時代の到来が間近に迫り認知症専門外来だけで認知症治療を行うことは無理であり、認知症の在宅医療は至上命令と言えます。コウノメソッド実践医である筆者は、午前は認知症専門外来、午後は外来を飛び出し、在宅や施設に出向いて認知症専門往診を行っています。認知症専門医が通院不能になった認知症患者を往診することは、周辺症状で困っている認知症家族や施設の介護負担を軽減するだけでなく、周辺症状が原因となる入院を回避することが出来、コウノミクス(筆者造語:コウノメソッドによる認知症診断や治療を用いて医療費をかけず、古い薬を多用し、入院の必要性をなくすため認知症医療費に大幅な節約効果がもたらされること)に直結します。介護支援専門員(ケアマネージャー)、看護師、介護士(ヘルパー)、理学療法士、歯科医、医師などの多職種の方々が在宅や施設で患者さんの変化を医師と共に実感していくことは、「多職種混成部隊」であるコウノメソッド医療者の育成することが出来、地域全体の認知症医療のレベルアップに繋がります。この本が患者さんや家族を含めた「多職種混成部隊」の育成に繋がれば幸いです。
Jun 5, 2016
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